ジェトロ・ブラジル自動車部品商談ミッション団が訪問

ジェトロサンパウロ事務所(大久保敦所長)主催のブラジル自動車部品商談ミッション団との意見交換会が2016年10月24日午後2時から4時までミッション参加者並びにジェトロ関係者、商工会議所関係者30人近くが参加して開催、司会はジェトロサンパウロ事務所投資担当の栗原環取締役が務め、初めに大久保敦所長は、自動車部品商談ミッションの経緯や目的、11社の参加、ブラジル部品メーカーミッション団の日本派遣、今回のスケジュールなどについて説明、平田藤義事務局長は、商工会議所とサンパウロ州投資誘致局(INVEST SP)との協力関係構築や意見交換会開催、10月開催の貿投委でのZPEの取り上げ、現在355社に減少した会員数は今後の景気上昇に伴って増加予想、ドイツ商工会議所との会員数相違の要因などについて説明した。

ジェトロサンパウロ事務局の辻本希世調査部長は、「ブラジル経済・自動車市場概況」について、今回訪問するサンパウロ州並びにパラナ州を擁する南東部地域並びに南部地域のGDPはブラジルの72%を占める製造業が牽引する地域。過去数年間のマクロ経済指標の推移、産業別並びに需要要素別GDP構成要素、インフレ並びに政策金利、為替レートの推移、品目別貿易額、貿易収支の推移、中南米地域での積極的な外交展開による経済補完協定の拡充、対ブラジル投資の内訳及び案件、緩やかに少子高齢化が進む人口構成、自動車生産・販売・輸出の推移及び動向、自動車部品の貿易収支の推移、自動車部品の対ブラジル直接投資案件、近年の自動車協定改定、ブラジルの税務におけるビジネス環境の推移などについて説明した。

またサンパウロ州投資誘致局(INVEST SP)のセルジオ・コスタ開発局長は、「サンパウロ州のビジネス及び投資ポテンシャル」と題して、サンパウロ州内への投資誘致、人材資源開発、消費市場、生活環境などでナンバーワンを目指して活動、人口4200万人を擁するサンパウロ州は持続可能な経済成長、大きなビジネスチャンス、世界100か国以上からの移住者による人口構成、ラテンアメリカ最大の教育都市及び豊富なマンパワー供給、石油・天然ガスの埋蔵量が世界最大規模のプレソルト鉱区、州内に張り巡らされた整備された道路や港湾インフラを擁しており、INVEST SPでは州内への無料投資相談やサポート、輸出振興を行っていると説明、また1年前からAPEXと協力体制を築いて積極的な輸出振興、今年6月にはコロンビア並びにペルーに経済ミッション団を派遣して1億2000万ドルの成約、11月には100社から構成されるミッション団をアルゼンチンに派遣予定、サンパウロ州は投資希望先としてラテンアメリカでトップなどサンパウロ州のビジネスチャンスのポテンシャルや魅力について説明した。

PdfJETRO自動車ミッション歓迎挨拶(平田事務局長)

Pdfサンパウロ州投資誘致局(INVEST SP) 英語によるサンパウロ州ポテンシャル紹介

Pdfサンパウロ州投資誘致局(INVEST SP) 日本語によるサンパウロ州ポテンシャル紹介

講演中のサンパウロ州投資誘致局(INVEST SP)のセルジオ・コスタ開発局長

「ブラジル経済・自動車市場概況」について講演中のジェトロサンパウロ事務局の辻本希世調査部長

ミッション団歓迎挨拶を行う平田藤義事務局長

左からジェトロサンパウロ事務所の大久保敦所長/司会を務めた同事務所投資担当の栗原環取締役

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