大統領府執務室内では、早急な追加投資と2013年に3.5%の経済成長を確実にする対策を最優先している。
ジョアン・ヴィラヴェルデ/ルー・アイコ・オッタ
ジウマ・ロウセフ大統領が昨年末のプレゼントとして求めた、「驚くようなピボン(大きな成長を達成したGDP)」は、連邦政府内部では、2013年に達成できる見込みがないとの認識が広がっている。ブラジリアの省舎界隈では、作業の優先順位は、計画が発表されたものをすべて実行に移し、そうして、大統領府執務室が2013年の景気に関して度々使用してきた3.5%の成長を「少なくとも」達成する道を探すというものである。
国内総生産(GDP)は、2013年、ジウマ政権下で最も大きな成長を達成すると見られるが、それは単に2011年の2.7%を上回るというだけでは不十分で、大統領は、少なくとも3.5%に達することが必須と位置付けている。政府の認識では、経済活動が5%台と力強く躍動するのは、選挙イヤーとなる2014年になってからである。だがそのためには、2013年も順調に終える必要がある。大統領府執務室関係者は、「景気の回復は依然緩やかで、第2四半期から勢いを増すだろう」と言う。
投資率を上方に引き上げるための強力な武器として、政府は、港湾と空港、高速道路、鉄道の民営化を用意しているが、これらは2013年のGDP成長率に大きなインパクトをもたらさない。ジウマ大統領の側近の1人は、エスタード紙に対して、これらの民営化が2013年の景気をいきなり刺激するというのは「幻想」だとコメント。
大統領府執務室内では、輸送インフラに関連した民間への事業認可で中心に据えられる4案件は、今年の政界の展望という観点で受け止められている。政府は、2013年に計画段階から実施に移される事業認可で、2,230億レアルの事業オークション収入を達成する必要がある。オークションの入札図書は予定通り、あるいは若干遅れて発表されるが、企業の関心は高く、最終的に契約を年末までに交わす見込み。つまり、ある政府関係者が言うように、「もしすべてが計画通りに運べば、政府は、野党と、さらに、依然として民営化に強硬に反対している労働者党(PT)自身に対して大きな勝利を収めることになる」。
一連の民営化で作業が最も進んでいる高速道路事業の場合、一部は年内の経済成長を助けることになるが、その成果は基本的には持ち越される。一方で、もし大きな障害がなければこれらの事業は、2014年のGDP成長率に寄与することになる。
障害
ただし、それには政府も、伝統的な内部の障害を克服しなければならない。2012年8月に発表された日程に基づけば、ミナス・ジェライス州の高速道路2区間(国道116号と同040号)の事業オークションは、既に実施されてしかるべきものだ。ところが、オークションは2週間前に中止され、新たな実施日もまだ決まっていない。
オークション後は契約を締結する必要があり、そこでも政府は、90日を要すると試算している。こうしてようやく、事業認可がスタートし、そこから土木工事がスタートする前に設計のために更に数か月を費やすことになる。
だが、行政府内には、このペースを堅持できるかどうかを疑問視する向きもある。経済的見地から策定される入札図書は、連邦会計検査院(TCU)の裁可を受ける必要がある。例えば国道040号線と116号線の入札図書は、同院の検査が数年にもわたった。
しかも、オークションの対象となる高速道路の区間の車線の4車線化に加えて、修復工事を実施する必要があるため、2013年内に一部の投資が期待されている。これらの投資に対する設計は、よりシンプルであり、その幾つかは年内の施行が期待される。
空港
空港の事業オークションは、高速道路の一歩後ろを進んでいる。1月30日になってようやく、リオデジャネイロ州ガレオン空港とミナス・ジェライス州コンフィンス空港の事業認可に関する採算性を検討するための契約が、ブラジル事業整備公団(EBP)との間でまとまったばかり。
同様に、政府は地方空港に対する73億レアルの投資計画も予定している。民間航空局(SAC)は、ブラジル銀行(BB)に対してこれらの計画の管理を任せる意向。BBは、公共サービスに対する工事契約で伝統的な手続きよりも理論的により迅速な、特別調達制度(RDC)を利用する予定だ。
ジウマ大統領の指示に基づくと、2013年以降、成長加速プログラム(PAC)の事業計画は全て、RDCにより契約が進められる。これが、公共投資の実施規模を拡大させる切り札と位置付けられている。(2013年2月4日付エスタード紙)








