日本貿易振興機構(JETRO)、RS州で自動車部品商談会

JETROサンパウロは日本からブラジルに進出あるいは販路の拡大、JV、M&Aなどを目指す自動車部品ミッションを受け入れ10月19日(月)午前に会議所を訪問した。サンパウロでは21日(水)まで日系の自動車組み立工場の視察見学会を行う他、開発商工省(MDIC)、ブラジル輸出投資促進庁(Apex)、部品業界団体を招聘しセミナーを開催、また今回の目玉である商談会を精力的にこなした。商談会には現地で部品調達に関心の高い自動車部品の会員企業も大勢参加した。

JETROは同ミッションを投資誘致に熱心なRS州にも引率・展開した。ポルト・アレグレの空港に到着したら州政府職員2名がJETRO札を片手に同ミッションを温かく出迎えていた。力の入れ方が他州に比べ全く違う事を実感した。また来る11月中旬頃には再び同州から多くのブラジル企業が日本(関東、中部、大阪、浜松)を皮切りに中国にも視察訪問の計画がある。

RS州は地政学的にメルコスールの臍にあたり、半径1500Km内に4か国の主要都市がすっぽり入る。 主要都市の人口の合計は1億5千万人を擁し、RS州だけでもブラジルの人口の約5.4%(1100万人)を占める。

2014年の同州GDPは米ドル換算で1,956億ドル、1人当たり所得が17,474ドルと裕福で州民の教育レベルも高く、同州に位置する工業団地の多様性は国内第2位を誇る。又州のGDPに占める製造業や鉱工業の生産比率は約40%(うち自動車12.5%)で、ブラジル全体に比べて圧倒的に高く、農牧畜業、サービス業が程よくバランスしている。ブラジルでもサンレオポルド地域はIT産業の集積地(産学協同)としても有名だ。

イタリア系移民で知られるカシアスドスール市に君臨するバス製造のマルコポーロ、鉄鋼メーカーとしてのゲルダウは国際的な知名度が非常に高い。州都ポルトアレグレ(PA)を含む周辺地域には4百万人が居住、GMがグラバタイ市に小型車生産の拠点を置いている。シーメンスから買収したTDK-Epcos工場もグラバタイ市にある。

アルゼンチン工場からハイラックスを輸入するトヨタがグアイバ市に配送センター、三菱エレベーターも同グアイバ市に展開、サンジェロニモ市のマルチラボ社を買収した武田薬品、ホンダのブラジルにおける風力発電事業会社であるホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダが同州のシャングリラ市に風力発電拠点を開設。

三菱重工業株式会社、今治造船株式会社、株式会社名村造船所、株式会社大島造船所および三菱商事株式会社の5社連合が、ブラジルの大手造船会社エコビッ クス-エンジェビックス社(ECOVIX-Engevix Construções Oceânicas S.A.:エコビックス社)に資本参加、最近ではPAから約50Kmに位置するモンテネグロ市に光ケーブルの工場を建設したフジクラ等々、近年、日系企業の進出が顕著だ。

同州政府は1か月前から平田事務局長にこの自動車ミッションに随行を強く要請していた。先般、この自動車ミッションが会議所訪問の際、ブラジルにおけるビジネス環境の現状と将来、同じビジネス環境下(土俵)での欧米企業の進出状況やブラジルのポテンシャル等について幅広く意見交換、懇親会にも参加した。

一行はサルトリRS州知事と昼食・意見交換の後、ファビオ・ブランコ開発企画科学技術長官による経済セミナーに参加、商談会、企業視察訪問など精力的にハードな日程を熟した。ブラジルの厳しい状況を知りながら、敢えてブラジル視察を断行、やがて進出を決意する企業も出て来るに違いない。

平田事務局長はJETRO本部から同ミッションにポルト・アレグレで合流した海外調査部 米州課(中南米)竹下幸治郎主幹、JETROサンパウロに赴任間もない大久保所長(団長)等とリオグランデドスール州工業連盟(FIERGS)の国際関係担当のテクニカルコーデネイターであるKurt Ziegler氏から同工業連盟の機能や役割について説明を受けた。

