2月の懇親昼食会は130人以上が参加して開催

2月の懇親昼食会は、2017年2月17日正午会ら午後2時までチボリホテルに130人以上が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が担当、初めに特別ゲストとして、JBIC株式会社国際協力銀行リオデジャネイロ駐在員事務所の櫛引 智雄首席駐在員、中前 隆博在サンパウロ日本国総領事が紹介された。

会頭挨拶で松永愛一郎会頭は、最近の商工会議所の活動紹介として、2月23日午後1時からインターコンチネンタルホテルで開催される2017年上期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のため11の部会が昨年の回顧と今年の展望、今回のサブテーマは『景気回復のため、今なすべきことは?』で懇談会を開催。また1月23日にサンパウロ日伯援護協会ではJICA主催、会議所 他関係団体後援の日伯医療福祉セミナー『ブラジル日系医療機関との連携に向けて』を開催、日伯の官民関係者約80人が参加、会議所からはメディカル分科会の鈴木政行部会長(テルモブラジル)をはじめ多くの会員が参加、メディカル分科会会長および副分科会長一同は、ブラジル医療市場および課題について講演を行った。

また1月27日にブラジル産業開発機関(ABDI)と政策対話委員会産業競争力強化・中小企業育成WG との自動車部品サプライヤー育成事業会合開を開催、今回ABDIから、自動車部品サプライヤー育成事業に関して、共同研究事業ができないかを模索する会合を持ちたいとの要望があり、WGメンバー並びに自動車部会メンバー多数参加して活発な議論が行われた。

会議所との連携が強いJETRO サンパウロ事務所主催によるブラジルインフラ入門&投資パートナーシッププログラムPPIセミナーは、2月2日午前9時30分から正午過ぎまで 50人以上が参加して開催、2月10日には経済産業省より担当官を招聘し第2回中南米知財セミナーを会議所会議室で開催。また3月6日にJICAブラジリア那須隆一所長が務める当所政策対話委員会のインフラワーキンググループ長は、連邦政府が昨年9月に創設したインフラの民営化を目指したPPI制度(Programa de Parcerias de Investimentos)に関する貴重なセミナーを開催、3月15日には今年上半期にオープンを迎えるジャパンハウスの内部見学会が建設不動産部会により開催。また3月16日に日本国特許庁およびジェトロ主催で日伯間の知財協力に関するセミナーを開催、商工会議所が後援。このセミナーでは、CNI(ブラジル工業連盟)、日系企業、日本国特許庁からの講演者にブラジルにおける知的財産の重要性や活用状況、そして特許審査ハイウェイ(PPH)に関する最新情報の説明が予定されており、日伯の官・民の両面における関係者から直接話を聞ける貴重な機会であると説明した。

カロリーナ・サカマ監事会議長 (PwC)は、1月7日正午から午後1時30分まで 2016年第4四半期の業務・会計監査実施を説明、監事会からカロリーナ・サカマ監事会議長 (PwC)、森重秀一監事(デロイト)、ウーゴ・アマノ監事(BDO Brazil)、2016年度監事会の二宮正人監事(二宮正人弁護士事務所)、横路 史生監事(大和証券)、財務委員会から深井 泰雄委員長(ブラジルみずほ銀行)並びに大渕 彰規副委員長(丸紅ブラジル)、またOrgatec – Organização Técnica Contábil社からファービオ・ヒダカ氏並びタケシ・ミツヤマ氏が参加。「2016年の第4四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であった」ために承認したことを報告。

