リオ総領事館の渡邉優総領事、田中宏和領事と意見交換会

在リオデジャネイロ日本国総領事館の渡邉優総領事並びに経済班長の田中宏和領事が2012年9月13日午前にブラジル日本商工会議所を訪問、商工会議所からは近藤正樹会頭などが参加して日本進出企業の抱える問題、ビジネス環境整備に対するサポート、各種認可問題、今後の情報交換活性化、ノウハウの蓄積並びに提供、今後進出する企業に役立つガイドラインの作成、通訳並びに日本語教育、不動産情報、治安問題、ビザや自動車免許取得問題など多岐に亘って大いに意見交換を行い、今後は更なる連携を強化することなど有意義な意見交換会となった。

参加者は在リオデジャネイロ日本国総領事館の渡邉優総領事、同経済班長の田中宏和領事、在サンパウロ日本国総領事館の坪井俊宣領事、商工会議所会議所から近藤正樹会頭(伯国三菱商事会社)、村田俊典財務委員長(ブラジル三菱東京UFJ銀行)、林正樹企画戦略委員長(伊藤忠ブラジル会社)、江坂喜達特命担当委員長代理(丸紅ブラジル会社)、平田藤義事務局長。

左から在リオデジャネイロ日本国総領事館の渡邉優総領事/田中宏和領事(Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

左から江坂喜達特命担当委員長代理(丸紅ブラジル会社)/村田典財務委員長(ブラジル三菱東京UFJ銀行)/近藤正樹会頭(伯国三菱商事会社)/平田藤義事務局長

左から在サンパウロ日本国総領事館の坪井俊宣領事/右端は林正樹企画戦略委員長(伊藤忠ブラジル会社)

意見交換会の様子

 

24電力関連企業の時価総額は213億レアル減少

11日、ジウマ・ロウセフ大統領は、2013年2月5日から一般家庭向け電力料金を16.2%、製造業向け電力料金を最大28%までの値下げを発表、電力料金に含まれる3種類の負担金徴収を廃止して電力料金の値下げを実施する。

2015年から2017年にかけて電力発電コンセッション並びに送電コンセッション、配電コンセッションなど契約期間切れが多いにも関わらず、連邦政府はコンセッション契約更新を年内に前倒しする影響で、電力関連コンセッションの収益が大幅に悪化するため軒並み株価を下げている。

昨日のサンパウロ証券取引所(Bovespa)に上場している電力関連企業24社の時価総額は、投資家が一斉に株を放出した影響を受けて150億レアル減少、過去2日間の株価総額は213億レアル下落している。

昨日の電力関連企業24社の平均株価の下落幅は10%、サンパウロ電力公社(CESP)の株価は27.5%と最大の下落幅を記録、過去2日間の同社の時価総額は24億6,320万レアル下落している。

昨日のミナス・ジェライス州電力公社(Cemig)の株価は19.7%下落、過去2日間の時価総額は49億2,960万レアル下落、Trans Paulista社の株価は24.1%下落、過去2日間の時価総額は19億4,620万レアル、AES Tietê社の時価総額は14億8,800万レアル下落している。

8月31日の電力関連企業24社の時価総額は1,773億レアルであったが、昨日の24社の時価総額は1,566億レアルまで減少している。(2012年9月13日付けエスタード紙)

 

新たに積立金軽減措置を20セクターに適用

今日、連邦政府は社会保障院(INSS)積立金の20%の免除の代りに、売上の最大2%を納付する積立金軽減措置を20セクターに適用する新減税パッケージを発表する。

この積立金軽減措置は、企業の価格競争力の強化並びに雇用の維持並びに新規雇用創出、人件費の負担が大きい製造セクターの製品価格の低下につながる。

社会保障院(INSS)積立金の20%の免除の代りに、売上の1%から2%の納付の適用を受けるのは、情報テクノロジー企業並びにIT企業(TI)と通信企業 (TIC)、コールセンターのサービスを提供するアウトソーシング企業などとなっている。

また減税パッケージ暫定法 563号/2012による第2次ブラジル・マイオー ル・プランで減税が適用されるセクターとして、道路輸送セクター並びに航空貨物セクター、海上輸送セクター、教育セクター並びに防衛セクター、医療機器セクター、農業機械セクター、玩具セクターなど15セクターが含まれていた。

減税パッケージ暫定法 563号/2012の第2次ブラジル・マイオー ル・プランによる国庫庁の歳入減は年間で72億レアルが見込まれており、新減税措置には養鶏セクター、養豚セクターなどが含まれると予想されている。

2011年の航空セクター従業員へのサラリー支払い総額は39億9,000万レアル、INSS積立金総額は5億8,000万レアルであったが、INSS積立金の20%の免除の代りに、売上の1.0%を納付する積立金軽減措置が適用されたために、年間のINSS積立金は2億5,700万レアル減少すると予想されている。(2012年9月13日付けエスタード紙)

