次回のCopom委員会から各委員の投票内容を4年後に開示

中銀は、今月末に中銀の通貨政策委員会(Copom)で政策誘導金利(Selic)を決める投票で情報公開アクセス法の承認に従って、各委員の投票内容を開示することを決定したが、一般に開示されるのは4年後となっている。

しかし、前回までのCopom委員会でのSelic金利決定の投票は、口頭での採決であったために、過去166回のCopom委員会での各委員の投票内容は記録に残っていない。

昨年8月のCopom委員会でのSelic金利切下げは、金融アナリストの予想を上回る引下げ幅であるために、ジウマ大統領からの圧力がかかって7委員のうち5委員が大幅な切下げに賛成を投じたと推定されていたが、ジウマ大統領の圧力に屈しないで、切下げ幅に賛同しなかった2委員が誰であったか話題となっていた。

中銀のアレシャンドレ・トンビーニ総裁は、「昨日、Copom委員達の会合で投票の内容開示を決定したが、委員会の終了直後の各委員の投票内容の開示は、金融市場の混乱を招くために、4年後の投票内容の開示に決定した」と説明している。

情報公開アクセス法は既に米国や英国で実施されているが、中銀が決定したCopom委員会の内容開示は、各委員の考え方をより明確にできて透明性が増加する利点がある。(2012年5月17日付けエスタード紙)


 

事務局便り JD-023/12: 専門技術学校リクルート・フェアのご案内

事務局便り JD-023/12

2012517

会員各位

 

専門技術学校リクルート・フェアのご案内

 

グァラシー・シルベイラ(Guaracy Silveira)主催の専門技術学校リクルート・フェアのご案内を頂きましたのでご案内します。リクルートを目的とする企業へブースの提供を行っていますので、ご関心の向きはご参加下さいます様お願い致します。実行委員メンバーであるセルソ・フルカワUSP教授が本フェア紹介のため会議所を訪問されていますので、以下リンク(http://jp.camaradojapao.org.br/news/visitas-a-camara/?materia=10095)を併せてご参考下さい。

 

 

日時:2012611日(月)及び12日(火)

場所ETEC Guaracy Silveiraグァラシー・シルベイラ校)

R. Ferreira de Araújo, 527 – Pinheiros
Tel: (11) 3813-3986

 

 ※お問い合わせ、お申込みはフルカワ教授へ直接お願い申し上げます。

Prof. Dr. Celso M. Furukawa

Eメールcmfuruka@usp.br

電話:(113091-5383

 

以上

 

 

専門技術学校リクルート・フェア

 

グァラシー・シルベイラ(Guaracy Silveira)専門技術学校(GS-ETEC)は、中級専門学校の在学生あるいは新卒生を対象としたリクルート・フェアを開催しており、出展者あるいはリクルーターとして参加にご関心のある企業を募集しております。

 

本フェアは、技術教育を促進し強化する意味で、これらの専門家の価値を一般の皆様に広く知ってもらい、いかに今日の社会に重要な役割を果たしているかの認識を高めていただくことを目的としています。また、これによってますます多くの若者が数多く提供される専門技術学校に関心を持ち、入学してもらうことを望みとしています。

 

フェア実行委員会は、面積9平方メートルの準備完了されたブースをリースの形で提供しております。フェアにおいて、リクルートを目的とする企業は、企業の文化を紹介するほか、待遇、手当ておよび採用などに関する情報を参観者に紹介することが可能です。なお、本フェアは各企業が、障害者の雇用義務法令に対応するためのリクルートを行う場ともなります。

 

フェアはピニェイロス地区に所在するGS-ETECの校内で、6月11日および12日の二日間にわたり開催されます。ETECとは、サンパウロ州政府によって維持される、高等教育および専門技術教育を無料で提供する公的教育機関です。

 

ターゲットとする参観者層は学生および夜間コース在学の社会人であり、本イベントは、サンパウロ州の各ETECSENAISENACIFSPに対して公表されるほか、Liceu de Artes e Oficiosなど、民間公的を問わず、各名門の専門技術学校の間で公表する予定です。