また同州におけるZPEの重要性やZPEの本来果たすべき役割及びICMS税の還付問題について率直に意見交換を行った。Kurt氏は当会議所が昨年から今年にかけInveste SPやMDICに提言したZPE改善案が現在国会に上程されている会議所サイト情報を見て大きな関心を示し、FIERGSにおいても是非、説明会を開催してほしい旨、平田事務局長に要請した。ICMS州税の還付問題については知事との懇親昼食会の前にファビオ長官とじっくり意見交換を行い、州政府として改善見直すべき重要な検討課題である事を強調した。

自動車部品ミッションの訪問の関連記事については以下をアクセス

http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=15043

州政府プレゼン資料(ポルトガル語)

州政府プレゼン資料(英語)

商談会の様子

 

(写真提供:ジェトロ・サンパウロ事務所)

 

60人が参加して10月の日伯法律委員会開催

10月の日伯法律委員会(松下理一委員長)は2015年10月22日午後4時から6時まで60人が参加して開催、司会は矢野クラウジオ副委員長が務め、初めにGaia, Silva, Gaede & Associadosのアナスタシアジス税制担当取締役は給与課税について:2015年の論点 “Reoneração da Folha: aspectos polêmicos da opção em 2015”について、2011年に暫定令540号による景気刺激策として打ち出した企業側の社会保障院(INSS)への従業員給与額20.0%の納付率の免税に対して、売上の数%の課税で企業負担を軽減する減税政策を採用、2015年8月末に暫定令669号が法令13161号となり、食肉・魚肉、米カリー関連品目は1.0%、航空輸送貨物並びに関連サービスは1.5%などの実施開始期間や税率の変更などについて説明した。

KMPGのピテル・デメトリオ シニアマネージャーは新しいデジタル簿記公共システム EFD-REINF(A Escrituração Fiscal Digital das Retenções e Informações da Contribuição Previdenciária Substituída)について、義務つけられている対象、スケジュール、E-Socialについて、2016年9月から開始義務、eSocialが導入されれば、労働法に準拠していないあらゆるものは指摘され、雇用主はそれを直ちに是正 する義務を負い、eSocialは労働上の手続 きを厳格に正しく行い、不備を未然に防ぎ、ブラジルにおける労働関係の新たな秩序を構築することとなるが、そのために企業は多くの費用負担を余儀なくされることなどを説明した。

ナディア・サイア・レメ シニアマネージャーは駐在員のeSocialにおける取扱い、“Expatriados no eSocial” について、eSocialの導入により、給与、社会保障関連の規定(マニュアル)や、勤続年限保障基金および社会保障料支払納付書、賃金年次報告書、源泉徴収所得税報告、失業者台帳など、各資料により提供されていた情報は、定型化した電子データーに置き換えられ、諸外国からの駐在員特有の必須情報としては、住所、外国人登録、入国日の登録が挙げられる。

駐在員の入国時に社会保障納税番号を入力することが義務つけされ、入国前にオンラインで取得手続きができるよう変更されており、登録された情報は、RFB、連邦貯蓄銀行、国家社会保障院、連邦控訴労働裁判所の関係各機関全てにおいてアクセスか可能となっていることを説明した。

PwCのエヴァニー・オリヴェイラ税制担当取締役は、新課税規定‐ 暫定法692号と694号 “Pacote fiscal: MP 692 e MP 694/2015.”について、暫定法692号は2016年1月1日から実施され、個人所得税では100万レアル以下のキャピタルゲインの税率は15%、500万レアルまでは20%、500万レアルから2000万レアルは25%、2000万レアル以上は30%、MP 694/2015のイノヴェーションテクノロジーの金利の変更、ベネフィット、税率変更などについて説明した。

PdfGaia, Silva, Gaede & Associadosのアナスタシアジス税制担当取締役 給与課税について:2015年の論点 “Reoneração da Folha: aspectos polêmicos da opção em 2015”

PdfKMPGのピテル・デメトリオ シニアマネージャー 新しいデジタル簿記公共システム EFD-REINF(A Escrituração Fiscal Digital das Retenções e Informações da Contribuição Previdenciária Substituída)

Pdfナディア・サイア・レメ シニアマネージャー 駐在員のeSocialにおける取扱い、“Expatriados no eSocial”

PdfPwCのエヴァニー・オリヴェイラ税制担当取締役 新課税規定‐ 暫定法692号と694号 “Pacote fiscal: MP 692 e MP 694/2015.”

