Fleuryグループは、マーケットシェア拡大で積極的な買収およびPardini 買収によるシナジー効果に期待(2022年11月4日付けヴァロール紙)

画像診断や医療ラボラトリー網FleuryグループのJeane Tsutsui社長は、今年第3四半期の医療業界におけるマーケットシェア拡大の前進に手ごたえを感じており、更なる業界内での買収案件を模索している。

Fleuryグループは過去2年間で10億レアルを投資して、臨床検査ラボラトリーやヘルスケア関連事業を積極的に買収して医療関連分野での事業拡大を図っているが、 Pardini社の買収案件は、日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政評議会(Cade)が買収案件を分析中で承認待ちとなっているが、2023年以降のシナジー効果に期待している。

今年の同社のサービス売上は、堅調に推移して業界内のマーケットシェアを確実に拡大しており、第3四半期の医療サービスの顧客数は、前年同期比20.4%の大幅増加の210万人に達し、また医療検査件数は31.7%増加の2,080万件を記録している。

2023 年の医療業界については、特に人口の高齢化と慢性疾患の増加を考慮すると、医療業界の需要は引き続き旺盛であり、12億レアルに達する資金調達で業界内の買収案件のチャンスが増加している。

同社の第3四半期のモバイル医療サービスは、前年同期比36.6%増加で同社の売上の9.0%を占めており、同社の事業拡大を牽引する可能性を示唆しているとJeane Tsutsui社長は説明している。

Fleuryグループの第3四半期の純益は、前年同期比0.3%微増の9,670万レアルと世界的な金利高にも拘らず、持続的な成長を記録している。

9月の製造業部門の雇用、売上及び設備稼働率は前月比割れを記録(2022年11月4日付けヴァロール紙)

ブラジル全国工業連盟(CNI)の発表によると、2022年9月の製造業部門の売上、雇用並びに設備稼働率は前月比割れを記録、一方、労働者の給与と収入は4か月連続で増加し、今年初め9か月間のうち7か月間で増加している。

今年9月の製造業部門の生産指数は減少したにも関わらず、プラスの影響を与える可能性のある要素として、工業製品の消費を維持できるようにする人口所得の継続的な再構成や、市場の混乱を緩和するサプライ チェーンの再編成、生産コストに対する圧力の軽減などプラスに作用すると、CNIエコノミストのラリッサ・ノッコ氏は指摘している。

今年9月の製造業部門の売上は前月比マイナス0.2%を記録したにも関わらず、2021年11月から増加傾向を示しており、前年同月比では7.9%増加を記録している。

また今年9月の製造業部門の雇用は前月比マイナス0.4%と2カ月連続で減少を記録、2020年下半期から継続する雇用増加からリズムは減少しているものの前年同月比では0.6%増加している。

今年9月の製造業部門の労働者の総収入は前月比0.3%増加して4カ月連続で増加を記録、今年5月から9月までの累積増加率は前年同期比5.5%増加、前年同月比では6.4%増加を記録している。

また今年9月の製造業部門の労働者のインフレ指数を差引いた実質賃金は、前月比0.7%増加と4カ月連続で増加を記録、前年同月比では5.8%増加している。

今年9月の製造業部門の労働者の平均労働時間は前月比マイナス1.1%を記録したが、2021年以降の労働時間は増加傾向を示している。前年同月比の労働時間は3.3%増加を記録している。

今年9月の製造業部門の設備稼働率は前月比マイナス0.1%の80.2%を記録、2021年3月以降の設備稼働率は80%を上回ってCovid‐19パンデミック前の水準を上回っている。

 

ペトロブラスの第3四半期の純益は48.0%増加の461億レアル(2022年11月4日付けヴァロール紙)

ペトロブラス石油公社の2022年第3四半期の純益は、ブレント原油の国際コモディティ価格の高騰が牽引して前年同期比48.0%増加の461億レアルを記録している。

同社の今年第3四半期の売上は、前年同期比39.9%増加の1,700億8,000万レアルを記録、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、50.5%増加の914億2,000万レアルを記録している。

ペトロブラスの今年第 3 四半期の純財務結果は、前四半期比49.4% 減少の79 億 7,000 万レアル、また前年同期の254 億 8,000 万レアルを 68.7% 下回る結果に留まっている。同社の今年第 3 四半期の財務実績の改善は、ドルに対するレアルの下落率が低下したことを反映している。

金融収入は前四半期比11.2%減少の 27 億 1,000 万レアルに留まったが、前年同期比では128.4%増加を記録している。また財務支出は前四半期比11.4% 減少、前年同期比では33.3% 減少の41.6 億レアルとなっている。

