「しんかい6500/よこすか」の特別公開に参加

5月の定例昼食会で特別講演を行ったJAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)が所有する有人潜水調査船「しんかい6500」がサントス港に寄港、特別公開が行われ会議所から伊吹洋二副会頭をはじめ会員企業が参加した。

「しんかい6500」は深海に生息する生物の調査とその保存を目的に支援母船「よこすか」に搭載され、世界一周航海「QUELLE2013」というプロジェクト名のもと世界潜航調査を行っている。インド洋に続きブラジル・リオデジャネイロ沖でもこの程調査を行い、アトランティス大陸の存在をも裏付けるようなかつての陸地地盤が発見されたとのニュースがブラジル政府より発表されている。

サントス港への寄港を記念し各諸団体が特別公開の招待を受け、会議所からは伊吹洋二副会頭(丸紅ブラジル)、アラン朝倉(AUTHENT)、池田隆之(ジェトロサンパウロ 会議所理事会社)、渡辺健司(川崎重工 会議所理事会社)、鳴神 正(ミマキブラジル)、伊藤輝久(ムラタ・ド・ブラジル)、堀川良悦(サンワインターナショナル)、見目朋実(ヤマト商事)、平田藤義事務局長が参加。また続いて行われたサントス日本人会主催の懇親昼食会にも出席した。

写真提供 望月二郎氏

メキシコのモンテレイ工科大学学生リーダーミッション一行28人が会議所を訪問

ブラジル市場などの知識を広めるためメキシコから来伯したモンテレイ工科大学学生リーダーミッション一行が24日午前会議所を訪問。初めにミッション一行の参加者がそれぞれ自己紹介を行った。続いて、平田藤義事務局長グループが予定の30分前に到着した事、女子が多い事、日系人がミッションにいない事の3点に気付いたとコメントした後ブラジル日本商工会議所の沿革、会員の推移、会議所の役割、組織図、会議所の委員会並びに部会の活動や役割、公益団体としての使命と政府への提言、進出企業の増加傾向や業種別の進出企業、事務局の役割として電話やEメールに対する問合せに対する処理、増加の一途をたどる表敬訪問の対応、ホームページの充実、業種別の会議所訪問などについて説明した。

その後の質疑応答では、メキシコは56カ国とFTAを締結しているのに対して、ブラジルはメルコスールとの関係による自由貿易締結の問題点、ブラジルの重税やインフラの不整備、ブラジルコスト、日伯関係、対内直接投資、主な日本進出企業の業種、ビジネス環境の相違点などについて積極的な意見交換が行われ、最後にモンテレイ工科大学の学生代表から平田事務局長に感謝状が贈呈された。

モンテレイ工科大学は1943年にメキシコのNuevo Leon州Monterrey市設立、1989年にラテンアメリカでは初めてインターネットを導入した工科大学。

モンテレイ工科大学のGisela Cante Reyes教授、 Pedro Carreon Gutierrez 教授、Consejo Mexico-Brasilメキシコ・ブラジル商工会議所)のMarco A.Ramirez営業部長、Centro Cultura Brasil ReformaのMichelle Cervantesリージョナル部長が参加した。

モンテレイ工科大学サイト: Instituto Tecnológico e de Estudos Superiores de Monterrey (ITESM)

モンテレイ工科大学の学生達に会議所活動を説明する平田事務局長

左からPedro Carreon Gutierrez 教授/Gisela Cante Reyes教授

熱心に聞き入るモンテレイ工科大学の学生達

熱心に聞き入るモンテレイ工科大学の学生達

左から学生代表から感謝状を受ける平田事務局長

左からメキシコ・ブラジル商工会議所の感謝状を受ける平田事務局長

左から平田事務局長/Pedro Carreon Gutierrez 教授

参加者全員で記念撮影

 

 

 

労働問題研究会に40人が参加して開催

企業経営委員会(黒子多加志委員長)の労働問題研究会が2013年5月23日午後4時から6時まで40人が参加して開催され、司会は破入マルコス副委員長が務め、初めに4月にブラジルに着任した黒子多加志委員長が素晴らしいポルトガル語で挨拶をして参加者を驚かせた。

