連邦政府は州政府へ400億レアルを貸出

連邦政府は今月15日に、財政プライマリー収支黒字を予定通り達成するために、公共支出の550億レアルの大幅削減を発表したにも関わらず、ブラジル国内のインフラ関連投資活性化のために、州政府に最大400億レアルまで貸出すと発表した。

この貸出総額400億レアルは、連邦政府が経済成長加速化(PAC)のための予算420億レアルに匹敵する投資額となり、連邦政府では中銀が予想している、今年の国内総生産(GDP)の伸び率3.3%を大幅に上回る4.5%をターゲットにしている。

サンパウロ州政府は、貸出が承認された20州の中ではトップの70億レアルの貸出を受けるが,州内の道路や上下水道整備、パレリェイロスーグラジャウ間の鉄道やグアルーリョス・エクスプレスの建設に充てる。

リオ州はサンパウロ州に次いで60億レアルの貸出を受け、セアラー州38億4,800万レアル、ミナス州30億レアル、ペルナンブーコ州27億3,500万レアル、バイア州25億6,600万レアル、マット・グロッソ州21億9,500万レアル、マラニャン州20億レアル、南大河州14億6,700万レアル、ゴイアス州は14億5,200万レアルとなっている。

連邦政府は州政府のインフラ投資を促進するために、各州の負債総額枠の拡大を承認、サンパウロ州の負債総額枠は170億レアルに上昇したために、インフラ関連向け投資総額が拡大できる。(2012年2月27日付けエスタード紙)


 

昨年の5大銀行の純益は464億レアル

2003年の5大銀行の純益総額は112億レアルであったが、2011年は316%増加の464億レアルを記録、この期間の政策誘導金利(Selic)の増加率は233%、インフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)の増加率55%を大幅に上回っている。

2003年のSelic金利は25.5%、クレジットはGDP比26%であったが、2011年には同金利が11.0%まで低下したにも関わらず、クレジットが49.1%と大幅に増加したために、純益が拡大している。

ブラジルの商業銀行の純益増加は、Selic金利が低下してきているにも関わらず、個人向けクレジットや住宅クレジットの増加、延滞率の増加による銀行スプレッドの高止まり、銀行カード発行増加による手数料収入増加などが要因となっている。また1994年にはブラジル民間の大銀行は16行であったが、今では再編が進んだ影響で、イタウー銀行とブラデスコ銀行の2行に減少している。

昨年のイタウー銀行の顧客1人当たりの手数料収入は、年間839レアルと2位のブラジル銀行の556レアルを大幅に上回っており、3位にはブラデスコ銀行の477レアル、サンタンデール銀行は385レアル、連邦貯蓄金庫は284レアルであった。

イタウー銀行の収益率は2003年の31.3%から昨年は22.3%と大幅に低下、2007年のブラジル銀行並びにブラデスコ銀行、サンタンデール銀行、イタウー銀行の4大銀行の収益率は25.3%、昨年は19.7%まで低下している。(2012年2月27日付けエスタード紙)


 

1月の歳入は1,025億レアルで記録更新

1月の国庫庁の歳入は1,025億レアルと初めて1,000億レアルを突破して記録を更新、そのうち債務訴訟などによる臨時歳入は45億レアルであった。

また1月の社会保険融資納付金(Cofins)や社会統合基金(PIS)並びに公務員厚生年金(Pasep)関連の歳入は、前年同月比2.2%増加、Cofinsは1.7%増加の147億レアルであった。

1月は特に飲料並びに自動車関連の工業製品税(IPI)並びにデリバティブファイナンス取引の金融取引税(IOF)による歳入増加、また、3月末が期限の法人所得税(IR)の先払いや社会保障院(INSS)の積立金も大幅に増加した。

1月のIOFは前年同月比17.1%増加の23億レアル、1月の対ドル為替レートの6.85%上昇に伴って輸入が増加したために、輸入税(II)は14.4%増加、INSSへの積立金は7.23%増加の236億レアルを記録している。

石油・天然ガスのロイヤリティによる歳入は34.6%増加の55億レアル、過去12カ月間の歳入総額は1兆50億レアルとなり、初めて1兆レアルを突破して記録を更新している。(2012年2月27日付けヴァロール紙)

