ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2023年2月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比1.1%増加と予想を上回る伸び率を記録している。
2023年1月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比マイナス3.1%(修正後は3.0%)を記録、統計を取り始めた2012年初めからでは最高の落込みを記録している。
今年2月のサービス部門提供量の前年同月比では5.4%増加、2月の過去12カ月間のサービス部門の累計提供量は7.8%増加を記録している。
Valor Data社の26社のコンサルタント会社や金融機関対象の調査では、最低予想はマイナス1.0%、最高予想は2.2%増加、平均予想は0.5%増加。また前年同月比では、最低予想は3.5%、最高予想は7.7%増加、平均予想は5.0%増加であった。
今年2月のサービス部門提供量レベルは、Covid-19パンデミック開始前の2020年2月のレベルを11.5%上回っている一方で、過去最高レベルであった2022年12月のレベルを2.0%下回っている。
今年2月のサービス部門のインフレ指数を考慮しない名目売上高は前月比2.0%増加、前年同月比では11.8%増加している。
今年2月のサービス部門の州別の前月比との比較では、27州のうち20州で増加を記録、特にマット・グロッソ州は7.7%、ペルナンブーコ州6.1%、パラ―州7.2%、ミナス州およびパラナ州はそれぞれ0.8%増加を記録している。一方マイナスを記録した州は、サンパウロ州マイナス0.1%、ブラジリア連邦直轄地マイナス1.7%、南大河州はマイナス0.8%であった。
今年2月のサービス部門提供量のセクター別の前月比との比較では、輸送・郵便セクターは2.3%増加、情報・通信サービスセクターは1.6%増加、その他のサービスセクターは0.9%増加、教育・研究機関などの公共サービスセクターはマイナス1.0%、一般家庭向けサービスセクターは、マイナス0.7%を記録している。
2022年12月~2023年2月の各サービスセクター別の月間、四半期平均、今年2か月間の累計、過去12カ月間の累計サービス部門提供量