 

希望の学生は、インターネットで履歴書を記入登録するため、フェアに参加する企業はフェアに訪れた学生のみならず、登録済みの学生は誰でも連絡することが可能となります。

 

リクルートフェアである以前、本イベントは職業ネットワークサービスといってもよいでしょう。各公的機関やNGOは、その機関の意義や目的を紹介する場ともなり、なかでも、在サンパウロ日本国総領事館によって日本政府がブラジル人の学生に対して提供するあらゆる奨学金の説明を行うことも予定されています。

 

以上の趣旨をブラジル日本商工会議所の会員皆様に広めていただくようご支援お願い申し上げます。

 

各料金のほか、詳細については、下記までお問い合わせください。

 

Prof. Dr. Celso M. Furukawa

Eメールcmfuruka@usp.br

電話:(113091-5383

 

 

Feira de Recrutamento para Cursos Técnicos

 

            A Escola Técnica Estadual (ETEC) Guaracy Silveira está promovendo uma feira de recrutamento voltada para formandos e recém-formados em cursos técnicos de nível médio, e está a procura de empresas interessadas em participar como expositoras/recrutadoras.

 

            O objetivo é promover e valorizar o Ensino Técnico. A feira permitirá mostrar o quanto bons técnicos são necessários nos dias de hoje, contribuindo assim para o reconhecimento desses profissionais. Dessa forma, busca-se motivar os jovens a cursarem as boas escolas técnicas que estão ao seu alcance.

 

            Os organizadores oferecem para locação estandes de 9 m2 prontos para uso.  Durante a feira, as empresas recrutadoras poderão expor aos visitantes sua cultura empresarial, benefícios oferecidos e vagas para estágio e contratação.  A feira oferece ainda uma oportunidade para as empresas preencherem suas cotas de aprendizagem e de pessoas com deficiência.

 

            A feira será nos dias 11 e 12 de junho, nas dependências da ETEC Guaracy Silveira, no bairro de Pinheiros, São Paulo.  A ETEC é uma instituição pública do Governo do Estado de São Paulo que ofecere gratuitamente cursos técnicos profissionalizantes e o ensino médio regular.

 

            O públivo alvo é composto tanto por estudantes adolescentes como por profissionais que frequentam os cursos noturnos.  A divulgação do evento ocorrerá entre alunos e professores de todas as unidades do Estado de São Paulo das ETECs, Senai, Senac, IFSP, além do Liceu de Artes e Ofício e outras renomadas escolas técnicas públicas e privadas.

 

            O público poderá se inscrever e cadastrar currículos pela internet. Desta forma, as empresas participantes poderão entrar em contato com candidatos virtualmente de qualquer lugar, e não apenas com os que visitarem a feira.

 

            Mais que uma feira de recrutamento, o evento será uma Rede de Relacionamento Profissional. Organizações governamentais e não governamentais estarão presentes expondo seus valores e objetivos.  Em particular, o Consulado Geral do Japão em São Paulo estará presente divulgando as bolsas de estudos oferecidas no Brasil pelas agências internacionais japonesas.

 

            Nestes termos, solicitamos encarecidamente a divulgação deste evento aos associados à Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil.

 

            Para mais informações, incluindo valores, por favor entre em contato com

 

Prof. Dr. Celso Furukawa

cmfuruka@usp.br

(11) 3091-5383

5月の労働問題研究会に40人が参加して開催

企業経営委員会(上野秀雄委員長)の労働問題研究会が2012年5月17日午後4時から5時30分過ぎまで40人が参加して開催された。

BDO RCSAuditores Independentes社のヴィトラル・メイダ共営者が「売上高ベースで納税する社会保障負担金について - 法令12.546号/2011と暫定法 563号/2012の主な点」をテーマに、一部業界の負担金軽減を目的に、法令 12.546号/2011と 暫定法 563号/2012が負担金を売上高から納付する新しい形式を可能にし、特定の活動を行う企業へ社会保障院への積立金軽減措置を適用することを説明した。