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

シリオ・リバネス病院のゴンサーロ コーポレート部門責任者との会合に出席

2015年10月21日、シリオ・リバネス病院のゴンサーロ・ヴェシーナ・ネット(Gonzalo Vecina Neto) コーポレート部門責任者(Superintendente Corporativa)と会合を行い、11月27日に開催が予定されている日本ブラジル外交関係樹立120周年記念セミナーにおける講演を依頼、同氏が快諾した。会合にはサンタクルース病院のレナート石川理事長、テルモブラジルの藤田氏(当所メディカル分科会長)、ジェトロの井上氏、平田 藤義事務局長が出席した。

また去る10月2日にはアインシュタイン病院(Hospital Islaerita Albert Enstein)のエンリケ・ネヴェス(Dr.Henrique Neves)ジェネラルディレクターを同上レナート石川理事長、藤田氏、ジェトロ栗原氏、日本光電の栗田氏、平田事務局長で訪問し、セミナーへの招待状および講演依頼書を手渡している。10月6日にはブラデスコ・セグーロス(Bradesco Seguros)のマルコス・アントニオ・ロッシ(Marco Antonio Rossi)社長へレナート石川理事長がセミナーへの招待状および講演依頼を、またANAHP(私立病院協会-Associação Nacional de Hospitais privados)のカルロス・フィゲイレド(Carlos Figueiredo)エグゼクティブ・ディレクターにも10月16日訪問し、レナート石川理事長、藤田氏、栗原氏、栗田氏、平田事務局長から講演を依頼した。

第1回新規地場企業との懇親昼食会

第1回新規地場企業との懇親昼食会が2015年10月21日正午から午後2時過ぎまでブルーツリーパウリスタホテルに27人が参加して開催、進行役は日下野成次総務担当が務め、村田俊典会頭は開催挨拶で理事会社30社のうち地場企業は僅かに2社とプロポーションが少なく変更する必要性を感じていると説明、また今回のポルトガル語による懇親昼食会も初めての試みであり、我々が目指している開かれた会議所の第一歩になってほしいと述べた。会議所から参加した村田俊典会頭並びに天野一郎副会頭、江上知剛副会頭、土屋信司専任理事、安田 篤専任理事、鈴木ワグネル専任理事、平田藤義事務局長が各テーブルに分散して参加地場企業の代表とざっくばらんに意見交換を行った。昼食後の参加者のコメントとして、この昼食会を発案した村田会頭のイニシアチブと今後の会議所活動の道標となるアクションへのお礼、専門的なグループセミナーの開催、日本語のできない新規会員に対する交流機会の設定、解り易い日本人の考え方やノウハウ吸収の機会の提供、ポルトガル語で気楽に意見交換ができる場所の設定、通訳を介さないために可能な日本語の真意の理解、会議所外から専門家招聘によるセミナーの開催、ネットワーク構築の足掛かり、異業種間の交流拡大など多岐にわたるアイデアが発表され、今後の会議所活動の視点や視野拡大につながる素晴らしい新規地場企業との懇親昼食会となった。

