7月のアマゾナス州の鉱工業部門生産は前月のマイナス5,1%に続いてマイナス8,8%を記録(2023年9月13日付けヴァロール紙及びIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM-REGIONAL)によると、2023年7月のブラジル国内15地域の鉱工業部門の平均生産伸び率は前月比マイナス0,6%を記録している。

.特に今年7月のアマゾナス州の鉱工業部門生産は前月のマイナス5,1%に続いてマイナス8,8%と大幅な落ち込みを記録、4月はマイナス14,7%と大幅な落ち込みを記録しており、ブラジルの鉱工業部門生産伸び率の足枷となっている。

しかし今年初め7か月間のアマゾナス州の鉱工業部門の累計生産は前年同期比6,5%増加を記録、また今年7月の過去12カ月間の鉱工業部門の累計生産は前年同期比5,7%増加している。

今年7月の鉱工業部門生産はCovid-19 パンデミック直前の20年2月の水準を依然として3,4%下回っており、過去最高レベルを記録した2010年3月の水準を依然として27,5%も下回っている。

今年7月のアマゾナス州の鉱工業部門生産は前月のマイナス5,1%に続いてマイナス8,8%の要因として、地元産業で非常に影響力のある 2 つのセクターであるコンピューター機器、電子・光学製品セクター、および飲料セクターの業績不振が大きく影響している。

7 月の鉱工業部門生産調査では 15 地域のうち14 地域で前月比マイナスを記録、アマゾナス州に次いで 2 番目に大きな影響を受けたのは、食品、冶金、化学製品セクターが不振であったバイーア州の鉱工業部門生産でマイナス6%を記録 して、2022年10月に記録したマイナス9.5%に次ぐ落ち込みを記録している。

7 月の鉱工業部門生産調査でアマゾナス州及びバイア州に次いで、ブラジル鉱工業部門の3分の1を占めるサンパウロ州はマイナス0.5%を記録、特に機械・装置セクター、その他の輸送機器及び自動車セクターが足枷となっていた。

2023年7月のブラジルの地位域別の鉱工業部門生産の前月比、今年初め7か月間の累計、過去12か月間の累計

イタウー銀行は今年のGDP伸び率を2,5%から2,9%に上方修正(2023年9月13日付けヴァロール紙)

第2四半期のGDP伸び率が大半の予想を上回る0.9%増加などの要因で、イタウーウニバンコ銀行は、2023年のブラジルのGDP伸び率を前回予想の2.5%から2.9%に上方修正している。

ブラジル国内の労働市場の好調が今後数カ月間、引き続き一般家庭の消費を支え、投資の低迷を補うとイタウー銀行エコノミストは指摘している。

しかしブラジル中央銀行では、今年第3四半期のGDP伸び率は農業セクター主導で0.2%減少すると予想しており、第1四半期のGDPの力強い伸び率1.9%を若干切削するが、今年最終四半期のGDP伸び率は 0,2% から0,3%を予想している。

今年7月の失業率が7.8%まで低下するなど、雇用市場の回復力をイタウー銀行のエコノミストは指摘。雇用市場の温暖化の兆しを考慮すると、給与は今後数カ月間に再び上昇すると予想。イタウ首相は、今年と2024年の失業率が8%になるとの予想を維持している。

イタウー銀行はまた、2024年のGDP伸び率予想を1.5%から1.8%に上方修正している。 上方修正の要因として金利引き下げプロセスの継続性と可処分所得の回復力は、経済が潜在成長率に近づくのに効力を発揮すると指摘している。

しかし、イタウー銀行では財政見通しを変更せず、今年の財政プライマリー収支赤字はGDP比1%、2024年にはGDP比0.8%になると予想を継続している。

またイタウー銀行は、2022年の公的債務残高はGDP比73%であったが、今年は75%に増加、2024年にはGDP比78%に増加すると予測している。

 