ブラジル マイオール プランでは社会保障院(INSS)積立金の20%の免除の代りに、売上の1%から3%を納付、情報テクノロジー企業並びにIT企業(TI)と通信企業(TIC)、コールセンターのサービスを提供するアウトソーシング企業に対してのINSSへの納税、情報テクノロジー企業のサービスの内容などについて説明。

IT企業並びにICT企業への雇用促進のための売上に対する納付金の比率は今年7月31日までは2.50%、今年8月から2014年末までは2.0%に引き下げられる。

コールセンターに対しては今年7月までは2.50%、2014年末までは2.0%に引き下げられるが、ホテル関連セクターに関しては、すでに2.0%となっているために2.0%が継続される。

また衣類セクター並びに繊維セクター、履物セクター、皮革セクターの製造メーカーの売り上げに対する納付金比率、社会保障情報及び勤続期間保証基金の納付書(GFIP)並びに社会医療福祉制度(RGPS)での社会保障院(INSS)への納付についても説明した。

TozziniFreire Advogados弁護士事務所のアンドレ・フィティパルデ・モラデ社会保障部門弁護士は、「法令12.513号/2011-教育支援に関する社会保障の新ルール」について、公布は011年10月27日、技術並びに職業訓練拡大を目的の国家プログラムの教育支援であることを説明した。従業員に対する奨学金並びに語学研修、MBAなどの教育支援制度を取り入れる企業は、従業員の月収の5%もしくは最大933レアルまでを補助できるが、社会福祉負担金免除の新制限枠について注意を払うことなどを説明した。

左からBDO RCSAuditores Independentes社のヴィトラル・メイダ共営者/平瀬ワシントン副委員長/上野秀雄委員長/山内正直副委員長(Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

40人が参加した5月の労働問題研究会の様子

40人が参加した5月の労働問題研究会の様子

 

三井物産戦略研究所国際情報部欧米室の下斗米一明研究員が訪問

三井物産戦略研究所国際情報部欧米室の下斗米一明研究員並びにブラジル三井物産企画戦略部の大杉宇取締役、目黒英久マネージャーが2012年5月16日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長とジウマ・ロウセフ政権の金融政策、経済活性化政策、税制改革の動向、外交政策、政権の評価など多岐に亘って意見交換を行った。

左からブラジル三井物産企画戦略部の目黒英久マネージャー/三井物産戦略研究所国際情報部欧米室の下斗米一明研究員/ブラジル三井物産企画戦略部の大杉宇取締役/平田藤義事務局長(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

(特別記事)アナリストが4.5%のGDP成長率達成は不可能と分析

銀行とコンサルタント会社のエコノミストが、政府の設定する目標を達成する見込みはないと判断、しかも2012年の経済成長率は3%を下回ると予想している。

ブラジルの経済成長は期待に反するものになり、ジウマ政権が掲げる2012年に4.5%の成長という目標は達成不可能。銀行とコンサルタント会社は先週、2012年の国内総生産(GDP)成長率の見通しをおよそ0.5パーセント下方修正し、3%を下回ることになるとの見方を示した。

1月から4月にかけての経済活動が低迷したことで、もし目標に到達するならば第2四半期には5%から7%の成長が不可欠な状況と民間のコンサルタントは試算している。RCコンスルトーレスの経営パートナーであるファビオ・シルヴェイラ氏は、「現在のペースからすると、オリンピック級の高跳びだ」と指摘する。

基本金利の利下げと、マクロ経済的に慎重な通貨政策の見直し、民間銀行に対する金利とスプレッドの引き下げに向けた圧力など、一連の政府の努力にもかかわらず、これらの対策に経済は反応していない。2012年の景気の低迷は、在任期間に年間平均4.7%の成長達成という、第2次ルーラ政権の平均4.6%の成長に匹敵する目標を掲げたジルマ政権目標を危うくする可能性がある。

政府経済スタッフですら、既に4.5%の成長率を達成するのは不可能ということを知っているが、民間部門に悲観的な見方を波及させないために、これを認めることは政治的立場から避けている。連邦政府の消息筋の言い方を借りれば、ジルマ政権の最初の2年間は、プライマリーバランス黒字の達成と利下げの保証にすべてを犠牲にした格好。この人物は、成長路線への復帰は2013年以降になるとコメント。

