2023年3月定例懇親昼食会開催

3月定例懇親昼食会は2023年3月17日正午から午後2時30分までBOURBON IBIRAPUERAホテルに140人以上が参加して開催、進行役は村田俊典事務局長が務めた。

特別参加者としてネルソン・バルボーザ BNDES(社会経済開発銀行)ディレクター、桑名良輔 在サンパウロ日本国総領事、ロベルト・ミズシマ元サルバドール名誉領事、日伯文化連盟(アリアンサ)のエドアルド吉田会長、文協のワルテル・ササキ氏が紹介された。

会頭挨拶で小寺 勇輝会頭は、企画戦略委員会が1年半かけて見直した商工会議所の基本方針として、会員の共助のもと、会員の声を取り纏め、ブラジルにおけるビジネス環境の改善に資する活動を通じて、会員の持続可能な発展に寄与すると説明した。。

また活動方針、重要政策として、
1.日伯間の経済・貿易・商工業の促進等を念頭に、日伯関係のさらなる活性化に寄与する
2.会員のためにビジネストレンドを含めた有益な情報の収集、共有及びその発信を行っていく
3.会議所内、会員間におけるコミュニケーションの円滑化を図り、交流・意見交換の場を提供する
4.ビジネス環境改善のために必要な提言、要請、働きかけを会員から取り纏めて大使館・総領事館等へ声を届ける(EPA推進、税制改正、OECD加盟、各種規制緩和等)について説明した。

小寺 勇輝会頭

桑名良輔 在サンパウロ日本国総領事は、小寺会頭が説明した商工会議所の新しい活動方針は我々と同じで、安全・活動のサポート、情報収集して皆様と共有するのは同じで、皆様と二人三脚で努力していきたい。ブラジル政府は米国、カナダ、オーストラリア及び日本に対して短期ビザを免除してきたが、新政権では相互主義の観点から、10月1日から日本からの訪問客は短期ビザを取得必要がある。皆様の声を東京に届けるために、声を上げてほしいと要請した。

桑名良輔 在サンパウロ日本国総領事

講師歓迎の辞で小寺 勇輝会頭は講演者のネルソン・バルボーザ 氏の略歴を紹介。続いて講演者のBNDES(社会経済開発銀行)のネルソン・バルボーザ ディレクターは、テーマ「2023年~2026年のブラジルのマクロ経済シナリオ」と題して、初めにルーラ新政権の戦略の青写真として、初めにブラジル中銀のフォーカスレポートの今後4年間の各種経済指標の予想、各金融機関のGDP伸び率の予想、ルーラ政権が目指している2026年のGDP伸び率3.0%達成するためには均衡のとれた財政、税制改革、新規投資プランのシナリオ、民間企業投資の重要性などについて説明した。

またルーラ政権の新投資プラントとBNDES銀行の役割、輸送ロディステク部門、電力エネルギー部門、テレコン部門及び上下水道部門の投資額及び必要な投資額の開き、インフラ設備部門、製造業部門及ぶサービス業部門への投資機会、日本製造業部門への資金提供の推移、BNDES銀行認定の日本企業リスト、BNDES銀行の資金提供の推移及び従来のGDP2.0%相当の再度の資金調達の引上げ、日本企業のブラジルのインフラ整備部門への投資機会及び投資要請、BNDES銀行のフォーカスなどについて説明した。最後の質疑応答では、BNDES銀行発行の債権の免税について質問された。また参加者は本日のネルソン・バルボーザ 氏の素晴らしい講演内容について丁寧にお礼を述べた。小寺 勇輝会頭は講演者のネルソン・バルボーザ 氏に記念プレートを贈呈した。

BNDES(社会経済開発銀行)のネルソン・バルボーザ ディレクター

小寺 勇輝会頭は講演者のネルソン・バルボーザ 氏に記念プレート贈呈

写真左から小寺 勇輝会頭、ネルソン・バルボーザ 氏、村田俊典事務局

DPF  BNDES(社会経済開発銀行)のネルソン・バルボーザ ディレクター講演資料

帰国挨拶ではShimadzu do Brasil 社の 有村俊一社長は、2019年4月に2回目の赴任、トータル9年間勤務、会議所活動では貿易部会副部会長、メディカル分科会で尽力。名古屋支店長として栄転、参加者には丁寧にお礼を述べた。

Shimadzu do Brasil 社の 有村俊一社長

3分間スピーチでは、初めにLobo de Rizzo Advogados社のHugo Tubone Yamashita氏は、主な事業内容の紹介、同弁護士事務所は42人のパートナー、145人のアソシエイト、120人のスタッフ、59項目に達するコンサルタント業務、60%を占める女性従業員、8%を占めるLGBTEI従業員など多様な従業員構成などについて説明した。

PDF LDR_2023.03.09_Apresentação Institucional ENG_HTY(7057351.1)

Lobo de Rizzo Advogados社のHugo Tubone Yamashita氏

ロデスター保険(Lodestarseg社)のFabiano Hosono do Nascimento氏は、金融分野(信用、保証、企業責任)を専門とする保険事務所。360度管理のブティックコンセプト、信用保険の補填範囲、ベネフィット、保証保険、補償保険、その他のサービスについて説明した。

PDF03 – LodeStarseg – 2023 Japanese

ロデスター保険(Lodestarseg社)のFabiano Hosono do Nascimento氏

Takeda社のJosé Manuel Caamaño 氏は、創業以来230年以上、揺るぎない経営の基本精神を軸に、グローバルな研究開発型バイオ医薬品のリーディングカンパニー。重点領域として希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患、血漿分画製剤分野でのイノベーティブな創薬のグローバルリーダーを目指していると説明、また今月14日に武田薬品工業はデング熱ワクチン「QDENGA」について、4種全てのデングウイルス血清型により引き起こされるデング熱の予防目的にブラジルで承認を取得している。

Takeda社のJosé Manuel Caamaño 氏

Colorkrew社のMarcelo Mesquita氏は、創業24年、従業員130人、組織の成長を実現させるワークスタイルイノベーションサービスの提供、プラットフォーム サービス、総務TECH サービス​、HR TECH サービス​などについて説明した。

Colorkrew社のMarcelo Mesquita氏

Hondatar社のMidori Ueda氏は、商工会議所への再入会、1988年設立、創業者のEdson Kondo氏とパートナーのShiguemi Nakagaki氏の略歴、業務の約80%を占める税務関連コストカットのコンサルタント、受賞プレミアム紹介、ESGボランティア活動としてホームレスへの炊き出し、簡易シャワー提供などについて説明した。

DPF 05 – Template_Apresentação_PPT_Hondatar Advogados REV02

Hondatar社のMidori Ueda氏

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https://camaradojapao.org.br/jp/?p=52873