8月のインフレ指数IPCAは0,23%(2023年9月12日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2023年8月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、7月の0,12%から0,23%に上昇、上昇要因として電力料金の値上げが牽引している。

Valor Data社が36社の金融機関やコンサルタント会社対象の調査によると、8月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の最低予想は0,24%、最高予想は0,40%、平均予想の0,29%を若干下回っている。

今年8月の過去12カ月間の累積IPCA指数は4,61%と7月の3,99%よりも大幅に上昇したが、Valor Data社の調査結果である最低予想4,62%、最高予想4,79%.、平均予想の4,67%を若干下回っている。

ブラジル中銀の今年のIPCA指数の中央目標値を3.25%、2024年及び2025年の中央目標値を3.00%、許容範囲は±1.50%を設定しているが、今年8月の過去12カ月間の累積IPCA指数4,61%は許容上限値の4.50%を若干上回っている。

IPCA指数算出のための9グループのうち4グループは前月比増加、4グループは減少、1グループは前月並みであった。

今年8月のIPCA指数の内訳は、住居グループは前月のマイナス1,01%から1,11%増加に転じ、前記同様に衣料品グループはマイナス0,24%から0,54%増加を記録している。

一方で、日用雑貨グループは0,04%増加からマイナス0,04%、健康保健・パーソナルケアグループは0,26% から0,58%、教育グループは0,13%から0,69%とそれぞれ増加している

また食品・飲料グループはマイナス0,46%からマイナス0,85%と更なるデフレ傾向を示しており、輸送グループは1,50%から0,34%と大幅に減速、通信グループは0,00%からマイナス0,09%とデフレを記録している。

2022年8月~2023年8月のIPCA指数の月間推移

2022年8月~2023年8月のIPCA指数の過去12カ月間の累積月間推移

2023年8月の各グループごとのIPCA指数

最終フォーカスレポートによると、今年のIPCA指数を4,93%、2024年を3,89%それぞれ微増(2023年9月11日付けヴァロール紙)

11日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、2023年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4,92%から4,93%と僅かに上方修正している。

また2024年のIPCA指数を前回予想の3,88%から3,89%に上方修正したが、2025年のIPCA指数は前回同様3,50%に据置いている。

今年末の政策誘導金利Selicは前回同様11.75%に据置いたが、2024年末は9.00%、2025年末のSelic金利は8.50%それぞれ据え置いている。

ブラジル中銀の今年のIPCA指数の中央目標値を3.25%、2024年及び2025年の中央目標値を3.00%、許容範囲は±1.50%を設定している。

また今年のGDP伸び率は前回予想の2,56%から2,64%.2024年は1,32%から1,47%、2025のGDP伸び率は前回予想の1,90%から2,00%.それぞれ上方修正している。

ブラジル地理統計院(IBGE)は9月1日、2023年第2四半期(4~6月期)の国内総生産(GDP)の成長率が、前期と比較して0.9%増加を記録したとする国民経済統計を発表した。

ヴァロール紙が74社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査によると、今年第2四半期のGDP伸び率の最低予想はマイナス0.8%、最高予想は1.1%増加、平均予想は0.3%増加であった。

フェルナンド・ハダジ財務相は、今年第2四半期のGDP伸び率が0.9%増加を記録したには記念すべきことであり、またブラジル中央銀行のロベルト・カンポス・ネット総裁は今年のGDP伸び率は3.0%に接近すると予想している。

今年第2四半期のGDP伸び率発表の同じ日に、バークレイズやJPモルガンなど、すでに今年のGDP伸び率の上方修正を発表していたが、第3・四半期のGDP伸び率は12月5日に発表予定となっている。

今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$ 4,98からR$ 5,00、2024年末はR$ 5,00からR$ 5,02、2025年末はR$ 5,10に据置かれている。

今年7月のブラジルの鉱工業部門生産は前月比マイナス0,6%(2023年9月5日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM-PF)によると、2023年7月の鉱工業部門生産は、前月比マイナス0,6%を記録、6月の前月比同率から減少に転じている。

