フォーカスレポートは今年のIPCAを上方修正

中銀の通貨政策委員会(Copom)の議事録発表後の最初のフォーカスレポートによると今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)を5.78%から5.82%に再び上方修正、しかし来年のIPCAは4.8%に据え置いている。

予想的中率が高いトップ5の銀行のIPCA平均値は前回の6.04%から6.31%と大幅に上方修正、今年の国内総生産(GDP)伸び率を4.29%から4.1%に下方修正している。

今後の政策誘導金利(Selic)は4月に0.5%、7月に0.25%それぞれ引上げて12.5%と予想、来年第1四半期末まで維持すると予想されている。(2011年3月15日付けエスタード紙)

 

今年の貿易収支黒字は211%増加

3月初め2週間の輸出は64億7,700万ドル、1日当たりでは9億2,530万ドル、輸入は56億3,600万ドル、1日当たりでは8億510万ドル、貿易収支は8億4,100万ドルの黒字を計上している。

また3月第2週までの今年の貿易黒字は前年同期比211%増加の24億6,300万ドル、1日当たりでは5,130万ドルの黒字を計上、輸出総額は384億2,400万ドル、輸入総額は359億6,100万ドルとなっている。

世界貿易機関(WTO)の昨年最終四半期の貿易調査によると、ブラジルの輸出は前年同期比38%増加して世界平均の17%を大幅に上回っている。

インドの同期の輸出は28%、中国25%、日本19%、米国並びにロシアが18%、地域別では中南米が25%、アジア21%、中近東21%並びに北米18%とそれぞれ増加している。(2011年3月15日付けヴァロール紙)

 

1月の鉱工業部門の売上はマイナス1.3%

1月の鉱工業部門の売上は前月比マイナス1.3%と2カ月連続で減少、しかし労働時間は0.6%、雇用は0.2%それぞれ僅かに増加している。

また1月の製造セクターの設備稼働率は前月比0.2%増加の82.6%、前年同月比の売上は7.9%、労働時間4.8%、雇用は4.0%とそれぞれ大幅に上回っているが、全国工業会(CNI)では今後は緩やかに減少すると予想している。

しかし今後の鉱工業部門は連邦政府の歳出削減政策、持続可能なGDP伸び率への誘導、予断を許さない国際情勢、レアル高の為替、完成品の輸入増加など不透明感が増加してきている。

昨年の鉱工業部門のGDP伸び率は10.1%を記録、しかしCNIでは今年のGDP伸び率を4.5%、製造セクターを4.0%とそれぞれ予想している。(2011年3月15日付けヴァロール紙)


 

情報事業分野にてストレージ(データ記憶装置)関連のビジネス展開を行なっているHitachi Data Sytems社(米国カリフォルニア 州サンタクララ本社)の兒玉好人上級副社長、小西聡一郎取締役、 篠原瑞日子取締役、ブラジル日立の金田行孝

コンサルタント部会主催の『日本企業の国際人的資源管理の現状と課題』セミナーに44人が参加して開催

コンサルタント部会(都築慎一部会長)主催のテーマ『日本企業の国際人的資源管理の現状と課題~「現地化」を超えた「グローバル人的資源管理」へ向けて~』セミナーに44人が参加して開催、大阪商業大学総合経営学部の古沢昌之教授が講演した。

古沢教授は初めに日本企業を取り巻く経営環境として日本企業に対する海外での評価ではホワイトカラーの間では非常に低く、また幹部人材の現地化の遅れ、有能な人材の定着率が欧米系企業と比較して非常に低いと説明した。

多国籍企業が直面する「二元性」の「現地適用」と「グローバル統合」、日本企業は「グローバル型」、米国企業は「インターナショナル型」新たな企業もでるの「トランスナショナル企業」などの相違について説明した。

また古沢教授が行った日本企業と欧米企業における国際人的資源管理の比較研究や事例研究などを例に挙げて説明した。

コンサルタント部会主催のテーマ『日本企業の国際人的資源管理の現状と課題~「現地化」を超えた「グローバル人的資源管理」へ向けて~』セミナーに44人が参加

講演中の大阪商業大学総合経営学部の古沢昌之教授

左から平田藤義事務局長/講演者の大阪商業大学総合経営学部の古沢昌之教授/コンサルタント部会の都築慎一部会長

 

