第1四半期の中央政府の財政プライマリー収支黒字は過去17年間で最

第1四半期の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支黒字は前年同期比68.5%減少の44.8億レアルにとどまって過去17年間で最低の黒字を計上している。

ジョアキン・レヴィ財務相は、今年の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比1.2%に相当する663億レアルを達成のため一連の増税政策の採用を発表、過去12か月間の財政プライマリー収支黒字はGDP比0.49%にとどまっているために、今年の財政プライマリー収支黒字の目標達成は非常に困難になると予想されている。

第1四半期の中央政府の財政プライマリー収支黒字はGDP比0.32%と前年同期のGDP比0.99%から1/3以下に減少、特に2月の財政プライマリー収支は74億2,000万レアルの赤字を計上したが、1月は104億レアルの黒字を計上、3月は14億6,000万レアルの黒字に改善している。

ジョアキン・レヴィ財務相は、今年の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比1.2%を達成するために、第1四半期の公共投資を31.3%カットしたが,格付け会社による格下げを避けるためには公共投資を継続しなければならない。(2015年4月30日付けエスタード紙)

第1四半期の航空会社の売り上げは2012年以降では最低

TAM航空並びに Gol 航空、Azul 航空、Avianca航空で構成されるブラジル国内航空会社協会(Abear)の発表によると、昨年のTAM航空並びに Gol 航空の売り上げは260億レアルであったが、Azul 航空並びにAvianca航空は公表していない。

2013年の国内航空会社の売り上げは前年比16.6%増加の313億レアルであったが、今年第1四半期の国内航空会社の平均座席占有率は2012年最低となっている。

1月の国内便の乗客数は前年同月比9.1%減少、2月は4.1%減少、しかし3月は3.01%増加、今年第1四半期の国内航空会社の平均座席占有率は0.19%減少の77.46%となっている。

ブラジルの国内経済の停滞や景況感悪化の影響を受けてビジネスマンの航空機利用が減少してきているが、各航空会社はエアーチケット料金の20%の割引によるプロモーションで観光客の誘致を盛んに行っている。

第1四半期のエアーチケット料金は前年同期比では平均8.5%減少、昨年第1四半期のブラジル国内のエアーチケット購入の60%はビジネスマンであったが、今年は50%を割り込んでいるとブラジル観光会社協会(Abracorp)は発表している。

3月の国内航空会社のマーケットシェアはTAM航空が37.8%、Gol 航空は34.5%、Azul 航空は18%、Avianca航空は9.7%、搭乗客数は前年同月比2.6%増加の770万人であった。(2015年4月30日付けヴァロール紙)

CIR-058/15 : 2015年5月定例常任理事会開催のご案内

CIR-058/15

2015年4月29日

常任理事各位

CC:監事会議長 / 部会長各位

ブラジル日本商工会議所

会頭       村田 俊典

 

2015年5月定例常任理事会開催のご案内

 

拝啓

時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。

 

 さて、定款第51条並びに53条(「・・・委任状による常任理事の出席は認められない。」)に基づき、定例常任理事会を下記開催致します。万障お繰り合わせの上、ご出席頂きます様宜しくお願い申し上げます。

                    敬具

― 記 ―

 

日時: 2015年 5月8日(金) 10:30~11:30

 

会場: ホテル チヴォリ サンパウロ モファレッジ (Tivoli São Paulo Mofarrej – Alameda Santos, 1437 – Tel: (11) 3146-5900)

 

議題/報告事項

会議プログラムを作成するにあたり特別な審議・報告事項等がありましたら、5月6日(火)までに事務局長宛メールでご連絡をお願いします。期日までにご連絡がなく必要と判断される議題については、予め決めさせて頂きます事をご了承下さい。

 

出欠確認:5月6日(火)までにチサト宛お願い申上げます。 (昼食会の出欠とは別に、出来ればメールでご連絡願います) E-mail:secretaria@camaradojapao.org.br 電話: 3178-6233

 

以上

3月の6大都市圏の平均失業率は6.2%に上昇

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間雇用調査(PME)によると、3月の6大都市圏の平均失業率はブラジル国内経済の停滞で製造業部門を中心に前月の5.9%から6.2%に上昇して5月としては2001年以降で最大の失業率を記録している。