     企業名                               参加者名               入会年月                業容                           所属部会
ASSES. TÉCNICA ATENE              FERNANDA BRAGA          2015年 2月    ビザ手続きサービス/法律コンサル    コンサルタント
ASSES. TÉCNICA ATENE              VANESSA SAYED         2015年 2月    ビザ手続きサービス/法律コンサル    コンサルタント        
ASSES. TÉCNICA ATENE              DEBORA VERENCIO        2015年 2月    ビザ手続きサービス/法律コンサル    コンサルタント    
AUDIPREV                           WALDEMAR M TAKEDA      2015年 4月    会計事務所                     コンサルタント
FLUXO SOLUÇÕES INTEGRADAS      SYLVIO FONSECA         2015年 7月    機械設備の卸業                  機械金属
FOREST KK                          IVAN YAMASAKI            2015年 7月    住宅部材製造等                  建設不動産
FOREST KK                          NEIVA CORÁ            2015年 7月    住宅部材製造等                 建設不動産    
GLOBAL LINE                         GILMARA LANZA           2015年 4月    クロスカルチャー/コンサルタント        コンサルタント
GRUPO META RH                      CELIA CAMPOS            2014年 10月    人材コンサル                   コンサルタント
INTELECTO RH                        CRISTINA NISHIMURA      2012年 9月    人材コンサル                    コンサルタント
MATTOS, VEIGA FILHO, ADVS       BRUNO WERNECK           2014年 5月    弁護士事務所                    コンサルタント
MORAD ADVOCACIA                    ANTONIO CARLOS MORAD  2013年 8月    企業向け弁護士事務所              コンサルタント
MOTTA FERNANDES ADVS            KENGO KASHIWA           2014年 7月    弁護士事務所                    コンサルタント
NK ASSESSORIA CONTÁBIL           ROGERIO M KITA           2012年 10月    会計事務所                     コンサルタント
ORGATEC                               TAKESHI MITSUYAMA        2013年 3月     会計事務所                     コンサルタント
SANFRA CARGO LTDA              FABIO  KAWAUCHI           2015年 10月    ロジスティクス・税関手続き            貿易
EPCOS                                 MIGUEL SUSSUMU JO       2013年 3月     電子部品製造                    電気電子
TORATA IND. SERVS CROMAGEM    YOSHITAKA TORATA        2015年 4月     金メッキ加工                     自動車

開催挨拶をする村田俊典会頭

 

三井住友海上火災保険 ブラジル現地法人創立50周年記念式典に出席

三井住友海上火災保険株式会社ブラジル現地法人が創立50周年を迎え、サンパウロ市内で記念式典が行われ、来賓の梅田 邦夫大使はじめ関係者約450名がお祝いに参集し、会議所から平田 藤義事務局長も出席した。式典ではMS&D飲酒ランスホールディングス代表取締役社長であり三井住友海上火災保険株式会社 柄澤 康喜代表取締役社長からご挨拶があり、ブラジル市場のポテンシャルや同社の戦略などについて説明、梅田大使の祝辞では同社に所属するスポーツ選手の話に触れ両国のスポーツ交流強化の可能性についても示唆している。

自動車部品セミナーと商談会に参加

ジェトロ・サンパウロ事務所(大久保敦所長)主催の自動車部品ミッション団は、2015年10月20日、Royal Jardim Boutique Hotelにて、自動車分野での投資・ビジネスセミナーとミッション団とローカル企業による商談会が行なわれ、カマラからは平田事務局長、天谷アドバイザー、そして吉田調査員が参加した。

午前に開催されたセミナーでは、ブラジル開発商工省製造開発局(MDIC/SDP)のMario Jose das Neves投資担当、ブラジル輸出投資振興庁(APEX)のRodrigo Gedeon de Melo投資担当、そしてブラジル自動車部品工業会(SINDIPEÇAS)のRicardo Andre Jacomassi経済アドバイザーによる講演が行なわれ、ブラジルの自動車分野への投資について、ブラジル政府として注目している燃料効率化や安全に関わる部品産業、そしてブラジル工業会からは不足している電子部品産業などにチャンスがあるとの説明があった。セミナーの質疑応答で天谷アドバーザーは、カマラが取り組んでいるAGIRについて触れ、特に産業競争力強化・中小企業支援WGの議論では、ブラジル自動車産業の技術レベルが日系自動車メーカーの求める技術レベルにも満たないサプラーやーもあり、Tire2やTire3産業の育成施策や技術協力の重要性を述べ、ブラジル政府も理解を示していた。

また午後の商談会会場には、日本からの自動車部品ミッション団に興味を示していた多くのローカル企業が会場に足を運んでいた。各企業とも限られた時間での商談というころもあり、ジェトロ・サンパウロ事務所のきめ細かい対応や通訳の同行などもあり、会場は活気であふれていた。

