ペトロブラスは年内の燃料価格値上げを示唆

ペトロブラス石油公社のグラッサ・フォスター総裁は、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が同社の格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に1段階引き下げて投資適格級では最も低い格付けを発表する前に、2014年以内の燃料価格の値上げを示唆していた。

フォスター総裁は、再三に亘って連邦政府にガソリン並びにディーゼル燃料の価格調整を要請しているにも関わらず、連邦政府は、10月に大統領選挙が控えているために、燃料価格値上げによるインフレ圧力強化を避けている。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルのソブリン格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に1段階引き下げて投資適格級では最も低い格付けを決定、見通しは「ネガティブ」から「安定的」に変更、またペトロブラス石油公社並びにブラジル中央電力(Eletrobras)を格下げしたことで、ペトロブラスの収益改善のための燃料価格値上げには、追い風になると予想されている。

ペトロブラスは、ブラジル国内の燃料販売価格よりも高い価格で購入を余儀なくされている輸入燃料による収益の悪化、インフレ圧力を軽減するために、連邦政府が値上げを承認していない燃料価格の低迷、ドル高の為替、海外投資家による新興国からの投資金の引き上げ、投資計画を遂行するための海外資産の売却に伴う資産の減少などの要因で、ペトロブラスの株価は下落を続けていた。

ブラジルのソブリン格付けを「BBB」から「BBBマイナス」の格下げやペトロブラス石油公社並びにブラジル中央電力(Eletrobras)の格下げにも関わらず、昨日のペトロブラスの普通株価は0.79%上昇、優先株は0.56%上昇した。

しかしクレジット・スイス銀行が先週、「ペトロブラスの株価は非常に安いと購入を推奨」したために、今年3月17日に2005年以来の最低の株価を記録した後の普通株は16.9%、優先株は15.2%とそれぞれ大幅に上昇している。

その一方でスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるブラジル中央電力(Eletrobras)の格下げの影響で同社の普通株は1.86%、優先株は3.07%それぞれ下落している。(2014年3月26日付けエスタード紙)

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