 

7月の製造業部門の雇用は0.2%増加

ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、7月の製造業部門の雇用は前月比0.2%増加、前年同月比ではマイナス1.6%、今年7カ月間ではマイナス0.7%を記録している。

また7月の製造業部門の時給は前月比0.3%増加したにも関わらず、前年同月比ではマイナス2.5%と大幅に減少、今年7カ月間でもマイナス1.6%を記録、テンデンシア社の調査では、時給と生産性を比較する労働コストはマイナス1.1%となっている。

7月の製造業部門の正規雇用のサラリーは前月比マイナス1.0%、企業側と労働組合の合意で調整されたサラリーアップの影響で前年同月比では2.5%増加、今年7カ月間では3.6%増加している。

ブラジルの工業部門の生産の40%を牽引するサンパウロ州の製造業部門の今年7カ月間の雇用は、前年同期比マイナス3.1%、18セクターのうち14セクターで雇用が減少、時給はマイナス4.4%と大幅に落ち込んでいる。(2012年9月13日付けエスタード紙)

 

事務局便り JD-048/12: 「大使館情報」の第53号(12年9月号)

事務局便り JD-048/2012
2012年9月13日
 

商工会議所会員の皆様

平成24年9月13日
在ブラジル日本国大使館
 
ブラジルにてご活躍の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
 
「大使館情報」の第53号(12年9月号)を送付させていただきます。
今月号では、アマゾナス州の新パトロール・通報システム、就労査証更新にかかる制度変更等を掲載しております。
送らせていただく情報は,日本政府の立場を代表したものではなく、公表された情報を中心にとりまとめたものであり、皆様へのご参考として送らせていただくものです。なお、目的以外での使用(転写、引用等)を希望される場合には,あらかじめ当館にご相談くださるようお願いいたします。
 
また、今後、更に皆様のお役に立てるよう内容を充実させていきたいと思いますので、ご意見やご要望等がありましたら下記連絡先までご連絡いただければ幸いです。
※ 大使館情報の最近のバックナンバーを大使館ホームページに掲載いたしましたので、そちらも御覧ください。
在ブラジル日本大使館 www.br.emb-japan.go.jp

【問い合わせ・連絡先】
 
在ブラジル日本国大使館
一等書記官(経済班)山下 智也
電話:(61)-3442-4215
FAX:(61)-3242-2539
Email:tomoya.yamashita@mofa.go.jp

武田薬品工業(TAKEDA PHARMA LTDA.)との懇談会に参加

武田薬品工業株式会社本社の本田信司経営企画部長の来伯にあたりサンパウロ市内で行われた懇談会に、会議所から近藤正樹会頭と平田藤義事務局長が出席した。同社ブラジル現地法人はTAKEDA PHARMA LTDA. として会議所会員であり、今回の懇談会を主催したGILES RICHARDO PLATFORD社長も同席した。

パナソニック新工場竣工式に会頭と事務局長が出席

2012年9月12日、ミナス・ジェライス州エストレマ市に建設されたパナソニック・ド・ブラジル(村上廣高社長)の新工場竣工式に会議所から近藤正樹会頭と平田藤義事務局長が出席した。同工場は伯国内で3ヶ所目となる工場で、南米では初の白物工場、冷蔵庫および洗濯機といった「白物家電」の生産を行う。式にはアナスタジア州知事も参加し、大勢の関係者が参集し盛大に行われた。

同工場は、1967年に操業を開始したサンジョゼ・ドス・カンポス市の乾電池工場、テレビなどを製造しているマナウス工場に次ぐ国内3番目の工場で、敷地面積は17万平方メートル、建設費約2億レアル(約80億円)を投資し昨年5月に着工した。村上社長は挨拶の中で「エコ・アイデア工場」を宣言、先端の省エネ製造設備を導入して製造工程で発生する二酸化炭素の排出量を最大限制御するとともに、雨水を地下タンクに貯蔵して塩素処理を行いトイレや植生に活用するしくみとなっている。また、製造工程で発生する鉄やプラスチックなどの廃棄物をリサイクルしほぼ100%の再利用を目指す。

同社の伯国内販売冷蔵庫はこれまで台湾からの輸入のみであったが、今後は同エストレマ工場に生産をシフトし、2.5リットルペットボトルが収納できる冷蔵庫などブラジル人のライフスタイルに合わせた製品開発が行われる。5日より生産を開始している冷蔵庫は電子制御による「エコナビ」を標準装備し最先端の省エネ技術を搭載している。

鏡開きの模様 (写真提供: ニッケイ新聞)

一般家庭向け電力料金は16.2%、製造業向けは最大28%の値下げ

昨日、ジウマ・ロウセフ政府大統領は2013年2月5日から一般家庭向け電力料金を16.2%、製造業向け電力料金を最大28%までの値下げを発表、電力料金に含まれる3種類の負担金徴収を廃止して電力料金の値下げを実施する。

