今年上半期の公立銀行のクレジット残高は民間銀行を上回った

6月の公立銀行のクレジット部門のマーケットシェアは、公立銀行の民営化が開始される2000年以前の水準である50.3%に相当する1兆2,700億レアルを記録して14年ぶりに過半数を達成、公立銀行は低金利で積極的にクレジットを拡大しているために,今後益々、クレジット部門のマーケットシェアを拡大すると予想されている。

2000年には公立銀行のバネスタード銀行並びにバネスパ銀行、パライーバ州立銀行、2001年にはゴイアス州立銀行、2002年にはアマゾナス州立銀行、2004年にはマラニョン州立銀行が民営化された。

特に1300支店を擁していたサンパウロ州のバネスパ銀行は、スペイン資本のサンタンデール銀行が買収、5月の民間銀行のクレジット部門のマーケットシェアは34.9%であったが、6月には34.2%に減少してクレジット残高は8,640億レアル、外資系銀行は、15.7%から15.5%に減少してクレジット残高は3,940億レアルに減少している。

6月の過去12カ月間の公立銀行のクレジット残高は、建設・不動産向けクレジットが牽引して29.3%増加、6月の社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット残高は、前月比1.9%増加の4,470億レアルに達している。

5月の外資系銀行の延滞率は6.3%であったが、6月には6.2%に減少、民間銀行の延滞率は7.4%から6.9%に減少、公立銀行の6月の延滞率は3.7%であった。(2013年7月27日付けエスタード紙)

 

今年上半期の対外直接投資は60%増加

ブラジル国内の高止まりするインフレ並びにブラジルコストなどの要因で、ブラジル企業は海外での投資を積極的に進めており、今年上半期のブラジル企業による対外直接投資は、前年同期比60%増加の113億ドルに達して2010年の水準まで回復してきている。

特に自動車メーカーや自動車パーツメーカーの今年上半期の対外直接投資総額は10億ドルに達しているが、同メーカーによる本国への利益・配当金の送金総額15億ドルには達していない。

今年上半期の石油・天然ガス関連部門のブラジル企業の対外直接投資は、11億ドルでトップを維持しており、また金融関連企業による南米での対外直接投資が増加している。

今年上半期のブラジルのIT関連企業の対外直接投資は、3,200万ドルと前年同期の1,100万ドルから約3倍に増加、2011年の新興国の対外直接投資のマーケットシェアは25.2%であったが、2012年には30.6%まで増加、Brics諸国新興国の対外直接投資のマーケットシェアは、12.9%から15.5%に増加している。(2013年7月29日付けヴァロール紙)


 

20%の電力エネルギー料金値下げで電力会社への賠償金が67億レアル不足

ジウマ・ロウセフ大統領は暫定例579号による電力エネルギーコンセッションの新規契約による20%の電力エネルギー価格の引き下げを発表、今後4年間の電力会社への賠償金の支払い計画では67億レアルが不足すると予想されている。

昨年9月に連邦政府は、電力コンセッションの再契約並びに一般家庭の電力料金の値下げを発表したが、サンパウロ電力公社(Cesp)並びにミナス・ジェライス州電力公社(Cemig ) 、パラナ電力公社(Copel)は新規契約申請をしなかった。

また昨年10月に旱魃による水力発電所の水位が低下したために、一斉に火力発電所の稼働を余儀なくされて、電力コスト上昇につながっていた経緯がある。

連邦政府は、電力会社への賠償金支払いのために環境復帰積立金(RGR)ファンドを設立、今年1月の同ファンドの残金は152億レアルであったが、5月には64億レアルまで減少している。

連邦政府による電力会社並びに送電会社への賠償金総額は200億レアル,1月に79億レアルがすでに支払われており、2015年から2017年にかけて契約が切れるコンセッション向け賠償金残高は121億レアル、67億レアルは納税者が負担する可能性がある。

2月の電力会社や送電会社への賠償金支払いは5億5,580万レアル、3月は5億1,090万レアル、4月は4億2,080万レアルであったが、連邦政府は第2四半期の賠償金の支払いを発表していないが、15億レアル前後と予想されている。

電力業界関係者は電力会社並びに送電会社への支払い残高を91億レアルと予想しているが、補償金ファンドの残金は24億レアルと予想されており、67億レアルの補償金を捻出する必要がある。(2013年7月29日付けエスタード紙)

 

 

CIR 073/13: 電気電子部会開催のお知らせとアンケートのお願い

CIR-073/13

2013年7月29

部会員各位

 

ブラジル日本商工会議所

電気電子部会

部会長 三浦 修

 

 

電気電子部会開催のお知らせとアンケートのお願い

 