ローカル企業による商談会の様子

ZPE局長(Secretaria-Executiva)が来聖、平田事務局長と意見交換

ZPEに関しては昨年末から年初に掛けて平田事務局長からサンパウロ州の投資局およびMDICに改善提言を行い、今年6月MDICの貿易商業政策担当局から同提言については、既に国会で報告担当のバイア州出身の上院議員も決まり、目下上程され審議中である通知を公文書(No.11/DECOS/SCS/MDIC)の形で受理していた。

http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=14899

ブラジルの輸出加工区(ZPE)を統括する開発商工省(MDIC)のタイゼ局長は19日正午、サンパウロでの諸用件が終了した後、平田事務局長と会合を行った。

8月末から9月1日の日伯経済合同委員会や9月3日の日伯の貿易投資産業協力合同委員会(ブラジリア)でもAGIR活動(提言5項目)の一環として公式に発表済みであるが、今後の具体的な進め方の枠組みについてタイゼZPE局長と忌憚なく話し合った。

主な会合要旨は平田事務局長から

       当所は本件およびAGIR提言5項目等に関しMDICとして何を期待しているのか政策対話の用意がある。是非とも年末までに1回、基本的な骨太の枠組みに関し話し合いたい。

       必要に応じ経産省(METI)とより一層連携強化を図る事で、METIが持つアジア地域での新興国支援活動の知見を頂きながらMDICと情報を共有し各種要請に応えたい。

       年1回の頻度で開催している両国で交互に開催している貿投委だけでは不足。政策対話委員会の中間会合が是非とも必要と考える。

       ブラジルにおける長い実務経営経験(電子部品製造)に携わった者として、我がブラジルの競争力、生産性向上には裾野産業(特に中小企業)の育成が最も重要である事を説き、そのための特別ZPE施策が必要な旨、繰り返し強調した。

以上に対し、同局長は以下の見解を述べ、今後も引き続き情報を共有しながら前向きに取り組んで行きたいと見解を述べた。

       11月中旬以降は省庁改革編成のため可能なら11月初旬、第2週頃にブラジリアで会合を行いたい。

       連邦政府はZPEの法的および合理的な制度設計を行うが、財政上からも実行するにあたっては州・市レベルで民間活力に期待している。

       現在、MDICではアクレ(アサイのアグリビジネス:100%輸出)やピアウイ州(樹脂ワックス等、化粧品関連の100%輸出)のZPEが成功事例だ。そのほかにもペルナンブーコ州のSUAPEやセアラー州のポスコおよびDONGKUKが好事例と思っている。

       国会で承認された暁には新ZPEとして機能するようにする。

(以下タイゼZPE局長からのお礼状)

ブラジル開発商工省国家輸出加工区審議会
公用文書番号 No.182/2015/SE-CZPE
ブラジリア、2015年11月3日
ブラジル日本商工会議所 事務局長
平田 藤義 殿

会議への御礼の件

1.    2015年10月19日サンパウロ市内でZPE(ブラジル国家輸出加工区 Zona de Processamento de Exportação)規定とブラジル投資機会について協議を行った会合の件でご連絡申し上げます。

2.    本テーマに関してご意見を頂きましたことに御礼申し上げますとともに、今後お互い対話を進めるにあたって一歩踏み出すことが可能となりました。

3.    会合の際でも触れましたように、引き続きブラジル日本商工会議所の担当グループとコンタクトを続けZPE(輸出加工区)規定についてより深く分析を行っていく所存です。

4.    ZPEについて詳細説明が必要な場合にはいつでも応対する準備が御座いますので当事務次官室までお問い合わせ下さい。

Thaise Pereira Pessoa Dutra
ブラジル開発商工省
ブラジル国家輸出加工区審議会
事務次官

 

自動車部品ミッションが訪問

ジェトロ・サンパウロ事務所(大久保敦所長)主催の自動車部品ミッション団との意見交換会は、2015年10月19日午前9時30分から11時まで商工会議所会議室で開催、初めに大久保敦所長は自動車セミナー開催の経緯や目的、ミッション最終日23日までのスケジュール、注意点などについて説明後、ジェトロスタッフ並びに参加者が自己紹介を行った。

