2016年の建設業界の失業者は41万4,000人に達した

2016年のブラジル全国の建設業界の失業者は、住宅ブームの終焉並びにラヴァ・ジャット作戦汚職問題に関連した大手ゼネコンによる大型プロジェクトの建設中止などが影響して、前年比14.33%増加の41万4,000人に達したとサンパウロ州住宅建設業者組合(Sinduscon-SP)では発表している。

昨年12月だけでブラジル建設業界の失業者は、前月比3.63%増加の9万3,700人に達して27カ月連続で前月比を下回っているとサンパウロ州住宅建設業者組合(Sinduscon-SP)の統計に表れている。

2014年10月のブラジル建設業界の失業者総数は248万9,000人であったが、今年1月の失業者総数は357万人と僅か2年少しで失業者が108万人増加している。

2016年初めからのブラジル建設業界の失業者は100万人以上増加しており、建設業界の雇用促進する政策の採用が急務であるとSinduscon-SPのロメウ・フェラス・ネット会長はコメントしている。

テーメル大統領は、ジウマ大統領の最優先プロジェクトであった経済成長加速プログラム(PAC)の大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”の継続を発表しており、今年は“私の家、私の暮らし”による大衆住宅の60万戸の建設を発表している。

2016年のブラジル全国の建設業界の失業者の地域別比較では、中西部地域の失業者は5.74%増加、北部地域は5.43%増加、州別の失業者数比較ではサンパウロ州は9万7,696人、リオ州は7万7,726人、ミナス州は3万7,694人、バイア州は2万3,772人、パラー州は2万1,374人を記録している。

昨年12月のブラジル全国の建設業界の失業者総数は前月比2.70%増加、特にサンパウロ州の失業者は1万8,700人増加して、建設業界の雇用は67万5,900人まで減少、過去12カ月間の失業者は9万1,899人を記録している。(2017年2月10日付けヴァロール紙)

ベロ・モンテ水力発電所の50.02%の運営権を100億レアルで競売

パラー州ベロ・モンテ水力発電所の50.02%の株式を擁するNorte Energia社では、ブラデスコBBI社に依頼して、50%を上回るベロ・モンテ水力発電所の運営権を獲得したいブラジル国内外の投資家を探している。

ベロ・モンテ水力発電所の建設終了後の2019年の発電能力は1万1,233メガワットに達して、世界最大の発電能力を擁する中国・三峡ダム並びに 1万4,000メガワットの発電能力を擁するイタイプー水力発電所に次いで、世界3位の発電能力に達する。

ベロ・モンテ水力発電所の50.02%の株式を擁するNorte Energia社に対してNeoenergia社並びに Cemig社、 Light社、 Vale社、 Sinobras社、 J.Malucelli社、ペトロブラス石油公社年金ファンドの Petros、連邦貯蓄金庫年金ファンドの  Funcefがそれぞれ出資している。

ベロ・モンテ水力発電所の49.98%の資本参加しているのはブラジル中央電力公社(Eletrobras)で継続してベロ・モンテ水力発電所の株を所有するが、他の株主が株式を売却する際に自らも参加可能とする権利(Tag Along)を擁している。

ゼネコン大手カマルゴ・コレア社が擁していたCPFL Energia社の23%に相当する株を58億5,000万レアルで取得した中国資本State Grid社、ジュピア水力発電所並びにイーリャ・ソルテイラ水力発電所の37億ドルで買収した中国資本Three Gorges社が、ベロ・モンテ水力発電所への資本参加に名乗りを上げている。(2017年2月10日付けエスタード紙)

13人が参加してコンサルタント部会開催

コンサルタント部会(西口 阿弥部会長)は、2017 年2 月9 日正午過ぎから午後2時まで13人が参加して開催、今月23日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成ではドラフト資料を基に、為替の影響による輸入総額の減少による貿易収支黒字の拡大、大豆並びに鉄鉱石の国際コモディティ価格の変動、経常収支赤字をカバーする対内直接投資、ブラジルコスト、M&A案件、税務やコンサルタント業務の動向、労働債務/税務債務の取り扱い、デジタルテクノロジー、労務ストラクチャリング、年金・恩給改革や労働法改正の行方、今後のサンパウロ平均株価への国内外の影響インパクト、世界競争リポートによるブラジルの位置づけ、今年の貿易収支黒字の予想、今年の買い銘柄のポイントや利益率の高い金融商品、テーメル政権の経済政策などについて意見交換。業種別部会長シンポジウムでは関根副部会長が西口部会長の代理発表を務める。

参加者は西口部会長(EY)、関根副部会長(個人会員)、今井副部会長(VMPG)、篠原副部会長(ISG)、山田氏(AUTHENT)、桟氏(BOXON)、山下氏(ヤコン)、山内氏(DA.MULTICOMUNICAÇÃO)、林氏(EY)、蛭子領事、平田事務局長、大角編集担当、吉田調査員

