セルソ・ミンギ
8月19日に全国工業連合(CNI)のロブソン・アンドラーデ会長は、「国内工業は恐らく歴史的に見て最悪と言える状況にある」ことを認めた。このように、1つ1つ、業界団体は、業界の弱体化に対する失望を表明している。
世界で最も閉鎖的なブラジルのように、過保護な産業が、同じく現在のブラジルのように専属市場を獲得したにもかかわらず競争力を失うことは、逆説的でも何でもない。
より大きな保護を要求する、あるいは、国際的なバリュー・チェーンにブラジルの工業部門を組み入れることに反対し説得を試みる声が、いつまでたっても存在する。彼らの主張は、同じくブラジル・コストの問題と脆弱なインフラの問題、そして為替問題に直面しているアグリビジネス部門が競争力を大いに示していること、その一方で工業部門が連日のように打ちのめされていることの理由を説明できない。
8月19日付けのバロール・エコノミコ紙が、エコノミストのジョゼー・アウグスト・アランテス・サヴァジーニ氏の論説を掲載したが、これなどは、傷口指を突き入れるようなものだった。これまでの意見というものは、国外の物資に依存してはならず自供自足であるべきという原則の下に、工業部門は徹底的に保護されるべきだという見方が優勢だった。サヴァジーニ氏は、この政策が現在、生産部門の経営者自身も支持するなど主流になっているが、これは自分で自分の足を撃つようなもので、業界の弱体化につながっていると論じている。
過去に策定された上に修正されることもなかったこの戦略が採用された結果、あらゆるサブセクターが生産段階のすべてにおいて、高い輸入税によって保護される。その結果、機械・設備と中間投入財、部品及びコンポーネントのいずれもが高コストとなり、最終商品にこれらが加算されるのだ。これらをすべて合わせた上に、驚くほどに高い税金と金利が加わる。
工業部門による最近の要求は、低い競争力を補償すべく連邦政府が大幅に通貨を切り下げるべきだというものだ。ところが、為替の下落というのはまさに雨のように生産チェーンのあらゆる段階にその影響が降り注ぐのであり、最終製品のコストをいっそう押し上げる。流血戦よろしく、工業部門はさらに為替の梃入れに向けて戦うことになる。そうして通貨を切り下げに成功した後はまた為替問題に一巡することになる。
サヴァジーニ氏は、工業部門の回復プロセスについて、関税による保護を緩やかに取り除くことから始め、さらに段階的に、国内工業を世界的な生産チェーンへ組み入れて付加価値を高めていくよう提案する。
そのプロセスでは、もちろん一部の業界が競争力を持ち得ず、生き残れないことは明白だ。だが、ブラジルの工業部門は全体として見ると、技術力を高めコストを低下させ、国外市場を開拓して強化されると言えるのだ。
だがこれは、依然として工業部門で一般的な考えではない。現在の工業部門の業界団体は、引き続き、二次的な特別待遇を好み、助成による利益の確保を支持し、政府が太っ腹にキャンディーをばら撒くのを支持する傾向がある。
だが変化に向かう機が熟してきているようにも見える。工業開発分析研究所(Iedi)は、数年前までは「サンバ・デ・ウマ・ノッタ・ソ(1音階のサンバ)」よろしく横並びで、保護主義色を強めていた。だが現在、同研究所は工業団体としては初めて、より理性的で近代的、そしてより成熟した政策を支持する団体になっている。(2014年8月19日付エスタード紙)