大久保 敦企画戦略委員長は、2月23日午後1時からインターコンチネンタルホテルで開催される2017年上期の業種別部会長シンポジウム開催の説明では、今回のサブテーマは『景気回復のため、今なすべきことは?』で、景気の底入れ、景気回復について多くの問い合わせがあるが、景気回復について多く聞けるチャンスで参加を呼びかけた。3分間スピーチでは、3月16日に日本国特許庁およびジェトロ主催で日伯間の知財協力に関するセミナーについて、JETROサンパウロ事務所の岡本正紀 知的財産部長は、両国の特許庁の長官が参加する歴史的なイベントと多くの参加を要請。OISCA Brasil総局のオスワルド・高木コーディネーターは、プロジェクト『Uma Pena Verde, uma Árvore』として、地球温暖化対策に関する新たな枠組み「パリ協定」をブラジル政府が批准し、25年までに1200万ヘクタールの植林目標を掲げ、サンパウロ州政府も600万本の植樹を目標に掲げているが、オイスカはその内の50万本を、ヴァーレ・ド・パライーバ渓谷の水資源確保でクーニャ市での「子供の森」計画を通じて協力することを説明した。

サンパウロ日伯援護協会新会長に就任した与儀 昭雄 会長は、「厳しい経済情勢のブラジルであるが、創立の精神と諸先輩方が築かれた基盤をしっかり引継ぎ、力を合わせて一緒に頑張りたい」と説明、またビデオで援護協会の事業や活動を説明して協力を要請。新入会員の紹介では、VIAGENS E FÉRIAS (M.O. YAMASHITA VIAGENS E FÉRIAS – ME)の石川 恵理子氏は、口コミによる宣伝や同社のセールスポイントなどを説明、同社の親切丁寧なサービス提供を約束した。

国際協力銀行 リオデジャネイロ駐在員事務所の櫛引智雄首席駐在員は、『日本の製造業企業の海外事業展開に関する調査報告(2016年度) 海外直接投資アンケート結果』について、調査概要として調査対象は製造業が原則、海外現地法人3社以上を有する企業で調査対象の回答企業637社、主な調査内容として海外事業展開実績評価、海外M&Aの実施状況と課題、サプライチェーンの在り方と生産・研究開発拠点の役割、グローバル市場における競合状況について説明。自動車部門並びに電気・電子、化学、食品、繊維、一般機械部門の海外生産比率並びに海外売上高比率、海外収益比率の推移について説明した。

また主要国・地域別のパフォーマンス評価として、売上高・収益の満足度評価の推移、事業展開見通しとして国内外の事業強化姿勢、海外事業と国内事業見通しに係るクロス分析、中堅・中小企業の地域別海外事業展開見通しの推移、中期的見通しとしての有望事業展開国・地域の順位として3年ぶりにインドがトップ、インドネシア並びにベトナムが2位に上昇、中国は4位に後退、主要業種別の有望国・地域では、インドが電気・電子、化学、一般機械でトップ、自動車はメキシコがトップ、また長期有望国としてインドは2010年以降トップを維持、2位は中国、3位はインドネシア、ブラジルは2001年をピークに順位を下げ、2015年は6位、昨年は9位に後退している。

ブラジルの課題として治安・社会情勢不安、通貨・物価の安定感がない。他社との厳しい競争、法制の運用が不透明、インフラ未整備が上位を占めている。海外M&Aの実施状況と課題では、大企業、中堅・中小企業の海外M&Aの位置づけ及び課題、サプライチェーンの在り方と生産・研究開発拠点の役割では課題、調達割合、リスク耐性、生産拠点の役割、研究開発拠点の予算、強化したい研究開発分野の分析、グローバル市場における競合状況として、競合先及び競走力評価、中長期的な重要となる取り組みなどについて説明した。

          

 

労働問題研究会に50人が参加して開催

企業経営・地場企業推進委員会(ワグネル 鈴木委員長)の労働問題研究会は2017年2月16日午後4時から6時まで50人が参加して開催、初めにIntelecto RHのDENISE MELLO共営者はテーマ『身体障害者の採用について』“O desafio na contratação de pessoas com deficiência” 、Souto Correa Sociedade de Advogados のPAULO ROBERTO SOUTO共営者はテーマ .『労働法改正についての各争点』 “Os aspectos polêmicos da reforma trabalhista”についてそれぞれ講演した。

