2011年度第1回機械金属部会親睦ゴルフ大会 開催

2011年2月20日(日) 午前8時より PLゴルフクラブにて 13名の会員参加により3年ぶりの開催となる機械金属部会懇親ゴルフ大会が開催されました。

当日は 好天に恵まれ、会員の皆様は和気藹々とプレーに汗を流しました。

結果 伊藤忠丸紅鉄鋼の伊藤さんが Gross 90 NET 71の好成績で 優
勝されました。

準優勝 榎本さん(出光)、3位 熊木さん(NACHI)

おめでとうございます。


機械金属部会

部会長
日立 西岡

 

 

平田事務局長がアメリカ会議所の移転価格税制会議に参加

タスクフォースメンバーの平田藤義事務局長は2011年2月18日午前8時30分からアメリカ商工会議所(Amcham)で開催された移転価格税制(TP)会議に参加、米国とブラジルの租税条約の二重課税防止協定草案や暫定TP修正案などについて同メンバーと意見の交換を行った。

2月の日伯法律委員会に40人が参加して開催

2月の日伯法律委員会(松田雅信委員長)が2011年2月17日午後4時から6時まで40人が参加して開催、司会はクラウジオ・ヤノ副委員長が務めた。

初めにABE COSTA GUIMARÃES E ROCHA NETO ADVOGADOSのフェリッペ・ギマランエス・フレイタス・パートナーが「ストックオプションプラン及びストックプラン」についてストックオプションプランとストックプランの相違点、税制上の措置を受けられるかどうかで奨励型(適格)と非適格プランがあると説明、ERNST & YOUNG AUDITORES INDEPENDENTESのデメトリオ・バルボーザ・ダイレクターは「移転価格:PRL(再販売価格基準法)関するCARF(課税控訴委員会)からの決定」について講演した。

最後にUENO PROFIT ASSESSORIA EM CONTROLADORIA S/S. LTDAのマミ・ウエノ・ダイレクターが「中小企業に於ける新しい会計基準の影響」について、会計ビッグバンは呼ばれている新会計基準の時価評価、棚卸資産、売買目的有価証券の評価損益、営業外損益、特別損益の計上などについて講演した。

左からUENO PROFIT ASSESSORIA EM CONTROLADORIA S/S. LTDAのマミ・ウエノ・ダイレクター/ERNST & YOUNG AUDITORES INDEPENDENTESのデメトリオ・バルボーザ・ダイレクター/ABE COSTA GUIMARÃES E ROCHA NETO ADVOGADOSのフェリッペ・ギマランエス・フレイタス・パートナー

40人か参加した日伯法律委員会

左からクラウジオ・ヤノ副委員長/ロベルト・コウチヤマ副委員長

講演者と一緒に記念撮影


 

フジアルテ社の事務所開設に平田藤義事務局長が参加

総合人材サービス会社のフジアルテ(平尾隆志社長)と同社のフジアルテ・ド・ブラジル(宮崎健次郎社長)はブラジルへの進出企業をサポートする新事業「ポロロッカプラン」の拠点として、サンパウロ市パウリスタ大通りに事務所を開設、これを記念して2011年2月18日午後7時からブルーツリーホテルで開かれたパーティーには、当地の日系企業・団体、在聖総領事館などから招待客約120人が出席、商工会議所からは平田藤義事務局長がお祝いに駆け付けた。

パーティの挨拶で平尾社長は自動車部品や電子部品産業など長きに亘って世界トップクラスの「日本のものづくり」に貢献してきた多くの日系人材の優秀さを強調、「優秀な日系人材を活用することで日本企業が当地で成功し、その企業で活躍する日系人達が自己実現できる、そのお役に立ちたい」と述べた。

 

中部IE南米モノづくり使節団との交流会

中部IE南米モノづくり使節団(団長 トヨタ自動車(株) 池渕浩介顧問・技監)一行が2011年2月17日午後7時からルネッサンスホテルで商工会議所メンバーなどとセミナー、交流会を行った。

初めに池渕団長が挨拶で50周年記念行事「中部IE南米モノづくり使節団」のミッション派遣は2年遅れで実現、日本の製造業は不安と危機感を持っている。しかし新興国は順調に伸びており、昨年のブラジルの自動車販売台数はドイツを抜いて世界4位に躍進した。

