第58回カマラゴルフ大会開催

相互啓発委員会(南誠委員長)主催の第58回カマラゴルフ大会は、2023年2月25日(土)、サンパウロPLゴルフクラブにて35名参加、開催した。

皆様のご参加、ご協力に心より御礼申し上げます。次回は2023年5月14日(日)の開催を予定していますので、皆さまのご参加を心待ちにしております。

相互啓発委員会一同

120人以上が参加して2月の懇親昼食会開催

2月の懇親昼食会は2023年2月17日正午から2時過ぎまでインターコンチネンタルホテルに120人以上が参加して開催、司会は村田俊典事務局長が務めた。

初めに特別参加者として、演奏家でブラジル文化ライター島田 愛加氏、桑名良輔 在サンパウロ日本国総領事、日系主要団体から援協のパウロ・サイタ会長が紹介された。

会頭挨拶/講師歓迎の辞で小寺 勇輝会頭は、会頭就任から1カ月間のイベント参加としてブラジル令和4年度官民合同会議、2月3日の日本の農林水産省とジェトロ共催による「日伯食品・農業合同セミナー」に参加。新政権発足で日伯交流が活発になってきているモメンタムの今が日伯交流促進のチャンス。新年会では会頭としてCamaraの会員間の融合促進として、会員間の融合、ブラジルとの融合、日本とブラジルの融合の一助となる3つの融合を進めていきたいと説明したが、本日の講演はカーニバル・サンバであり、ブラジルとの融合にぴったりで、講演を楽しんでほしい。最後に島田さんの略歴を紹介した。

小寺 勇輝会頭

続いてブラジル滞在9年目の島田 愛加氏は「ブラジルの象徴 ~カーニバル~」について、初めにカーニバルの歴史、数多くあるエスコーラ・デ・サンバチーム、採点方法はテーマと構成、衣装、山車と装飾、進行(時間は65分以上75分以内)、歌や表現などの音楽性、先頭集団のパフォーマンス、メスト・サラとポルタ・バンデイラの演技、打楽器隊の演奏、メロディや歌詞など楽曲の9項目が対象となっている。ブラジル国内各地に存在する多種多様なカーニバルの魅力では、レシーフェ市、サルバドール市、リオ市及びサンパウロ市のカーニバルの相違点を説明。質疑応答ではブラジルで一番好きな音楽。子供連れで安全に蚊=-ニバルを見学する方法などが挙げられた。

島田 愛加氏

桑名良輔 在サンパウロ日本国総領事は、サンパウロ州新政府の主要幹部として初めに、元軍人の共和党(Republicanos)のサンパウロ州のタルシジオ・デ・フレイタス州知事は昨年10月の州知事選ではフェルナンド・ハダジ候補に後れを取っていたが、第2次戦で逆転勝利。主な経歴は2014年~2015年のロウセフ政権の連邦政府交通インフラ局長、2019年~2022年のボルソナーロ政権時のインフラ大臣就任。民営化、再工業化、水素やモビリティなどのサスナビに関心を持っている。またセントロンの社会民主党(PSD党首)のジルベルト・カサビ州政府官房長官。主な経歴 として、2006年~2013年時のサンパウロ市長。2015年~2016年のルセーフ政権時の地方開発大臣。2016年~2019年のテメル政権時の科学・技術・イノベーション・通信大臣。2019年~2020年のドリア州知事時のサンパウロ州文官長。ルーカス・フェハス州政府国際ビジネス局長官の主な経歴として、ボルソナーロ政権下では経済省通商局長。UNCTAD(国連貿易開発会議)、サンパウロ州工業連盟(FIESP)、BRICS新開発銀行(New Development Bank)、ラテンアメリカ開発銀行、米州開発銀行(IBD)等で勤務経験などを説明した。

