火力発電による電力エネルギー比率が増加

政府系シンクタンクの応用経済研究院(Ipea)では現在のバイオマスを含む火力発電所による電力エネルギー比率25%は数年後に31.4%まで上昇すると予想している。

水力発電所建設のための環境保護局(Ibama)からの環境ライセンス認可に対するブロクラシーでプロジェクトも大幅に遅延、また非常に厳しい審査基準で建設コストの上昇につながっている。

電力調査公社(EPE)では電力消費が大きい大企業の火力発電の自家発電による電力エネルギーは2万463GWhから2020年には南部地域並びに北部地域を中心に、4万3,128GWhに達すると予想している。

フィンランド資本のWartsila社では昨年のブラジルでの火力発電事業の売上は10億レアルであったが、今後5年間で倍増を予定、ペルナンブーコ州スアペ港で380メガワットの火力発電所を建設している。(2011年3月9日付けエスタード紙)


 

CSN製鉄は投資計画を上方修正

ナショナル製鉄所(CSN)は2009年にミナス州内での鉄鉱石や鉄鋼増産で90億レアルの投資計画を発表、しかし今回、投資総額を150億レアルと大幅な見直しを発表した。

同社では52億レアルを投資してミナス州カーザ・デ・ペドラ鉱山の生産を5,000万トンに引き上げ、アジア資本が60%の権益を擁しているNamisa社並びにリオ州イタグアイ港にインフラ整備に投資する。

また18億レアルを投資して生産能力が1,200万トンの2ヵ所に鉄鉱石ペレット工場の建設、80億レアルを投資して同州コンゴニアスに棒鋼の製鉄所を建設する。

CSNはリオ州ボルタ・レドンダ市で年産560万トンの鉄鋼を生産、今後は同市並びにイタグアイ市で年産50万トンの建設資材向け鉄鋼を生産する。(2011年3月9日付けヴァロール紙)


 

ブラスケンはPVC増産で10億レアル投資

ブラスケン社はアラゴアス州マレシャウ・デオドーロ市に塩化ビニル樹脂(PVC)を増産するために10億レアルを投資して工場を建設、生産能力は年産20万トンを見込んでいる。

経済成長加速プログラム(PAC)の上下水道整備や大衆住宅建設プログラム、ワールドカップやオリンピック開催が目白押しで、同社では国内需要を補うために投資を行う。

ブラジル化学工業会(Abiquim)の調査によると昨年のブラジル国内のPVCの生産は81万トン、そのうちブラスケンが51万トンを占め、現在の国内需要は100万トン前後と予想している。

通商産業開発省(MDIC)の発表によると昨年の輸入PVCは2009年の28万6,000トンから38万7,000トンに増加、国産PVCの70%は建設業向けとなっている。(2011年3月9日付けヴァロール紙)

 

観光の国際競争力ランクで52位

世界経済フォーラム(WEF)の世界競争力報告によると、昨年の観光部門の国際競争力ランキングではブラジルは調査対象139カ国のうち52位と前年から7ランク下げている。

調査は12の主要分野である社会制度・機関、インフラ、マクロ経済、健康と基礎教育、高等教育とトレーニング、商品市場の効率性、労働市場の効率性、金融市場の効率性、金融市場の効率性、技術的即応性、市場規模、ビジネスの高度化、イノベーションにおける106項目を各種経済指標と世界1万3,000人以上の企業トップへのアンケート調査によって評価している。

ブラジルは世界でも最も観光資源に恵まれた国にも関わらず、輸送インフラ、悪い治安、観光インフラ整備部門への投資不足などが大きく影響してランクを下げている。

ブラジルは多様な植物群、数多い希少動物、広大な環境保護区トップクラスにランク付けされているが、空港や道路のインフラ投資不足や観光部門の優秀な人材不足も海外観光客誘致の足枷になっている。(2011年3月8日付けエスタード紙)


 

CIR 031/11 法律関係月例会案内

CIR031/2011
2011

 

各位

ブラジル日本商工会議所

委員長 松田 雅信

 

 

拝啓

 

時下益々ご清栄のこととお慶び申上げます。

 

さて、当委員会ではの月例会を下記の要領で行ないますので会員各位奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。

 

会合はポルトガル語で行われ、日本語への通訳は付きません。しかし、経営に有用な情報交換が出来ますので、出来るだけ担当者に出席させ、翌日社長などに報告させることをおすすめします。

 

敬具

 

日時:2011年3月17日(木)16時 18時

場所当所会議室

 

議題:

 

 

1.PIS(社会統合基金)/COFINS(社会保険融資納付金)のデジタル租税監査簿記:ファイル作成における注意点」

MARINA HARUKO MORI BIONDO (KPMG 間接税マネージャー)

 

2.「外国人による農地の購入:CGU(連邦諮問庁)/AGU(連邦総弁護庁)意見書第01/2010号」

     MICHELLE GIRALDI (PricewaterhouseCoopers (PwC) 租税部門マネージャー)

 

3.REFIS独立行政機関及び連邦公開財団に関する税務回復プログラムに関する債務統合について」

FELIPE CERRUTTI BALSIMELLI (PINHEIRO NETO ADVOGADOS 弁護士事務所 弁護士)