1.Intelecto RHのDENISE MELLO共営者 テーマ『身体障害者の採用について』
2.
Souto Correa Sociedade de Advogados のPAULO ROBERTO SOUTO共営者 テーマ .『労働法改正についての各争点』

Roberto Yanagizawa (Toyota do Brasil), Denise Mello (Intelecto RH), Paulo Roberto Souto (Souto Correa Sociedade de Advogados) e Wagner Suzuki (Construtora Hoss) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

 

RI / CCIJB

2017年上期の業種別部会長シンポジウムの開催案内で邦字新聞社2社を訪問

2月23日午後1時から6時までインターコンチネンタルホテルで開催される2017年上期の業種別部会長シンポジウム案内のため2017年2月16日午前に総務委員会の小池 淳介委員長、企画戦略委員会の大久保敦委員長、平田藤義事務局長が邦字新聞社のサンパウロ新聞社並びにニッケイ新聞社を訪問、シンポジウムのテーマ:「2016年の回顧と2017年の展望」 副題:『景気回復に向けて、いま為すべきことは?』と題して開催、在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事(商工会議所名誉顧問)に講評、在ブラジル日本国大使館の小林和昭参事官にコメントを行っていただく。各部会でまとめたプレゼンテーションを発表並びに質疑応答を行い、シンポジウム終了後には懇親カクテルパーティ-が開催される。

事務局便り JD-011/17   サンパウロ大学法学部主催の医療制度関係講演会開催のお知らせ

                                         JD-011/17
                                         2017年2月16日
会員各位

以下の通り、サンパウロ大学法学部主催の医療制度関係講演会開催のお知らせを頂きましたのでご連絡申し上げます。
講演テーマは、「日本の人口動態と社会保障~少子高齢化・人口減少時代における政策と法~」となっており、
医療マーケットに深く関わりますことより、メディカル分科会としても協力をしているところでございます。
ご関心のある方は、直接下記申込先&お問い合わせ先までご連絡ください。

申込先&お問い合わせ先
CIATE(Rua São Joaquim, 381, 1º andar, sala 11,Liberdade, São Paulo – SP)
電話:(11)3207-9014
http://www.ciate.org.br/ja/contact  
E-mail:contato@ciate.org.br
________________________________________
平成29年2月15日
サンパウロ大学法学部

サンパウロ大学法学部主催 医療制度関係講演会の開催のお知らせ(案)
「日本の人口動態と社会保障~少子高齢化・人口減少時代における政策と法~」

拝啓、皆様におかれましては、益々ご健勝のことと存じます。
さて、このたび、サンパウロ大学法学部におきまして、医療関係の講演会を下記の日程にて開催する運びとなりました。日本に於いては、近年人口減少とともに高齢化に伴い、医療制度についても見直し等が行われております。一方、ここブラジルにおきましても、人口は、従前のような増加傾向は収まりつつあり、2億人強を以って減少の方向に向かう旨の指摘もあるところです。
日本の医療制度は国民皆保険を主とする世界に誇る先進的な医療制度ですが、人口構成の変動から、年金制度とともに改変を余儀なくされているところです。一方、ブラジルにおいても、財政問題や、今後の人口減少への対応等、日本での問題や解決の政策・法制度が、ある面ではかなり当てはまるようなところも多々あるのではないかと思料されるところです。

今回の講演者であります社会保障・人口問題研究所の森田所長は、日本の約40兆円の医療マーケットにおける診療報酬等を審議・決定する機関である中央社会保障医療協議会の会長を、つい最近まで務められており、日本の医療制度への精通とともに、諸問題解決のための法制度設計等現場に携わられた方です。ブラジルの今後の医療の方向性を予測するに当たり、日本での諸問題の動向や法制度設計の方向性が、何らかの示唆に繋がればと思うとともに、新たな視点で医療事業・制度を改めて勉強できる良い機会かと思います。また、人口増減と医療制度との関係は、医療マーケットに深くかかわることから、商工会議所及び同メディカル分科会としても高いご感心をお持ちとともに、開催に当たりご協力を頂いております。
皆様方の多数のご参加をお待ちしております。

