160人が参加して11月の懇親昼食会開催

11月の懇親昼食会は、2015年11月6日正午から午後2時までマクソウドホテルに160人が参加して開催、進行役は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとしてマット・グロッソ州のグスタヴォ・ピント・コエーリョ・デ・オリヴェイラ戦略担当局長、エドアルド・メネーゼス・モッタ商工庁次長、中前 隆博 在サンパウロ日本国総領事を紹介、会頭挨拶として村田俊典会頭は、政策対話委員会の松永愛一郎委員長はビジネス障害排除のために商工開発省(MDIC)との対話促進のために今月11日にブラジリアを訪問して事務次官レベルの対話を開始、10月末の日伯外交関係樹立120周年記念事業の一環としてサンパウロ州知事公邸での秋篠宮御夫妻歓迎式典への参加、11月27日のルネッサンスホテルで開催される医療セミナー共催への異業種からの参加を要請、10月3日に環境委員会主催による植樹行事に60人が参加してCSR(企業の社会的責任)として環境問題に対する取り組みを行った。

また時間的な問題や遠隔地域による会議所活動への困難排除の一環として10月27日のパラグアイセミナー報告会からビオデコンファレンスシステムを導入、今後一層日伯法律委員会や企業経営委員会の労働問題研究会、金融セミナーなどで活用、また主に地場企業の新規会員企業対象とした第1回懇談会を開催したが非常に評判が良いために今後も継続して開催、社長以外にも人事・法務担当者などに対して会議所活動やイベント案内のためにメーリングリストの充実を図るために積極的なメーリングリストの活用、ジェトロの大久保所長の専任理事への就任要請に対する快諾、11月18日の税制変更セミナーへの参加、忘年会の景品協力などについて説明した。

中前 隆博 在サンパウロ日本国総領事は、9月12日開催の花火祭りに1万人が参加、寄付などに対するお礼、秋篠宮ご夫妻のブラジル滞在中の行事や催し物などについて説明、カロリーナ・坂間監事会議長は、2015年第3四半期の業務・会計監査が2015年10月30日正午から午後1時30分まで監事会から監事会からカロリーナ  サカマ監事会議長 (PwC)、二宮 正人監事 (二宮正人法律事務所)、横路 史生監事(大和証券))、財務委員会から内山 元雄委員長(丸紅ブラジル)、金子 潤二副委員長(ブラジル三菱東京UFJ銀行)、大渕 彰規副委員長(丸紅ブラジル)が参加して開催、初めに平田藤義事務局長から会計事務所が作成し提出した貸借対照表、損益それに事務局が準備して常任理事会 によって承認された月別会計種目別収支明 細書、実績対比表、会費滞納現況表並びに2015年第3四半期の各委員会や部会の予算と実績について説明、それに対する監事側からの質問など相互間で活発 な討議が行なわれて審議された結果、監事会は「2015年の第3四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」を承認、事務局からは平田藤義事務局長、エレーナ・ウエダ会計担当が参加したことを説明した。

相互啓発委員会の安田篤委員長は、忘年会のアトラクションでは会員によるギターなどの演奏、また抽選会向けの景品提供を呼びかけた。TERUMO MEDICAL DO BRASIL LTDAの藤田誠社長は、ブラジル日本外交関係樹立120周年記念『医療セミナー』について、11月27日にルネッサンスホテルで開催、300人から400人が参加予定、当セミナーでは、覚書にも述べられている両国が相互に関心を有する保健分野である「規制」「保険制度」「予防医療」「保健人材の強化」などを中心として、両国が抱える医療保健分野での課題、医療経済性などについて相互に意見交換を予定、またANVISAからバルボーザ長官が参加することなどを説明した。

代表者交代挨拶では、TERUMO MEDICAL DO BRASIL LTDAの藤田誠社長がメキシコ6年、ブラジル3年の駐在生活を終えて12月20日に日本に帰国、ブラジルの思い出として平田事務局長のアドバイスを得てメディカル分科会を設立、カマラを通して一部ではあるが法改正ができた一方で、残念な思い出としてゴルフが下手になったと笑わせ、後任の鈴木社長は、中南米勤務は初めてで左も右もわからないためにサポートを要請、3分間スピーチではJICA調査団の前川 哲也氏はJICA出資の新基金について、MGMファンドによる日本の省エネ技術を活用したプロジェクトへのファイナンスについて説明した。

村田 俊典会頭の講師歓迎の辞に続いて、マット・グロッソ州政府のグスタヴォ・ピント・コエーリョ・デ・オリヴェイラ戦略担当局長は、テーマ『マット・グロッソ州開発の政策~Atual Política de Desenvolvimento do Estado de Mato Grosso~』について、マット・グロッソ州は農業ビジネスではブラジルを牽引する巨人であり、大豆の生産は2,790万トン、牛肉は144万トン、トウモロコシは1,820万トン、棉生産は260万トンでそれぞれブラジルトップ、また鶏肉生産は7位、豚肉は5位、バイオディーゼルは3位、エタノールは6位となっている。

人口は166万人でブラジルの僅かに1.6%、面積は90万平方キロメートルで3位、過去12年間の年間平均GDP伸び率は6.7%でブラジル平均の2倍、昨年の同州の貿易収支は130億ドルの黒字を計上、過去20年間の穀物生産伸び率は年平均11.0%、今後の耕作面積拡大は1,500万ヘクタール、距離的に欧米に近く輸送コスト削減が可能になる北部地域の港湾からの農産物輸出開発向けインフラ整備、早急な鉄道や道路整備の必要性、同州の道路整備投資は540億レアル、パンタナル大湿原やシャパーダ・ドス・ギマランエス公園を擁する今後有望なエコーツーリズム、鉄鉱石やマンガン鉱、大理石などの鉱物資源、ユーカリ植林や天然ゴムの生産、今後有望な食肉加工や肥料、農業機械、穀物加工、州都クイアバから200キロメートルのカセレス加工特区(ZPE)の概要などについて説明して日本企業に対する投資促進を要請して講演を終えて村田会頭から記念プレートが贈呈された。

Pdfマット・グロッソ州政府のグスタヴォ・ピント・コエーリョ・デ・オリヴェイラ戦略担当局長 テーマ『マット・グロッソ州開発の政策~Atual Política de Desenvolvimento do Estado de Mato Grosso~』

 

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