BDO RCS Auditores Independentes社のジャイロ・ソアレス共営者は、「中小企業活性化支援プログラム(PAC-PME)」について、シンプルかつ複雑でない6つの異なるリソースが可能となるプラットフォームPAC-PMEについて、教育、企業発展のための資本、デジタルプレゼンス管理、競争力強化、中小企業のデータベース、投資家情報はPAC-PMEにより企業発展のためのリソースにアクセスが可能となり、中小企業にとって継続的な研修制度の整備、イノベーションへのアクセス、マーケティング技術とデジタルプレゼンス、卸買いによるコストダウン、新製品・サービスへのアクセス、投資家へのプレゼンなど資本拡大のチャンスが見込めるために、研究グループは連邦政府にPAC-PMEプログラムの採用を要請していくと説明、また諸外国の同様なプログラムの取り組み、PAC-PMEプログラムの重要性、ベネフィット、世界の潮流、ブラジル社会での動向、プログラム参加団体などについて説明した。

Ernst & Young Terco社のタチアナ・カルモーナ・シニアマネージャー並びにアンジェリカ・アンドラーデ労働問題・社会保障部門マネージャーは、「デジタル簿記 (ESCRITURAÇÃO FISCAL DIGITAL, EFD-Social) / 公共簿記システム(Sistema Público de Escrituração Digital, SPED – Previdenciário)」について、社会保障院の赤字が拡大し続けており、従業員とINSSの電子リンクで不正負担金の削減、企業、国庫庁並びに社会に対するベネフィット、労働、保障分野の統合・標準化を目的に新たにその使用が義務付けられるEFDSocialでは給与、業務遂行者、労働分野のプロセス、人事部へのインパクトや企業のテクノロジー投資負担などについて説明した。

左からErnst & Young Terco社のタチアナ・カルモーナ・シニアマネージャー/同アンジェリカ・アンドラーデ労働問題・社会保障部門マネージャー/BDO RCS Auditores Independentes社のジャイロ・ソアレス共営者/黒子多加志委員長/破入マルコス副委員長

熱心に講演者の話に耳を傾ける参加者

講演会の様子

講演会の様子

FEIPLASTIC国際見本市がサンパウロで開催

プラスチック製品、化学品、各種化学原料、製造機械設備や金型など2年に1回開催される国際見本市(Feira internacional do plástico)が5月20日~24日までの期間、 Anhembi会場で開催中。平田事務局長は会員企業のUBE Latin America Serviços Ltda.から見本市出展案内を受けブラジルの化学品業界の現状や動向また特に会員企業の出展状況の調査のため見学した。

同見本市には約 800社超える企業が展示、会員および日本関連企業ではUBEをはじめKuraray、Mitsui Chemicals、Produmaster、Adeka、 Sojitz等がビジネス拡大に向け、本社や海外グループから見本市部隊が駆け付け、得意な商品の市場投入を目指し、中にはグループから総勢27人の支援部隊で臨んでいる企業ブースもあった。

特にUBE(森本克二社長、出光 隆ミネラルグループリーダー) 、Kuraray(帆足昭洋社長、汐見悠貴取締役、矢ヶ部信宏(やかべ)アクア販売部主管、ジェネスタ事業部の宗澤裕二氏)、Mitsui Chemicals(岡部雅行社長、安井繁行技術マネージャー、神田(こうだ)拓ゼネラルマネージャー、佐藤新吾機能性ポリマー事業部課長TPXチーム、小野木隆行機能性ポリマー事業部課長ミリオンチーム、樋口康弘ビジネス開発取締役)から展示製品や技術詳細について説明を授かった。

サンパウロ州工業用化学品・石油化学産業組合(Sinproquim)ではその各種セミナーで常にアジア地域との競争力やアンチ・ダンピングなどを問題視し ているが、広範な化学品セクターを包括するこの見本市の活況ぶりからその悲壮感はあまり感じられない。化けの世界、その妙薬(構造改革)の投入が進むに連れて自動車産業をはじめとする市場の大きさからその成長性がさらに大きく期待できる代表的なセクターである。

 

相互啓発委員会、サンタカタリーナ視察見学会アンケート調査などについて意見交換

2013年5月17日14時30分から相互啓発委員会(遠藤秀憲委員長)が開催された。サンタカタリーナ視察見学会についてのアンケート調査等についての意見交換を行った。参加者は遠藤委員長、桑原泰治副委員長、平田藤義事務局長、日下野成次総務補佐。