自動車工業など経済をけん引する重要な業種で、輸出の減速と国内消費の鈍化、在庫の拡大といった状況に陥っており、市場に冷や水を浴びせた格好。「4.5%の成長を記録することは、限りなくあり得ない。そんなに大きな需要がどこから生じるというのか?」と、LCAコンサルタント社のエコノミスト、フランシスコ・ペッソーア・ファリア・ジュニオル氏は疑問を投げかける。

同コンサルタント会社は先週、2012年GDP成長率の見通しを、3.0%から2.6%に下方修正した。この下方修正は、新車販売が4月に前年同月比で10.8%落ち込むなど、3月までの過去12か月間で1.1%落ち込んだ工業活動の低迷が理由。しかも、ヨーロッパの経済危機の悪化、アルゼンチン向けの輸出の落ち込み、ブラジル北東部の農家の所得に打撃を与える気候問題などが加わった。

4月の景気指数も、悲観的な兆候がみられる。コンサルタント会社テンデンシアスが季節的要因を修正した上で集計したデータによると、4月は3月と比較して、高速道路の大型車両の通行量が2.6%落ち込んでおり、波型ダンボールの販売も0.1%減、電力消費は0.4%減少している。エコノミストたちはこれらのデータを、GDPの先行指数として利用する。

RCコンサルタント社のシルヴェイラ氏は、経済成長の見通しを従来の3.0%から2.5%に下方修正した。同氏は、下方修正した主な理由として、自動車販売台数の落ち込みを指摘する。自動車のバリュー・チェーンは、最も長大かつ重要なものの1つであり、これが落ち込めば、小売業界だけでなく石油化学や製鉄、自動車部品など、その外の産業にまで波及する。「2か月前、既に自動車産業の一部が後退の兆しを見せていた。現在、その冷え込みはより大きなものになっている」と、シルヴェイラ氏はコメント。

クェスト・インベスチメントス社のファビオ・ラモス氏は、企業の投資や高額商品の購入など、クレジットに関連した活動のペースが減速していること、これと並行して、食料品や衛生用品といった労働者の所得に左右される業界の販売が堅調に推移していることに注目する。同社は経済成長の見通しを3.5%から3.3%に引き下げたが、数日内に更に下方修正することになる、と言う。

テンデンシアス・コンスルトリア・インテグラーダのラファエル・バキオッティ氏は、鉄鉱石などのコモディティーの値下がりと世界的な需要の縮小に伴う、輸出の落ち込みに着目。同氏は、「工業生産に対する国外の産業の影響は極めて大きい」と言う。工業部門が伸び悩んだ結果、テンデンシアスは、GDP成長率の見通しを3.2%から2.5%に下方修正した。

政府
もう1つ、経済活動に打撃を与えるとみられる要因は、会計操作を行わずにGDP比3.1%というプライマリーバランス黒字の目標を達成しようという、政府の財政努力だ。「政府の需要が一段落したことが経済活動に影響した」と、ローゼンベルグ・コンスルトーレス・アソシアードス社のエコノミスト、ラファエル・ビスタファ氏は言う。

同氏は、2011年8月に始まったSelicの利下げの影響が現れ、その後に通貨政策の緩和の影響が出ることで、下半期には経済活動も活発になると見る。しかしながら、こうした条件は4.5%の成長を達成するには不十分との認識だ。「今年、この水準の経済成長を達成するには、奇跡が起こる以外にない」。現状では、ローゼンベルグも2012年は3%の成長を見込むが、既に下げバイアス(傾向判断)を付与している。(2012年5月13日付エスタード紙 ラケル・ランジン、マルシア・デ・シアラ)

ジウマ大統領は部分的税制改革を進める

ジウマ・ロウセフ大統領は、岩塩層下原油生産に関する石油ロイヤリティの分配を要求する市長達を前に、石油ロイヤリティ分配をきっぱりと拒否、その代わりに地方自治体向けにブルドーザーの支給を約束した。