今年第 3 四半期の為替変動による損益は前四半期比53.8%減少の65億3,000万レアル、前年同期比では68.0%減少を記録している。

ペトロブラスの今年第 3 四半期の手持ちの運転資金は前四半期比63.4%減少の366億9,000万レアル、また9月末の負債総額は、6月末よりも42.3%増加の2,567億レアル、昨年9月末の負債総額は2,618億1,000万レアルであった。

今年9月末のドル換算の負債総額は474億8,000万ドル、昨年9月末の負債総額481億3,000万ドルよりも若干減少している。また今年第3四半期の投資総額は前年同期比14.4%増加の21億3,000万ドルであった。

ペトロブラスの今年初め9か月間の累積投資総額は前年同期比14.0%増加の70億ドルに留まっており、予定投資総額119億ドルの59.0%に留まっている。今年1年間の投資総額は90億ドルから100億ドルが見込まれている。

ペトロブラスの第3四半期の純益は前年同期比48.0%増加の461億レアル、2022年から2026年の5か年計画の原油・天然ガス開発向けプラットフォームFPSO建造は15隻が予定されている。

10月のブラジルの貿易収支は39億2,100万ドルの黒字計上(2022年11月1日付けヴァロール紙)

11月1日の経済省通商局(Secex)の発表によると、2022年10月のブラジルの貿易収支は、前年同月比100%増加の39億2,100万ドルの黒字を計上した一方で、今年初め10か月間の累積貿易収支は、前年同期比マイナス11.7%に相当する516億3,900万ドルの黒字に留まっている。

今年10月の輸出総額は、前年同月比27.1%増加の272億9800万ドル、輸入総額は、19.8%増加の233億7,700万ドルを記録している。

今年初め10か月間の累積輸出総額は、前年同期比19.1%増加の2,809憶8,200万ドルに対して、累積輸入総額は、29.3%増加の2293億4,200万ドルを記録している。

今年初め10か月間の累積貿易額は、前年同期比23.5%増加の5,103億2,500万ドルを記録、経済省通商局(Secex)では、今年の輸出総額は3,303億ドル、輸入総額は2,749億ドル、貿易総額は6,052億ドルを見込んでいる。

今年上半期のブラジルへの対内直接投資は3位(2022年10月31日付ヴァロール紙)

経済協力開発機構(OCDE)の調査によると、今年上半期の海外投資家によるブラジルへの対内直接投資は米国並びに中国について、3位にランク付けされている。

2023 年 1 月に次期大統領に就任するルイス ・イナシオ・ ルーラ ・ダ・ シルバ氏は、ロシアによるウクライナ侵攻やインフレ、金利高などの要因にも関わらず、ブラジルが海外直接投資 (FDI) を最も引き付ける 5 つの経済圏の制限されたグループにすでに戻っていることを確信している。

国連貿易開発会議(UNCTAD)の発表によると、2022年上半期の世界の対内直接投資総額は、前年同期比31.0%増加の660億ドルに達していると算出している。昨年のブラジルへの対内直接投資は7位であった。

国連貿易開発会議(UNCTAD)では、今年のブラジルへの対内直接投資は、主に多国籍企業からの収益の大半の再投資によるものが牽引しており、海外本社からブラジル子会社へのクレジット増加を記録している。

ロシアによるウクライナ侵攻以前の開発途上国への対内直接投資は、エネルギー部門や国際コモディティ関連が多かったが、ロシアによるウクライナ侵攻以降は、食糧危機とエネルギー危機、世界的なインフレ及び金利の上昇、今後の世界的な景気後退予想で投資家心理に変化をきたしている。

これらの世界的な危機の影響を受けて、対内直接投資の流れは先進国と発展途上国で落込みを記録。 発表された新規投資プロジェクトは、今年の最初の 3 四半期に引き続き低水準で推移している。

9月のブラジルの財政プライマリー収支は107億レアルの黒字計上(2022年10月31日付ヴァロール紙)

2022年9月の中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府並びに州政府及び市町村で構成される地方政府を合わせたインフラ指数を差引いたブラジル政府の実質財政プライマリー収支は、107億4,600万レアルの黒字を計上している。昨年9月の財政プライマリーは、129億3,300万レアルの黒字を計上していた。

今年9月のブラジル政府の財政プリマリー収支決算には、ペトロブラス石油公社、ブラジル銀行 (BB) 並びに連邦貯蓄金庫 (CEF)などの公立銀行は含まれていない。

今年9月の中央政府の財政プライマリーは111億1,300万レアルの黒字、地方政府は3億2,100万レアルの黒字を計上した一方で、公社の財政プライマリー収支は、6億8,800万レアルの赤字 を計上している。

