自動車部会に15人が参加して業種別部会長シンポのドラフト資料作成で意見交換

自動車部会(長谷部省三部会長)は2010年8月9日午後5時から6時近くまで15人が参加して、業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のためにドラフト資料を基に意見交換を行った。

上半期の自動車販売や生産の推移、工業製品税(IPI)減税政策採用による自動車販売効果、急増する韓国からの輸入車、為替の動向、輸入部品に対する減税幅の縮小、リッターカーの販売動向、支払い形態、鉄鋼価格の値上がり、移転価格税制の行方、二輪車の販売回復、流通在庫などが話題となった。

出席者は長谷部部会長(トヨタ)、峯川副部会長(ホンダ)、斉藤副部会長(デンソー)、藤田氏(NGK),伊藤氏(カンジコ)、駒形氏(MCC),鈴木氏(MELCO),二木氏(ミドリ・アトランチカ)、五鬼上氏(豊田通商)、大竹氏(タカタ・ペトリ)、金原氏(トヨタ)、ロペス氏(トヨタ)、大川氏(矢崎総業)、佐々木副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

15人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のためにドラフト資料を基に意見交換

左からレアンドロ・ロペス氏(トヨタ)/長谷部省三部会長(トヨタ)

 

北部の天然ガスパイプラインの工事が遅れている

マナウスの火力発電所向けに天然ガスを供給するウルク‐コアリ‐マナウス間の天然ガスのパイプライン建設は2006年に開始、しかし工事が遅れているために昨年の燃料消費料金(CCC)は24億レアル、今年は47億レアルが見込まれているが、パイプライン完成後は年間10億レアルが節約できる。

エレトロブラスグループ傘下のアマゾニアエネルギー社は発電能力が500メガワットの火力発電所アパレシーダ・ブロッコI、ブロッコII並びにマウア・ブロッコIIIを擁しており、操業は最終四半期が予定されている。

また1,600キロに達するツクルイ‐マカパ‐マナウスを結ぶ送電網は2,500メガワットの発電能力を擁しているにも関わらず、数区間での環境ライセンスが認可されないために送電工事が予定を大幅に遅れている。

この送電工事は経済成長加速プログラム(PAC)で2011年末が予定されていたが、2013年まで遅れると予想されている。(2010年8月9日付けエスタード紙)

 

Ferrous社は55億ドルのプロジェットでパートナーを探している

Ferrous Resources Brasil社は鉄鉱石を輸出するためのパイプライン並びにエスピリット・サント州のプレジデンテ・ケネディ港湾の輸出ターミナル建設向けの55億ドルの資金調達のために鉱業、貿易会社や製鉄業社などのパートナーを探している。

同社では今年末までには鉱山開発、鉱物輸送パイプライン並びに港湾ターミナル建設のための環境ライセンスが認可されると見込んでいる。

Ferrous社はミナス州に4鉄鉱石鉱山を擁しており、エスピリット・サント州の港湾までの404キロメートルのパイプライン建設のための土地買収に8,000万レアルを見込んでいる。

同社では2013年から年間2,500万トンの鉄鉱石を輸出、2016年には5,000万トンの輸出を見込んでおり、4鉱山の鉄鉱石の埋蔵量は45億トンに達すると見込まれている。(2010年8月9日付けヴァロール紙)


 

サンパウロの鉱工業部門は1.9%減少

ブラジル地理統計院(IBGE)の統計によると5月並びに6月のサンパウロ州の鉱工業部門の伸び率は全国平均のマイナス1.2%を上回る1.9%と大幅に落ち込んでいる。

サンパウロ州の第2四半期の鉱工業部門の伸び率は前四半期比では0.3%増加、しかし全国平均の1.4%を大幅に下回っている。

IBGEの13州および東北地域の第2四半期の前四半期比の鉱工業部門の伸び率の調査ではゴイアス州がマイナス2.9%、アマゾナス州がそれぞれ大幅に減少、しかしパラナ州は4.9%、セアラ2.7%、ペルナンブーコ州は2.4%とそれぞれ増加している。

6月の鉱工業部門の伸び率が前月比で低下したのはゴイアイス州マイナス9.2%、バイア-6.0%、北東地域-3.5%、ミナス-3.3%、ペルナンブーコ-2.3%などが平均を下回ったが、サンパウロ州はマイナス0.6%、パラ-マイナス0.3%と平均を上回っている。(2010年8月9日付けヴァロール紙)


 

国内航空会社の国際路線で伸び悩み

民間航空庁(ANAC)の調査によると今年の新国際路線は58件が承認されているにも関わらず、国内航空会社のTAM航空並びにGOL航空が11路線を獲得、その他の路線は外資系航空会社が獲得している。

また国内航空会社の2003年からの国際路線の増加は43%に留まっているが、外資系航空会社は76.9%増加している。

サンパウロ並びにリオの空港はほとんど飽和状態となっているために、外資系航空会社はベロ・オリゾンテ、サルバドールやレシーフェなどから国際路線を開拓している。

ブラジル航空会社組合(Snea)では国内の航空会社の平均税率は35%とヨーロッパの16%、米国の9%を大幅に上回っているために、外資系航空会社との競争では不利になっている。(2010年8月9日付けエスタード紙)


 

貿易部会は業種別部会長シンポの発表資料作成のために開催

貿易部会(伊藤友久部会長)が2010年8月6日正午から1時過ぎまで、17日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために10人が参加して開催された。