自動車業界はまだまだ伸び、その伸代は十分あり、日本を出発して機内でみた東洋経済誌のブラジル特集版からブラジルはリスクよりも躍進の方が大きいと思っているために、ぜひとも勉強して帰りたいと述べた。

大部一秋総領事は「日伯経済関係」と題して、ブラジルの潜在力、ブラジル移住「日伯関係の始まり」、日伯経済史とその変遷、ブラジルの対内直接投資、IMFの出資比率、PAC2プロジェクト、今後の課題として財政コントロール、インフラの整備、レアル高、税制等の構造改革などを数値や統計を用いて説明、また海底油田、持てる国の強さなどブラジルのポテンシャルを説明して、ブラジルは買いの国であると結論付けた。

セミナーが終わって交流会では中山立夫会頭が中部IE南米モノづくり使節団の訪伯を契機に、日伯間の経済交流が促進強化されることに期待するとブラジル流の乾杯方式、ビバ,サウ-ジ、乾杯の順序で音頭を取って盛大な交流会となった。

中部IE南米モノづくり使節団の参加者は団長 トヨタ自動車(株) 池渕浩介顧問・技監、幹事 日本特殊投機(株) 千成篤博顧問、幹事 ビューテック(株) 勝田富雄専務執行役員 イビデン(株) 岩田義文取締役会長、KYB 岐阜北工場 宇田竜二生産技術部部長、 新東工業(株)ブラスト・ショット・表面改質事業部 立松孝之技術グループマネージャー、田中精密工業(株) 高嶋浩取締役、ダイキン工業(株) 蛭子毅取締役執行役員、大同特殊鋼(株) 中坪修一代表取締役副社長、大同メタル工業(株) 樫山恒太郎取締役専務兼上席執行役員、中央発條(株) 高橋徳行代表取締役社長、豊田自動織機(株) 伊村晟取締役副会長、豊田通商(株)安全・環境推進部担当業務本部 平井鉄郎執行役員、豊田合成(株) 大武一美取締役、(株)ノリタケカンパニーリミテッド 赤羽昇代表取締役会長、ビューテック(株) 渡辺一正代表取締役会長、事務局 中部IE協会 羽根博巳専務理事、杉田一樹事務局次長、商工会議所からは中山立夫会頭(ブラジル三井物産)、平田藤義事務局長が参加した。

 

「社団法人九州経済連合会 南米経済事情調査団」とのサンパウロ交流会に多数が参加して盛大に開催

「社団法人九州経済連合会 南米経済事情調査団」とのサンパウロ交流会が2011年2月15日午後7時からルネッサンスホテルで多数が参加して盛大に開催、九州経済連合会調査団と大部一秋総領事、中山立夫会頭他多数、九州県人会関係者などと交流を行った。

初めに九州経済連合会の松尾新吾会長が挨拶で、移民史料館を見学して歴史的な繋がりの深い国であることを認識、BRICsの一角のブラジルでは87%の支持率のルーラ前大統領の後継者ジウマ・ロウセフ政権下でブラジル経済は安定的に発展すると確信、また何故ブラジルだけがポルトガル語で他の南米諸国との違いが理解でき、日本と経済および人的交流を更に深化させる必要があると述べた。

また中山立夫会頭は挨拶で九州は日本の中で元気な地域であり、今後ますます交流を深めていきたい。ブラジルは3年ほど前に投資適格国にランクアップして債権国になっており、日本からの企業進出を期待していると述べ、続いて与儀昭雄県連会長が乾杯の音頭をとり、懇談会となった。

参加者は日本側から㈳九州経済連合会の松尾 新吾会長、松尾 英子会長夫人、惣福脇 亨専任理事、九州電力㈱海外事業部の渡邉 清孝顧問、㈱九電工の佐々木 健一取締役専務執行役員、九電産業㈱の青木 直常務取締役、山九㈱の北川 恭一執行役員 九州エリア長、㈱JTB九州の宮原 敬介代表取締役社長、全日本空輸㈱の小辻 智之執行役員 福岡支店長、トヨタ自動車九州㈱の渡辺 顯好代表取締役会長、日九興産㈱の瓦林 憲治取締役社長、福岡経済同友会の芦塚 日出美代表幹事、丸三工業㈱の大野 太三代表取締役、三井物産㈱の瀬戸山 貴則常務執行役員 九州支社長、三井物産㈱の新田 敏之九州支社 地域統括、三菱商事㈱の濱野 孝夫九州支社 顧問、九州電力㈱の熊懐 達夫会長秘書