ブラジルの北部地域の電力エネルギーは、水力発電よりもコストの高い火力発電が多いにも関わらず、連邦政府は北部地域の電力料金を下げる燃料消費勘定(CCC)並びに電力エネルギー開発勘定(CDE)を廃止、環境復帰積立金(RGR)は75%カットする。

2015年から2017年にかけて電力発電コンセッション並びに送電コンセッション、配電コンセッションなど契約期間切れが多いにも関わらず、連邦政府はコンセッション契約更新を年内に前倒しする。

電力料金に含まれる3種類の負担金徴収廃止やカットに伴って、2013年の国庫庁の歳入減は46億レアルに相当、また電力発電コンセッション向け賠償金は膨大な金額に達すると予想されているが、210億レアルに達する準備金でカバーすると見込んでいる。

電力料金の値下げに伴って、州政府の大きな歳入源となっている電力料金にかかる商品流通サービス税(ICMS)が減少するために、州政府にとっては新しい頭痛のタネとなる。

電力料金にかかる社会統合基金 (PIS)並びに社会保険融資納付金(Cofins)の減少によって連邦政府は歳入減を余儀なくされ、また地方自治体も連邦政府の歳入減に伴って影響を受けると、国庫庁のアルノ・アウグスティン長官は説明している。

製造業部門の電力料金引き下げは2.3から2.5キロボルトの使用企業は19.4%、30から44キロボルトは20.0%、69キロボルトは21.5%、88から138キロボルトは24.7%、230キロボルト以上は最大の28.0%の値下げが適用される。(2012年9月12日付けエスタード紙)


 

中国のトラック・バスメーカーFOTON社がバイアで工場建設

中国で最大手トラック・バスメーカーである北汽福田汽車(FOTON)社は、バイア州サルバドール市近郊のカマサリ市でトラック並びにバスの生産に3億ドルを投資すると発表、10か月前には中国資本のJAC社は同市で自動車生産をすると発表していた。

今月7日、元社会経済開発銀行(BNDES)総裁でフォトン・モーターズ・ドブラジルのルイス・カルロス・メンドンサ・デ・バーロス社長は、バイア州政府と自動車生産工場に関する議定書に調印している。

カマサリ工場の敷地は100万平方メートル、2013年末からトラック並びにマイクロバスの生産を予定しているが、すでに進出していたJAC社の2014年上半期の生産開始よりも早くなる。

フォトン・モーターズ・ドブラジルは、中国から必要な部品を輸出し、現地で組み立てるノックダウン形式で自動車の生産開始を予定しており、2017年には1,000人の直接雇用が見込まれている。

フォトン・モーターズ・ドブラジルは、国産化比率の引上げが義務付けされているために、2017年の国産化比率を65%と見込んでおり、年間3万台の国産化比率の高いトラックやマイクロバスの生産が予想されている。

また同社では販売強化のために20億レアルを投資してブラジル国内に130カ所まで販売店を拡張、今年1月にブラジルに進出した同社は、サンパウロに3カ所の販売店を擁している。

フォトン・モーターグループは世界90カ国でトラックやバスを販売、南米ではブラジル以外にコロンビア、ペルー、チリ、ボリヴィアで販売、2010年のトラックやバスなどの販売は100万台に達している。(2012年9月12日付けエスタード紙)

 

中国の大型インフラ投資計画の発表で鉄鉱石価格は100ドルを回復

先週、中国政府による約1,500億ドル規模のインフラ事業の発表を受けて、含有量が62%の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、久しぶりに100ドルを突破する1トン当たり101.75ドルに上昇している。

中国政府が発表したインフラ投資プロジェクトには、道路並びに鉄道建設、水道事業など鉄鋼製品が豊富に使用されるインフラ整備部門が中心となっている。

インドのゴア州政府は鉄鉱石などの鉱物採掘を全面禁止する措置を発表、同州の鉄鉱石生産は、年間5,000万トンでインドでは2番目の鉄鉱石の生産規模であり、また同州はインドの鉄鉱石輸出の半分以上を占めるため、世界の鉄鉱石供給の見通しが悪化したこともコモディティ価格上昇の一因となっている。

しかし中国の鉄鋼メーカーはストックしている鉄鉱石から使用するために、鉄鉱石の輸入がそれほど増加しないため鉄鉱石価格の大幅な上昇は見込めないが、8月の鉄鉱石輸入は前年同期比5.7%増加の6,250万トンとなっている。

8月の中国の電力エネルギー生産は、国内の経済停滞を反映して前年同月比では僅かに2.6%増加に留まっており、今年8カ月間では前年同期比3.4%増加となっている。(2012年9月12日付けヴァロール紙)