 

 

2月の日 伯 法 律 月例会に65人が参加して開催

日 伯 法 律 委 員 会(藏掛 忠明委員長)の月例会は2017年2月9日午後4時から6時まで65人が参加して開催、初めにEY移転価格税制担当のカイオ・アルビーノ シニアマネージャーは『移転価格税制の直近の変更点』、Lautenschlager, Romeiro e Iwamizu Advogados (LRI)のリカルド・シトランジェロ弁護士は、サービス税とサービスの輸出について、Deloitte Touche Tohmatsuのブルーノ・ルイス・マエストリーニ税制担当マネージャーはICMS(商品流通サービス税)納税オペレーションにおける税率算出の変更点について、Souto Correa Sociedade de Advogadosのフェルナンド・アイレス パートナーは、補足法156/2016号―そのメリット、デメリットについてそれぞれ講演した。

PdfEY移転価格税制担当のカイオ・アルビーノ シニアマネージャー 『移転価格税制の直近の変更点』

PdfLautenschlager, Romeiro e Iwamizu Advogados (LRI)のリカルド・シトランジェロ弁護士 『サービス税とサービスの輸出』

PdfDeloitte Touche Tohmatsuのブルーノ・ルイス・マエストリーニ税制担当マネージャー『ICMS(商品流通サービス税)納税オペレーションにおける税率算出の変更点』

PdfAdvogadosのフェルナンド・アイレス パートナー 『補足法156/2016号―そのメリット、デメリット』

Ricardo Zequi Sitrângulo (Lautenschlager, Romeiro e Iwamizu Advogados – LRI), Caio Albino (EY), Bruno Luiz Maestrini (Deloitte Touche Tohmatsu), Fernando Ayres (Souto Correa Sociedade de Advogados), Valter Massao Shimidu (KPMG) e Cláudio Yukio Yano (PwC) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

RI / CCIJB

2017年1月のインフレ指数は予想を大幅に下回る0.38%に留まる

ブラジル地理統計院(IBGE)の調査では、2017年1月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、金融スペシャリスト対象調査の平均予想0.42%を下回る0.38%増加に留まって、1月としては1979年12月から統計を取り始めて最低のインフレ指数を記録している。

1月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)が0.38%増加に留まったために、2月21日及び22日に開催される中銀の通貨政策委員会(Copom)で、政策誘導金利 (Selic)は、大半の引き下げ予想の0.75%を上回る1.0ポイント引き下げられる可能性が出てきている。

ブロードキャスト・プロジェクションによる43金融機関対象の今年末のSelic金利予想では、3銀行はSelic金利が9.0%を下回ると予想、7銀行はSelic金利9.0%を予想、しかし4銀行では年末のSelic金利が依然として二桁台に留まると予想している。

1999年に連邦政府は年間のインフレ指数中央目標値を4.5%、許容値を前後2.0%に定めたが、43金融機関対象の今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)では、22銀行が中央目標値4.5%を下回ると予想、8銀行は4.5%を予想している。

今年1月の過去12カ月間のIPCA指数は、5.35%と昨年12月の6.29%から約1.0%近く下げているとブラジル地理統計院(IBGE)インフレ指数担当のエウリナ・ヌーネス・ドス・サントス コーディネーターは説明している。

今年1月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は0.38%、昨年12月は0.30%、そのうち食料品・飲料は0.35%、0.08%、住居費は0.17%、マイナス0.59%、日用品はマイナス0.10%、マイナス0.31%、衣類はマイナス0.36%0.32%、公共輸送代は0.77%、1.11%、衛生・健康保険は0.55%、0.49%、教育は0.29%、0.07%、通信費は0.63%、0.02%となっている。

1月の公共輸送代は0.77%増加したが、バス代は2.84%増加で牽引した一方で航空チケット代は7.36%減少、食料品は人参並びに大豆派生品、キャサバ粉が大幅に値上がりしていた。(2017年2月9日付けエスタード紙)

トランプ旋風によるドル高傾向に風向き変化か

2年以上継続する国内の経済リセッション、高止まりする失業率、ラヴァ・ジャット作戦汚職問題に関連した政治の先行き不透明感、保護貿易主義を掲げるドナルド・トランプ大統領旋風などの要因で、年内のレアルに対するドル為替の一層の上昇が予想されていた。

しかし鉄鉱石や農産物の国際コモディティ価格の上昇、中国の経済指標改善、ヨーロッパ経済の底打ち感の終焉、米国の金利上昇遅延などの要因で、レアル通貨に対するドルの為替上昇率は、予想を下回ると多くの金融機関では指摘している。