桑名良輔 在サンパウロ日本国総領事

定例行事の連絡事項では、佐藤マリオ監事は、2022年第4四半期(通期)監査報告として、2月7日開催の2022年第4四半期の業務・会計監査は、監事会から二宮正人監事会議長 (Advocacia Masato Ninomiya)、佐藤マリオ監事(Global Link Consultoria)、天野ウーゴ監事 (BDO Brazil),、財務委員会から木坂明彦委員長(Banco MUFG Brasil)、石川裕巳副委員長(丸紅ブラジル)、事務局担当委員会から長島公一委員長(丸紅ブラジル)、Orgatec Organização Técnica Contábil社からEduardo Hidaka取締役及びLaís Dutra Hatyaアナリストが参加、監事会は、「2022年第4四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。

佐藤マリオ監事

着任挨拶ではMitsui & Co. (Brasil) S.A. の Wanouchi Satoshi氏は、化学品コンシューマー担当。ロシアに7年祖のうちシベリアに5年駐在。マイナス44%を経験したが、ブラジルで初めて覚えた言葉はMuito Quenteと笑いを誘った。

Mitsui & Co. (Brasil) S.A. の Wanouchi Satoshi氏

同Mitsui & Co. (Brasil) S.A. のSugimoto Yasushi氏は、Wanouchi 氏の1か月後に着任。ブラジル勤務は3回目で、初めは年率5000%のハイパーインフレ時代の1992年から2年間。2回目は15年前に5年間の勤務。今回は農薬を担当すると紹介した。

Mitsui & Co. (Brasil) S.A. のSugimoto Yasushi氏

Sumidenso do Brasil のTetsuaki Watanabe氏は、昨年8月に赴任。米国に2回駐在。ポーランド及びハンガリーでも駐在。ハンガリーでは商工会議所会頭。3回結婚して子供は31歳を頭に4歳まで6人と参加者を感嘆させた。

Sumidenso do Brasil のTetsuaki Watanabe氏

交代挨拶ではSojitz do Brasil社のToru Shida氏は、前会頭との暗黙の了解で理事を引き受け、相互啓発副委員長として商工会議所活動に貢献したいと説明した。

Sojitz do Brasil社のToru Shida氏

3分間スピーチでは、Ecogen Brasil社のNoriaki Watanabe氏は、オフィスビルやシッピングセンターのバイオガス、バイオマスや太陽光発電システムや水利用ソルーションの設計、建設、オペレーションや保守、データーを取ってAIで解析してエネルギー消費の見える化。Ecogen社のデジタルプラットフォーム、Metronとの電力エフィシエンシープラットフォームの共同開発などについて説明した。

PDF ENG_Ecogen 360º_Apresentação Comercial

Ecogen Brasil社のNoriaki Watanabe氏

Afimac Global社のAgnaldo de Oliveira氏は、創業35年、企業防衛として従業員、ビジネス、産業スパイによる詐欺など、横領や不正行為によって被害を受けないためにセキュリティおよび保護ソリューション、
インテリジェンスおよび調査ソリューション、役員およびセキュリティ チーム向けのトレーニング、
K9によるサービス提供などについて説明した。

Afimac Global社のAgnaldo de Oliveira氏

IntelectoRH社の日系3世のYana Takahashi氏は、1996年設立、 IntelectoRhはCEOs, CFOs, COOs, CCOsなどのトップマネジメントや、ブラジル国内全てのあらゆる専門家の採用選考を行う。主な顧客先は金融機関、サービス業、工業、テクノロジー、小売り、消耗品、化学業、通信、建設、アグリビジネスなど。当社はハンティングを通じて、業界のプロフェッショナルを検索するチームを擁している。長年の経験を用いて当社は日系企業が必要とするアジアン文化、ビジネスマナーの知識がある人材、専門家の検索&紹介。個人的や文化的な違いを緩やかにするために、当社はブラジルスタッフ&駐在員方の異文化間トレーニング実施などを紹介した。

IntelectoRH社のYana Takahashi氏

Direct Consultoria de BenefÍcios社のLuciana Koga氏は、創業25年、保険と福利厚生管理のニーズと期待に応えるソリューション。健康保険プラン、歯科プラン、生命保険、食事とスーパーマーケット券、薬局ベネフィットマネージメントなど自社事業を紹介した。