日伯法律委員会に会場一杯の65人が参加して開催

5月の日伯法律委員会(村上 廣高委員長)は、2013年5月16日午後4時から6時まで会場一杯の65人が参加して開催、初めにTrench, Rossi e Watanabe Advogados アソシエートのプリシーラ・ファリセリ税務訴訟弁護士 は、「連邦最高裁における対輸入品 PIS/COFINS 課税に関する判決」について、連邦最高裁は10.865/2004による輸入品におけるPIS/COFINS課税ベースにICMSを加えることへの違憲性を承認、納税者へのメリット、PIS/COFINS売上課税ベースへのICMS追加の合憲通告18号の影響、今後の予想される改正などについて説明、Kanamaru Advogadosのルイス・エンリケ・バセテ 税部門責任者は、「連邦当局規範 1353号による変更点と今後の展望」について、法人所得税の電子納税伝票 (EFD-IRPJ).とE-LALURとの相違点、純益に対する社会納付金(CSLL)の計算方法、EFD-IRPJとE-LALURとの相違点、今後予想される問題点や疑問点などについて説明した。

PwC Brasilのマルセル・コルデイロ税部門共営者は、「給与 - コスト削減は可能か?」について、実質給与と間接的給与(社会福祉)/給与枠予算、賠償金枠/ 普通休暇と労災休暇、 有給休暇における給与3分の1の支払い、補償付き解雇事前通告、職務不能の場合、欠勤、育児休暇給付金、他追加金など解釈の相違点などについて説明、最後にPinheiro Neto Advogadosのラファエル・ビスポ税制部門シニア弁護士は、「ICMSにおける税制戦争- 決議第13/2013号施行に関する疑問と議会における現在の討議」について、決議第13/2013号では、輸入品の元値価格と部分的に国内生産される製品の元値、その他の情報を開示することが義務付け、国会での争点としてICMS税率の統一、被害の大きい州への補填ファンド、税制戦争の主な原因として南東部地域並びに南部地域のICMS税収が全体の70%並びに地域による税率の相違、輸入製品内容証明、輸入業者の利益マージンや納税企業の秘密保持データー解明の可能性、納税者のための対処法、法的決議、州間におけるICMS課税率統一に関する議会の争点などについて説明した。

「連邦最高裁における対輸入品 PIS/COFINS 課税に関する判決」Trench, Rossi e Watanabe Advogados アソシエートのプリシーラ・ファリセリ税務訴訟弁護士

「連邦当局規範 1353号による変更点と今後の展望」、Kanamaru Advogadosのルイス・エンリケ・バセテ 税部門責任者

「給与 - コスト削減は可能か?」PwC Brasilのマルセル・コルデイロ税部門共営者

「ICMSにおける税制戦争- 決議第13/2013号施行に関する疑問と議会における現在の討議」Pinheiro Neto Advogadosのラファエル・ビスポ税制部門シニア弁護士

左から講演者のPwC Brasilのマルセル・コルデイロ税部門共営者/Pinheiro Neto Advogadosのラファエル・ビスポ税制部門シニア弁護士/Trench, Rossi e Watanabe Advogados アソシエートのプリシーラ・ファリセリ税務訴訟弁護士/Kanamaru Advogadosのルイス・エンリケ・バセテ 税部門責任者/司会のアキラ・ニシカワ氏/村上 廣高委員長/佐々木リカルド副委員長/篠原一宇副委員長

会場一杯の65人が参加者

講演会の様子

講演会の様子

 

第31回独伯合同会議がサンパウロで開催(2013年5月12日~14日)

ドイツ商工会議所(会頭:トーマス シュマル)は12日、1954年にドイツ人コミュニティーの場として設立されたClub Transatlânticoで本国からの要人を招き2013年独伯貢献著名人の表彰式を行った。今年はWEGのDécio Silva経営審議会会長とShaefflerグループのオーナー、Maria-Elisabeth Shaeffler氏の2人がパーソナリテーに選ばれた。独伯関係強化の貢献者を毎年、原則2名を選出し表彰する制度で1995年の表彰制度開始から今年まで延べ40名が選ばれている。

