5日の中銀の最終フォーカスレポートによると、今年第2四半期のGDP伸び率を予想を上回る1.2%増加を記録、金融市場関係者は、今年のGDP伸び率を10週連続となる前回予想の2.10%から2.26%に上方修正している。1か月前の予想は1.98%であった。
また今年のGDP伸び率の上方修正に伴って、2023年のGDP伸び率は、前回予想の0.37%から0.47%に上方修正、1か月前の来年のGDP伸び率は0.40%であった。
また中銀の最終フォーカスレポートでは、2024年のGDP伸び率を1.80%増加予想、1か月前の予想は1.70%、2025年のGDP伸び率を2.00%、1か月前の予想も2.00%であった。
今年末のブラジルの公的債務残高は、GDP比59.00%と前回予想同様に据え置かれたが、1か月前の予想はGDP比59.15%であった。また今年のブラジルの財政プライマリー収支は、GDO比0.30%の黒字予想の一方で、インフレ指数を考慮しない名目負債残高は、前回予想のGDP比6.80%からGDP比6.75%に下方修正、1か月前の予想はGDP比6.80%であった。
2023年末の公的純債務残高は、前回予想のGDP比63.50%から63.30%と若干下方修正、1か月前の予想はGDP比63.70%であった。今年の貿易収支は、前回予想の680億6,000万ドルから680億3,000万ドルと若干下方修正、1か月前の予想はであった。2023年の貿易収支は、前回同様600億ドルに据え置いている。
2022年のブラジルの経常収支赤字は、前回予想の185億ドルから191億ドルに下方修正、1か月前の予想はから180億ドルの赤字であった。2023年の経常収支赤字は300億ドルが見込まれている。
今年の海外投資家によるブラジルへの対内直接投資総額は、前回予想の580億ドルから600億ドルに上方修正、1か月前の予想は572億ドルであった。また2023年の対内直接投資総額は、前回予想の655億ドルから660億ドルに上方修正、1か月前の予想は610億ドルであった。