小寺勇輝会頭は日本移民115周年式典に参加

小寺会頭は、13日朝にブラジリアの下院本会議で開催された日本移民115年周年式典に参加した。

この日本移民115年周年式典には、林貞二駐ブラジル日本大使、日伯議員連盟会長のルイス・西森連邦議員(PSD-PR)、キム・カタギリ連邦議員(ウニアン-SP)、ヴィトール・リッピ議員(PSDB-SP)が出席した。ジョゼ・アウベス・ロシャ議員(ウニオン-BA)、パウロ・フェルナンド・メロ・ダ・コスタ議員(共和国-DF)、フィリペ・マルティンス・ドス・サントス議員(PL-TO)、エスペリディアン・アミン議員(PP-SC)、元連邦議員ブルーノ・アラウージョ(PSDB-PE) 、その他の国会議員、JICA(国際協力機構)の田中明彦理事長、ブラジル日本文化協会(文京区)の石川レナト会長、パラナ日伯文化同盟のエドゥアルド鈴木会長、その他の多数来賓が参加した。

小寺会頭は、ブラジル日本商工会議所がブラジルの発展にどのように協力できるかを熟考していると述べた。 「私たちは日本企業の代表として、日系ブラジル人移民の歴史を尊重し祝う責任を感じている。 彼らの努力と犠牲を通して、私たちは多様性を尊重し、異文化との調和のとれた共存を築くことの重要性を学んだ。 そして、日本企業としての役割を果たしながら、これからもブラジル社会に貢献していく決意を新たにしている」と説明した。

日伯議員連盟グループの議長であるルイス・ニシモリ連邦副議員は、この祝賀行事の重要性について次のようにコメントした。ブラジルへの日本人移民の出発点は、1908 年 6 月 18 日にサントス港に笠戸丸が到着した時から始まり現在、ブラジルには 200 万人以上の日系人が住んでおり、ブラジルの日系人数は日本国外で最大の日系社会を持つ国では世界トップで、また最大の親日国であり、今後の両国関係強化の重要性を説明した。

ビデオ視聴は右クリック→Sessão solene em homenagem aos 115 anos da imigração japonesa no Brasil, na Câmara dos Deputados

写真左からEduardo Suzuki, Teiji Hayashi, Luiz Nishimori, Akihiko Tanaka, Renato Ishikawa e Yuki Kodera
(Fotos: Cláudio Araújo/PSD Câmara)

小寺勇輝会頭

5月定例昼食会開催

5月定例昼食会は、2023年5月19日正午から午後2時までブルーツリーファリアリマにて100人以上が参加して開催された。

初めに特別参加者として、エルシオ・ホンダ ABCP (Associação Beneficente & Comunitária do Povo)会長、在サンパウロ日本国総領事館の小室千帆 首席領事、日系主要団体から文協のMASSAMI UYEDA氏、アリアンサのエドアルド吉田氏、ジャパンハウスからERIC KLUG氏が紹介された。

行事は会頭挨拶を始め下記プログラムの通り行われた。

労働WG「労働法 基礎」オンラインセミナー開催

企業経営委員会(島田領委員長)労働ワーキンググループ(梅田孝彦グループ長)の「労働法 基礎」オンラインセミナーは2023年5月16日午後6時から7時30分まで100人が参加して開催。講師は佐藤ジルセウ弁護士。

2017年の労働改革法、採用・昇給・解雇の際の留意点、雇用契約に係る企業負担、テレワーク、残業代、雇用契約の終了、労働問題に関するルーラ政権の動き等について詳しく説明された。

労働法基礎セミナー発表資料、PDF版

商工会議所主催セミナー2023年1月18日(TMI柏)

 

化学品部会コンサート

 

去る5月15日 18時30分~21時、化学品部会公式行事として部会コンサートを開催しました。

内容についてご報告申し上げます。(出席者・部会メンバー及びそのご家族総勢32名参加)

 

開場はある部会メンバー様の屋上テラスを拝借し、ケータリングサービスによる食事と飲み物、

演者は以前商工会議所の昼食会にもご登壇頂いた、プロサックス奏者でブラジル文化ライターの島田愛加さん、

島田さんと当地の音大同窓生であるプロギタリストの金田聖司さん、そして島田さんとも親交のある、

ブラジルのプロシンガーWilma de Oliveira(ヴィウマ ジ オリヴェイラ)さん。

 

最近の夜の冷え込みで若干肌寒い中ではありましたが、出席者、演者様と共に楽しいひと時を過ごせました。

ご準備、片付けご協力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。

 