ブラジル日本商工会議所を平田藤義事務局長は、政治経済問題で先行き不透明の今年のブラジルのGDP伸び率は下方修正の連続でマイナス3.0%を下回る可能性があるにも関わらず、国内消費人口が2億人を突破するブラジルの経済回復の早い点を強調、ブラジル企業は日本やドイツなどの最先端技術を擁したパートナーを求めており、良いパートナーの選択や自社の中南米拠点を築いてほしいと述べ、またグレゴリー・マンキュウ教授(アメリカの経済学者)の過去100年間のGDP伸び率世界ランキング調査によれば日本が年率平均2.81%成長で世界トップに対して、意外にも2.46%も成長した世界第2位のブラジルを誰もあまり知らない点やドイツ会議所などの欧米諸国会議所との会員数の比較ではブラジルは色々なビジネス環境問題を抱えて外資系企業は同じ土俵で戦っているが、ブラジルの中小企業は日本の2倍に相当する800万社を数えており、のれん取得やジョイントベンチャーなどによるブラジル進出への前向きな検討要請、また商工会議所が昨年12月サンパウロ投資局(Investe SP )に宛てたZPE改善に関する提言書が僅か半年後の今年6月、国会に上程中との報せがブラジル開発商工省(MDIC)から届き、進行していることなどを説明した。

ジェトロ・サンパウロ事務所経済担当の辻本 希世氏は、ブラジル経済・自動車業界状況として、低迷しているブラジル経済成長率、中国経済成長低迷による鉄鉱石や農産物のコモディティ価格の下落による輸出の減少、過去10年間で4000万人に達する中間層の拡大、足かせとなっているレアル安の為替並びに高インフレ、高金利、公共料金値上げで負のサイクル入りした消費動向、一桁台まで下落したジウマ大統領の支持率、ラヴァ・ジャット作戦によるペトロブラス汚職問題、与党連合政党との不協和音による政治の混乱などのマイナス要因にも関わらず、2030年には北部・東北部地域が牽引する欧米並みの自動車所有台数の拡大などについて説明した。

政策対話委員会の天谷浩之アドバイザーは、Action plan for Greater Investment Realizationの略であるAGIR活動は、ブラジル進出日本企業の立場でブラジルコストの改善やブラジル産業の国際競争力強化に向けた提案・議論を行なう為の活動で、日本企業によるブラジルへの更なる投資実現と日伯間の新たなビジネス機会の拡大を目指して、この目的の実現に向けて商工会議所では昨年に政策対話委員会設立した経緯を説明、委員会に「産業競争力強化・中小企業育成」、「インフラストラクチャー」、「課税」、「労働」、「通関」の5つのワーキンググループを設け、①在伯日系企業の積極的な投資活動を妨げたり、国際競争力の低下を招いている要因、②各業界のサプライチェーンを支える裾野産業がブラジルでなかなか育たない理由、③高い技術力とノウハウを持ち、ブラジル企業の競争力向上に貢献し得る日本の中小企業がブラジル進出を躊躇する原因等を調べ、両国経済が共に繁栄し得る為の具体的な改善提案書を取り纏めるべく半年間に亘り議論。優先提言5項目として、「裾野産業の育成・中小企業の進出促進」を図るための提言として、「1)部品メーカーへの税制優遇等、中小企業支援施策の策定」、「2)裾野産業における人材育成の促進」、「3)利便性のある経済特区、輸出促進特区の設置と効果的な運用、金融制度改革を提言するもので、「4)海外投資家に対するインフラ投資環境の改善として、外貨導入によるインフラ整備の促進」、 「5)電力の効率的利用によるエネルギーコスト削減によるインフラ整備」を提案などについて説明した。

Pdfブラジル経済・自動車業界概況(2015年10月)

自動車部品ミッション参加者

北川 達彦        Tri-Wall Europe Limited

吉岡 哲          株式会社三井ハイテック

Satoshi Kosugi    Toyobo do Brasil Ltda.

Noriwo Ioneda     Toyobo do Brasil Ltda.

神田 孝           Nifast do Brasil Ltda.

澤本 剛成     Furukawa Sistemas Automotivos Brasil Ltda.

大久保 シンチア  Furukawa Sistemas Automotivos do Brasil Ltda.

平野 恭司     ㈱ダイフク

セルジオ ヨシダ  ㈱ダイフク

熊谷 和人        (株)中央発明研究所

Koichi Kinoshita  Koyo Machinery U.S.A., Inc.

Hector Zuniga     Koyo Machinery U.S.A., Inc.

橘 浩三          (株)ダイセル

秋月 慶則     Uchiyama Europe GmbH

渡部 和矢        Nitto Denko America Latina Ltda

塩津 文昭     シーシーエス株式会社

Miguel Angel Sanchez  CCS America Inc.

