電力料金値下げで電力会社はコスト削減が必須

2013年2月5日から一般家庭向け電力料金を16.2%、製造業向け電力料金を最大28%までの値下げを発表、電力料金に含まれる3種類の負担金徴収を廃止して電力料金の値下げを実施するために、各電力会社はコスト削減のために人員の削減やアウトソーシングなどの実施が避けられない。

フルナス電力公社(Furnas)はブラジルの電力の9.0%を供給しているが、来年2月からの電力料金値下げに伴って大幅なコスト削減のため、2018年までに全従業員の35%に相当する従業員削減計画を発表している。

フルナス電力公社の全従業員6,400人のうち2,200人の従業員の削減並びにサービス部門のアウトソーシング化などで、22%のコスト削減につながると見込まれている。

従業員の削減では解雇は行わずに希望退職制度を導入するが、同社にはマネージャークラスの従業員が450人を擁しているために、人件費に占める割合が非常に大きい。

同社では電力料金値下げに伴って大幅なコスト削減の実施で、今後4年後に税引き前利益に支払利息と減価償却費を加算したEBITDAを20%から70%と大幅に引き上げる必要に迫られている。(2012年9月18日付けエスタード紙)


 

今日からブラジル全国の銀行は無期限スト入り

全国銀行連盟(Fenaban)は、銀行の従業員に対して一律6.0%のサラリー調整を提示したにも関わらず、組合側はインフレ分を5.0%上回る10.25%を要求して今日から無期限ストに突入した。

また組合側は10.25%のサラリー調整以外にも従業員利益分配金(PLR)に関して3カ月分のサラリー並びに4,961.25レアルの支給を要求しているが、銀行金利やスプレッドの低下に伴って商業銀行は大幅な収益悪化となっているために、Fenaban連盟では最大2.2カ月分のサラリー支給を提示して組合側の要求と大きな開きがあるために、折り合いをつけるのは容易ではないと予想されている。

消費者保護センター(Procon)では銀行での支払いなどは極力避けて、現金自動預け払い機(ATM)を通した支払いやインターネットバンキングなどを利用するように促している。

サラリー調整で自動車メーカーと合意に達しなかったABC金属労連加盟の4万6,000人の自動車工業関連従業員は今日から無期限ストに突入して、インフレ分を差引いた実質賃金2.5%アップの8.0%を要求する。(2012年9月18日付けエスタード紙)

 

事務局便り JD 050/12: 就労査証の更新に関するアンケートのお願い

JD-050/12

2012918

会員各位

 

在ブラジル日本大使館ご依頼の下記アンケート転送致します。

極めて重要な案件ですので皆様ご協力の程宜しくお願致します。 H i r a t a

 

回答期限日: 2012年 9月25日(火)

提出先 大使館の前田書記官宛て(E-mail: ryo.maeda@mofa.go.jp

 

 

就労査証の更新に関するアンケートのお願い

平成24年9月17日

在ブラジル日本大使館

 

平素より多大なるご支援を賜り、有り難うございます。

今般、ブラジル法務省より当館に対し、これまで一回に限り認められていた就労査証(一時滞在査証号)の更新について、今後は、これを認めず、全て永住査証に切替えることとする旨、また、永住査証への切替の際は、ブラジルへの新規渡航を目的として永住査証を取得する際に通常求められる諸要件(法人の役員であること、法人が永住査証一人当たり60万レアルの資本金を有すること等)は求められない旨の説明がありました。

他方、最近、当館が得た情報によれば、一部の方の永住査証への切替手続は必ずしも順調には進んでおらず、既に査証の有効期限が切れた状態でブラジルに滞在されている方もおられるとのことです。

このため、当館としては、問題の所在と日本企業の皆様の現状を把握した上で、ブラジル政府当局に対し、状況の改善を求めてまいりたいと考えております。

つきましては、以下の通り質問事項を整理いたしましたところ、記載可能な範囲で構いませんので、9月25日(火)中にご回答頂ければ幸いです。今回のアンケートにおいては、本年内に就労査証の更新手続を開始したケースに絞って調査することといたしたく、なるべく個別具体的にご回答頂ければ有り難く存じます。