化学品部会 古賀 ロート・ブラジル・ホールディング

音楽会の栞 演者プロフィール 2023年5月15日 音楽会 VER.2

第59回カマラゴルフ会 開催報告

相互啓発委員会主催の第59回カマラゴルフ大会は、2023年5月14日(日)、サンパウロPLゴルフクラブにて34名の参加にて開催しました。

皆様のご参加、ご協力に心より御礼申し上げます。

次回は2023年8月20日(日)の開催を予定していますので、皆さまのご参加を心待ちにしております。

相互啓発委員会一同

ブラジル移転価格制度の最新動向に係るセミナー開催

日伯法律委員会(岩尾 玄委員長)課税通関WG(天野 義仁WG長)は、2023年5月12日午前9時から10時30分まで170人が参加、ハイブリッド形式の英語及び日本語でのブラジル移転価格制度の最新動向に係るセミナー開催。進行役は三上智大氏が務めた。

ブラジル独自の移転価格制度の最新動向に係るセミナー開催の趣旨は、2023年3月30日、ブラジルの下院議会は、移転価格税制を従来の独自の計算式に基づく移転価格ルールから経済協力開発機構(OECD)ガイドラインに適合した独立企業間原則に移行する大幅な変更を行った暫定令1.152号 を可決した。

ブラジル政府は2022年12月29日に暫定令1.152号を発表し、ブラジル議会(下院及び上院)は120日以内に当該暫定令を一般法として成立する必要がある。また暫定令1.152号はブラジルの移転価格制度に独立企業間原則を導入のほか、新たな移転価格の算定方法と文書化要件の設定、さらに無形資産、金融取引及び事業再編の取り扱い等に大きな変更をもたらしている。

また、ブラジル連邦歳入庁は、2023年2月17日にRFB規範指令2.132号を公布。当該法令では暫定令 1.152号/2022によって導入された新制度に関するいくつかの点の明確化及びガイダンスをもたらしている。

本暫定令1.152号やRFB規範指令2.132号を通して、ブラジルの現行移転価格制度からどのような制度変更が議論されているかを早期に知ることは、ビジネス上どのような影響が生じる可能性があるのかを検討する上でも不可欠な理解となっているために、セミナー開催で理解を深めてもらう。

課税通関WGでは、KPMG Brazilの移転価格担当の専門家であるEdson Costaパートナー及びKPMG Brazil グローバルジャパニーズプラクティス南米統括責任者の天野義仁WG長を講師に招き、当該OECDガイドラインに適合した移転価格税制について、現行制度との比較を交えながら解説するセミナーを開催した。

初めに移転価格制度に関する議論の経緯を説明、続いて国際基準と異なる現行の移転価格制度、法令9.430/96及び規範指令1.312/12及び暫定令1.152/22の主な相違点、移転価格制度の国際基準(OECD)への適合| ALP| 検証対象| 関連当事者間の取引| 無形資産、移転価格の算定方法、取引単位営業利益法-MLT、今後のステップとしてMP1152/22 + IN 2132/23などについて説明。最後に質疑応答が行われた。

PDF ブラジル移転価格制度の最新動向のセミナー_20230512

5月の法律委員会開催

日伯法律委員会(岩尾 玄委員長)主催のオンライン月例会は、2023年5月10日午後4時から5時30分まで59人が参加して開催、司会はクラウジオ・ヴァス副委員長が務めた。

初めにGaia Silva Gaede Advogados のCASSIANO INSERRA BERNINI シニアマネージャーは、テーマ『「代理納税者の運用におけるICMS及びICMS/STのPIS/COFINS計算基準からの除外」』“Exclusão do ICMS próprio e do ICMS/ST da base de cálculo do PIS e da COFINS na operação do contribuinte substituído”について、続いてHondatar Advogados (Honda, Teixeira, Rocha – Advogados) の EDSON TAKASHI KONDO パートナーは、テーマ 『サンパウロ州におけるICMS』“ICMS no Estado de São Paulo”についてそれぞれ講演した。

PDF anexos:
1. “Exclusão do ICMS próprio e do ICMS/ST da base de cálculo do PIS e da COFINS, na operação do contribuinte substituído – Medida Provisória nº 1.159/2023″
2. “ICMS no Estado de São Paulo”

ブルーツリー・ホテルズ&リゾーツ会長兼最高経営責任者 青木智栄子氏とのパネルディスカッション開催

異業種交流委員会(渡辺優二委員長)主催のブルーツリー・ホテルズ&リゾーツ会長兼最高経営責任者(CEO) 青木智栄子氏を囲むウエビナーパネルディスカッションは、2023年5月9日午前9時30分から11時30分まで開催。モデレーターは村田エリカ副委員長が務めた。