BPはCNAAの83%の株式を買収

英国資本の石油会社BP社はBP Biofuels do Brasil社を通して、エタノール燃料生産メーカーのCNAA社に6億8,000万ドルを投資して83%の資本参加を行う。

同社は外資系石油会社ではいち早くブラジルのエタノール業界に参入、2008年にゴイアス州に本拠を置くTropical BioEnergia社に50%の資本参加をしている。

BP Biofuelsは今回の資本参加で5年後のエタノールの生産能力を14億リットルに引き上げる予定であり、CNAA社はゴイアイス州イツンビアラ並びにミナス州イツイターバに所有するエタノール工場はすでに稼働している。

またミナス州カンピーナ・ヴェルデ工場は建設中、CNAA社の稼働しているエタノール工場の生産は年間250万トンのサトウキビの処理能力を擁しているが、今後数年以内にそれぞれ500万トンまで引上げる。(2011年3月12日付けエスタード紙)


 

JBSはMatone銀行買収

世界最大の食肉生産メーカーJBS社並びにJBS銀行を傘下に持つJ&Fホールディング社は給与・年金口座連動型クレジット総額が30億レアルを擁すて、南大河州を中心に営業を行っているMatone銀行を買収する。

J&Fは海外戦略を積極的に進めており、ヨーロッパやオーストラリアの地元企業以外にも米国のPillgrim´s 社やSwift社の買収、国内の大型買収案件では社会経済開発銀行(BNDES)が融資している。

J&FではJBS銀行以外にも衛生用品や皮革部門にも積極的に事業を展開、また南マットグロッソ州では大型パルプ工場の建設を行っている。

今回、買収したMatone銀行の資産はJBS銀行を大幅に上回り、南大河州のほかに11州で事業を展開、給与・年金口座連動型クレジットが90%を占め、また住宅クレジット部門にも営業を拡大する。(2011年3月14日付けエスタード紙)

 

在外ブラジル人の送金が減少の一途

米州開発銀行の調査によると世界金融危機が発生した2008年の翌年から、ラテンアメリカ並びにカリブ諸国の在外労働者の本国向け送金が大幅に減少している。

2008年のラテンアメリカ並びにカリブ諸国への本国送金は692億ドルに達していたが、昨年は失業や滞在先の不景気などの影響を受けて589億ドルに減少している。

昨年の在外ブラジル人の送金はレアル高の為替、ブラジルの好調な国内経済の影響で、特に失業増加に伴って日本からの帰国が増加したために、前年比26.1%減少の40億4,400万ドルに留まっている。

昨年の日本在住のペルー人の本国送金は64.2%減少の7億5,600万ドル、しかしハイチは13%増加の19億7,100万ドル、大半が米国在住のメキシコ人の送金は米国経済の沈滞で10.6%減少の212億7,100万ドルとなっている。(2011年3月14日付けエスタード紙) 

 

2月の延滞率が10.23%増加

全国小売業界連合(CNDL)並びにクレジット保護サービス(SPC)の調査によると、2月の一般消費者の延滞率は昨年末のクリスマス商戦の売り上げ増加に伴って、前年同月比10.23%と大幅に増加している。

昨年のクリスマス商戦の売上は11%増加して2月の延滞率も増加しているにも関わらず、前月比では4.99%減少、金融市場関係者は一般消費者への与信が今後、厳しくなると見込まれている。

2月の小売業界からのSPCへの問合せは前月比0.79%減少、しかし前年同月比では6.44%と大幅に増加している。

1月は自動車所有税(IPVA)、都市不動産所有税(IPTU)の支払い開始や学費、教材などの支出増加の影響で、毎年、2月の延滞率は増加傾向となっている。(2011年3月12日付けエスタード紙)


 

アイセックの活動説明

アイセック・ジャパン東京大学委員会送り出し事業局の山中晴生氏がアイセックの活動の説明並びにブラジル企業と独自に提携を結び、多くの研修生を送り出そうと新たなプロジェクトを開始、日本人学生にブラジルで学ぶ機会を提供したいので日系企業に協力を依頼した。

スピーチするアイセック・ジャパン東京大学委員会送り出し事業局の山中晴生氏