なお、アンケート結果は本目的以外には利用しないこと、また、無断で企業名、個人名は利用しないことをお約束いたします。

また、アンケートに記載いたしました項目以外にも、他国企業の事例等、今回の制度変更に関係する情報があれば、幅広くお寄せ頂ければ有り難く存じます。

お手数ではございますが、何卒ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

 

 

ご質問、アンケートご提出先:

在ブラジル日本大使館 経済班 一等書記官 前田 了

( TEL:61-3442-4215、E-mail:ryo.maeda@mofa.go.jp 

 

 

 

就労査証の更新に関するアンケート項目

 

1.御社名及びご担当者氏名

( 御社名             ご担当者氏名             )

 

 

2.就労査証(一時滞在査証第号)の更新について(各人のケース毎に回答

(1)更新前の就労査証が発給された日付及び有効期限について教えて下さい。

発給日      年   月   日

( 有効期限     年   月   日~     年   月   日 )

 

(2)就労査証の更新手続を開始された日付(業者に連絡された日付)について教えて下さい。

更新手続開始日      年   月   日

 

(3)ご利用になっている業者名について教えて下さい。

                       

 

(4)就労査証の更新または永住査証への切替手続が無事に終了した方へ

(4-1)現在、就労査証と永住査証のどちらをお持ちですか。

(  就労査証  /  永住査証  )

 

(4-2)新たに就労査証または永住査証が発給された日付及び有効期限について教えてください。

( 発給日      年   月   日 )

( 有効期限     年   月   日~     年   月   日 )

 

(4-3)お分かりになる範囲で、以前、就労査証の更新にかかっていたおよその日数について教えてください。

(     日程度 )

 

(5)就労査証の更新または永住査証への切替手続中の方へ

(5-1)永住査証への切替を求められていますか。

( 求められている / 求められていない )

 

(5-2)永住査証への切替を求められている場合、もしあれば、就労査証を

更新する場合と比べて、永住査証取得のために新たに求められていると

思われる要件について教えて下さい。

(                                    )

(自由回答)

(5-3)お分かりになる範囲で、以前、就労査証の更新にかかっていたおよその日数について教えてください。               

(     日程度 )

 

(5-4)永住査証の取得が遅れている理由としてお聞きになっていることがあれば教えてください。               

                                                          

(自由回答)

 

(5-5)査証の取得が遅れているために、業務上または実生活への影響が生じたことがありましたら、具体的事例に沿って教えて下さい。

                                                          

(自由回答)

 

(6)その他、査証の発給全般に関して、ご意見や問題をお感じの点等があれば教えて下さい。

                                                          

(自由回答)

 

(7)最後に、全体を通して何かお気付きの点等がありましたら、ご自由にご回答下さい。

                                                          

(自由回答)

 

 

以上でアンケートは終了です。ご協力頂き誠に有り難うございました。

 

—– Original Message —– 

From: “MAEDA RYO” <ryo.maeda@mofa.go.jp>

To: “‘Secretaria'” <secretaria@camaradojapao.org.br>;  Satoshi Fukase – Jetro

Sent: Tuesday, September 18, 2012 12:18 PM

Subject: 【配布のお願い】邦人駐在員の就労査証の更新に関するアンケート

 

平田事務局長、深瀬ジェトロSP次長

在伯大の前田でございます。おはようございます。

昨日ご相談させて頂きました標記アンケート、記載に特段の変更はありませんので、

添付ファイルの様式(昨日から変更ありません)を用いて、商工会議所会員企業の方々に配布して、アンケートをご依頼頂ければと思います。

取りあえずの締め切りは来週25日(火)、ご質問・ご提出先は小職とさせて頂いております。

アンケート結果集まりが十分でないなど、もし困った状況になればまたご相談させて頂いてしまうかも知れませんが、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

 

在伯大 前田 了

 

 

事務局便り JD 051/12: 法律第12,715号(2012年9月17日)について

JD-051/12

2012918

会員各位

ブラジル日本商工会議所

 

 

法律第12,715号(2012917日)について

(速報)

 

 

移転価格税制改正を含む暫定措置令MP563が、2012917日付で法律第12,715号として下記の通りブラジル連邦政府サイトに掲載されましたのでお知らせ致します。