パネルディスカッションには、青木智栄子氏、渡辺委員長、長野副委員長、江口副委員長、板垣顧問、亀岡化学品部会副部会長が参加。初めに女性の社会進出するためのシステム構築では、日本のジェンダーギャップ指数は116位に対して、ブラジルは94位と決して高くない。またブラジルの女性に対する暴力問題。女性が自由に仕事ができるシステムの構築では、北欧では男女同権だが、女性の方がサラリーが低いし、プロモーションも男性有利の現状。ブラジルの女性の企業トップの割合は未だに9.0%、従業員の人材育成では、COVID時の困難脱出、ブルーツリーアンバサダー制度。人材引き抜き防止策。女性の企業経営はストッキングの様に透明でフレキシブル、ソフト。日系企業とブラジル企業との違いでは、日本人は事前に準備に取り掛かる傾向があるが、ブラジル人は準備を先送り傾向がるにも関わらず、期限直前でもパニックにならず、冷静に対処する傾向がある。リーダーの資質などについて意見交換した。

また質疑応答では、社内の人材教育のヒント。外資系企業と日系企業の女性従業員の守備範囲。従業員のメンタルケアやカウンセリングなどが挙げられた。閉会の辞で渡邊委員長は、女性の企業経営の苦労や困難など貴重な経験談は目から鱗で参考にしたいと丁寧にお礼を述べた。

講師略歴 福岡県生まれ。ブルーツリー・ホテルズ&リゾーツ会長兼CEO。サンパウロ観光局 副社長、ブラジル政府経済社会開発審議会(CDES)取締役、サンパウロ州観光局、ジャパン・ハウス サンパウロ 理事、「Grupo Mulheres doBrasil」副社長、Dona de Mim 『Fund created by women to help women to startentrepreneurship in Brasil』、ブラジル イベント アカデミー、ブラジル マーケティング アカデミーなど、ブラジル 民間・政府機関のメンバーを務めている。

「ブラジル新公共調達法に係る情報収集・確認調査」報告会開催

JICAブラジル事務所、日本工営ブラジル及びブラジル日本商工会議所コンサルタント部会共催による「ブラジル新公共調達法に係る情報収集・確認調査」のポルトガル語報告会は、2023年5月5日午後2時から3時まで33人が参加してオンラインで開催。初めにJICAブラジル事務所の江口雅之所長が開催挨拶を行い、講演はハイアニ・ミランダ氏及びエドアルド・クロカワ氏がパワーポイント資料で説明した。

今回の報告会の趣旨として、JICAでは、日本企業の途上国への海外展開支援を通したビジネスで社会的・経済的課題の解決に貢献目的とする「中小企業・SDGsビジネス支援事業」を実施している。

ブラジルで本事業を活用する日本企業の多くがブラジル公的セクターへの参入を検討するにも関わらず、従来の公共調達法(法令第 8,666/1993 号)や調達競売法(法令第10,520/2002号)は煩雑で海外企業の参入は難しいと言われていたが、2021年にブラジル政府は従来の公共調達法に代わる新公共調達法(法令第14,133/2021号)を発令し、外国企業が入札に参入しやすい内容に大幅に改定された。

この改定に伴い、JICAブラジル事務所では今年2月~3月にかけて日本工営ブラジルを通して「ブラジル新公共調達法に係る情報収集・確認調査」を実施。調査では、新公共調達法の導入背景、旧法との比較、変更点、日本企業の過去の落札成功事例からわかる参入しやすい分野やスキームの分析等を行い、今回の報告会に至っている。

初めに報告会では、公共調達法の分析、ブラジルの公共調達入札法の現状、公共契約の推定市場、今年4 月 1 日以降に適用される公共入札法の内容・変更点、新公共調達法の14.133/2021の適用範囲、入札方法、NLLC によって導入された主なイノベーションポイント、旧法と新法との比較、ブラジルにおける公開入札における日本企業の参加分野公開入札で日本企業が落札した契約の統合などについて詳細に説明した。質疑応答では外資系企業のブラジルの公共調達入札の条件、入札資格の剥落、発表資料の公開などが挙げられた。

PDF JICA2_プレゼンテーション資料

動画 (74) ■Webinar:Nova Lei de Licitações e Contratos Administrativos do Brasil (Lei 14.133/2021) (05/05/2023) – YouTube