14日中銀発表の2022年9月のGDP伸び率の先行指標となる経済活動指数(IBC-Br)は、8月のマイナス1.13%から一転して増加に転じたものの僅か0.05%増加に留まっている。
Valor Data社の9月の経済活動指数(IBC-Br)の最低予想はマイナス1.10%、最高予想は0.80%増加、平均予想は0.20%増加と実際の増加率0.05%増加を上回っていた。
今年第3四半期のIBC-Br伸び率1.36%増加は前年同期比4.00%増加、9月末の過去12か月間の累計 IBC-Br伸び率は2.34%増加、今年初め9か月間の累計IBC-Br伸び率は2.93%増加を記録している。
今年第3四半期の月間IBC-Br伸び率は、7月は1.68%と大幅に増加を記録していたが、8月は一転してマイナス1.13%を記録、9月は金融業界の予想を下回る0.05%増加に留まった。
今年1月のIBC-Br伸び率はマイナス0.58%、2月は0.91%増加、3月は1.12%増加、4月はマイナス0.46%、5月はマイナス0.20%と2ヶ月連続でマイナスを記録していたが、6月は0.74%増加、7月も1.68%増加と2ヶ月連続で増加していた。
ブラジル中央銀行が発表するIBC-Br の計算方法は、ブラジル地理統計研究所 (IBGE) が計算する国内総生産GDP伸び率とは異なり、毎月の頻度で発表される BC 指標は、経済活動の進化をより頻繁に監視することを可能にし、四半期ごとの頻度を持つ国内総生産 (GDP) は、経済のより包括的な全体像を表している。