小湊 明               KBK DO BRASIL COMERCIO DE MAQUINAS LTDA.

Alexandre  Mallmann   KBK DO BRASIL COMERCIO DE MAQUINAS LTDA.

元山 忠史               KBK DO BRASIL COMERCIO DE MAQUINAS LTDA.

鈴木 英一       Fujikura Automotive do Brasil

宮本 英威         日本経済新聞

皆川 幸夫       日本貿易振興機構(ジェトロ)

久保 唯香       日本貿易振興機構(ジェトロ)

大久保 敦       JETRO Sao Paulo

森下 龍樹       JETRO Sao Paulo

辻本 希世       JETRO Sao Paulo

栗原 環             JETRO Sao Paulo

サンドラ カネコ    JETRO Sao Paulo

左からジェトロ・サンパウロ事務所の大久保敦所長/栗原環取締役

平田藤義事務局長

左から政策対話委員会の天谷浩之アドバイザー/平田藤義事務局長

Missão veio ao Brasil pesquisar a possibilidade de oportunidades de negócios no país.

Participantes da Missão de Médias e Pequenas Empresas do setor de autopeças com o secretário-geral, Fujiyoshi Hirata.

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

忘年会のアトラクション打合せで意見交換会開催

2015年10月16日午後4時30分から12月に開催される商工会議所恒例の忘年会のアトラクション打合せで相互啓発委員会(安田 篤委員長)や異業種交流委員会( 江上 知剛委員長)ら8人が参加して開催、忘年会のゲスト招聘、運営スケジュール、音響な舞台装置など多岐にわたって意見交換を行った。

参加者は相互啓発委員会の安田 篤委員長(Yasuda Marítima Seguros S.A.)、川口 大次郎副委員長 (Yasuda Marítima Seguros S.A.)、異業種交流委員会の江上 知剛委員長(双日ブラジル)、細谷 浩司副委員長(ブラジル日本通運)、 村田 エリカ副委員長(鈴与ブラジル) 、平田藤義事務局長、日下野成次総務担当、近藤千里秘書

左から村田 エリカ副委員長(鈴与ブラジル)/細谷 浩司副委員長(ブラジル日本通運)/江上 知剛委員長(双日ブラジル)/近藤千里秘書/日下野成次総務担当/平田藤義事務局長/安田 篤委員長(Yasuda Marítima Seguros S.A.)/川口 大次郎副委員長 (Yasuda Marítima Seguros S.A.)

 

Foto: Rubens Ito / CCIJB

繊維部会に15人が参加して開催

繊維部会(田中 雅春部会長)は、2015年10月13日午前10時から11時過ぎまで15人が参加して開催、人事異動に伴って帰国した代表者の後任として赴任してきた繊維部会の新メンバーの自己紹介や各社の事業内容について発表、王子ホールディングス株式会社イノベーション推進本部水環境研究所の門田克行 上級研究員は、研究開発本部を「イノベーション推進本部」とし、新しい組織・体制のもとスタート、「革新事業推進センター」「ディベロップメントセンター」「紙パルプ革新センター」「バイオリソース開発センター」を発足、また新たに「水環境研究所」を設置したことを説明、またブラジルでの水再生事業などについて出席した部会員とブラジルの干ばつによる水不足問題、日本企業の高度な水処理技術の応用やビジネスチャンスなどについて意見交換を行った。

参加者リスト

Oji Papeis Especiais    藤田氏

Oji Papeis Especiais    門田氏

Oji Papeis Especiais    倉橋氏

Nisshinbo do Brasil Industria Textil 田中氏 

Toyobo do Brasil    久住氏 

Toyobo do Brasil      小谷氏 

Unitica do Brasil IND. Textil  豊田氏 

Daiwa do Brasil Textil   平岡氏 

Daiwa do Brasil Textil   加古氏

Daiwa do Brasil Textil   小島氏

Kurashiki do Brasil Textil   青山氏

Omi do Brasil Textil   横山氏 

YKK do Brasil   枡田氏

Toray do Brasil   平池氏 

Camara de Comer e Indus Japonesa 大角編集担当

自社プロジェクトを説明するOji Papeis Especiais の 門田氏