 

第23回カマラゴルフ大会開催

2012225日(土)に第23回カマラゴルフ大会がサンパウロPLゴルフクラブで盛大に開催されました。今回はカーニバル休暇明けにもかかわらず45名の参加を頂きました。

715分、元気に第一組がスタート。全員がスムーズにプレーを行いました。表彰式も和気藹々の中で進み、大盛況の内に終了いたしました。

 

結果、個人優勝は南野さん(KANEMATSU AMERICA DO SUL)がアウト41、イン38、グロス79HC10、ネット69のスコアーで優勝されました。

2位には堀内さん(MIZUHO CORPORATE BRASIL)、3位には岐部さん(UBIK DO BRASIL)が入りました。

ベストグロス賞はアウト38、イン39、トータル77で堀内さん(MIZUHO CORPORATE BRASIL)が獲得されました。

 

その他特別賞は次の通りです。

ドラコン賞:  岡野さん(NSK BRASIL)、横内さん(TERUMO MEDICAL

二アピン賞: 岡野さん(NSK BRASIL)

                 岐部さん(UBIK DO BRASIL

                 堀内さん(MIZUHO CORPORATE BRASIL)イン2個獲得

 

次回、第24回開催は513日(日)の予定です。

特別企画も用意します。

奮ってのご参加をお待ちしています。

 

個人優勝

 

貧弱なインフラは工業部門のロジスティックコストを年間170億レアル押し上げる

中国からブラジルのサントス港間の1万7,000キロを35日間かけて、輸送するコンテナの輸送費はコンテナのサイズや船主との交渉にもよるが、平均1,200ドル(2,000レアル)となっている。

しかしサントス港からサンパウロ間の僅か77キロメートルの距離は、中国との距離とは比較にならないにも関わらず、同じ輸送費となっている。

原材料を海外で購入する繊維関連会社Magma社のフェルナンド・ニコリ取締役は、サントスとサンパウロ間のコンテナの輸送費は2000レアルと説明、”世界を回る輸送費が1200ドル、山脈を登る輸送費が2000レアル。それはブラジル企業の競争力を削ぎ、国際市場での我々のマーケットシェアを縮める”と同取締役は嘆く。他の産業界でも同様な被害を被っている。

貧弱なインフラは無限にロジスティックコストを押し上げる。サンパウロ州工業連盟(Fiesp)の科学技術競争課(Decomtec)の調査によると、最悪なコンディションの道路、港湾のブロクラシー(並びにスクラップに近い設備)、輸送能力の足りない鉄道や倉庫代負担などで、企業にとっては年間170億レアルの余分なコストがかかっている。

これらは国の法外な重税と共に商売拡大を妨げる環境となっている。工業製造部門の1211企業を対象にした、想定外コスト負担調査の責任者であるDemontec部門のジョゼ・リカルド・ロリス取締役は、”ブラジルでの製造は非常に高くなる”と嘆いている。

ロリス取締役は年間売上の0.36%(62億レアル)はトラックのメンテナンス代、0.6%(102億レアル)は貨物輸送代、0.4%(6億7500万レアル)は遅れによる倉庫代負担になると説明している。

ロリス氏は”政策誘導金利の高止まり、下がった為替、高い電力エネルギー料金、高いロジスティック代、伸び続ける税金”とブラジルは爆発寸前の状態にあると分析している。

また調査によると多くの国も高い税率となっているにも関わらず、その大半の国では輸送コスト削減につながるインフラ整備を通して、税金を国民に還元しているのに対して、ブラジルは完全に反対となっている。企業は重税を課せられている上に、道路や港湾のインフラは最悪状態で余分なコストがかかっている。

ニコリ氏は最近、コスト削減のために、ロジスティック部門を創設して新輸送ルートの研究を開始、サンパウロ州内に4工場所有するMagma社では、すでに効果を上げている。売上の5%に相当していた輸送コストを半減、同社はサンパウロ市内の停滞を避けるために、”サンパウロ市内のブラス地区にある工場から小型トラックでグアルーリョスまで輸送、そこから配送する”と説明している。