サンパウロ側は在サンパウロ日本国総領事館の大部 一秋総領事、加藤秀雄領事、ブラジル日本商工会議所から中山 立夫会頭、近藤 正樹副会頭、杉山 俊美副会頭、松田 雅信副会頭、鷲巣 寛副会頭、前田 一郎専任理事、伊藤 友久専任理事、和田 亮専任理事、西岡 勝樹専任理事、澤田 吉啓専任理事、村田 俊典専任理事、上野 秀雄専任理事、中西 俊一専任理事、平田 藤義事務局長、会員企業から伯国三菱商事の塩原 優人事部長、山九㈱の永井俊治取締役社長、久光製薬㈱の滝沢 直人取締役社長、㈱ホンダロックの中村 裕取締役社長、㈱安川電機のサクマ パウロ氏、ブラジル福岡県人会会長でデニブラの南 アゴスチンニョ 俊男社長他九州関係県人会会長など多数が出席した。




 

2011年上期の業種別部会長シンポジウムに150人が参加して盛大に開催

2011年上期の業種別部会長シンポジウムが2011年2月15日午後1時から6時までインターコンチネンタルホテルに会場一杯の150人が参加、「2010年の回顧と2011年の展望」をテーマに開催された。

前半の司会は近藤正樹総務委員長が務め、初めに中山立夫会頭が開催挨拶(下記のPDFファイル参考)を行い、元日銀総裁で大和総研の武藤敏郎理事長が「日本経済の現状と今後の展望」と題して基調講演を行った。

初めに金融部会の小西輝久部会長が昨年のマクロ経済や今年の経済動向を中心に,昨年の回顧では大きい政府による財政支出、先進諸国による金融緩和政策で新興国やコモディティ商品に流れる投機的資金、レアル高の為替、為替コントロール防止策、金融取引税(IOF)の引上げ、エジプト危機でボベスパが軟調でも強いレアル通貨、好景気による延滞率の低下、ブラジル保険業界の規模などを説明した。

貿易部会の伊藤友久部会長はコモディティ価格の上昇、ブラジルの輸出入相手国ランキング、対日輸出入、原材料/中間財の輸入増加、韓国からの輸入が日本を追越して5位に浮上、中国の対内直接投資はトップ10に入っていないが、間接投資で流入していると説明、コンサルタント部会の都築慎一部会長は今までのマクロ経済などの発表から一転して「ジウマ政府の目指す税制改革」と題して、選挙戦で公約してきたルーラ前政権ができなかった税制改革の取り組み、税制の簡素化、商品流通サービス税(ICMS)の制度修正の必要性、連邦社会負担金の一元化、税制改革のポイントなどについて説明した。

自動車部会の中西俊一部会長は工業製品税(IPI)の減税効果、内需拡大で自動車販売が好調、リッター車の販売推移、二輪車の販売、各社の今後の投資予定、昨年末のクレジットの引締め策の影響などについて説明、電気電子部会の松田雅信部会長はワールドカップの影響や白物家電へのIPI減税、販売好調な薄型テレビ、B2B、テレビの販売価格低下、価格競争激化、トピックスとしてマナウスを紹介、フリ-ゾーン設置の経緯や存在感、大きな税制恩典、電気・二輪車生産が牽引、日系企業数や規模などについて知らない一面を説明した。

コーヒーブレーク後は鷲巣寛企画戦略委員長が司会を担当、機械金属部会の西岡勝樹部会長は昨年の回顧としてほぼ全ての業種でリーマンショック以前の業績に戻ったためにキーワードは”回復”、しかしレアル高の為替による輸入増加、中国や韓国勢の台頭、大型プロジェクトの延期などもあった。今年の展望では昨年の好調を維持、自動車販売や産業系分野も好調の予想でキーワードはプラス10%、しかしレアルの高騰、公共支出増加による財政悪化、世界経済の先行き不透明感など不安要因も否定できないと説明した。

