勤務年限保障基金の凍結預金解除は今後2年間でGDP伸び率0.4%引き上げ効果

正規労働者の負債軽減や消費市場活性化の一環として、労働手帳に記載される正規労働者の勤務年限保障基金(FGTS)の2015年12月31日までの凍結預金の解除政策は、昨年12月にテーメル大統領によって発表されていた。

この勤務年限保障基金(FGTS)の凍結預金解除では1,020万人が恩恵を受けると予想、連邦政府では2月に預金解除のスケジュールを発表、預金引き出しは3月からと予想されている。

サンタンデール銀行では、FGTSの凍結預金解除総額は414億レアルを見込んでおり、消費の拡大並びに負債返済、金利の高い他の投資への移動などで、経済効果は2017年のGDP伸び率0.25%、2018年のGDP伸び率0.15%押し上げに結び付くと予想している。

しかしFGTSの凍結預金されている労働者の94%は3,500レアルまでの預金で預金残高は70億レアル、また3,500レアル~1万7,600レアルまでの預金残高を占める労働者は5.0%、預金残高は150億レアル、預金残高が1万7,600レアル以上の労働者は僅かに1.2%であるにも関わらず、預金残高は200億レアルと約50%を占めている。

預金者がFGTSの凍結預金解除総額414億レアルを負債返済に充てれば負債率は0.60%減少、延滞率は0.15%減少するとサンタンデール銀行では算出している。(2017年1月31日付けエスタード紙)

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