○日 時:平成29年3月6日(月) 18:00~
○場 所:サンパウロ大学法学部 一階小講堂
ラルゴ・デ・サンフランシスコ95番地 (地下鉄セー駅より徒歩10分)
○言 語:日本語(ポル語については二宮先生による通訳)
○参加費:無 料
○定  員:約 100 名

○申込先&お問合せ先:CIATE( R. São Joaquim, 381, 1º andar, sala 11,Liberdade, São Paulo – SP
TEL: (11) 3207-9014
<ご参加の際には、下記サイト「お問い合わせ」にアクセスし、件名欄に「医療制度関係講演会出席の件」、メッセージ欄に所属及び複数名ご参加の場合は人数及び他の方の氏名をご記入しご送信下さい。>
http://www.ciate.org.br/ja/contact  

<また、上記サイトへのアクセス支障等の際には、件名を「医療制度関係講演会出席の件」とし、本文に氏名、所属、電話番号をご記入の上、下記のアドレスでEメールにてお申込み下さい。>
contato@ciate.org.br
宜しくお願いします。
◆プログラム(予定)
18:00 (サンパウロ大法学部 二宮先生挨拶)
18:05 「日本の人口動態と社会保障~少子高齢化・人口減少時代における政策と法~」森田 所長
19:00 質疑応答
<森田所長からの講演メッセージ>
日本は2008年をピークとして人口減少が始まった。この人口減少は一時的なものではなく、今後長期に亘って歴史上類を見ないような速度で減少が続く。この減少は少子化がもたらしたものであるため、他方で高齢化が進み、それに対する社会保障がこれからの日本の内政において大きな課題となる。
安倍政権は、他国と比較してかなり安定しているが、内外の政策課題への対応に苦慮している。社会保障需要の拡大の一方で、財政は長期的に厳しい状態にある。「三本の矢」の経済政策も充分な効果を上げているとは言えない。外交的には、アメリカのトランプ政権の行方が不透明であり、その出方によっては日本経済への影響も懸念される。

現在の日本は、とくに人口減少がもたらす変化に適応していくことが重要である。右肩上がりの成長路線を維持することは非常に困難であり、人口も経済も縮小を前提として、質の高い社会の形成をめざすべきであろう。世界のほとんどの国は程度の違いこそあれ、いずれ同様の道を進む。日本が新たな社会の法制度のモデルを示すことが必要である。

【森田所長 経歴<参考>】

昭和 51.3 東京大学法学部卒業
昭和 51. 4  東京大学法学部助手
55. 4  行政管理研究センター研究員
     55.10 千葉大学人文学部講師
     56. 4 千葉大学法経学部助教授
平成 5.10 千葉大学法経学部教授
      6. 4 東京大学大学院法学政治学研究科教授(法学部教授兼担)
     16. 4 東京大学大学院公共政策学連携研究部・公共政策学教育部
        (公共政策大学院)教授
     16. 4 同 部長
     20. 7 東京大学政策ビジョン研究センター センター長
     22. 4 東京大学大学院法学政治学研究科教授(公共政策学連携研究部
     ・公共政策学教育部兼任)
     24. 4 学習院大学法学部政治学科教授
     24. 6 東京大学名誉教授
     26. 4 国立社会保障・人口問題研究所長
    現在に至る

23. 4~27.6 厚生労働省 中央社会保険医療協議会(中医協)会長

 

2016年のサービス部門のGDP伸び率はマイナス5.0%を記録

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス調査(PMS)によると、国内総生産(GDP)で最も大きな比重を占める2016年のサービス部門生産(GDP)伸び率は、前年比マイナス5.0%を記録して統計を取り始めた2012年以降では最悪記録、依然として経済リセッションからの回復基調となっていないことが判明している。

