全国工業連合会(CNI)の調査によると、2022年11月の製造業部門の生産指数は前月比0.2ポイント上昇の48.7ポイントを記録したにも拘らず、分岐点の50ポイントを依然として下回っている。
この11月の製造業部門の生産指数調査は、12月1日から10日迄全国工業連合会(CNI)加盟の1684企業対象に実施された。
また11月の製造業部門の雇用指数は、前月比マイナス0.6ポイントの49ポイントと分岐点の50ポイントを下回っている。11月の製造業部門の設備稼働率(UCI)は71.0%に留まって、過去2年間の11月の設備稼働率(UCI)を下回っている。
製造業部門の生産は上半期末まで好調に推移していたが、金利の高止まりなどの要因で、企業経営者の投資意欲を削がれていると全国工業連合会(CNI)経済分析担当のMarcelo Azevedoマネージャーは指摘している。
また11月の製造業部門の在庫指数は、51.3ポイントと理想の在庫をわずかに上回っているが、在庫調整のために10月よりも1.1ポイント減少している。
今年12月の輸出見通し指数は前月比1.1ポイント増加の50.7ポイント、需要の見通し指数は、前月の51.4ポイントから50.8ポイントに減少したにも拘らず、引続き楽観的な見方をしている。
また12月の製造業部門の投資見通し指数は、0.3ポイント増加の53.8ポイントと今年初め11カ月間では2番目に低い指数を記録、過去平均の51.4ポイントを上回っているが、今年初め11か月間の月間平均の56.8ポイントを下回っている。