農務省は6月5日、高原性鳥インフルエンザ(H5N1)のサンパウロ州内で初めての感染を確認した。トリンタ=レイス=デ=バンド(trinta-réis-de-bando:カボアジサシ)として知られるアジサシ科の海鳥で、州北部沿岸のウバトゥーバ市で見つかった。
この日は他に、リオデジャネイロ州ニテロイ市で同様に1羽のカボアジサシで感染を確認した。
この結果、国内で感染を確認したのは24例に達した。ただし、いずれも野鳥である。感染が確認された地域は、エスピリト・サント州とリオデジャネイロ州、リオ・グランデ・ド・スル州、サンパウロ州の4州になった。
また今回の発表に合わせて農務省は改めて、国内では家禽飼育においては鳥インフルエンザの感染は確認されておらず、引き続き鳥インフルエンザ・フリーのステータスを維持しており輸出への影響はないと強調した。同省によるとブラジル国内では、鶏肉と鶏卵の消費が引き続き安全な状態だとしている。
農務省によると、感染を確認した場合は動物保健局のIAAP(高原性鳥インフルエンザ)緊急対策計画に基づいて、感染確認場所から半径10kmにある家禽関連施設はすべて調査し対策に関する指導を行う。またブラジル国内における鳥インフルエンザ感染の検出と呼び監視、予防措置は、農務省と、シコ・メンデス環境保全研究所(ICMBio)及びブラジル環境・再生資源院(Ibama)を擁する環境省、保健省の連携により推進する。
また鳥インフルエンザの感染が確認された野鳥は、カボアジサシのほか、アトバー=パルド(atobá-pardo:カツオドリ)トリンタ=レイス=レアル(trinta-réis-real:アメリカオオアジサシ)、トリンタ=レイス=ボレアル(Trinta-réis-boreal:アジサシ)、トリンタ=レイス=デ=ビコ=ヴェルメーリョ(trinta-réis-de-bico-vermelho:ナンベイアジサシ)、コルジーニャ=ド=マト(corujinha-do-mato:スピックスコノハズク)、シスネ=デ=ペスコッソ=プレット(cisne-de-pescoço-preto:クロエリハクチョウ)、ガイヴォタ=デ=カベサ=シンザ(Gaivota-de-cabeça-cinza:ズアオカモメ)、フラガタ・マグニフィセンス(Fregata magnificens:アメリカグンカンドリ)、ビグアー(biguá:ナンベイヒメウ)がいる。(2023年6月6日付けグローボ・ルラル)