また3月の6大都市圏の実質平均賃金は、3月のインフレ指数が1995年3月以降で最高の上昇率を記録した影響で前月比2.8%減少して2003年1月以降では最大の落ち込みを記録している。

今年末の6大都市圏の平均失業率は7.0%~7.5%まで上昇する可能性があるとGradual Investimentos社のチーフエコノミストのアンドレ・ペルフェイト氏は予想している。

3月の6大都市圏の平均失業率の比較では北東部地域の失業率が平均より高く、3月のサルバドール市の失業率は12%と2008年同月以降では最高の失業率を記録している。

また3月のレシーフェ市の失業率は8.1%と2009年同月以降では最高の失業率を記録、特にラヴァ・ジャット作戦で明らかになった汚職疑惑のアブレウ エ リマ石油製油所建設の中止による建設部門の従業員の失業、アトランチコ・スール造船所では900人の従業員が解雇されている。

ブラステンピ並びにコンスルのブランドの白物家電を製造している家電メーカー大手のWhirlpool社では、サンパウロ州のリオ・クラーロ工場並びにサンパウロ工場、サンタ・カタリーナ州ジョインヴィーレ工場の従業員3,000人を解雇、8,000人の従業員に対して集団休暇制度を活用して在庫調整を余儀なくされている。(2015年4月29日付けエスタード紙)

 

第13回石油・天然ガス入札は270鉱区以上か

連邦警察の特別捜査「ラヴァ・ジャット作戦」で汚職疑惑によるペトロブラス石油公社や大手ゼネコンの相次ぐ経営陣幹部の逮捕者続出にも関わらず、国家エネルギー政策審議会(CNPE)では第13回石油・天然ガス入札を承認、入札は10月が予定されている。

第13回石油・天然ガス入札では岩塩層下(プレソルト)原油開発鉱区を除くブラジル全国の270鉱区~290鉱区が予定されており、連邦政府は20億レアル~25億レアルの臨時歳入に結び付くと予想しているが、石油の国際コモディティ価格で最低入札価格が左右される。

入札にかけられるのはアマゾナス鉱区、カマルーアルマーダ鉱区、カンポス鉱区、エスピリット・サント鉱区、ジャクイペ鉱区、パライバ鉱区、ポチグア鉱区、レコンカヴォ鉱区、セルジッペーアラゴアス鉱区、ペロタス鉱区となっている。

入札にかけられる鉱区で特に注目されているのは2010年に良質の軽質油が発見されているセルジッペーアラゴアス鉱区の海底油田鉱区であり、石油メジャーが入札に参加すると予想されている。

また天然ガスの埋蔵量が豊富と予想されているアマゾナス鉱区では、マナウス市向けの火力発電所向け需要が期待できる天然ガスの供給ができる同鉱区の入札も競争が激しくなると予想されている。(2015年4月29日付けヴァロール紙)

第1四半期のMANのトラック販売は51%減少

第1四半期のワーゲン社傘下のMAN社のブラジル国内のトラック販売は51%減少したが、昨年の南米市場のトラック販売は同社の20%に相当する市場となっているために販売不振による影響が非常に大きい。

また米国資本フォード社の第1四半期の純益は前年同期比7.0%減少、GM社の第1四半期の売り上げは4.5%減少の357億ドル、純益は9億4,500万ドル、ブラジルの第1四半期の売り上げは30%減少している。

メルセデス・ベンツの第1四半期の売り上げは41%増加、純益は16%増加しているにも関わらず、ブラジルのトラック並びにバス生産の設備稼働率はわずかに40%にとどまっており、希望退職制度などを活用して人員削減を行っている。

第1四半期のワーゲン社傘下のMAN社の純益はブラジルを中心に南米市場の不振の影響で1,000万ユーロの赤字を計上したが、昨年同期は2,800万ユーロの黒字を計上していた。(2015年4月29日付けエスタード紙)