Valor Data社による20コンサルタント会社及び金融機関対象の調査によると、7月の鉱工業部門の最低予想はマイナス1.1%、最高予想は0.4%増加,平均予想値はマイナス0.4%であった。

今年7月の鉱工業部門生産は前年同月比マイナス1,1%とData社による20コンサルタント会社及び金融機関対象の調査の平均予想値マイナス0,5%を若干上回ている。

今年7月の過去12か月間の鉱工業部門の累積生産は前年同期比同率を記録、今年初め7か月間の累積生産は前年同期比マイナス0,4%を記録している。

今年7月の鉱工業部門の生産レベルは過去最高を記録していた2011年5月の水準を18,7%と依然として大幅に下回っており、またCovid-19 パンデミック直前の2020年2月の水準を2,3%下回っている。

2022年7月~2023年7月までの鉱工業部門の月間生産量推移

2022年7月~2023年7月までの過去12か月間の鉱工業部門の累積月間生産量推移

 

 

 

最終フォーカスレポートは今年のGDP伸び率を2.31%から2.56%に上方修正(2023年9月4日付けヴァロール紙)

4日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、2023年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4.90%から4.92%に上方修正、2024年のIPCAも3.87%から3.88%に微調整したが、2025年のIPCA指数は前回同様3.50%に据置いている。

今年末の政策誘導金利Selicは前回同様11.75%に据置いたが、2024年末は9.00%、2025年末のSelic金利は8.50%それぞれ据え置いている。

ブラジル中銀の今年のIPCA指数の中央目標値を3.25%、2024年及び2025年の中央目標値を3.00%、許容範囲は±1.50%を設定している。

今年のGDP伸び率は前回予想の2.31%から2.56%に上方修正した一方で、2024年のGDP伸び率は1.33%から1.32%に下方修正、2025年のGDP伸び率は前回同様1.90%に据置いている。

ブラジル地理統計院(IBGE)は9月1日、2023年第2四半期(4~6月期)の国内総生産(GDP)の成長率が、前期と比較して0.9%増加を記録したとする国民経済統計を発表した。

ヴァロール紙が74社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査によると、今年第2四半期のGDP伸び率の最低予想はマイナス0.8%、最高予想は1.1%増加、平均予想は0.3%増加であった。

フェルナンド・ハダジ財務相は、今年第2四半期のGDP伸び率が0.9%増加を記録したには喜ばしいことであり、またブラジル中央銀行のロベルト・カンポス・ネット総裁は今年のGDP伸び率は3.0%に接近すると予想している。

今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$ 4,98、2024年末はR$ 5,00、2025年末はR$ 5,10を予想している。

過去1年間及び今後1年間のインフレ指数の推移及び予想

過去1年間及び今後1年間の政策誘導金利Selicの推移及び予想

過去1年間及び今後1年間のGDP伸び率の推移及び予想

 

過去1年間及び今後1年間のレアル通貨に対するドルの為替の推移及び予想

今年第2四半期のGDP伸び率は予想を上回る0.9%増加を記録(2023年9月1日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)は9月1日、2023年第2四半期(4~6月期)の国内総生産(GDP)の成長率が、前期と比較して0.9%増加を記録したとする国民経済統計を発表した。

バロール紙が72社の金融機関とコンサルティング会社から集めた事前予想の平均(+0.3%)を大幅に上回る伸び率を記録。最低予想はマイナス0.1%、最高予想は0.8%増加であった。