Direct Consultoria de BenefÍcios社のLuciana Koga氏

国際交流基金Fundação Japão のSusaki Masaru氏は、文化・芸術交流、日本語教育、日本研究・国際対話を柱に46年間活動。アニメの経済動向、今後の普及計画では、3月18日のアニソンダンス コンテスト開催、7月のREAL AKIBA BOYZ招聘によるAnimeFriendsステージ出演。アニソンダンス の普及させたいと説明した。

国際交流基金Fundação Japão のSusaki Masaru氏

特別スピーチではKazuko Yokoyama氏は、定年後は東南アジアでの日本人の起業について研究していたが、今回はラテンアメリカ地域に軸足を移して、ブラジルで2週間にわたって日本人の起業家にインタビューしたが、後継者問題に頭を抱えており、後継者には日系人が良いと思うが、日本人起業家と日系2世や3世の交流の必要性を実感した。調査結果は日本語と英語で出版予定も協力をお願いした。

Kazuko Yokoyama氏

ブラジル日報の輿石信男コマーシャル・ディレクターは、東南アジアではKポップや韓流ドラマが席捲しており、日本の優れたコンテンツ紹介が後塵を拝しているために、ブラジルでのJポップフェスティバルを2024年3月に開催予定であり、日本のメジャーアーティスト6組を招聘するための支援を要請した。

ブラジル日報の輿石信男コマーシャル・ディレクター

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2月の労働問題研究会会開催

企業経営委員会(島田領委員長)のオンラインによる労働問題研究会は2023年2月15日午後4時から5時30分まで90人が参加して開催、司会は三原フェルナンド副委員長が務めた。

初めに:Montaury Pimenta, Machado & Vieira de MelloのPABLO GIMENEZ GARCIA BASTOS TORQUATOパートナーは、テーマ『テクノロジー及びライセンス契約に関するINPIの新しい規則や更新』“Atualização e novas regras do INPI sobre contratos de tecnologia e licenciamento”。続いてPinheiro Neto Advogados のLUCAS BARBOSA OLIVEIRA  弁護士はテーマ『eSocial-2023年からの監視強化について』 “eSocial, eventos de segurança e saúde no trabalho, adicional ao SAT e aposentadoria especial – enrijecimento da fiscalização em 2023 “についてそれぞれ講演した。

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PDF anexos:
1. “eSocial, eventos de segurança e saúde no trabalho, adicional ao SAT e aposentadoria especial – enrijecimento da fiscalização em 2023″
2. “Adicional ao SAT”

天皇誕生祝賀レセプションに400人が参加して開催

サンパウロ総領事館主催の「天皇誕生祝賀レセプション」は、2023年2月14日にサンパウロ総領事公邸に約400人が参加して開催。初めに桑名良輔総領事が開催挨拶。来賓挨拶としてライムンド・マグノ在聖事務所大使やアフォンソ・マソッチ聖州国際関係局事務局長、マルタ・スプリシー州知事代理が祝辞を述べた。レセプション開催には日系17社が協力。商工会議所から小寺勇輝会頭が参加した。

食品部会懇親会開催

食品部会(中村茂雄部会長)ハイブリッド懇親会は、2023年2月10日午後4時から6時まで22人が参加して開催。初めに中村茂雄部会長が開催挨拶、参加者は自己紹介を行った。

食品部会の22年度活動報告及び23年度活動方針案の説明後、参加者は各社の昨年下期の回顧及び今年上期の展望について発表。2022年の回顧では高インフレ、メディアプロモーション効果、原料コスト高騰、各種コスト削減への取組、Covidパンデミックの影響の減少、北東部エリアの営業体制強化、不法品の市場占有率の高止まり、物流スキーム構築、人材投資、大統領選挙中のストライキによるダメージ、ラニーニャによる気温低下及び降雨量の減少、ロシアからの肥料供給不安及び価格上昇などが挙げられた。