今年9月の過去12か月間の累計財政プライマリー収支は、GDP比1.93%に相当する1,813億5,800万レアルの黒字を計上、8月はGDP比1.97%であった。

また今年初め9か月間の計財政プライマリー収支は、1,308億200万レアルの黒字を計上、昨年同期は、1,417億1,000万レアルの黒字を計上していた。

今年初め9か月間のインフレ指数を考慮しない名目財政プライマリー収支は、606億1,800万レアルの赤字を計上、昨年同期の名目財政プライマリー収支は、420億1,800万レアルの赤字を計上していた。

今年9月の名目財政プライマリー収支は107億4,600万レアルの黒字を計上、利払いは713億6,400万レアルを記録している。また今年9月の過去12か月間の累積名目財政プライマリー収支は、GDP比4.36%に相当する4,106億3,700万レアルの赤字を計上、8月はGDP比4.20%に相当する赤字を計上、利払いはGDP比6.29%に相当する5,919億9,600万レアルを記録、8月はGDP比6.17%であった。

 

最終フォーカスレポートは2023年のGDP伸び率を0.64%に上方修正(2022年10月31日付ヴァロール紙)

31日のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、今年のGDP伸び率は前回同様2.76%に据え置いた一方で、2023年のGDP伸び率は前回予想の0.63%から0.64%と僅かに上方修正したが、2024年のGDP伸び率は1.80%に据置いている。

今年第2四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、1.2%増加の2兆4,040億レアルと昨年第3四半期から4回連続で増加を記録して、予想の0.90%を大幅に上回った。今年第3四半期のGDP伸び率は12月1日に発表される。

今年のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の5.60%から5.61%に微増された一方で、2023年のIPCAは4.94%、2024年のIPCA指数は前回同様3.50%に据え置かれている。

今年末の政策導入金利(Selic)は13.75%、2023年末は11.25%、2024年末の政策導入金利(Selic)は8.00%それぞれ据え置かれている。

今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$5.20 、2023年末はR$5.20とそれぞれ据え置かれたが、2024年末のドルの為替はR$5.11からR$5.10に若干修正されている。

ウジミナス製鉄所の第3四半期の純益は66%減少の6億850万レアル(2022年10月28日付けヴァロール紙)

ウジミナス製鉄所の2022年第3四半期の純益は、前年同期比66.3%減少の6億850万レアル、前記同様に売上は6.55%減少の84億3,000万レアルに留まっている。

また同社の今年第3四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、前年同期比65.5%減少の8億6,690万レアルを記録している。

同社の今年第3四半期の純益及び売り上げが減少した要因として、今期の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、前年同期比で大幅に減少、また鉄鋼製品の販売量も減少を記録している。

今年第3四半期のファイナンス決算は、昨年同期の4億2,000万レアルの赤字から一転して1億7,100万レアルの黒字を計上している。

今年9月末の同社の純負債総額は、前四半期比111.8%増加の9億6,450万レアル、特にレアル通貨に対するドルの為替の変動で運転資金は8.2%減少の51億レアルとなっている。

今年第3四半期の粗鋼生産は前年同期比28.5%減少の66万トン、圧延鋼生産は15.0%減少の103万トン、鉄鋼製品販売は11.9%減少の104万トン、国内販売は14.0%減少した一方で、自動車業界向けは2.0%増加、製造業部門向けは8.0%増加していた。

ウジミナス社の今年第3四半期の鉄鉱石生産は前年同期比並みの251万トン、今年初め9か月間の鉄鋼製品販売は7.0%減少の224万トン、今年第4四半期の目標鉄鋼製品販売は、85万トン~95万トンを見込んでいる。

今年10月のインフレ指数IGP-M は予想を上回るマイナス0.97%のデフレを記録(2022年10月28日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)のインフレ調査によると、2022年10月の住宅賃貸料調整基準となるインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)は、9月のマイナス0.95%に続いてマイナス0.97%と予想を上回るデフレを記録している。

ヴァロールデーター社の調査によると、今年10月の総合市場物価指数(IGP-M)の最低予想はマイナス1.02%、最高予想はマイナス0.30%、平均予想はマイナス0.81%であった。

今年初め10か月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は5.58%、10月の過去12カ月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は6.52%を記録した一方で、昨年初め10か月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は0.64%、昨年、10月の過去12カ月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は21.73%であった。

今年10月の市場物価指数(IGP-M)がマイナス0.97%のデフレを記録した要因として、ディーゼル燃料価格が9月のマイナス4.82%からマイナス5.67%、前記同様生ミルクはマイナス6.72%からマイナス7.56%とそれぞれ大幅なデフレを牽引している。

IGP-M の 30% を占める消費者物価指数 (IPC) は、ガソリン価格がマイナス3.74%、長期保存ミルクはマイナス8.26%を記録したとジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)コーディネーターのAndré Braz氏は説明している。