“雨が降れば停滞に巻き込まれて動けなくなる。穴だらけの道路状態でトラックが故障する。何回となく予定の荷物が港湾に送れずに船がブラジルの港を出て行った。損害は計り知れない”と出版、パルプ並びに都市開発を世界で展開するメリョラメント・グループのアルフレッド・プロジェール氏は指摘している。

彼によると大半の企業は工場の門から中は余分なコストはかからない。しかし門外ではブラジル製品は競争力を失い、多くの場合、国内マーケットでも競争できない。ブラジルの港湾システムのブロクラシーはひどい。世界的に有名な国際美術展覧会の前回のサンパウロ・ビエナールでは、通関に時間がかかりすぎて同展覧会で発表できなかった。輸送業者も港湾に対してクレームを持っている。ASA・トランスポルテス社のヴァルジル・サントス社長は”時には荷卸しに2日間かかり、それはトラックが何もしないで、止まっていることを意味する”とサントス港の荷卸しの遅さを指摘している。

大都市圏を横断するには輸送コストが大幅に増加する。例えばサンパウロ市ではマルジナル道路圏内の大型トラックの乗り入れ規制や交通渋滞はコストを引上げている。

ASA・トランスポルテス社のヴァルジル・サントス社長は”交通渋滞は潤滑油、ディーゼル燃料、運転手のサラリーやトラックのメンテナンスのコストアップにつながる”と説明。またその他の問題として輸送時間の遅れは顧客にもダメージを与える。また彼は”2011年のサンパウロとサントス間の貨物輸送の警備サービス費は400%も上昇した”と説明している。

サントス港での荷卸しやサンパウロ市横断に要する時間、輸送業者に支払われる高い輸送代等でサンパウロからサントス港までは輸送代が1000レアルと高額になること、800レアルの道路通行料金と貨物保険や警備サービス料金などがかかるほか、また輸送時間に対しても責任がないため、中小企業がこのルートの輸送利用を減らしているとサントス社長は説明している。

一方でこの貧弱なインフラは倉庫業にとって大きなチャンスとなっている。JSL社はアイルトン・セーナ高速道路と鉄道が隣接するイタカケセツーバ市に配送のためのロジックセンターを建設している。目的は鉄道で貨物を持ってきて、小型トラックで時間帯に関係なく、サンパウロ市やその近郊に配送して問題解決を図っているとフェルナンド・シモエス社長は説明している。(2012年2月20日付けエスタード紙)


 

パナソニック・ド・ブラジルの村上廣高社長が表敬訪問

パナソニック・ド・ブラジルの村上廣高社長と篠原一宇副社長が2012年2月24日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に村上廣高社長は着任したことを伝えた。

左から平田藤義事務局長/パナソニック・ド・ブラジルの村上廣高社長/篠原一宇副社長 (Foto: Rubens Ito / CCIJB)

1月の海外投資家のブラジル国内投資は97億ドル

1月の海外投資家の製造部門への対内直接投資は54億ドルと昨年1月の投資を84%上回って1月の直接投資としては記録を更新している。

また海外投資家による1月のサンパウロ証券取引所(Bovespa)への投資は43億ドル、その他にはブラジル国債や確定金利付きファンドへの投資やブラジル企業や銀行による海外での社債発行などでの資金調達による資金流入で、資本財・サービス部門の経常収支は71億ドルの赤字を計上している。

中銀では国内消費の回復、長期投資につながる製造部門への対内直接投資の大幅増加などの要因で、1月の経常収支赤字はブラジルにとってポジティブな赤字であるために心配していない。

LCAコンサルタント社では、海外からの資金流入はブラジルにとってよい流れとなっているために、年末のレアルの為替はR$1.65まで上昇すると予想している。

また1月の経常収支赤字は、輸入が輸出を上回ったために貿易収支の赤字を計上、ブラジル人観光客が海外で20億ドルを支出したために、昨年7月に次ぐ支出を記録したことも、経常収支赤字をさらに拡大した。

1月の海外本店への利益・配当金送金はヨーロッパの債務危機の影響を受けて、昨年末の国内経済が停滞したために前年同月比50%まで減少して、経常収支赤字が71億ドル以上にはならなかった。

中銀では、2月の経常収支赤字を輸出の増加や海外への利益・配当金送金の減少などで20億ドル以下に縮小、また対内直接投資を32億ドルと見込んでいる。(2012年2月24日付けエスタード紙)