ジウマ大統領は、地方自治体への石油ロイヤリティ分配を頑なに要求しているブラジル地方自治体連合(CNM)のパウロ・ジウルコスキ会長に対して、指をさして名指しで批判、またブラジルの経済成長の足かせになっているのは実態以上の通貨高、銀行の高金利、配分に問題のある税制構造であることを30分間に亘って説明した。

8年間政権の座についていたフェルナンド・エンリケ・カルドーゾ大統領並びにルーラ大統領が税制改革を試みたにも関わらず、与野党の政治家からの猛反対で達成できなかった経緯があった。

州税のためその課税率が調整できる商品流通サービス税(ICMS)の税率を各州政府が 引下げ競争を展開する「港湾戦争」と呼ばれる、輸入製品に関する誘致合戦を終結するために、ロメロ・ジュカー上院議員が起草した決議第72号は、上院で承 認され税制改革の拡大に一歩を踏み出しているために、ジウマ大統領は今後も積極的に、部分的な税制改革を進めることを約束している。

またジウマ大統領は、民間銀行の高金利は一般消費者のみならず、連邦政府並びに州政府、地方自治体にも悪影響を及ぼしているために、ブラジル銀行並びに連邦貯蓄金庫などの公立銀行の金利引き下げに民間銀行も追従しなければならないと強調した。

ブラジルの電力料金コストが非常に高いために、アルミ生産のアルコア社は、ブラジル国内の2工場の閉鎖を盾に連邦政府に対して、電力エネルギー料金の値下げで圧力をかけているために、ジウマ大統領は早急な電力エネルギー料金の引下げの検討を命じた。

財務省は、鉱工業部門の強い要請を受けて電力エネルギー料金にかかる負担金の削減に賛成しているにも関わらず、鉱山エネルギー省では負担金削減に反対している。(2012年5月16日付けエスタード紙)

 

 

チッセンクルップはアトランチコ製鉄所を売りに出すか

ドイツ資本チッセンクルップは、リオ州東部サンタ・クルースのアトランチコ製鉄(CSA)並びに米国のアラバマ州モービルのスチール・アメリカス製鉄所の売却を検討している。

チッセンクルップ社の昨年の鉄鋼生産工場の純益は、リーマンブラザーズ銀行の破綻をきっかけとした世界金融危機で米国の鉄鋼需要が大幅に落ち込んだ影響で、スチール・アメリカス製鉄所は赤字を計上、その他の鉄鋼生産工場は黒字を計上していた。

ブラジルのCSA製鉄所で生産した鋼板を米国のスチール・アメリカス製鉄所へ送り、ステンレス鋼を生産して米国内の工業部門へ供給していたが、米国内の鉄鋼需要の悪化の影響を受けて、CSA製鉄所の鉄鋼生産の減少が余儀なくされるために、同製鉄所の売却も予想されている。

またチッセンクルップ社が 73.13%、ヴァーレ社が 26.87%の資本参加しているCSA製鉄所の売却の要因として、米国の鉄鋼需要の悪化以外にも、労働コストの上昇並びにインフレの悪影響、レアル高の為替などが収益を圧迫して売却を後押ししている。

ブラジル鉄鋼院(IABr)のマルコポーロ・メロ・ロペス会長は、「2008年の世界金融危機による米国やヨーロッパの鉄鋼需要の回復は2012年が予想されていたが、いまだに需要が落ち込んでいる」と説明している。

SLW Corretora社のチーフストラテジストのペドロ・ガルジ氏は、「ブラジル資本のゲルダウ社並びにCSN社、 Usiminas社は買収に積極的ではないために、26.87%の資本参加しているヴァーレ社が仲介して、中国などの外資系企業への売却が濃厚」と予想している。

チッセンクルップのHeinrich Hiesinger社長は、リオ州とアラバマ州の製鉄所には120億ユーロを投資したにも関わらず、売却金額は投資金額をはるかに下回る70億ユーロと予想している。(2012年5月16日付けエスタード紙)


 