今年第2四半期のGDP伸び率は前年同期比3.4%増加、予想の平均伸び率は2.6%、最低予想は0.1%増加、最高予想は3.2%増加であった。

今年第2四半期の製造業、鉱業、建設業並びに電力エネルギー・ガス配給・生産部門を含む鉱工業部門のGDP伸び率は前四半期比0.9%増加を記録している。

前記同様に商業、金融仲介、公共サービスを含むサービス部門のGDP伸び率は0.6%増加。農畜産部門のGDP伸び率はマイナス0.9%に留まった。

また今年第2四半期の一般家庭消費のGDP伸び率は0.9%増加、連邦政府の公共支出のGDP伸び率は0.7%増加、国内総固定資本形成(FBCF)は0.1%増加、輸出は2.9%増加、輸入は4.5%増加を記録している。

 

2019第1四半期~2023年第2四半期の前四半期比のブラジルのGDP伸び率の推移

2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比のブラジルのGDP伸び率の推移

2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比の農畜産部門のGDP伸び率の推移

2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比の鉱工業部門のGDP伸び率の推移

 

2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比のサービス業部門のGDP伸び率の推移

2010年~2022年のGDP伸び率、2023年は第2四半期の過去12カ月間のGDP伸び率

 

7月のブラジルの財政プライマリー収支は同月としては過去26年間で2番目の赤字計上(2023年8月31日付けヴァロール紙)

31日の国庫庁の発表によると、2023年7月の中央政府の財政プライマリー収支は、統計を取り始めた1997年以降では、7月としては2020年7月に記録したCovid-19 パンデミックによる影響を受けた1,096億レアルの赤字に次ぐ359億レアルの赤字を計上している。

財務省のDavid Rebelo Athayde財政政策戦略計画担当次官は7月の中央政府の財政プライマリー収支に対する記者会見で、今年の財政プライマリー収支はGDP比1.0%に相当する赤字に収まる方向で進んでいると説明している。

国庫庁の発表によると、今年7月の過去12カ月間の累積財政プライマリー収支はGDP比0.95%に相当する970億レアルの赤字を記録している。

社会保障院及びブラジル中央銀行の支出を含まない今年の財政プライマリー収支予算は1,454億レアルの赤字が見込まれているにも関わらず、GDP比1.0%に相当する1,000億レアルの赤字に収まる可能性が濃厚となっている。

今年7月までのブラジルの財政プライマリー収支は予想通りに進んでおり、昨年のような国際コモディティ商品高騰による収支とは異なるが、エレトロブラス電力公社の資本化、ペトロブラスが連邦政府に支払った多額の配当、主に石油セクターにおけるコモディティ企業の高利益などが寄与している。

今年初め7か月間のインフレ指数を考慮した実質、また財政プライマリー収支は前年同期比マイナス5.3% 、2022 年の同時期と比較した年間の累計結果では、インフレを考慮した純収益は 5.3% 減少した。今年7月と前年同期との比較でもマイナス5.3%を記録している。

今年下半期の財政プライマリー収支は、燃料に対する連邦税の復活や商品サービス流通税(ICMS)の控除額の変更など、すでに導入された措置で、歳入の改善が期待できるとDavid Rebelo Athayde財政政策戦略計画担当次官は説明している。

今年7月の歳出総額は連邦政府によるプレカルトリオの負債の前払いの影響で前年同月比8,7%増加、前月比31,3%と大幅な増加を記録している。

インテル銀行チーフエコノミストのRafaela Vitoria氏は、今年のブラジルの財政プライマリー収支赤字を900億レアルから1,200億レアルに上方修正する必要性を指摘している。

しかしRafaela Vitoria氏は、ブラジル経済の鈍化に伴う歳入の減少及び国際コモディティ価格の減少で、連邦政府が掲げている2024年の財政プライマリー収支の赤字ゼロには疑問を抱いている。

2022年8月~ 2023年7月までの過去12カ月間の累積財政プライマリー収支の推移

 

下院議会では従業員向け給与の20%に相当するINSS納付金の減税措置延長及び市役所職員のINSS納付金負担率引下げ(2023年8月31日付けヴァロール紙)

