ブラジルは、9月にもグローバル・エントリー・プログラムを導入する。また、アメリカ当局者は、「いつか」無査証渡航が実現するとの見方も示した。
アントニオ・パトリオタ外務大臣は13日、将来の無査証渡航に向けた第一歩としてグローバル・エントリー・プログラムに関するブラジルとアメリカの協議に満足しており、年内にも何らかの結果を発表することができるだろう、と発言した。
両国政府は2013年3月、頻繁に両国を往復する旅行者1,500人を選んで、入国審査の窓口に並ぶ必要がなくアメリカに入国可能な、グローバル・エントリー・プログラムに登録することで合意した。このケースでは、偶発的な観光客は恩恵を受けないが、アメリカをビジネス目的で頻繁に訪問するブラジル人を対象に選んだ。しかし当時、ブラジルの外務省とアメリカの国務省(外務省に相当)の間で交渉のための接点がなく、この試験運用の見通しは立っていなかった。
ブラジルを訪問したアメリカのジョン・ケリー国務長官と並んで12日に会見したパトリオッタ外務大臣は、「9月にも両国は合意に達し、(10月23日に予定される)大統領の訪米期間中に声明を発表すべく文書の準備を進める」とコメント。さらに、「無査証渡航の実現はこれとは別の問題であり、より複雑で、議論にもより多くの時間を割く必要がある」と強調した。
米国側の査証審査
ケリー国務長官によると、アメリカ政府は、ブラジル側の査証申請プロセスに対して「最大限迅速に」審査する意向だという。「我々はオペレーションを合理化することを誇りに思う。ビジネスから観光、勉学、友人の訪問など、より多くのブラジル人がアメリカを訪問するよう、我々は希望している。我が国はそのプロセスを促進したい」とコメント。さらに、「アメリカ政府はベロ・オリゾンテ市とポルト・アレグレ市に領事館を開設する予定であり、査証の問題に関するハードルを可能な限り引き下げようと努めている」と強調した。
同国務長官は加えて、ホワイトハウスがブラジル人観光客を可能な限り受け入れたいと考えており、「いつか」無査証渡航が可能になると期待していると発言した。なお、アメリカのバラク・オバマ大統領は2012年の年明けにディズニーで、文書の提出を免除する国にブラジルを加えるのを支持する発言をしていた。(2013年8月13日付けエスタード紙)
グローバル・エントリーのしくみ
・ 会社役員や旅行業者、航空会社社員、頻繁にアメリカを訪問する営業担当者らに導入される。続いて、観光客にも拡大される。
実際の運用:
1 旅行者は有効な査証の交付を受けた旅券と、各人にそれぞれコードが付与されたグローバル・エントリー・シートを取得する。
2 空港では入管審査の列に並ばず、直接、自働端末(キオスク)あるいはグローバル・エントリーの行列に並ぶ。
3 キオスクでは、旅行者はエントリーシートの番号を入力し、旅券のバーコードをリーダーに読み込ませる。 キオスクが受領書を印刷し、旅行者の入国が許可される。
有効なエントリーシートを保持している場合でも、犯罪を犯した場合には有効期間に係わらずアメリカの空港において入国が拒否される場合がある。