ペトロブラスの第1四半期の純益は16%減少

ペトロブラス石油公社の第1四半期の純益は、為替の大幅な変動並びに国際石油コモディティ価格の影響を受けて、前年同期比16%減少の92億1,400万レアルとなっている。

同社の原油生産の大半はリオ州のカンポス海盆であるが、生産設備への投資の遅延や石油生産設備の老朽化の進展に加えて、油田の枯渇傾向が生産減に影を落とし始めた可能性も否定できない。

同社は、岩塩層下原油開発などを中心とした石油開発用の資金調達のために、第1四半期に新興国では最高となる30年物の社債を72億ドル発行して、資金調達を実施した。

同社の第1四半期の売上は、前年同期比22増加の661億3,400万レアル、為替変動による収益は4億6,500万レアル、国内向け石油派製品の販売は、1日当たり257万1,000バレルと前年同期比では10%増加している。

ペトロブラスは国内外で数100億ドルに達する負債を抱えているために、ドル高の為替は悪影響を及ぼすが、岩塩層下原油開発用の大型投資の資金は国内だけで調達できないため、海外での資金調達が不可欠となっている。(2012年5月16日付けエスタード紙)


 

(特別記事)為替はいまだに米国での買い物に有利

比較では、ブラジル製品の価格より65%安いものも

想像に反して、12か月で0,30レアル強のドル高は、ブラジルにおける輸入品購買に有利に働いていない。ブラジルと米国の数々の店舗で行った調査によると、家電、衣服、スポーツシューズ、さらには書籍などのうち、15アイテムはブラジルのほうが値段が高い。米国における価格は、為替の観光レートが商業レートよりも常に高いことを考慮に入れても、ブラジルの価格より65%安いものまである。


「為替が下がって以来、ブラジルの産業は外国と競争できなくなっている。繊維の一部など、外国よりも安くできている投入(インプット)もいくらかはあるが、一般的に完成品はいまだに高い」と言うのは、ESPM(広告・マーケテヴィング大学-リオ)のロベルト・シモナルド
経済学教授だ。


価格差を説明する原因のひとつは、ブラジル市場のコスト高に起因する競争力の低さである。「価格は、我が国のインフラの効率の悪さの例証である。例えば、中国から製品を運んで来る交通と物流のコストは、米国における同コストよりずっと大きい」と、FIPECAFI(会計監査研究院)のマリオ・アミーゴ氏は補足する。


効率の悪さは、輸入時のブロクラシー問題から始まって、他の様々な領域にわたる。「ひとつの輸入手続きが、通関を終えて出てくるまで2か月も3か月もかかることがある。役所仕事全般が、ひとつの企業のコストの40%に相当するという試算もあり、これがとどのつまりは製品の価格に上乗せされるのだ」と、FECAP(アルバレス・ペンテア―ド商科大学)のエリヴァルド・ヴィエイラ氏は語る。


専門家が指摘するもう一つの原因は、高い税負担だ。例えば、「ラコステ」の輸入香水は、米国ではブラジルより61%も安い。輸入香水については、ブラジルでは78,43%の税金を取られる。


「税金を下げればいいという問題ではなく、もっと目に見える形にもするべきだ。製品そのものの包装についても。目に見えれば、消費者は実際何に対して金を払っているかわかるので、競争も激しくなる」と見るのは、INSPER(教育調査研究所)リカルド・ローシャ教授だ。


時計や書籍のように、スケールメリットが問題というケースもある。「米国の経済規模は、わが国の10倍だ。時計を20万個作るのと2万個作るのではぜんぜん違う。コストは下がり希薄化される」と、ヴィエイラ氏は分析する。


違いと言えば、今年の第一四半期、ブラジル人の外国における出費が記録を更新し、合計53.8億ドルとなった。外国でモノを買う時は、経済大国なのかもしれない。調査した15の製品のうち、価格差の最も大きいのは、「Timex」の時計だった。米国では、ブラジルよりも65.72%安い。