 

 

各講演後に参加者間での討論が行なわれます。

 

参加者リスト作成のため、下記の通り出席のご確認をお願い致します。

 

·         ALICE

·         Tel.: 3287-6233 または

·         E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br

 

ブラジル日本商工会議所

昨年のGDP伸び率は7.5%とクルザードプラン以来では最高

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると昨年の国内総生産(GDP)は7.5%と1986年のクルザードプラン以来の伸び率を記録、ルーラ政権の年平均のGDP伸び率は4.0%とカルドーゾ政権の2.3%を大幅に上回った。

昨年の最終四半期の家計消費は連邦政府のインフレ過熱に対する政策採用にも関わらず、前四半期比2.5%、年率換算では10.4%と大幅に増加している。

昨年の設備投資の伸び率は21.8%、家計消費7%、輸入36.2%、鉱工業部門全体10.1%,鉱業15.7%、製造業9.7%、建設業11.6%、商業10.7%とそれぞれ大幅に増加している。

昨年の上半期のGDP伸び率は前年同期比9.2%と大幅に伸びたが、下半期は5.9%と減速、第3四半期のGDPは0.4%(年率換算では1.6%)、最終四半期は0.7%(年率換算では3.0%)であった。

最終四半期はサービス部門のGDP伸び率は前期比1%(年率換算では4.1%)と好調を維持、前年同期比では4.6%、農畜産0.8%(3.2%)、1.1%、鉱工業はマイナス0.3%(-1.2%)、4.3%となっている。

昨年のGDP伸び率の増加に伴って歳入も12.5%増加、商品流通サービス税(ICMS)は11.3%、輸入税(II)42%、工業製品税(IPI)は17.3%とそれぞれ大幅に増加、またGDP総額は3兆6,750億レアルとなっている。(2011年3月4日付けエスタード紙)


 

ゲルダウはCSNやウジミナス同様に鉄鉱石調達で外部依存を軽減

ゲルダウ社は原料調達で外部依存を減らすため積極的に鉱山事業に投資した同業のCSNやウジミナスと同様に、川上から川下まで垂直統合する事業形態を採用する。

同社はミナス州ミゲル・ブルニエル並びにヴァルゼア・ド・ロペスに含有量が41%と高品質の鉄鉱石の鉱山を所有、今年のオウロ・ブランコ製鉄所への鉄鉱石供給量は560万トン、来年には700万トンに引き上げて自給体制を整える。

しかし鉄鉱石増産のためには資金調達が必要なためにウジミナスと同様に鉱山の権益を譲渡して、資金調達するためのパートナー企業の採用を遅くとも2013年までには決定する。

世界の鉄鉱石需要の50%近くが中国であるために、中国のスポット価格が世界の鉄鉱石価格の基準となるが、今年はトン当たり200ドルを突破する可能性がある。(2011年3月4日付けエスタード紙)


 

国庫庁はBNDES銀行に550億レアル貸与

国庫庁は社会経済開発銀行(BNDES)の低金利の設備投資用機械装置購入向けの投資持続プログラム(PSI)のクレジット枠を補強するために、更に550億レアルを貸与する。

昨日、ギド・マンテガ財務相は今月末で終了が予定されていたPSIプログラムを年末まで延長することを発表、PSIプログラムのクレジット枠は750億レアルまで拡大されるが、4月からクレジット金利は引上げられる。

今年のBNDES銀行の法人向けクレジット総額はPSIプロジェクトを含めて1,450億レアルと、民間銀行の法人の投資向けクレジット枠が需要を下回っているためにカバーしなければならない。

過去2年間の国庫庁のBNDES銀行への貸与総額は2,050億レアルに達して国債発行で資金を調達、今年も国債発行を継続してBNDES銀行に貸与する。(2011年3月4日付けエスタード紙)



 

エイケ・バチスタ氏がカナダ資本Ventana Gold社を15億ドルで買収

実業家エイケ・バチスタ氏はカナダ資本Ventana Gold社に20%資本参加していたが、世界金融危機後から最も収益率の高い金に注目、長期に亘って金採掘が可能な金鉱山を所有する同社と昨年11月から買収交渉を開始、しかし買収金額で交渉がもつれていた。

バチスタ氏は買収を成立させるために2月に初めの買収金額を30.2%上回る1株13.06ドルを提示して交渉が成立、総額15億ドルで同社の株式91%を掌中に収めた。

Ventana社はコロンビアで4,590ヘクタールの金鉱山を開発しており、埋蔵量は金が350万オンス、銀1,920万オンス、銅が8,460万オンス、金の年間生産量は30万1,000オンスを見込んでいる。

バチスタ氏はアマゾン流域の金採掘から事業を開始して、今では300億ドルの資産を所有していると予想されており、2016年までに35億レアルを投資してミナス州セーラ・アズールの鉄鉱石生産、また15億レアルを投資してミナス州ボン・スセッソでの鉄鉱石生産を年産1,000万トンに引き上げるために投資する。(2011年3月4日付けエスタード紙)