 

リンク http://www.planalto.gov.br/ccivil_03/_Ato2011-2014/2012/Lei/L12715.htm

 

移転価格税制については主に第48条をご参照下さい。

以上

CIR 106/12: 法律関係月例会案内

CIR106/2012
2012年9月17日

 

各位

ブラジル日本商工会議所

 

 

拝啓

 

時下益々ご清栄のこととお慶び申上げます。

 

さて、当委員会では9の月例会を下記の要領で行ないますので会員各位奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。

 

会合はポルトガル語で行われ、日本語への通訳は付きませんが、経営に有用な情報交換が出来ますので、出来るだけ担当者を出席させ、後日社内報告させることをお勧めします。

 

敬具

 

日時:2012月20日(木)16時 18時

場所当所会議室

 

議題:

 

1.「 Siscoserv -国際サービス業に関する統合システム

  講師:WILLIAM ROBERTO CRESTANI 

  Pinheiro Neto Advogados税制部門アソシエート弁護士 

 

2.「 INSS(国立社会保障院)積立て金軽減について

講師:ADRIANA SOARES ROZZI  

 KPMG税制・社会保障コンサルタント部門シニア責任者

 

3.「 COSIT(連邦収税局税制システム総コーディネート課)協議解決 19/2011法人所得税(IRPJ 純益に対する社会納付金(CSLL)の概算: 過剰納付金の払い戻しと相殺

講師CLAUDIO YUKIO YANO

Ernst & Young Terco  税制コンサルタントディレクター 

 

4.「デジタル税務システムの効力とWeb. 2.0時代に企業が行うべきこと

講師:NATIENE GARCIA DAL BELLO 

Kanamaru Advogados  デジタル監査部門責任者 

 

 

各講演後に参加者間での質疑応答・討論が行なわれます。

 

参加者リスト作成のため、参加ご希望の方は下記へご連絡願います。

 

·         ALICE(アリッセ)

·         Tel.: 3178-6233 または

·         E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br

 

ブラジル日本商工会議所

Comperj製油所建設が大幅に遅れている

2年前にブラスケン社は、ペトロブラス石油公社が建設中のリオ州の石油コンビナートの中にあるComperj石油製油所に参入を発表していたにも関わらず、米国で盛んになっている開発コストが非常に低いシェールガス開発が足枷となって投資が遅れている。

ブラスケン社は開発コストが安い米国でのシェールガス開発に投資を集中しており、またメキシコでの石油化学工場建設並びにアラゴアス州での塩化ビニール生産、南大河州でのエチレンからブタジエン生産の投資を予定している。

石油関連スペシャリストは、経済成長加速プログラム(PAC)の大型プロジェクトであるComperj石油製油所の総建設費は200億レアルを見込んでいるが、このコンビナートは4年前から建設が開始されているにも関わらず、石油精製工場建設は未だに着手されてない。

今後の天然ガス開発の傾向として、開発コストの安いシェールガスが豊富に埋蔵されている米国並びに中国、アルゼンチン、カナダ、オーストラリアでの天然ガスの生産に移行していくと予想されている。

ブラスケン社の第2四半期の純益は10億3,000万レアルの赤字を計上、前年同四半期の4億2,000万レアルの黒字から一転して大幅な赤字となっているために、エタノール原料使用によるポリプロピレン生産工場の建設並びにComperj石油製油所への資金調達が困難となっている。

Comperj石油製油所の当初の計画では2011年から石油精製を開始、しかし計画の見直しで2015年4月から生産を開始して、1日当たりの石油派生品の生産は16万5,000バレル、第2石油精製所は2018年から生産を開始して、1日当たり30万バレルのジーゼル燃料並びにナフサ、ケロシン、液化石油ガス(GLP)などが生産される。(2012年9月17日付けエスタード紙)


 

ブラジル銀行並びに連邦貯蓄金庫のクレジット部門が拡大

ブラジル銀行並びに連邦貯蓄金庫のクレジット金利は、今年上半期にジウマ・ロウセフ大統領の要請を受けて、民間銀行よりも先行して引下げているために、民間銀行の顧客は金利の安い公立銀行へ移行してきている。