2015年のサービス部門GDP伸び率は前年比マイナス3.6%、2016年はマイナス5.0%、過去2年間の累計ではマイナス7.8%を記録、2017年のサービス部門GDP伸び率は継続してマイナス成長の可能性が否定できない。

昨年12月のサービス部門GDP伸び率は前月比では僅かに0.6%増加を記録したが、前年同月比ではマイナス5.7%と大幅に落ち込んでおり、統計を取り始めた2012年以降では最悪を記録している。

また2016年最終四半期のサービス部門GDP伸び率は、前四半期比マイナス2.8%を記録して第3四半期比のマイナス4.4%を下回った。前年同四半期比ではマイナス6.0%を記録している。

サービス部門GDP伸び率の回復は製造業部門の生産伸び率に大きく依存しており、サービス部門のセクター別調査では、唯一情報テクノロジーセクターは0.1%並びに航空運輸サービスセクターは1.3%それぞれ増加していた。

2017年のサービス部門GDP伸び率は前年比並みを予想している一方で、製造業部門と関連している輸送サービス並びに通信サービス、公共サービスは他のサービス部門よりも恩恵を受けるとGO Associados社エコノミストのルイス・フェルナンド・カステリ氏は予想している。

また2017年のサービス部門の一般消費者関連サービス部門は、実質賃金の目減り並びに高止まりする失業率であまり恩恵を受けないとルイス・フェルナンド・カステリ氏は予想している。

昨年12月のサービス部のGDP伸び率が前月比0.6%増加した要因として、学校の夏季休暇入り並びにサラリーマン向けの13か月目サラリー支払いが寄与したとPalllaxis社チーフエコノミストのラファエル・レオン氏は説明している。

2017年のサービス部門GDP伸び率予想では、今年3月10日から可能となる続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結資金300億レアル~350億レアルが市場に流通並びに大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”の購入希望者の所得ゾーンの引上げなどの要因で、2.0%増加に達する可能性をラファエル・レオン氏は指摘している。(2017年2月16日付けヴァロール紙)

 

トランスノルデスティーナ鉄道建設に中国資本CCCC社参加交渉

北東地域奥地の鉄鉱石や原油、農産物をセアラー州やペルナンブーコ州の港湾から輸出するため2010年から建設開始のトランスノルデスティーナ鉄道には、ブラジル鉄道施術建設公社(VALEC)並びに実業家ベンジャミン・スタインバック氏のナショナル製鉄所(CSN)が資本参加している。

2010年から始まった総延長距離1,750キロメートルに達するトランスノルデスティーナ鉄道建設は、トランスノルデスティーナ・ロジスティック社(TLSA)が請け負っているにも関わらず、資金不足などの影響で未だに52%しか工事が進んでいない。

このトランスノルデスティーナ鉄道建設プロジェクトは、ピアウイ州エリゼウ・マルチンスとペルナンブーコ州スアペ港とセアラー州ペセン港を結ぶ鉄道建設で、プロジェクト総工費は112億レアルが見込まれているが、すでに60億レアルが投資されている。

今年1月にトランスノルデスティーナ鉄道建設プロジェクトは、不正会計の疑惑が発生していると連邦会計検査院(TCU)から工事中止命令を受けており、工事完成の目処が全く不明となっている。

ペルナンブーコ州並びにセアラー州、ピアウイ州政府代表並びにブラジル鉄道施術建設公社(VALEC)のマリオ・モドルフォ総裁代理は、工事再開のために会合を持ち、資金調達に困難をきたしているスタインバック氏に対して、資金調達のため中交交通建設(CCCC)社による資本参加の肩代わりを要請している。

中国最大の国際工事請負業者である中交交通建設(CCCCは、港湾並びに埠頭、航路、自動車道路、橋梁、鉄道、トンネルなど交通インフラ建設を事業の柱としているが、ブラジルへのインフラ整備事業進出でゼネコン大手のカマルゴ・コレア社とパートナーによる事業拡大を模索している。