化学品部会の大澤巌部会長は初めに化学品部会の回顧と展望の総括では概ね好成績、素材産業、消費物資産業、15分野に分けて説明、ジェネリック製品との競合、中国製違法品との競合、人件費の増加、為替レート、コモディティ商品価格の高騰、物療の問題、工業製品税減税が影響したと説明、運輸サービス部会の岐部ルイス部会長は物流業界、航空業界、海運業界、ホテル業界、通信、IT業界の回顧と展望について説明、インフラ、鉄鉱石輸出、外国人観光客の増加、好調なIT業界、ストライキ、サンパウロの道路規制、港湾や空港インフラ不整備、企業内SNS,クラウドサービス、Ipadなどについて説明、繊維部会の河本暢夫部会長ははじめに全部会発表で唯一、暗い話をしますと前置きして、国際綿花の需給バランス、生産国である中国の不作やパキスタンの洪水、インドの輸出制限などで価格が高騰、紡績のスプレッド、必要な投機筋への規制、死活問題の原料価格の糸値転嫁、農業融資制度の見直し・融資枠の拡大などについて説明した。

建設不動産部会の大滝守部会長代理は昨年の建設業界は11%の伸び率を記録、大統領選挙による公共投資の増加、海外からの大型投資、労働コストの大幅アップ、建設労働者の推移、専門職不足、建設資材の価格の推移、セメント販売量の推移、サッカーやワールドカップの大型インフラ投資の継続などについて説明、食品部会の高藤悦弘部会長は為替の動向、コーヒーや砂糖の商品相場の推移、国内消費動向、不安定なコモディティ商品相場、北部や北東地域が消費を牽引、輸出の動向などを説明した。

講評では大部一秋総領事は毎回、プレゼンテーションが改善されてきており、武藤敏郎理事長の基調講演は非常に勉強になり、コンサルタント部会の税制トピックス、電気電子部会のマナウスのトピックスは良かった。全部会の発表はコンパクトで非常によかった。西岡部会長のプラス10%などのキーワードもよかった。また繊維の投機的な動きなどこれほど影響を受けているとは思わなかった。また人件費、インフレの影響、インフラの弱体が気になっていたが、ネックの投資が急がれる。11部会全体をまとめて発表してもいいのではないか。今後もトピック的、啓蒙的なものを加えて頂きたいと述べ、最後に鷲巣委員長は閉会の辞で総領事からも話があったが、素晴らしいシンポジウムをするために部会で工夫をしてやっているが、皆様の意見を取り入れたいと結んだ。

業種別部会長シンポジュームの中山立夫会頭開催挨拶

会場一杯の150人の参加者

部会長シンポジウムの発表者席

前列左から大部一秋総領事/大和総研の武藤敏郎理事長/中山立夫会頭

中央の大和総研の武藤敏郎理事長を囲んで記念撮影

 

 

 

 

2月の懇親昼食会に120人が参加して開催

2月の懇親昼食会が2011年2月11日正午から2時までインターコンチネンタルホテルに120人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストのミナス・ジェライス州開発統合院(INDI)のマウリシオ・デ・オリベイラ・セシリオ投資促進部長、元ブラジル東京銀行頭取のブラジル・ビジネス・コンサルタントの鈴木孝憲氏、ブラジル日本商工会議所名誉顧問の大部一秋総領事が紹介された。

連絡事項では中村敏幸監事会議長が1月26日に開催された2010年最終四半期の業務・会計監査には藤井敏晴監事、堀内勝監事、山田唯資元監事会議長、財務委員会から村田俊典委員長が参加、監事会では「2010年の第4四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」を承認したことを報告した。