ドラフト資料を基にレアル高の為替で輸入増加比率が輸出増加比率を大幅に上回って貿易収支黒字が悪化、輸出では第1次産品が増加したが、完成品がトップシェア、輸入は原材料や中間財が増加、完成品では韓国からの自動車輸入が急増、また韓国からの輸入額は初めて日本を上回った。

輸出では鉄鉱石、大豆、鶏肉が増加、メルコスールとEUとのFTA締結、Cクラスの消費拡大、港湾・空港インフラの不整備によるブラジルコストの上昇、ナイジェリアからの軽質油の輸入、国際競争力、ロイヤリティーなどが話題となった。

参加者は伊藤部会長(住友コーポレーション)、加藤副部会長(島津製作所)、坂東副部会長(住友コーポレーション)、大岩氏(ジェトロ)、中山会頭(ブラジル三井物産)、杉本氏(ブラジル三井物産)、大野氏(伯国三菱商事会社)、江上氏(双日)、佐々木副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

17日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から加藤副部会長(島津製作所)/伊藤部会長(住友コーポレーション)/坂東副部会長(住友コーポレーション)

今年の自動車輸出は125億ドルに上方修正

全国自動車工業会(Anfavea)は今年の自動車輸出を世界経済の回復に伴って、前回予想の92億ドルから124億ドルと前年比50%増加に上方修正している。

Anfaveaでは今年の自動車輸出台数を前回の予想から9万台上乗せした62万台に修正、7月の自動車輸出金額は前年同月比85.4%増加の11億5,000万ドル、今年7カ月間では前年同期比65.9%増加の69億2,000万ドルに達している。

1995年の自動車輸出は90万台と今年の予想を30万台も上回っており、また2008年の輸出総額は139億ドルに達していたが、現在のレアル高の為替や新興国の自動車開発力の向上でブラジルの競争力が相対的に低下しているために、過去のレベル回復は非常に困難となっている。

7月のフィアット社の自動車販売は前月比16.5%増加の7万台でトップシェアを確保、ワーゲンが15.7%増加の6万450台、GMは11.5%増加の5万4,690台、フォードは17.3%増加の2万8,670台であった。

米国のGMは米連邦破産法適用から1年が過ぎたが、新規株式公開(IPO)を実施して再上場を予定、破綻時には米国政府が300億ドルで同社の株式の60%を買い取って救済していた。(2010年8月6日付けエスタード紙)


 

BNDES銀行は地上デジタル放送関連向けクレジット枠に28億レアル

連邦政府は民間放送局の地上デジタル放送向けインフラ整備を促すために、社会経済開発銀行(BNDES)を通して低金利の総額28億レアルのクレジット枠を設ける。

BNDES銀行は放送局や中継局の建設および送信機などの購入向けに総額の70%までクレジットを付けるが、連邦政府は人口が10万人以上の1,012都市にデジタル放送網を拡大する目標を掲げている。

デジタル放送網を拡大するために、放送局やデジタル関連インフラ整備向けのProTVDプロジェクトは2013年までに低利子で10億レアルのクレジット枠を設けているが、僅かに4,000万レアルの融資に留まっている。

今までに3放送局向けに融資、内訳はSBTに1000万レアル、ジョアン・パウロII財団に1000万レアル、インテグランテTV向けに2000万レアルとなっている。

通信機器メーカーのTelavo社は25放送局に送信機器を販売、ミナス州のSTB社は8放送局、Linear社は80放送局向けに送信機器を販売している。

連邦政府はデジタル放送関連機器販売では国内企業を優先しているために、先端技術を擁している外資系企業は入札では国内メーカーとコンソーシアムを組む傾向となっている。(2010年8月6日付けヴァロール紙)


 

ゲルダウ社の第2四半期の純益は8億5,600万レアル

ゲルダウ社の第2四半期の純益は前年同期の3億2,900万レアルの赤字から一転して8億5,600万レアルの黒字を計上、また2014年までの投資総額は110億ドル、そのうちの80%はブラジル国内への投資に向けられる。

ゲルダウは建材用の棒鋼増産に3億5,000万レアルを投資して2012年には年産50万トン、自動車向け圧延コイル増産向けに4億9,000万レアルを投資して2013年から60万トンに引上げる。

またミナス州のオウロ・ブランコ製鉄所向けの鉄鉱石供給向けに5億3,300万レアルを投資して700万トンに増産を予定している。

ゲルダウ社の下半期の投資総額は2億2,000万レアル、そのうちの62%はブラジル国内向けであるが、上半期の投資総額は4億5,300万レアルであった。(2010年8月6日付けエスタード紙)


 

今年の穀物生産予想は1億4,660万トン

ブラジル地理統計院(IBGE)の今年の穀物生産は2008年の1億4,600万トンを0.3%上回る1億4,660万トンで記録を更新すると予想している。

今年の穀物の栽培面積は前年比マイナス0.9%の4,680万ヘクタールに減少するが、良好な天候や肥料の増加で生産性が向上するために穀物の生産増加が見込まれている。

特に穀物生産の46.6%を占める大豆の生産が好天候やコモデティ価格が好調に推移して前年比19.8%増加の6,820万トンに達すると予想されている

フェジョンの生産は前年比4.2%減少の337万3,000トンと見込まれているために、国内需要を満たすために20万トンの輸入を余儀なくされるが、ブラジル人の食生活の変化でフェジョンの消費が減少してきている。

今年の小麦生産は前年比7.4%増加の530万トン、コーヒー豆は13.2%増加の280万トンに達すると予想されている。(2010年8月6日付けエスタード紙)