中交交通建設(CCCC)社はブラジルのゼネコン企業Concremat Engenharia社の80%の株式を3億5,000万レアルで取得、また中交交通建設(CCCC)社は、WTorre社傘下のマラニョン州サンルイス港湾での多角的ターミナル建設を手掛けている。

昨年第3四半期末の実業家ベンジャミン・スタインバック氏のナショナル製鉄所(CSN)の純負債総額は234億レアルに達しており、コア事業以外のポートフォーリオ資産売却を進めているにも関わらず、小さな資産売却に留まっている。(2017年2月16日付けエスタード紙)

業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で貿易部会開催

貿易部会(今井 重利部会長)は、2017 年2月15 日午後3時から16人が参加して開催、2月23日午後1時からインターコンチネンタルホテルで開催される2017年上期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、テーマ:「2016 年の回顧と2017年の展望」副題:『景気回復に向けて、いま為すべきことは?』及び『商工会議所への要望』について、ドラフト資料を基に意見交換を行った。

2016年の回顧では、国内経済リセッションやドル高為替の影響による国内消費の減少、輸入金額の大幅な減少による貿易収支黒字の拡大、大豆並びに大豆粕、鉄鉱石とも輸出量は増加した一方で、国際コモディティ価格の大幅減少による輸出価格の減少、自動車の輸出先開拓による輸出増加、対内直接投資の減少、輸出相手国は中国が1位、米国2位、アルゼンチンは3位、 日本は大幅に後退、地域別にバランスのとれた輸出先となっていることを今井部会長が説明した。

また輸入ではレアル通貨に対するドル高為替影響で付加価値の高い完成品の大幅減少、輸入金額では一次産品並びに半完成品、完成品がすべて減少、輸入相手国では中国が前年に続いてトップ、日本の対内直接投資は半減、中国は英領ヴァージン諸島などの第三国経由の対内直接投資で詳細は不明、貿易収支は輸入減少による黒字で経済リセッションを反映、ラヴァ・ジャット作戦汚職問題の影響によるインフレ整備部門への投資の軒並み中止、副題:『景気回復に向けて、いま為すべきことは?』及び『商工会議所への要望』では、好景気の農畜産分野でのビジネスチャンス、本社への明るい情報発信の継続、ブラジルのイメージアップの宣伝強化、日系三世や四世の実業家の経済委員会などへの招聘、関税の緩和並びに簡素化の要請、ブラジルポテンシャルの認知、政治の安定、構造改革推進などが挙げられた。

参加者は今井部会長(伊藤忠)、辻副部会長(ジェトロ)、的場副部会長(島津製作所)、奥川氏(伊藤忠)、中村氏(丸紅)、粟屋氏(双日)、 土屋氏(三井物産)、佐久間氏(双日)、小湊氏(KBKブラジル)、大野氏(ダイソー)、平池氏(東レ)、櫻井氏(伯国三菱商事)、蛭子領事(サンパウロ総領事館)、 平田事務局長、吉田調査員、大角編集担当

左から的場副部会長(島津製作所)/辻副部会長(ジェトロ)/今井部会長(伊藤忠)

 

 

労働者のFGTS凍結資金350億レアルが市場に潤沢か

2015年末までに正当な理由で解雇されたり、辞任を申し入れたりして会社を辞めた人が、退職後も引き出せずにいた勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた預金の引き出しは3月10日から可能となる。

勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金300億レアル~350億レアルが市場に流通すると金融市場関係者は予想しており、5月以降から凍結預金が市場に放出されればGDP比0.5%に相当する経済回復効果に結び付くと予想されている。

3,020万人相当の労働者の預金が勤続期間保障基金(FGTS)に凍結預金として最大436億レアルの個人資金を塩漬けされていると連邦貯蓄金庫では見込んでおり、多くの労働者は凍結預金を引き出して、負債返済や個人消費に充てると予想している。