3分間スピーチでは大阪・サンパウロ姉妹都市協会の岡田茂男会長が1 月16 日に大阪国際交流センターにおいて大阪市の姉妹都市、ブラジル・サンパウロの公用語であるポルトガル語スピーチコンテスト開催を報告、第1 回目となるコンテストでは全国から11 名が出場、ポルトガル語の作文の事前審査を経てスピーチを行った結果、3 名の受賞者が選ばれ、このうち、協会長賞に輝いた井寺美樹さんが今年夏に大阪市の親善大使としてブラジル・サンパウロへ派遣される予定。語学の一層の研鑽と現地での生活体験の機会を通じ大阪とサンパウロの架け橋になるよう、今後の活躍が期待されている。

井寺 美樹 (大阪大学外国語学部3年)A Minha Missao Na Comunidade Brasileira 「ブラジル人コミュニティにおける私の使命」
長谷川 里佐 (上智大学外国語学部ポルトガル語学科3年)「私は何人だと思いますか?」
吉田 みゆき (上智大学外国語学部ポルトガル語学科4年) 「平和の糸を紡ぐ「おおきに」カルチャー」

続いて商工会議所のお抱え占い師を自認する山下日彬氏は本業のコンサルタント業が振るわないので占いのアルバイトをしていると笑いを誘い、中世では占い師は軍事参謀を担っていたが、私の信ずる易学は未だに存在してルーラ大統領の誕生、リーマンショックや民社党への政権交代をことごとく的中、今年3月から10月にかけて歴史的に残る変化が発生すると予想した。

総合人材サービス会社フジアルテ社の平尾隆志社長は聖市パウリスタ大通りに新事務所を開設、2月18日にブルーツリーホテルでパウリスタ事務所開設記念パーテイーを開催、同社は日伯間の人材サービス事業において22年間の実績があり、今後、ここを拠点として両国を結ぶ新たな人材サービス「ポロロッカプラン」や新規事業「データエントリー受託業務」などを積極的に展開することを報告した。

JX Nippon Oil & Energy do Brasilの上林理人社長、新日本アーンスト&ヤング監査法人監査第一部の堀越喜臣パートナーがそれぞれ着任挨拶、新入会員紹介ではブラジル三井化学の岡部雅行社長並びに豊田通商保険マネージメント社の山本芳彦代表がそれぞれ自社をアピール、中山立夫会頭から会員証が授与された。

マウリシオ・デ・オリベイラ・セシリオ投資促進部長は「ミナス・ジェライス州開発統合院(INDI)」について、INDIのミッション、組織の構成、ミナス州のポテンシャル、経済規模、発達した鉄道網インフラ、電力部門のポテンシャル、鉱工業部門の構成や分布図、ミナス州内地域別ポテンシャルなどについて説明してミナス州への企業の誘致をアピールして中山立夫会頭から記念プレートが贈呈された。

Pdf 「ミナス・ジェライス州開発統合院(INDI)」(マウリシオ・デ・オリベイラ・セシリオ投資促進部長 2011年2月11日)

鈴木孝憲氏は「ポスト・ルーラのブラジル経済」をテーマにルーラ政権の8年間では経済を好転して国民の大半が幸せを感じられるようにしたことが最大の功績であるが、カルドーゾ前政権がインフレ抑制と経済の活性化を行ってルーラ政権が引き継いだ。

ルーラ政権誕生時は民営化中止やドルが暴騰などしたが、ボルサ・ファミリアや最低サラリーの大幅調整などもカルドーゾ政権を引きついて実施、昨年の国内総生産(GDP)は7.5%の伸び率を記録すると予想、しかしルーラ政権の負の遺産が残され、歪みがでてきている。

ルーラ大統領の行った公務員の大幅増加や大幅なサラリー調整で財政収支黒字が減少したためにジウマ大統領が是正を余儀なくされ、レアル高の為替による輸入の増加、一方で輸出競争力をそがれて昨年の貿易黒字は200億ドルに留まり、今年は更に黒字幅が縮小すると設明した。

また鈴木氏はブラジル国内の物価が非常に高く、ビッグマックが世界1高く、パウリスタ大通りの5つ星ホテルが帝国ホテルよりも高く、こんな状態が続くわけがなくて、どこかで調整が発生する。