会員各社の皆様におかれましてはその後もご健勝にてご活躍のことと存じます。

さて、恒例の商工会議所業種別部会長シンポジューム開催が820日に予定されております。これに先立ち、当電気電子部会(事前打ち合わせ)の開催を下記日程にて予定致したく部会員の皆様方におかれましては、ご出席賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。

恒例のアンケートを今回も実施したく思います。

別に添付しましたアンケートへのご協力(提出期限:8月7日(水)まで 厳守)をよろしくお願い申し上げます。

 

なお、回答宛先は事務局 secretaria@camaradojapao.org.br 及びC.C. osamu.miura@am.sony.com にメール下さい。

 

部会にご参加頂けない会員様もアンケートには是非ご協力いただき相互理解にご協力頂きたく思います。

 

 

 

 

電気電子部会懇談会

 

日時: 2013年812日(月)12:00~14:00

 

会場: 当所会議室

Av. Paulista, 475 13o. and. São Paulo/SP tel.: 3178-6233

 

申込み:懇談会出欠を事務局 Alice (メール secretaria@camaradojapao.org.br; 及びC.C.; osamu.miura@am.sony.com 月7日(水)までにお願い致します。

尚 昼食を取りながらの会議となりますので、昼食代(お一人R$20当日払い)ご準備願います。

 

 

 

サンタクルース病院の伝田英二評議委員、大田レオ進マーケティング取締役が訪問

サンタクルス日伯慈善病院の伝田英二評議委員、大田レオ進マーケティング取締役が2013年7月29日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に8月19日にサンパウロ市役所のアンシエッタ宮貴賓室で開催される日本のクラシック音楽会について説明、篠笛の福原一間氏、薩摩琵琶の大野友梨子氏、イビウーナの太鼓グループが共演、音楽会は録音されて2000部のCDを作成、売上はサンタクルス日伯慈善病院に寄付される。招待状の入手はフジムラ・ユリ氏に連絡、電話(011) 5080-2045 またはマリアンジェラ・レアル氏 電話(011) 5080-2067

左からサンタクルス日伯慈善病院の大田レオ進マーケティング取締役/伝田英二評議委員/平田藤義事務局長

サンタカタリーナ視察見学会に40人が参加

2013年7月26日(金)~28日(日)、相互啓発委員会(遠藤秀憲委員長)主催のサンタカタリーナ視察見学会が行われた。会員及び関係者40名が参加。配偶者、家族同伴も多く参加し、多彩なメンバーとなり、ドイツ、イタリア、ポルトガル系移民が多いブラジル南部に位置するサンタカタリーナ州で経済発展に貢献している日系のヤクルトとサンジョアキン農業協同組合(SANJO)の2社を見学した。

26日早朝コンゴニャス空港を出発したグループはフロリアノポリス空港に到着後、バスで標高1300mにある人口16万余の都市ラージェス市へと向かった。昼食後、同市にあるヤクルトのリンゴジュース工場に到着。アンジェロ・ミゲル・バルボーザ工場長と品質管理担当のフェルナンダ・ボルジェス氏に迎えられた。先ずレクチャールームでバルボーザ氏からブラジルがリンゴ生産世界第9位、1980年代JICAの栽培技術支援でブラジルでもふじリンゴ生産が可能となった事や工場概要の説明を受け、その後2グループに分かれ6万6千平方メートルの敷地内を見学。78年にヤクルト社を中心に設立されたフルッチカーザ社を92年にヤクルト社が吸収合併、混濁タイプとクリアタイプのリンゴジュースの他リンゴのエッセンスも製造、消費者向けはもとよりデザート等加工食品の利用を目的に企業向けへも販売している。60トンのリンゴが収容可能な原料投入槽、洗浄、トリミング、破砕、ベルトプレス(搾汁)、パスチャライゼーション(殺菌)、冷却機の工程を一通り見学した。徹底された衛生管理と最新技術による最適化で少人数でも稼働できるストラクチャーが注目された。また、見学中ヤクルト商工社長の天野一郎会議所副会頭からの補足説明もおこなわれた。

27日にはホテルで朝食後、ラージェス市から90キロ離れたブラジルでも数少ない雪が降る町として知られているサンジョアキン市へ。サンジョアキン農業協同組合(SANJO)では清水信良理事長、マサト・タカシカ副理事長、ロベルト・ヤスシ・カトウ財務部長、ヴォウネイ・フランシスコ・ブックハウザー・ジュニア アグリビジネス部門マネジャーに迎えられ、応接スペースにて紹介ビデオを上映後、敷地内見学へと向かった。コチア産業組合解散後、1993年に組合員たちが自ら出資し立ち上げられたSANJOは当初1万5千トンのリンゴ生産、現在は4万トンのリンゴ生産している。フランスから取り入れた最新鋭の機械により洗浄、選別などが行われる。洗浄用の水は1年間同じ水を再利用できる技術を導入しているなど環境保護にも取り組んでいる。一方ワインは発酵、熟成(樫樽とステンレスタンク)、瓶詰め、倉庫などの設備を見学した。最後に試飲ルームへ案内され、サンパウロ市で毎年行われるワイン国際見本市Expovinisで「トップテン2012」の国内白ワイン部門で優秀賞に輝いたMaestrale Integrusをはじめ、ロゼ、赤ワイン、リンゴで作る蒸留酒などまろやかな味から濃いものまでを試飲する事が出来た。帰りの際、同組合の売店にはサンパウロでは未だあまり普及していないSANJOワイン等を購入する参加者らが殺到した。