連邦貯蓄金庫では、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の一斉の引出で窓口の混乱を避けるために、1~2月生まれの労働者は3月、3~5月生まれの労働者は4月、6~8月生まれの労働者は5月、9~11月生まれの労働者は6月、12月生まれの労働者は7月に凍結預金の引き出し分割の導入で銀行窓口の混乱を回避する。

勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金が500レアルまでの労働者は、全体の7.0%相当で凍結預金総額は30億レアルと予想、501レアル~1,000レアルまでの労働者は、全体の8.0%相当で凍結預金総額は36億レアルと連邦貯蓄金庫で見込んでいる。

また前記同様に1,001レアル~1,500レアルは7.0%で31億レアル、1,501レアル~3,000レアルは16.0%で68億レアル、3,001レアル~1万レアルは27%で116億レアル、1万1レアル~5万レアルは23%で101億レアル、凍結預金が5万1レアル以上の労働者は、全体の12%相当で凍結預金総額は54億レアルを見込んでいる。

勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金の解除並びに2017年度の大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”の購入希望者の所得ゾーンの引上げは、GDPを0.8%押し上げる効果があるとエンリケ・メイレーレス財務相は強調している。

2015年12月31日までの勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金が使用できるのは、自主退職または正当な理由で解雇された人で、FGTSに積み立てたが引き出せずにいた預金が引き出し可能となる。

2015年12月31日までの全ての勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金の中には、住宅金融システム(SFH)を通した住宅購入のために使用された預金もある。

連邦貯蓄金庫では、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の一斉の引出で窓口の混乱を避けるために、今年3月10日~7月31日の期間に預金のある人の誕生月による預金引き出し期間を決めている。

勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の有無は、連邦貯蓄金庫サイト www.caixa.gov.br 又は0800-726-2017より情報が入手できる。

また連邦貯蓄金庫の1891支店で2月15日~17日は朝8時、18日も午前9~11時に開店し相談に応じる。また3月11日、5月13日、6月17日、7月15日も対応する。

連邦貯蓄金庫にポウパンサ預金口座を擁している人は、自動的にクレジットを受けられ、口座開設者には個人口座に振り込み可能であるが、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の振込みを指定する必要がある。

連邦貯蓄金庫の現金自動払出機(ATM)から1500レアルまで引出が可能であるが、FGTS引き出し用の市民カード(Cartão do Cidadão )の暗証番号が必要であり、1501レアル~3000レアルの引出は、Cartão do Cidadãoカード並びに暗証番号が必要。

連邦貯蓄金庫以外からの凍結預金引き出しとして、ロッテリカ(Lotericas)では3000レアルまでの引出が可能であるが、身分証明書(Identidade)の提示若しくは Cartão do Cidadão並びに暗証番号が必要。3000レアル以上の引出は連邦貯蓄金庫のみ可能。1万レアル以上の引出は、労働手帳若しくは預金した企業関連支払い書類が必要。

連邦貯蓄金庫から他の銀行への凍結預金送金は可能であり、送金手数料は無料となっている。(2017年2月15日付けエスタード紙)

 

2015年6月以来のレアル高の為替を記録

昨日のレアル通貨に対するドルの為替は、海外投資家の資金流入及び中銀による為替介入の影響で、前日比0.53%減少してR$3.10を割るR$3.094まで上昇して、2015年6月以来の高値を記録している。

石油や鉄鉱石の国際コモディティ価格上昇並びに連邦政府による年金・恩給に関する果敢な構造改革、労働法改正、マクロ経済活性化政策の導入などの要因もサンパウロ平均株価(Ibovespa)並びの上昇並びにドル安の為替に結び付いている。

国際コモディティ価格の上昇に伴う海外投資家によるサンパウロ証券取引所への資金流入の継続、中銀による為替介入がなければ来週中にもドルの為替は、R$3.00を割る可能性をリオ連邦大学エコノミストのジョゼ・ルイス・オレイロ教授は指摘している。