家電製品では、携帯電話「Galaxy」の価格差が最も大きく、62.16%であった。外国でブラジル人が一番金を使うテレビゲーム「プレイステーション3」は、米国の同じ店で値段は50%安く、ゲーム機と動作センサー付きカメラが付いてくる。16ギガバイトの「iPad 2」を買う時、米国では43%安いものが見つかる。


しかし、チョコレートなど、あまり馴染みのないアイテムですら、価格差は大きい。1箱24個入りのチョコレート「Ferrero Rocher」は、米国の値段は49%安い。最も価格差の小さいアイテムは、12年物のウィスキー「Black Label」で、18%だ。


ところが、大きな価格差は観光客にとって罠になる可能性もある。「連邦収税局の規則をきちんと守るように」と、ローシャは注意を促す。ブラジル人は、例えば、カメラ、腕時計、宝石、中古携帯電話などを買う時、税金を払わない。


購入の限度は製品20個までで、飛行機を利用する場合、金額が500米ドルを超えると税金がかかる。「目的が買い物なら、重量超過料金を払わないでいいように、荷物をあまり持って行かないほうがいい」と、アミーゴ氏は言う。


出費限度額を決めて行く以外に、最善の手は現金を使うことだ。「クレジットカードの為替変動に注意することが必要だ」と、シモナルド教授は言い、通常分割払いは先々の為替決済に従って計算するので注意するようにとのことだ。さらに、クレジットカードの場合、金融取引税(IOF)が6.38%かかる。

(2012年5月13日、エスタード紙、ヨランダ・フォルデローネ)

比較米国のほうが安い

製品

ブラジル
(レアル)

米国
 
(レアル)  (米ドル)

腕時計「Timex Ironman
男性用

290,0

99,40

49.95

65,72%

合成皮革ジャケット

219,0

82,31

41.36

62,42%

バービー人形(人魚の国)

Merliah – Mattel

99,9

37,75

18.97

62,21%

携帯電話「サムスン・ギャラクシー」
アンドロイド3.2

999,0

378,02

189.96

62,16%

香水「ラコステ Pour Homme

オー・ドートワレ 50ml

179,0

69,65

35.00

61,09%

プレイステーション3

160ギガバイト-ソニー

1.339,0

696,42

349.95

50,22%

Ferrero Rocher
24
個入り

37,9

19,24

9.67

49,23%

スポーツシューズ

「ナイキ・エアペガサス+28

369,9

189,05

95.00

48,89%

ゲーム「PS3・ダークネス2

限定版

149,0

79,52

39.96

46,63%

iPad 216ギガバイト

Wi-Fi付き-アップル

1.399,0

794,01

399.00

43,24%

ジョニ黒 12年 750ml

ジョニー・ウォーカー

140,7

115,32

57.95

18,04%

(特別記事)為替はいまだに米国での買い物に有利

比較では、ブラジル製品の価格より65%安いものも

想像に反して、12か月で0,30レアル強のドル高は、ブラジルにおける輸入品購買に有利に働いていない。ブラジルと米国の数々の店舗で行った調査による と、家電、衣服、スポーツシューズ、さらには書籍などのうち、15アイテムはブラジルのほうが値段が高い。米国における価格は、為替の観光レートが商業 レートよりも常に高いことを考慮に入れても、ブラジルの価格より65%安いものまである。


「為替が下がって以来、ブラジルの産業は外国と競争できなくなってい る。繊維の一部など、外国よりも安くできている投入(インプット)もいくらかはあるが、一般的に完成品はいまだに高い」と言うのは、ESPM(広告・マー ケテヴィング大学-リオ)の経済学教授ロベルト・シモナルドだ。


価格差を説明する原因のひとつは、ブラジル市場のコスト高に起因する競争力の低さである。「価格は、我が国のインフラの効率の悪さの例証である。例えば、 中国から製品を運んで来る交通と物流のコストは、米国における同コストよりずっと大きい」と、FIPECAFI(会計監査研究院)のマリオ・アミーゴは補 足する。