「世界的な高インフレの影響によるビジネス環境への影響や変化、それを踏まえた今年の展望」では、高付加価値商品へのシフト、業務効率化への取り組み、消費動向を踏まえた価格転嫁のタイミング、レアル安による輸入コスト増加、サプライチェーンマネージメント強化、インフレによる実質購買力の低下、筋肉質への体質改善、現地社員に対するコスト意識の植付、穀物価格上昇も農薬コスト上昇などが挙げられた。

「食品部会活動に関する意見・要望」では、会員企業に共通する課題の発見や事業環境向上に向けた意見交換会の開催。ICMS税還付問題、メルコスールとEUのFTA、色々な情報交換に感謝が挙げられた。

大使館・領事館からのインプットでは、在ブラジル日本国大使館の小川書記官は、個別の要望でも結構ですので敷居ゼロの大使館に気軽に相談してほしいと説明。在サンパウロ日本国総領事館の宍戸領事は2月 3日に文協で開催された日本の農林水産省とジェトロ共催による「日伯食品・農業合同セミナー」について説明した。

参加者

ブラジル味の素 中村
ブラジル味の素 梅田
ブラジル味の素 武井
Kikkoman do Brasil 尾崎
BBBR 倉智
BRFS – BRAZIL FOOD SERVICE 佐藤
Harald 中尾
JT International 関口
Takasago Fragrancias e Aromas Ltda 碧川
TRADBRAS LTDA.
TRADBRAS LTDA. 三浦
三井化学 近藤
兼松南米 木寺
兼松南米 田尻 オンライン
中央開発 山口 オンライン
イグアスコーヒー社 松井 オンライン
Banco MUFG Brasil S.A. 村田國成
在ブラジル日本国大使館 小川
在サンパウロ日本国総領事館 宍戸
JETRO 斎藤
個人会員 平田 オンライン

事務局                                                                             大角 オンライン

2 月の法律委員会月例会開催

日伯法律委員会(岩尾 玄委員長)主催のオンライン月例会は、2023年2月8日午後4時から5時30分まで104人が参加して開催、司会はRafael Mantovini副委員長が務めた。

初めにPinheiro Neto AdvogadosのFELIPE CERRUTTI BALSIMELLI  弁護士は、テーマ『ブラジルの移転価格税制の改正 – 暫定措置令 No. 1.152/22』“Alteração das regras brasileiras de preços de transferência – Medida Provisória nº 1.152/22”。続いてDemarest AdvogadosのMAURÍCIO BARROS パートナーは、テーマ『最高裁判所(STF) のテーマ 756 および IN 2.121/2022: PIS/Cofins クレジットの現状』“Tema 756 do STF e IN 2.121/2022: atualidades quanto aos créditos de PIS/Cofins”についてそれぞれ講演した。

ビデオ視聴は右クリック→Acesse aqui

PDF anexos:
1. “Preços de Transferência – MP 1.152/22”
2. “Tema 756 do STF, IN 2.121/2022 e Medida Provisória 1.159/2023: atualidades quanto aos créditos de PIS/Cofins”

2022年第4四半期の業務・会計監査

2022年第4四半期の業務・会計監査は2023年2月7日午前9時から開催。監事会から二宮正人監事会議長 (Advocacia Masato Ninomiya)、佐藤マリオ監事(Global Link Consultoria)、天野ウーゴ監事 (BDO Brazil),、財務委員会から木坂明彦委員長(Banco MUFG Brasil)、石川裕巳副委員長(丸紅ブラジル)、事務局担当委員会から長島公一委員長(丸紅ブラジル)、Orgatec Organização Técnica Contábil社からEduardo Hidaka取締役及びLaís Dutra Hatyaアナリストが参加、事務局から2022年第4四半期及び通年の現金預金並びに有形固定資産、収入、支出などの財務諸表とその詳細、入会・退会状況、会費延滞状況などについて説明。それに対する監事会側からの質問やアドバイスなど受けた。最後に監事会は、「2022年第4四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。

業務・会計監査は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは村田俊典事務局長、日下野成次総務担当、上田エレーナ会計担当、久場アレッシャンドレ会計担当補佐が参加した。