2015年上期税制変更に関するセミナーに150人が参加して開催

日伯法律委員会(松下理一委員長)並びにコンサルタント部会(西口アヤ部会長)共催の2015年上期税制変更に関するセミナーは、2015年4月28日午後1時30分から6時30分までマクソウドホテルに150人が参加して開催、初めにPwCのクラウジオ・ヤノ取締役が暫定課税方式(RTT)の廃止と訓令1515について、2013年11月の暫定例627号から12973号/2014への変更、1515/2014による法人所得税(IRP )と純益に対する社会納付金(CSLL)の支払い義務、RTTは今後廃止、損益影響を及ぼすIFRS調整を排除する税制調整を 実施などについて説明、アナ・クラウジア・アキエ・ウツミ パートナーが法令12.973号施行後の持分法に関わる課税制度について、RTTをめぐる主要論点としてRTT関連諸規定や在外所得の取り扱い、持分法の原則適用の場合では新分割支払い方式の導入、IFRSを適用した場合と暫定ブラジル会計基準を適用した場合との中立性を維持するRTTを作成して税務貸借対照表の作成を義務化、RTTは今後廃止となり、新方式では税務貸借対照表を持つことなく、IFRSに基づき算出された純利益をスタートに使用し、損益影響を及ぼすIFRS調整を排除する税制調整を実施しなければならないと説明した。

PINHEIRO NETO ADVOGADOのジアンカルロ・チャマ・マタラーゾ パートナーが法令12973号における総収入の定義とPIS/COFINSへの影響について、RTTの廃止では、RTTで調整されていた利益を元とする配当に対する処理が変更、2007年以前の会計基準(旧会計基準)と、2008年から順次導入されているIFRSをベースとした現行の会計基準(新会計基準)の並存を許容していた従来の制度から、新会計基準のみの許容に一本化すべく、法人所得税の規定を調整・適応させることやPIS/COFINSへの影響について説明した。

KPMGのアントニオ・カルロス・ブルーノ・フィーリョ シニアマネージャーが電子帳簿システムについて、デジタル簿記公共システム(SPED)は、デジタル税務帳簿(EFD)、デジタル会計帳簿 (ECD)および電子インボイス(NF-e)という3つの異なる分野を連邦政府による財務管理統合の取組みであり、紙ベースの会計帳簿をソフトコピー形式 に移行することを目的としてコスト削減に結びつく面もあるが、EFDは税務計算と会社により発行、または受け取った請求書に関する詳細情報を提供すること を目的として、連邦政府と州政府の税務当局への包括的な税 務情報の準備と送信が必要なことなどを説明した。

GAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOSのジェオルジオ・テオドーロス・アナスタシアジス取締役が公正価格を適用した際の税務面における影響について、11638号/2007、11941号/2009、訓令1397号/2013、12973号/2014、訓令1515号/2014の変更内容などについて説明した。DELOITTE TOUCHE TOHMATSUのクラウジア・マルティンス・ゴメス マネージャーが E-Socialについて、マニュアルVersion1.1並びに 2.0の変更点、2016年9月から開始義務、eSocialが導入されれば、労働法に準拠していないあらゆるものは指摘され、雇用主はそれを直ちに是正する義務を負い、eSocialは労働上の手続 きを厳格に正しく行い、不備を未然に防ぎ、ブラジルにおける労働関係の新たな秩序を構築することとなるが、そのために企業は多くの費用を負担を余儀なくされる。直接及び間接労務費にかかわる情報の連結であり、基本情報 の各種事由として ○従業員の入社データ ○雇用契約の変更、 ○雇用契約の解除、 ○従業員の職務の変更 、 ○労働者派遣契約(非正規労働者)、  ○ 労働者派遣契約の変更 ○従業員の休職期間の明示、 ○休職理由の変更 、 ○従業員情報のアップデート 、 ○従業員が所有する資格・免許・健康状態に関する証明書、 ○休暇の届け出、 ○業務上の事故、  ○ 関連事項の届け出、 ○従業員に適用される特別な労働条件の期間の明示、 ○憲法並びに社会福祉院(INSS)、労働協約、連邦法によって保証されている正式雇用期間の明示 、 ○従業員の復帰 、 ○超過勤務記録の入力が義務付けされていることなどを説明した。

TRENCH, ROSSI E WATANABE ADVOGADOSのエドアルド・スエスマン シニア弁護士が納税義務に関する直近の動きについて、条項134並びに135の解釈の違いなどについて説明、EYのロドリゴ・オテロ取締役がBloco K 生産在庫管理システムについて、新たに義務付けられる生産及び在庫管理デジタル化システムのKブロックはメーカーにとって全 ての在庫量を毎月、提示しなければならないために、 製品のシークレット情報が漏れる可能性があるためにメーカーの抵抗は強いが、2016年から開始される予定となっているために、各メーカーでは準備を早急 に整える必要があることなどを説明した。