効率の悪さは、輸入時のお役所仕事の問題から始まって、他の様々な領域にわたる。「ひとつの輸入手続きが、通関を終えて出てくるまで2か月も3か月もかか ることがある。役所仕事全般が、ひとつの企業のコストの40%に相当するという試算もあり、これがとどのつまりは製品の価格に上乗せされるのだ」と、 FECAP(アルバレス・ペンテア―ド商科大学)のエリヴァルド・ヴィエイラは語る。


専門家が指摘するもう一つの原因は、高い税負担だ。例えば、「ラコステ」の輸入香水は、米国ではブラジルより61%も安い。輸入香水については、ブラジルでは78,43%の税金を取られる。


「税金を下げればいいという問題ではなく、もっと目に見える形にもするべきだ。製品そのものの包装についても。目に見えれば、消費者は実際何に対して金を払っているかわかるので、競争も激しくなる」と見るのは、INSPER教授リカルド・ローシャだ。


時計や書籍のように、スケールメリットが問題というケースもある。「米国の経済規模は、わが国の10倍だ。時計を20万個作るのと2万個作るのではぜんぜん違う。コストは下がり希薄化される」と、ヴィエイラは分析する。


違いと言えば、今年の第一四半期、ブラジル人の外国における出費が記録を更新し、合計53.8億ドルとなった。外国でモノを買う時は、経済大国なのかもし れない。調査した15の製品のうち、価格差の最も大きいのは、「Timex」の時計だった。米国では、ブラジルよりも65.72%安い。


家電製品では、携帯電話「Galaxy」の価格差が最も大きく、62.16%であった。外国でブラジル人が一番金を使うテレビゲーム「プレイステーション 3」は、米国の同じ店で値段は50%安く、ゲーム機と動作センサー付きカメラが付いてくる。16ギガバイトの「iPad 2」を買う時、米国では43%安いものが見つかる。


しかし、チョコレートなど、あまり馴染みのないアイテムですら、価格差は大きい。1箱24個入りのチョコレート「Ferrero Rocher」は、米国の値段は49%安い。最も価格差の小さいアイテムは、12年物のウィスキー「Black Label」で、18%だ。


ところが、大きな価格差は観光客にとって罠になる可能性もある。「連邦収税局の規則をきちんと守るように」と、ローシャは注意を促す。ブラジル人は、例えば、カメラ、腕時計、宝石、中古携帯電話などを買う時、税金を払わない。


購入の限度は製品20個までで、飛行機を利用する場合、金額が500米ドルを超えると税金がかかる。「目的が買い物なら、重量超過料金を払わないでいいように、荷物をあまり持って行かないほうがいい」と、アミーゴは言う。


出費限度額を決めて行く以外に、最善の手は現金を使うことだ。「クレジットカードの為替変動に注意することが必要だ」と、シモナルドは言い、通常分割払い は先々の為替決済に従って計算するので注意するようにとのことだ。さらに、クレジットカードの場合、金融取引税(IOF)が6.38%かかる。

(2012年5月13日、エスタード紙、ヨランダ・フォルデローネ)

比較米国のほうが安い

製品

ブラジル
(レアル)

米国
 
(レアル)  (米ドル)

腕時計「Timex Ironman
男性用

290,0

99,40

49.95

65,72%

合成皮革ジャケット

219,0

82,31

41.36

62,42%

バービー人形(人魚の国)

Merliah – Mattel

99,9

37,75

18.97

62,21%

携帯電話「サムスン・ギャラクシー」
アンドロイド3.2

999,0

378,02

189.96

62,16%

香水「ラコステ Pour Homme

オー・ドートワレ 50ml

179,0

69,65

35.00

61,09%

プレイステーション3

160ギガバイト-ソニー

1.339,0

696,42

349.95

50,22%

Ferrero Rocher
24
個入り

37,9

19,24

6.67

49,23%

スポーツシューズ

「ナイキ・エアペガサス+28

369,9

189,05

95.00

48,99%

ゲーム「PS3・ダークネス2

限定版

149,0

79,52

39.96

48,63%

iPad 216ギガバイト

Wi-Fi付き-アップル

1.399,0

794,01

399.00

43,24%

ジョニ黒 12年 750ml

ジョニー・ウォーカー

140,7

115,32

57.95

18,04%