化学品部会懇談会開催

化学品部会(古賀貴部会長)のハイブリッド懇談会は2023年2月6日午後3時から5時まで17人が参加して開催、司会は古賀部会長が務めた。

初めに化学品部会執行部として古賀貴部会長、石原亘副部会長、藤井康喜副部会長、亀岡功良副部会長を紹介。3月28日の部会長フォーラムの発表資料作成のために、参加者は2022年下期の回顧と2023年上期の展望について発表。官民合同会議集計として、メルコスールEPAへの期待。ルーラ大統領政権発足によるビジネス環境への影響。日伯経済連携に向けた外務省・大使館・総領事館等への提案などにつぃても発表。化学品部会役員輪番制リストの説明がされた。

<ご意見・コメントメモ>

―官民合同会議での林大使ご発言共有・・・継続して大使館の敷居はゼロ。ご意見、ご要望、ご批判何でも伝えてくださいとのこと。ルーラ政権への懸念に関し、国会は中道右派が主流であり、極端に労働者寄りの政策転換などの無茶はできないでしょう。

―各社アンケートの中での話題・・・原料不足による価格高騰は緩和の兆し? 原料は余り出している傾向。期限切れ原料へのANVISA規制対策

―輪番に関して・・・栗田工業様、信越化学様 対応確認

―官民会議アンケート・・・宍戸領事より、部会アンケートのポル語訳は総領事、大使に伝えてあるのでブラジリアで政府要人に伝える機会を設ける

―平田理事コメント・・・化学品部会の業績は素晴らしく、前年からの時系列比較なども含め、フォーラムで共有されたし20年のコロナ禍以降から退会がほぼ皆無であったのが、ユニークな活動を続ける化学品部会のみであった。本日の個社からの発表を拝聴しても又部会長による最後の纏めのデータを見ても増収増益、不変と合わせると素晴らしい業績であったのではと思われる。昨年9月のフォーラムでご発表頂いたABIQUIM(ブラジル化学工業会)によるコロナからの回復状況は、記憶に間違いなければドルベースで33%、レアルベースで40数パーセントであった。上期フォーラムの発表時期までには同業界から22年度のデータが公表されたら、時系列・定点観測していく上で是非ともご発表をお願いしたい。

―村田事務局長コメント・・・アンケートのまとめの欄は非常に重要で化学品の業績トレンドは良いのでフォーラムにて共有を。ルーラ政権への懸念はあるが、連邦議会の議員比率的に見て、中道を重視した政策を取らざるを得ないでしょう。アルゼンチンとの共通通貨構想もポーズ、パフォーマンス的な色合いが強いのではないか。

参加者
ロート 古賀
三井化学 渡辺
Nagase    石原
TOYOBO   藤井
日本農薬  大澤
ADEKA  三寺
TOYOINK  亀岡
三菱商事 佐々木
高砂ブラジル 碧川
ハリマ化成ブラジル 大久保
東レブラジル 前田
出光  木内
信越化学 萩原
個人会員 平田
大使館 根岸
在SP総 宍戸
商工会議所 村田事務局長

「日伯食品・農業合同セミナー」開催

日本の農林水産省とジェトロ共催による「日伯食品・農業合同セミナー」は、2023年2月3日に文協ビルに約100人が参加して開催。両国の産学官有識者がテーマ「世界の食料安全保障や持続可能な生産システム等に向けた両国の協力」でパネルディスカッション、これにはロベルト・ロドリゲス元農務相が両国の一層のタイアップで世界に貢献できると強調した。

林禎二大使は、開催挨拶で「世界の食料安全保障に対する関心が高まるなかで、日本政府は世界の食料供給でブラジルは最重要国で注目されるべき国」と説明した。

またパネルディスカッションでは、ロベルト・ロドリゲス元農務相、吉岡孝農林水産省輸出・国際局参事官、江口雅之JICA所長などが参加した。

セミナー閉会では、原宏ジェトロ所長とブラジル日本商工会議所の小寺勇輝会頭が挨拶に立ち、官民一体となって食料と農業を通じた日伯経済関係の更なる関係強化の必要性を訴えた。