第31回独伯合同会議は市内のワールド・トレード・センターに於いてブラジルドイツ商工会議所の後援下でドイツ産業連盟(BDI: Bundesverband der Deutschen Industrie)、サンパウロ工業連盟(FIESP)およびブラジル工業連盟(CNI)が主催、ブラジル政府、連邦貯蓄金庫、小企業・零細企業支援サービス機関(Sebrae)やドイツ系の大手民間企業がスポンサーとなって開催された。政府関係、民間団体、各種企業や学校関係(学生含む)にも広く公開され、約2000人が参加。

13日の開会式にはブラジル側からジウマ大統領以外にパトリオッタ外務大臣、ピメンテル開発商工大臣、メルカダンテ教育大臣等に加え、去る9日に発足したばかりのアフィッフィ・ギレルミ中小零細企業大臣(SP州副知事)の他、アルキミン サンパウロ州知事、ハダジ サンパウロ市長、ロブソンCNI会長、スカッフィFIESP会長等が又ドイツからはヨハヒム・ガウク連邦大統領、ドイツ産業連盟(BDI)のウルリッヒ・グリロ会長が列席した。

ブラジルとドイツの関係は1500年カブラルのブラジル発見の航海顧問として乗り込んだマイスター・ヨーハンが始まりと言われているが、本格的なドイツ移民(約30万人)の歴史は1824年に遡り、ブラジル全土には1600社のドイツ企業が進出、約20万人を雇用、ドイツ系企業のGDPに占める割合は非常に高い。1600社中サンパウロ州だけでも1200社のドイツ系企業がある。特に工業分野での投資が顕著で貿易相手国として第4位にランクその影響力は絶大だ。

12日の懇親会には今回もドイツ会議所の会員同等扱いで平田事務局長がパーソナリティー表彰式に参加、旧知の同所役員や顧問等と独伯関係の現状や将来動向について意見交換を行った。13日の開幕式には矢部日伯経済交流促進副委員長も参加、独伯戦略パートナーシップ、成長の鍵「競争力」、製造業の強化、メガプロジェクトの運営のセッションに参加した。合同会議はほぼ日伯経済合同委員会や日伯貿投委のテーマに類似しているが開催要領、一般公開度や規模の点で大きく異なっているのが特徴。

関連の詳細記事はhttp://jp.camaradojapao.org.br/news/noticias/noticias-politica/?materia=11626をクリック参照。

第28回カマラゴルフ会 開催

2013年5月12日(日)、スタート時点は濃霧ではありましたが最終的には非常に美しい青空のもと、第28回カマラゴルフ大会がサンパウロPLゴルフクラブで盛大に開催されました。今回50名という大変多くの皆様へご参加を頂きました。
また表彰式も大盛況の内に終了いたしました。

優勝は岡さん(SUMITOMO CORPORATION)がLILY38、PANSY41、グロス79、HC15、ネット64と圧倒的スコアーで優勝されました。
2位には岐部さん(UBIK DO BRASIL)、3位には桑原さん(YASUDA SEGUROS)が入りました。
ベストグロス賞は77(LILY38、PANSY39)で堀内さん(MIZUHO CORPORATE)が獲得されました。

なお技能賞を獲得された方は次の通りです。
ドラコン賞:岡野さん(NSK BRASIL)
花井さん(SUMITOMO CORPORATION)
二アピン賞:岡野さん(NSK BRASIL)
田口さん(CBC IND PESADAS)
藤岡さん(NSK BRASIL)
本岡さん(MARUBENI BRASIL)

当日の運営におきまして、皆さんのご協力に対し心より厚く御礼申し上げます。

次回は8月31日(土)の開催を予定しております。
皆さんの奮ってのご参加をお待ちしております。

誠にありがとうございました。       

相互啓発委員会一同

藤井晋介会頭 (MITSUI & CO. (BRASIL)) (左)及び優勝した岡省一郎氏 (SUMITOMO CORPORATION)

 

優勝した岡省一郎氏 (SUMITOMO CORPORATION)

 

ベストグロス賞を獲得した堀内勝氏 (MIZUHO CORPORATE BRASIL)(左) 及び 遠藤 秀憲委員長(南米安田保険)