PdfPwCのクラウジオ・ヤノ取締役 暫定課税方式(RTT)の廃止と訓令1515について

Pdfアナ・クラウジア・アキエ・ウツミ パートナー 法令12.973号施行後の持分法に関わる課税制度について

PdfPINHEIRO NETO ADVOGADOのジアンカルロ・チャマ・マタラーゾ パートナー 法令12973号における総収入の定義とPIS/COFINSへの影響について

PdfKPMGのアントニオ・カルロス・ブルーノ・フィーリョ シニアマネージャー 電子帳簿システムについて

PdfGAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOSのジェオルジオ・テオドーロス・アナスタシアジス取締役 公正価格を適用した際の税務面における影響について、

PdfDELOITTE TOUCHE TOHMATSUのクラウジア・マルティンス・ゴメス マネージャー  E-Socialについて、

PdfTRENCH, ROSSI E WATANABE ADVOGADOSのエドアルド・スエスマン シニア弁護士 納税義務に関する直近の動きについて、

PdfEYのロドリゴ・オテロ取締役 Bloco K 生産在庫管理システムについて、

 

José de Carvalho Jr. (Deloitte Touche Tohmatsu), Cláudio Yukio Yano (PwC), Giancarlo Chamma Matarazzo (Pinheiro Neto Advogados), Antonio Carlos Bruno Filho (KPMG), Aya Nishiguchi (EY) e Ichiu Shinohara (Panasonic do Brasil)

Ana Cláudia Akie Utumi (TozziniFreire Advogados)

Valter Massao Shimidu (KPMG), Rodrigo Otero (EY),  Eduardo Suessmann (Trench, Rossi e Watanabe Advogados), Georgios Theodoros Anastassiadis (Gaia, Silva, Gaede & Associados), Cláudia Martins Gomes (Deloitte, Touche Tohmatsu) e Aya Nishiguchi (EY)

Rubens Ito / CCIJB

 

 

文協の呉屋新会長が訪問

2015年4月28日、文協(ブラジル日本文化福祉協会)の新会長に就任した呉屋 新城 晴美氏が会議所を訪問し、就任の挨拶ととも今度の会議所との連携について応対した平田事務局長と意見交換を行った。

呉屋氏は文協初の女性会長で、会長職を3期歴任した木多 喜八郎氏に続き今後文協の運営を担っていく。

訪問したのは、呉屋 新城 晴美 文協会長、木多 喜八郎 文協名誉会長、中島エドアルド剛事務局長。

左から平田藤義事務局長/近藤千里秘書/中島エドアルド剛事務局長/、木多 喜八郎 文協名誉会長/呉屋 新城 晴美 文協会長

Eduardo Goo Nakashima, Kihatiro Kita, Harumi Arashiro Goya e Fujiyoshi Hirata

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

第1四半期の歳入は2.03%減少の3,093億7,600万レアル

3月の法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)、源泉徴収所得税(IRRF)による歳入は前年同期比0.48%増加の941億1,200万レアル、第1四半期の歳入は2.03%減少の3,093億7,600万レアルで2011年以降では最低の歳入を記録している。

ジウマ第2次政権新経済班を牽引するジョアキン・レヴィ財務相は、就任早々に一連の財政再建政策を発表して増税政策に着手、連邦政府は今年の財政プライマリー収支の目標黒字であるGDP比1.2%に相当する663億レアル達成のために、ギド・マンテガ財務相の後を引き継いだジョアキン・レヴィ財務相は各省庁の支出削減を大幅に進めることを明言していた。

今年1月にレヴィ財務相は、社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)、個人向けクレジットの金融取引税(IOF)の税率の引き上げを発表して200億レアルの歳入増加を図ると発表していた。

2014年の減税政策による歳入減少は1,040億レアルに達していたが、第1四半期の減税政策による歳入減少は291億1,600万レアル、3月は96億8,600万レアルとなっている。

3月の法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)による歳入は前年同月比2.6%増加の146億800万レアルとなっている。(2015年4月28日付けヴァロール紙)