 

CIR 028/12: 南米(ペルー・ベネズエラ)セミナーのご案内

CIR-028/12

2012223

会員各位

 ジェトロ・サンパウロ事務所/

ブラジル日本商工会議所

 企 画 戦 略 委 員 会

コ ン サ ル タ ン ト 部 会

                               

                                                                              

南米(ペルー・ベネズエラ)セミナーのご案内

 

 

このたび、上記3者共催にて、以下の通り南米2ヵ国の政治・経済・市場動向などに関する最近の情勢、およびそれを踏まえた今後の見通しについて解説するセミナーを企画いたしました。

 

先進各国の経済の先行きが不透明な中で、中南米各国は新興国市場として、また資源・食糧の供給基地として、ますますその存在感を強めようとしています。その中でも、今回取り上げます、前政権の経済政策の踏襲によって引き続きビジネスチャンスへの注目が高まるペルー、長年のチャベス政権の下で本年大統領選が行われる予定であるベネズエラの2ヵ国は、日本企業のみならず各国企業が南米ビジネス拡大に向けて今後の成り行きに注目している国々ではないでしょうか。

 

このタイミングをとらえ、コンサルタント部会、ジェトロ・サンパウロでは、リマとカラカスのジェトロ所長より、各国の最新事情、今後の動向などに関するセミナーを開催することとしました。サンパウロからこれら2ヵ国へのビジネス展開を検討されている皆様をはじめ、貴重な情報収集の機会となりますため、奮ってご参加下さい。

-記-

 

1.  日時:201232日(金) 14001630 (予定、Q&A含む)

 

2.  会場:ブラジル日本商工会議所内大会議室 (Av. Paulista 475 – 13São Paulo-SP

 

3.  講師(講演順、各約50分):

   ジェトロ・リマ(ペルー) 所長 石田 達也(いしだ たつや)

 

   ジェトロ・カラカス(ベネズエラ) 所長 森下 卓哉(もりした たくや)

 

   質疑応答

 

4.  定員:50名(お申し込み順)

 

5.  参加費:無 料

 

6.  言語:日本語(ポルトガル語への通訳はつきません)

 

7.  お申込み先:ブラジル日本商工会議所 事務局 チサト宛 (メール secretaria@camaradojapao.org.br 及び電話 3287-623331日(木)までにお願い致します。

以 上

 

コニカ・ミノルタ・ビジネスソル―ションズ・ド・ブラジル社の神原俊社長が表敬訪問

コニカ・ミノルタ・ビジネス・ソルーションズ・ド・ブラジル社の神原俊社長が2012年2月23日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に神谷功社長の後任として着任したことを伝えた。

左から平田藤義事務局長/コニカ・ミノルタ・ビジネス・ソルーションズ・ド・ブラジル社の神原俊社長 (Foto: Rubens Ito / CCIJB)

2月第3週までの貿易収支は17億2,100万ドルの黒字

2月13日から19日の貿易収支は輸出が47億300万ドル、輸入が43億3,300万ドルで3億7,000万ドルの黒字を計上、今月3週までの貿易収支は輸出が123億9,400万ドル、輸入が106億7,300万ドルで17億2,100万ドルの黒字を計上している。

今月の1日当たりの輸出は前年同月比14%増加の9億5,340万ドル、輸入は5.7%増加の8億2,100万ドル、今年の輸出総額は285億3,500万ドル、輸入は281億600万ドルで、4億2,900万ドルの黒字を計上している。

市場関係者の今年の貿易収支黒字予想は195億ドル、中銀では230億ドルを予想、今月の完成品輸出は前年同月比24.1%増加。特に石油開発向け掘削リグ、電力エネルギー、燃料、飛行機、エンジン、ジェネレーターや自動車部品などが牽引している。

また今月の半製品輸出は粗鋼、アルミや粗糖を中心に10.2%増加、一次産品輸出は大豆、原綿や原油など7.4%増加、輸入では機械装置が25.4%、光学機械・精密機械が24.7%並びに鉄鋼製品が21.6%とそれぞれ大幅に増加して、輸入トータルの5.7%増加につながっている。(2012年2月23日付けエスタード紙)