8月初めにブラジル銀行の個人向けクレジット金利は商業銀行では最低となったが、9月初めには連邦貯蓄金庫の個人向けクレジット金利は、過去12カ月間で17%減少して、月利は2.0%以下となってブラジル銀行以下の金利となっている。

中銀の統計によると過去12カ月間の連邦貯蓄金庫の個人向けクレジット金利は25%、ブラジル銀行並びにイタウー銀行は23%、ブラデスコ銀行は20%とそれぞれ大幅に減少している。

昨年8月から中銀の通貨政策委員会(Copom)による政策誘導金利(Selic)は12.5%から7.5%と5.0%も引き下げられている影響で、商業銀行の金利低下につながっている。

連邦貯蓄金庫の特別小切手税と呼ばれる口座借越残クレジット金利は、過去12カ月間で50%減少して現在の月利は4.27%、ブラジル銀行は40%減少して月利は5.36%、ブラデスコ銀行は8.52%、イタウー銀行は8.58%、サンタンデール銀行は10.19%と民間銀行の月利が非常に高い。

連邦貯蓄金庫の個人向けクレジットの月利は1.06%、ブラジル銀行は2.10%、ブラデスコ銀行は4.05%、イタウー銀行は3.34%、サンタンデール銀行は3.09%と民間銀行の月利は公立銀行を大幅に上回っている。

住宅購入クレジットの月利の比較では、ブラジル銀行がシェア拡大のために1.23%と最も低利、住宅クレジットでは圧倒的なシェアを誇る連邦貯蓄金庫の月利は1.38%、ブラデスコ銀行は1.43%、イタウー銀行は1.44%、サンタンデール銀行は1.38%となっている。

ブラジル銀行はクレジット期間が30年と長期である住宅購入向けクレジットを拡大するために、連邦政府に銀行規則変更を要請している。(2012年9月17日付けエスタード紙)

 

CIR 105/12: ブラジル略語集改訂版スポンサー募集案内

CIR 105/12

2012914

会員各位

ブラジル日本商工会議所

渉外広報 委員会

委員長 中西俊一

 

ブラジル略語集改訂版スポンサー募集案内

 

拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。

 

この度、渉外広報委員会では2003年以来、改訂されていなかった略語集の出版を企画する事になりました。

 

2003年度版は事務局内で新聞・雑誌などから略語を収集したものを編集、その後も事務局内で新語が出る度、可能な限り都度収録してきましたが、改訂版の出版にあたり、より完成度の高い略語集とするべく又事務局のマンパワーを考慮、今回は当所会員企業でもあるサンパウロ新聞社およびニッケイ新聞社にご協力を求め、同2社に外注する事が去る8月常任理事会において承認されました。

 

製本費は3月総会で承認済みの会議所予算(1万5千レアイス)から手当て致しますが、上記の外注作成費合計(5万5千レアイス)をカバーする事を目的とし、下記の要領で略語集出版のスポンサー(協賛企業)を募る次第です

 

途絶えない企業の新規進出も含め、日々注目を浴びるブラジルでの最新ビジネスツールの作成に貢献すると共に、協賛企業のPRを行う絶好のチャンスと存じます。

 

奮ってご応募頂きたく皆様のご協力を心よりお待ちしております。

敬具

 

-記-

 

スポンサー応募要領 :

 

1. 下記のブラジル略語集改訂版スポンサー申込書にご記入いただき、連絡先(事務局担当テイコ ) E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br 宛てにお申し込み願います。

 

2. 1口 ,000レアイス 1社(者)につき何口でも結構です(目標55口以上)

 

3. 略語集の巻末に協賛企業名を掲載。

 

4. 応募期間:2012年9月30日まで

 

5. お支払方法: 下記の口座へお振り込み願います。

Banco do Brasil
Agência: 1196-7
C.c: 14650-1
CNPJ : 61.009.031/0001-06
Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil

E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br 又はファックス: (11) 32840932 にて振り込み証明書をお送り願います。

 

 

 

改訂版ブラジル略語集出版スポンサー申込み書

 

企業名(                                )

 

(   )口(1口1,000レアイス)金額:R$(         )