Valor誌の17金融機関スペシャリスト対象の今年末のドル為替調査によると、ドルの平均為替予想はR$3.46、予想レンジはR$3.00~R$3.75、JP Morganでは、レアル通貨に対する年末のドル為替を下方修正、テンデンシアス・コンスルトリア社も先週に下方修正、イタウー銀行は先月末に下方修正、来週ブラデスコ銀行も下方修正を予定している。

しかし大半の予想に反してUBS銀行並びに BNP Paribasでは、トランプ大統領のリスク減少予想で今後数カ月間にわたってドルに対するレアル通貨の上昇で、年末のドル為替をR$3.00と予想している。

2016年の海外投資家による対内直接投資は、800億ドル近くに達して新興国の中でも未だに注目されている。また昨年の対内直接投資800億ドルは経常収支赤字を大幅に上回り、昨年のドルに対するレアル通貨は21.7%上昇していた。

Valor誌の17金融機関の2017年末のドル為替予想は、サンタンデール銀行はR$3.75と最大のレアル安為替を予想、JuLius BaerはR$3.70、 Standard Chartered 並びにHaitongはR$3.60、 BofA並びに Morgan StanleyはR$3.55をそれぞれ予想している。

また前記同様にCitiはR$3.53、 Banco Pine 並びにItau Unibanco、 J.P.Morgan、 Votorantimの4行はR$3.50を予想、 Deutsche Bank並びに Banco de TokyoはR$3.40、 HSBC 並びにTendencias Consultoria はR$3.35、UBS並びに BNP ParibasはR$3.00をそれぞれ予想している。(2017年2月9日付けヴァロール紙)

昨年12月の自動車増産でカーニバル休暇延長

各自動車メーカーは今年の自動車販売が好転すると予想、昨年11月及び12月に自動車生産を必要以上に増産した影響で、在庫調整に迫られてカーニバル休暇延長を予定している。

フォード社では、サンパウロ州サン・ベルナルド・ド・カンポ工場の製造ライン従業員に対してカーニバル終了後26日間の集団休暇を発表、ジェネラル・モーターズ社並びにワーゲン社もカーニバル前後に在庫調整のための集団休暇を発表している。

昨年11月の自動車生産は前年同月比21.8%増加したにも関わらず、自動車販売不振が継続しているために、自動車メーカーの在庫調整のための集団休暇採用は、自動車部品サプライヤーにとっても大きな生産調整を余儀なくされる。

また今年1月の新車登録台数は、前年同月比5.2%減少の14万7,200台に留まったために、各自動車メーカーでは在庫調整のためにカーニバル前後の集団休暇採用を余儀なくされ、ワーゲン社は製造ラインの従業員に対する時短勤務の雇用保護計画(PPE)の替わりに、失業保険プログラム(PSE)の採用を検討している。

ジェネラル・モーターズ社では、レイオフの適用を受けていた従業員754人が今週から職場復帰が予定されていたにも関わらず、更に4か月間のレイオフ延長を決定している。(2017年2月9日付けヴァロール紙)

大前孝雄・経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長一行が訪問

大前孝雄・経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長並びに三井物産経営企画部海外室の木下泰巨次長、ブラジル三井物産の齊藤洋佳取締役、芦刈宏司取締役が2017年2月9日に商工会議所を訪問、平田藤義事務局長が応対した。

Fujiyoshi Hirata, Hiroshi Ashikari, Hiroyoshi Saito, Yasutaka Kinoshita e Takao Omae

Foto: Rubens Ito / CCIJB

IRKO Organização Contábil Ltda一行が訪問

IRKO Organização Contábil Ltda社のEduardo Rogatto Luque マネージングパートナー並びにFlávio Luque Bastos マネージングパートナー、PwC Brasi社ブラジル日系企業ビジネス・サポートの坂間カロリーナ リーダーが2017年2月9日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に入会申し込みを伝えた。

Fujiyoshi Hirata, Flávio Luque Bastos, Eduardo Rogatto Luque e Carolina Sakama

Foto: Rubens Ito / CCIJB

浜松市やらまいか大使の磐田信用金庫法律顧問の石川エツオ弁護士が訪問

静岡県浜松市やらまいか大使の磐田信用金庫法律顧問の石川エツオ弁護士が2017年2月9日に商工会議所を訪問、平田藤義事務局長が応対した。

石川エツオ弁護士は浜松市の都市的魅力、地域資源等を国内外に広く発信するための「浜松市やらまいか大使」を平成20年度委託、自分が持つ国内外の人的ネットワークを活用して、ひとりでも多くの皆さんに、「はままつを知ってもらう」、「ハママツに来てもらう」、「HAMAMATSUの素晴らしさを感じてもらう」、そして、浜松を好きになってもらうための活動を行った。

左から平田藤義事務局長/静岡県浜松市やらまいか大使の磐田信用金庫法律顧問の石川エツオ弁護士