ブラジル令和4年度官民合同会議開催

ブラジル令和4年度官民合同会議は、2023年2月2日午前9時から正午まで聖市インターコンチネンタルホテルで約40名が参加して開催された。

初めに小林麻紀 中南米局長は、開催挨拶及び本省からの報告を説明。続いて各商工会議所の活動、ビジネス上の課題として、初めにブラジル日本商工会議所の小寺勇輝会頭は、2022年商工会議所活動総括、ブラジル経済環境、各種業界の動向や特徴(2022年上期実績)として自動車部会、運輸サービス部会、電機・通信情報部会、食品部会、生活産業部会、化学品部会。メルコスールEPAへの期待、ルーラ大統領政権発足によるビジネスへの影響、日伯経済交流促進に向けた本邦政府への提案・要望事項について発表した。

続いてアマゾナス日系商工会議所、パラナ日伯商工会議所、リオデジャネイロ日本商工会議所、パラー日系商工会議所の代表が会議所の活動状況やそれぞれが抱える課題、日メルコスールEPAへの期待、ルーラ大統領政権発足によるビジネス環境への影響、日伯経済連携に向けた外務省・大使館・総領事館等への提案や要請などについて発表した。

その後、各商工会議所の発表後に直面しているビジネス環境改善に関する活発な意見交換が行われた。続いて国際協力機構(JICA)、国際協力銀行(JBIC)、日本貿易振興機構JETRO)からビジネス環境整備への取組について報告。最後に政府関係機関による取組等に関する意見交換が行われた。在ブラジル大使館の林禎二 大使は閉会の辞で、皆様の尽力でブラジル令和4年度官民合同会議が成功裏に終了したことに対して丁寧にお礼を述べた。

PDFブラジル日本商工会議所の小寺会頭の発表資料

 

令和4年度 ブラジル官民合同会議出席者

 
官側(22名) 民間側(19名)
在ブラジル大使館 ブラジル日本商工会議所(サンパウロ)
林 禎二 大使 小寺 勇輝 会頭/日伯経済交流促進委員長(三井物産)
中野 大輔 公使 秋山 雄一 副会頭/環境委員長(日本製鉄)
久森 委芳 参事官 木阪 明彦 副会頭/財務委員長(三菱UFJ銀行)
福田 恵理 書記官 中村 茂雄 副会頭/総務委員長/食品部会長(味の素)
中南米局 田辺 靖 副会頭/電機・情報通信 副部会長(NEC)
小林 麻紀 局長 鈴木 ワグネル 副会頭/日伯交流・地場企業推進委員長(ホス建設)
奥村 卓也 南米課事務官 長野 昌幸 理事/渉外広報委員長/金融部会長(三井住友海上)
クリチバ総領事館 三好 康敦 理事/機械金属部会長(日立)
濵田 圭司 総領事 天野 義仁 理事/コンサルタント部会長(KPMG)
サンパウロ総領事館 秋葉 浩 貿易部会長 (伊藤忠商事)
桑名 良輔 総領事 大胡 俊武 運輸サービス部会長(MOL)
小室 千帆 首席領事 古賀 貴 理事/化学品部会長(ロート)
マナウス総領事館 広佐古 博之 理事/自動車部会長(トヨタ自動車)
荻野 正裕 総領事 村田 俊典 事務局長
リオデジャネイロ総領事館 アマゾナス(マナウス)
橋場 健 総領事 西田 秀伸 会頭(ホンダ)
レシフェ総領事館 パラナ(クリチバ)
佐野 浩明 総領事 土佐 正弘 ネルソン 理事
ベレン領事事務所 リオデジャネイロ
森田 聡 所長 河合 良英 会頭(三菱商事)
ポルトアレグレ領事事務所 パラー(ベレン)
横山 卓司 所長 山中 正二 副会頭(山中商事)
JICA 林 建佑 監査役(アルブラス)
江口 雅之 所長
川村 怜子 次長
青木 一誠 次長
JBIC
石川 敬之 首席駐在員
JETRO
原 宏 所長
松平 史寿子 次長
宮本 敏央 次長
安田 勇太 所員