ブラジル鉄鋼協会(IABr)の発表によると、2023年2月のブラジル国内の平板鋼、棒鋼、特殊鋼などを含めた鉄鋼製品生産は前月比9.1%減少の250万トンに留まっている。
今年2月のブラジル国内の鉄鋼製品販売は 7.2%減少の150 万トンに留まった。 輸出は10%増加の110万トン。 鉄鋼製品の国内販売と輸入を合わせた見かけの消費量は、9.9%減の180万トンに達した。 鉄鋼製品輸入は 13.8% 減少の32万5,000トンに留まっている。
今年初め2か月間の累積鉄鋼製品生産は前年同期比5.8%減少の530万トン、前記同様鉄鋼製品の国内販売は2.6%増加の310万トン、また鉄鋼製品輸出は4.9%減少の200万トン、鉄鋼製品輸入は16.5%増加の70万2,000トン、鉄鋼製品消費は2.4%増加の370万トンを記録している。
ブラジル鉄鋼協会(IABr)発表の鉄鋼業界の信頼指数は、インフレや金利で先行き不透明感が強い一方で、2009年のルーラ政権の経済成長加速プログラム(PAC)の大衆住宅建設”私の家、私の暮らし Minha Casa Minha Vida”の新規プログラムが依然として不透明となっているために、僅か32.7ポイントに留まっている。