視察会参加者には見学先の2社からバラエティーに富んだ自社製品のプレゼントが贈呈され、遠藤相互啓発委員長から各社代表者へ感謝状のプレートとささやかな手土産が贈られた。

視察会最終日の28日は人口47万人の州都フロリアノポリス市内見学を行った。同市のシンボルであるルシリオ・ルス橋、カテドラル・メトロポリタナ、公営市場などをエピソード豊富な現地ガイドの説明を聞きながら巡り、最後には牡蠣養殖場を見学した。

3日とも快晴に恵まれた視察見学会の終わりには遠藤委員長が作成した71問に及ぶクイズネタの中から10問を選定し、多数得点者らに簡単な景品が配られ賑わい、28日夜フロリアノポリス空港を発った。

昨年のマナウス経済特区視察見学会に続いて同見学会も成功裏に終わったものの、次回に向けて常に改善を求める為、帰聖後、遠藤委員長より参加者へアンケートが実施され、平田藤義事務局長からは特に女性参加者へ紀行文の寄稿募集が行われた。

~ 視察会参加者 鴨島幸子さんの感想文 ~

出発前に50年ぶりという寒波が来ていたため、友人に「凍って帰ってくるんじゃない?」などと冷やかされながらの出発でしたが、幸いサンタカタリーナでは天候に恵まれ、充実した3日間を過ごすことができました。

到着した空港では、顔見知りの方、初めてお目にかかる方とも和やかにお話しができ、親切な添乗員さんの案内のもと、とても良い雰囲気でバス旅が始まりました。
牛がのんびりと歩く草原など、サンパウロとは全く違う風景を眺めながら、最初の見学地ラージェスに到着しました。
ラージェスのヤクルト工場では、りんごの甘い香りが漂う中、りんごが浮かぶプール(洗浄中)、ジュースの大型絞り器などを、女性社員の方の丁寧な説明と共に楽しく見学させて頂きました。衛生管理が行き届いていることに、大変感銘を受けました。

翌日は再びバスに乗り込み、パラナ松が群生している山岳地をサンジョアキン農協へと向かいました。
農協に到着する直前で、ガウーショのお祭りパレードに遭遇しました。町の人々が自慢の愛馬に跨り、誇らしげに行進している様子は、とても見応えがありました。楽しいハプニングでした。
農協では、りんごの洗浄、選別、保管。また、ワイン製造の過程も見学させていただき、ワインの試飲もさせていただきました。
日系人の方々の長年の努力でりんご事業が成功し、さらに事業を拡大すべく活躍されているご様子に感動いたしました。
普段からミッキーマウス印のSANJOりんごを購入しているので、清潔な工場、近代的な設備を見せていただけて良かったです。

その後、農協から一路フロリアノポリスへ。
ホテルに到着したのは、名物エビ料理の夕食を済ませた後、22時過ぎでしたが、ホテルの皆さんにウエルカムドリンクと日本風な素敵な飾り付けで迎えていただき、大変嬉しく思いました。

最終日のフロリアノポリスは穏やかな雰囲気が漂う美しい街でした。コパカバーナを思わせる海岸線、古い街並み、真っ青な海と空。ガイドさんの説明も楽しく、初めてのサンタカタリーナはとても良い印象でした。
楽しみにしていた牡蠣ランチでは、レストランのご主人自らが採りたての牡蠣をその場で開けてサービスしてくださいました。ボートで海に出て、牡蠣の養殖場も見せていただきました。潮風がとても心地良かったです。

今回の見学会では、たくさんの会員の皆様とお話ができ、大変有意義に過ごさせていただきました。
また、見学先では沢山のお土産もいただき、歓迎してくださったこと大変感謝いたしております。
遠藤様始め、役員、事務局の皆様には大変お世話になり、心より御礼申し上げます。

かもしま

 

(Fotos: Seidi Kusakano/CCIJB)

 

バルボーザ工場長(右端)より説明を受ける参加者-左端に立っているのは天野社長とボルジェス氏

 

 

左からプレートを贈呈した遠藤委員長と受け取る天野社長とバルボーザ工場長

 

 