10月の総合市場物価指数(IGP-M)の60%のウエートを占める広範囲生産物価指数(IPA-M)は、9月のマイナス1.27%に次いでマイナス1.44%と大幅なデフレを記録、特に最終仕上げグループは、9月のマイナス0.39%から0.03%微増を記録していた。また生鮮食品のサブグループは、9月の2.35%増加から6.12%増加を記録していた。

また中間財グループは9月のマイナス1.47%からマイナス2.17%、特に原材料・製造向け部品サブグループはマイナス0.36%からマイナス1.36%を記録していた。

10月の総合市場物価指数(IGP-M)の30%のウエートを占める広範囲消費者物価指数(IPC-M)は、9月のマイナス0.08%から0.50%増加に反転、特に輸送グループはマイナス2.93%からマイナス0.96%を記録、特にガソリン派生品は9月のマイナス9.46%からマイナス3.74%とデフレ幅が縮小していた経緯があった。

10月の総合市場物価指数(IGP-M)の10%のウエートを占めるブラジル建設コスト指数 (INCC-M)は、9月の0.10%増加から0.04%増加、そのうち材料・装置グループはマイナス0.14%からマイナス0.32%、労働賃金グループは0.26%増加から0.31%増加、サービスグループはそれぞれ0.34%増加していた。

資源大手ヴァーレ社の第3四半期の決算はコモディティ価格減少に伴って悪化(2022年10月28日付ヴァロール紙)

ブラジル資本ヴァーレ社の2022年第3四半期のオペレーション決算は、鉄鉱石やニッケルの国際コモディティ価格の減少に伴って悪化しており、売上総額は前年同期比19.2%減少の520億レアルに留まっている。

今年第3四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、前年同期比46.5%減少の192億8,000万レアル、純益は18.5%減少の232億8,000万レアルに留まっている。

今年第3四半期の1トン当たりの含有量が高い鉄鉱石の平均国際コモディティ価格は、前年同期比27.2%減少の92.6ドル、ニッケル鉱は前四半期比17.3%減少の2万1,600ドルに留まった一方で、前年同期比では19.0%と二桁台の増加を記録していた。

今年第3四半期の鉱物の全てのポートフォーリオは順調に推移、鉄鉱石生産はほぼ9,000万トンに達し、ニッケル鉱及び銅鉱生産も順調に推移した一方で、世界的なインフレによる生産コストの上昇もオペレーションの改善に努めていると同社の Eduardo Bartolomeo社長は説明している。

今年第3四半期の鉄鉱石の生産は8970万トン、そのうち高含有量の鉄鉱石生産は6,530万トン、低含有量の鉄鉱石生産は3,660万トン、ヴァーレ社は各四半期の生産は販売量を上回って、中国などの輸出策向け在庫確保を行っている。

今年第3四半期の1トン当たりの鉄鉱石の平均売上原価 (CPV) は、前年同期比5.14%増加の43億ドル、また鉄鉱石を含む全ての鉱物の1トン当たりの鉄鉱石の平均売上原価 (CPV) は、前年同期比15.1%増加の63億ドルに達している。

同期の1トン当たりの鉱物の海上輸送費コストは15.8%増加の1,230ドル、第3社からの購入を含む港湾迄のロディスティックのC1コストは10.2%増加の19.4ドルを記録している。

国際コモディティ価格の下落並びに生産コストの増加にも関わらず、Vale 社は競争力を維持しており、第3四半期の中国向け輸出の1トン当たりの鉄鉱石とペレットの損益分岐点価格は 前年同期比1.21%増加の 58.2 ドルを記録、 これは鉄鉱石の国際コモディティ価格が下落するシナリオでも、Vale が利益を上げているかを示している。 第 3 四半期の世界市場での鉄鉱石の国際コモディティ価格は 103.3 ドルで、昨年同期の 162.9 米ドルと比較して 36.5%と大幅な下落を記録している。

今年第3四半期のカナダのサドバリー鉱山のニッケル鉱生産は2021年第1四半期以降では最大の生産を記録、またカナダの Copper Cliff Complex South Mine鉱山のニッケル鉱生産は倍増、10月初めに英国の “Financial Times” 紙は、ヴァーレ社はファイナンシャル アドバイザーを雇ってベース メタル セグメントの 10% から 15% の株式を売却して25億ドルを調達したと掲載している。

今年は安全対策のために5カ所の鉱滓用ダムの廃止を決定、既に7カ所の鉱滓用ダムの廃止と合わせて全体の40%に相当する12カ所の鉱滓用ダムの廃止をすると Bartolomeo社長は説明している。