パウリスタやジャルジン・アメリカ地区の2005年から2010年の5年間にアパート価格が3.8倍、クレジットカードが13倍増加、住宅の月賦販売期間を15年から30年にのばして住宅購入する人が大幅に増加したが、金利が30年物で年率10.5%と非常に高く、サンパウロ市、リオやベロ・オリゾンテの住宅価格は中国よりも値上がり率が高いために外資が虎視眈々を狙っており、バブルの入口に近づいていると警告している。

ジウマ政権の公約はルーラ政権の継続、貧困層の減少や治安の回復であり、すでに財政支出の引締めを始め、政治力を見せ始めており、レアル高対策として金融取引税(IOF)の引上げ、先物ドル売り制限や短期投資の制限で為替に目が離せない。また税制改革は分割方式の採用をするが年金改革は先送りすると予想した。

ジウマ大統領は閣僚などに金曜日も通常に仕事をさせており、回答期限を設けて会議の時間厳守を決めており、パロッシ官房長官が補佐していくと予想、最後に鈴木氏は「2020年のブラジル経済」を上梓して大いにブラジル宣伝を行っているが、日本の書店にはブラジル関連の品がほとんどないために、皆さんにブラジルの情報を大いに発信してほしいと結んで、中山立夫会頭から記念のプレートが贈呈された。

左は「ポスト・ルーラのブラジル経済」をテーマに講演を行った鈴木孝憲氏/記念プレートを贈呈する中山立夫会頭

「ミナス・ジェライス州開発統合院(INDI)」について講演するINDIのマウリシオ・デ・オリベイラ・セシリオ投資促進部長

120人が参加した2月の懇親昼食会

関係者一同揃って記念撮影


 

自動車部会に22人が参加して開催

2月15日に開催される2011年上期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成に自動車部会(中西俊一部会長)に22人が参加して2011年2月10日午後5時から6時30分まで開催した。

シンポジウムの発表資料作成はドラフト資料を基に四輪販売台数の推移、輸入の傾向、リッターカ―の売れ行き、日系メーカーのターゲット層、地域別販売傾向、ブラジルコスト、投資環境整備、業界・の問題点などについて意見の交換が行われた。

参加者はnakanishi部会長(トヨタ)、minekawa副部会長(ホンダ・サウスアメリカ)、saito副部会長(デンソー)、shirasaki氏(ブリジストン)、kanbayashi氏(JX Nippon)、ito氏(カンジコ)、sasagawa氏(KOYO Rolamento),komagata氏(MMC),tanaka氏(ミドリ・アトランチカ)、noji氏(三菱コーポレーション),shimomaebara氏(三菱コーポレーション)、 takahashi氏(日本精機) kurihara氏(日本精機)、 okumura氏(大塚化学)、 suzuki氏豊田通商) shimizu氏(スミデンソー)、 otake氏(タカタ・ペトリ)、 kanehara氏(トヨタ)、 lopes氏(トヨタ) okawa氏(矢崎総業) kato領事(サンパウロ総領事館) hirata事務局長

左から中西俊一部会長/峯川尚副部会長

23人が参加して2011年上期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

23人が参加して2011年上期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

貿易部会はドラフト資料を基に業種別部会長シンポの発表資料作成

貿易部会(伊藤友久部会長)は2011年2月9日正午から午後1時まで7人が参加して開催、ドラフト資料を基に15日に開催される業種別部会長シンポの発表資料作成で意見交換を行った。

輸出入とも大幅に増加、輸入の大幅アップで貿易収支黒字減少、鉄鉱石や農産物のコモディティ価格高騰や需要の拡大で第一次産品輸出増加、中国向け輸出が2009年から米国を向いてトップ、日本向け輸出の大幅増加、レアル高の為替で輸入が大幅に増加、自動車の輸入が急増、国別の対内直接投資の推移、大きく伸びている鉱業、農畜産並びに石油・天然ガス開発向け直接投資などについて意見交換が行われた。

参加者は加藤副部会長(ブラジル島津)、坂東副部会長(ブラジル住友商事)、鷲巣氏(伊藤忠)、江上氏(双日)、大岩氏(ジェトロ)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

ドラフト資料を基に業種別部会長シンポの発表資料作成で意見交換

ドラフト資料を基に業種別部会長シンポの発表資料作成で意見交換

左から加藤副部会長(ブラジル島津)/坂東副部会長(ブラジル住友商事)