ブラジル化学工業協会(Abiquim)は、化学関連派生商品の国際コモディ価格の高騰の影響を受けて、2022年のブラジルの化学工業部門売上は前年比24.0%増加の9,694億レアルが見込まれているが、化学商品の生産量は昨年並みに留まると予想されている。また今年の化学工業部門売上はドル換算で27.3%増加の1,870億ドルが見込まれている。
また今年の化学工業部門の貿易収支は前年比40.3%増加の648億ドルの赤字予想、今年の化学製品輸入は36.1%増加の826億ドルに対して、化学製品輸出は22.1%増加の177億ドルに留まると予想されている。
ブラジルの化学工業部門の天然ガス消費は全体の約30%に達しているが、長年に亘って製造業部門の投資が等閑にされてきたために、ルーラ次期政権での工業化推進政策が期待されている。
「ヨーロッパでは現在、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で天然ガス危機に直面しているが、天然ガス生産で余剰能力のある中国と米国が先行している。 ブラジルは、低価格で生産能力を高めるのに十分な量の天然ガスがあり、関連税の軽減とインフラ整備で、天然ガスプレーヤーになることが可能と」とAbiquimのFátima Giovanna Coviello Ferreira理事はコメントしている。
今年のブラジルの化学工業部門売上の1,870 億ドルのうち、半分弱に相当する883 億ドルは、樹脂やエラストマー、さまざまな調剤などの工業用化学製品によって生み出されます。 このセグメントは前年比24.6%増加が見込まれている。
2021 年のブラジルの化学工業部門が国内総生産 (GDP)に占める割合と3.1%、 における化学産業の割合は 3.1%と統計を取り始めた1995 年以降では2004年の3.6%に次ぐシュアを記録していた。一方、製造業セクターは食品と飲料、石油製品、バイオ燃料に次ぐ 3 番目のGDP比12.4%であった。