ヤクルトリンゴジュース工場にて記念撮影

 

 

SANJOのリンゴ工場

 

 

ワインを熟成させる為の樫樽

 

 

遠藤委員長から記念プレートを受取る清水理事長

 

 

エルシリオ・ルス橋をバックに記念撮影

第2四半期のエンブラエル社は670万レアルの赤字を計上

リージョナルジェット機の世界的メーカーのエンブラエル社の第2四半期の決算は670万レアルの赤字を計上、税引き前利益に支払利息と減価償却費を加算したEBITDAは、前年同期比18%減少の4億2,710万レアルであった。

エンブラエル社の第2四半期の売上は前年同期比4.14%減少の32億4,000万レアル、第2四半期には商業用ジェット機22機、エグゼクティブジェット機29機を納入している。

6月末の受注残は3月末から38億レアル増加の171億レアル、第2四半期の研究開発費は、第2世代の商業ジェット機E-Jets E2を中心に前年同期比120.4%増加の6,260万レアルを計上、今年の研究開発費は1億ドルが予想されている。

今年上半期の純益は前年同期比82.1%減少の5,590万レアル、EBITDAは6億2,790万レアル、売上げは54億レアル、商業ジェット機の納入は39機、エグゼクティブジェット機は41機であった。(2013年7月26日付けエスタード紙)

 

上半期の建設・不動産向けクレジットは記録更新

ブラジル貯蓄・不動産信用機関協会(Abecip)の発表によると、今年上半期の住宅建設・住宅購入向けクレジットは、前年同期比34%増加の370億レアルに達して記録を更新した。

6月の住宅建設・住宅購入向けクレジットは前年同月比51%増加の112億レアル、前月比では15%増加、6月の過去12カ月間の住宅建設・住宅購入向けクレジットは19%増加の953億レアルに達している。

今年上半期の住宅購入向けのクレジットによる住宅購入数は、前年同期比14%増加の24万4,700軒、6月は前年同月比27%増加の5万3,200軒、前月比では12%増加、6月の過去12カ月間の住宅購入向けのクレジットによる住宅購入数は、3%増加の48万3,600軒に達している。

Abecip協会では、今年末の住宅建設・住宅購入向けクレジット残高は3,000億レアルに達すると予想、住宅金融システム(SFH)による住宅購入向けクレジットの最高は50万レアルであったが、今年から75万レアルまで上昇、今年の住宅購入向けクレジットは15%~20%の増加が予想されており、クレジット総額は952億レアル~993億レアルが予想されている。(2013年7月26日付けエスタード紙)

 

新藤義孝総務大臣との意見交換会に出席

2013年7月26日、在サンパウロ総領事館の主催による来伯中の新藤義孝総務大臣との意見交換会に会議所から役員らが出席し、諸種意見交換を行った。ブラジルが2006年に地デジ日伯方式を採用以来、長らく総務大臣の来伯はなかったが、久々に総務大臣の訪問がこの度実現した。会議所からの出席者は、藤井晋介会頭、中西俊一副会頭、村田俊典副会頭、伊吹洋二副会頭、石田靖博専任理事、長合邦彦NTTデータブラジル社長、大竹茂タカタブラジル社長。

Philco社はマナウス・フリーゾーンでセルラーフォン生産予定

英国資本Britania社に買収されたPhilco社はマナウス・フリーゾーンでセルラーフォンの生産を予定、すでにタブレット(多機能携帯端末)並びにプラズマテレビ、DVDプレーヤー、電子レンジの生産について、マナウス・フリーゾーン監督庁(Suframa)から許可を得ている。

Philco社は10万台のスマートフォンのキットをすでに中国に発注しており、マナウス・フリーゾーンに到着後に組み立てて9月から販売を予定、9,380万レアルを投資したスプリット形ルームエアコンは、すでに試験的生産を行っており、8月から販売開始を予定、Philco社の株式の83.42%はBritania社、Buffara社は13.96%が占めている。

昨年のPhilco社の売上は前年比69%増加の7億6,037万レアル、純益は前年比51%増加の9,600万レアル、製品の在庫は26%増加、原材料の在庫は155%増加であった。

連邦政府は今年4月から暫定令でスマートフォンメーカーに対して、社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)を免税、また基本生産プロセス(PPB)制度で工業製品税(IPI)を大幅に減税している。

スマートフォンメーカーに対する大幅な減税適用でPhilco社以外にもポジティヴ社並びにMultilaser社、 Digibras社(CCE)が市場に参入、アジアからキットを輸入して組み立てている。

今年の第1四半期のブラジル国内でのスマートフォン販売は、前年同期比15%増加の1,410万台、サムスン並びにLG、モトローラが700レアル以下のスマートフォン販売の2/3を占めている。(2013年7月26日付けヴァロール紙)