ブラジル経済回復の楽観的なシナリオ、今後は継続して下がると予想されている金利ではあるが、未だに海外投資家を魅了する高金利で海外からの資金流入が続いているとテンデンシアス・コンスルトリア社のグスターヴォ・ロヨラ経営パートナーは指摘している。

また海外シナリオでは、米国第一主義を唱えて保護貿易主義や大幅な法人税引下げ政策、前例のない公共投資活性化政策を打ち上げて当選したトランプ大統領は、未だに具体的な政策を発表していない。

昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は前日比0.38%減少の6万6,712ポイントに留まったが、13日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は、5日間連続で上昇して6万6,967ポイントを記録、過去5年間で最高のIbovespa指数を記録していた。

また13日のブラジルの社債や国債、貸付債権などの信用リスクに対して、保険の役割を果たすデリバティブ契約のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は211ポイントまで減少して、2015年以降では最低指数を記録している。(2017年2月15日付けエスタード紙)

最終フォーカスレポートでは今年のSelic金利は9.50%に据置き

中銀の最終フォーカスレポートによると、今年末の政策誘導金利 (Selic)は、前回同様に9.50%に据え置いたが、1カ月前の予想9.75%から0.25%下方修正、また2018年末のSelic金利も9.00%に据置かれている。

ブラジル地理統計院(IBGE)の調査では、2017年1月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、金融スペシャリスト対象調査の平均予想0.42%を下回る0.38%増加に留まって、1月としては1994年から統計を取り始めて最低のインフレ指数を記録、また1月初めに中銀の通貨政策委員会(Copom)では、政策誘導金利 (Selic)を13.75%から13.00%と0.75%切下げていた。

昨日の中銀の最終フォーカスレポートでは、今年の平均Selic金利を前回予想の10.86%から10.81%に下方修正、4週間前の予想は11.08%、2018年の平均Selic金利を前回予想の9.30%から9.25%に下方修正、4週間前の予想は9.70%であった。

レポート作成の協力金融機関の中でも的中率が最も高いトップ5銀行の今年末のSelic金利は前回同様に9.50%に据置いた一方で、2018年末のSelic金利は前回予想の9.50%から9.38%に下方修正している。

昨日の中銀の最終フォーカスレポートでは、今年の国内総生産(GDP)伸び率は、前回予想の0.49%から0.48%に下方修正、4週間前の予想は0.50%であった。

また2018年の国内総生産(GDP)伸び率は、前回予想の2.25%から2.30%に上方修正、4週間前の予想の2.20%から上方修正、3カ月おきに中銀が発表する昨年の最終四半期インフレレポート(RTI)によると、中銀では昨年のGDP伸び率をマイナス3.3%、今年のGDP伸び率0.8%を予想している一方で、エンリケ・メイレーレス財務相は、GDP伸び率1.0%増加を予想している。

今年の鉱工業部門のGDP伸び率は1.0%増加を予想、2018年の鉱工業部門のGDP伸び率は前回予想の2.05%に据置いているが、1カ月前の予想は2.10%増加を予想していた。

今年の連邦政府の公共負債総額は、GDP比51.45%と前回予想の51.05%からさらに増加を予想、1カ月前の予想はGDP比50.82%、2018年の連邦政府の公共負債総額はGDP比55.00%を予想している。

また金融市場関係者の今年の貿易収支黒字は、前回予想の465億ドルから472億3000万ドルに上方修正、中銀では440億ドルの黒字を予想、2018年は前回予想の405億ドルから402億5,000万ドルに下方修正している。

最終フォーカスレポートでは、今年の経常収支赤字を265億ドルと前回同様に据置いているが、1カ月前の予想は265億5,000万ドル。今年の対内直接投資は700億ドル、2018年の対内直接投資は719億3,000万ドルを予想している。(2017年2月13日付けUOLサイトより抜粋)