30日に下院議会は、国内で最も雇用の大きい17の事業部門の給与免除を延長する法案及びすべての市役所の社会保障負担率の引き下げにつながる追加措置を承認した。この下院議会での法案変更で、ルーラ大統領の承認する前に、再度上院議会を通過する必要がある。

経済活性化並びに雇用維持のための措置として、企業側の社会保障院(INSS)への従業員給与額20.0%の納付率の免税に対して、売上の1.0%~4.0%の課税で企業負担を軽減するが、有効期限は今年12月31日までとなっていた。

大幅な歳入減少が避けられない雇用の大きな17事業部門の給与免除を延長する法案の承認したが、市営バス、都市間バス、州間バス会社に対する社会保障負担率の引き下げには反対していた経緯があった。

市長たちの抗議のせいで、行政府が市役所職員のINSS納付率の引下を覆すつもりはないと述べたが、私が注目しているのはブラジルの地方自治体であり、連邦政府は解決策を見つけ出すために、地方自治体を支援する少なくとも4つの措置を議論していると下院議会の与党リーダーのJosé Guimarães下院議員 (PT-CE)は説明している。

上院が承認していた地方公務員の社会保障院への給与額20.0%の納付率の8%への引下法案はすでに提案されているが、減税対象は人口14万2,000人までの市町村のみが適用される。

しかし下院議会の法案作成のAny Ortiz議員 (Cidadania-RS)は、このモデルは最も公平ではないと述べ、国内のすべての市役所職員に恩恵を拡大するというElmar Nascimento議員(União-BA)の提案を受け入れた。

財務省はブラジル全国の全ての5,568自治体の一人当たり国内総生産(GDP)を記載したリストを作成する予定であり、最貧困層市町村の20%の税率は8%、最貧困層20%~40%の間は10.5%、40%~60%の間は13%、60%~80%の間は15.5%、 最も裕福な20%の市町村は18%に引き下下が検討されている。

減税対象の17セクターの中で履物セクター、衣料品、土木建設、コールセンター、機械、設備などのセクターでは、従業員給与額20.0%の納付率の免税に対して、売上の2%から4%の間で維持されたが、市営バス、都市間バス、州間バス会社に対する社会保障負担率は2.0%から1.0%に引き下げられる。

 

7月のブラジル国内の新規正規雇用は14万2.702人(2023年8月30日付けヴァロール紙)

30日の就労・失業者管理センター(Caged)の統計を基にした労働・雇用省の発表によると、2023年7月の労働手帳に記載される純正規雇用総数は、14万2.702人を記録している。

Valor Data社の7月の正規雇用調査では、最低予想は11万人、最高予想は15万5,000人、平均予想13万9,000人を上回っている。

7月の正規雇用総数は188万3.198人に対して解雇総数は174万496人。純正規雇用総数14万2.702人は、昨年同月の22万5.016人を8万人以上下回っている。

今年初め7か月間の累積純正規雇用総数は116万6.125人、累積新規雇用総数は1,369万761人に対して、累積解雇総数は1,207万7.713人であった。

Luiz Marinho労働・雇用相は、今年の純新規雇用は200万人以上を見込んでいると強気の発言をしている。

銀行金利の高止まりやクレジット部門の依然とした与信強化が継続しているが、連邦政府による経済成長加速プログラム(PAC)や大衆住宅建設“私の家、私の暮らし”(MCMV)プログラムの再開で今後の投資の活性化に伴って、新規雇用創出につながるとLuiz Marinho労働・雇用相は示唆している。

7月の正規雇用のうちサービス部門の純正規雇用数は5万6.303人増加、農畜産・林業・漁業部門は1万2.978人、鉱工業部門は2万1.254人、建設業部門は2万5.423人、商業部門は2万6.744人増加を記録している。

また今年初め7か月間のサービス部門の純累積正規雇用数は65万6.014人、鉱工業部門は15万6.264人、農畜産・林業・漁業部門は10万142人、商業部門は5万9.2442人増加を記録している。