 

 

 

備考)2012年度改訂版版略語集の概要

· 新略語の追加により現在の2400から2700~3000語、頁数95頁から約320~350頁位にする

· 索引を挿入、IT用語、政治用語も追加予定

· 略語には説明を付け、一段組みとする

· 利便性を考慮したサイズ(18CmX25.5Cm)

· 表紙は折り曲げの3色刷りにし体裁を整える

· 当面約500部位出版、2013年3月総会にて出版会を予定、後に事務局で販売。

編纂に関する技術的なご不明点がございましたら事務局(担当者:大角)Tel.: 3178-6233E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br までお問い合わせください。

 

以上

 

福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事の歓迎会も兼ねた9月の懇親昼食会に140人が参加して開催

9月の懇親昼食会は、2012年9月14日正午から2時過ぎまでインターコンチネンタルホテルに140人以上が参加して開催、ブラデスコ銀行チーフエコノミストのオタヴィオ・デ・バーロス氏が講演、司会は平田藤義事務局長が務めた。

初めに1977年に商工会議所監事に選出され、2000年10月から監事会議長となり、2010年12月末まで34年間にわたって任期を継続、また1988年に国際経済協力貢献者として日本の通産大臣表彰を受け、2001年に日伯修好100周年記念基金監査役に任命されたほか、2008年には日伯友好親善促進貢献者として、日本政府から外務大臣表彰を授与された山田唯資氏の8月25日の急逝に対して、参加者全員で1分間の黙祷を捧げた。

続いて特別ゲストとしてブラデスコ銀行チーフエコノミストのオタヴィオ・デ・バーロス 氏、 在サンパウロ日本国総領事の福嶌 教輝氏、早稲田大学特命教授(南米都市再生事業調査団団長)の伊藤 滋氏、元会議所専任理事/南米都市再生事業調査団事務局の林 恒清氏、大阪・サンパウロ姉妹都市協会 会長 / 元会議所副会頭の岡田茂男氏、サンパウロ日伯援護協会会長の菊池義治、氏、日伯文化連盟 副会長のロベルト・ヒライ氏,サンタクルス病院理事長のレナト石川氏、ブラジル全国青年会議所副会頭 /日本ブラジル青年会議所前会頭のファビオ・カワウチ氏、国外就労者情報援護センター(CIATE)理事長並びにHospital Santa Cruz 副理事長の二宮正人氏などが紹介された。

近藤正樹会頭は福嶌教輝総領事の歓迎の辞で、欧米や中国は軒並み経済が大幅に停滞している影響で、ブラジルも大きく影響を受けて今年の国内総生産伸び率は年初の目標である4.5%を大幅に下回るが、先進国よりも底堅い堅調な成長が期待でき、また連邦政府による一連の景気刺激策の効果や金利の引き下げ、海外からの直接投資、ワールドカップやオリンピックなどの大型インフレ設備投資などで、未来の大国が現実の大国になりつつあり、遠くて近い国のブラジルの重要性を官民一体となってオールジャパンで取り組んでいきたいと述べた。

メキシコやアルゼンチンで勤務した経験があり、ラテンアメリカに精通している福嶌教輝総領事は、昨日の早朝に到着したために右も左もわからないが、10年前と比較して若者が多くて活気のあり、ブラジルがどんどん発展してゆくエネルギーを感じていると述べ、1996年からアルゼンチン大使館に勤務、同年12月に在ペルー大使公邸占領事件が発生、発生翌日から現場に入って、田中克之サンパウロ総領事の陣頭指揮のもとで、翌年3月まで張り付いた経験があると述べ、最後に企業のビジネス環境整備や障害となっていることなどで困った時は気軽に相談して下さいと述べ、後藤隆元会頭が乾杯の音頭を取った。

福嶌教輝総領事は1958年8月27日、メキシコ生まれ、京都大学法学部を卒業、1981年に外務省に入省、1996年に在アルゼンチン日本国大使館の一等書記官となり、1998年に同館の参事官、同年8月には大臣官房領事移住部法人保護課法人特別対策室長、2000年に中南米局中南米第一課長、2003年に在メキシコ日本大使館参事官、2006年に在イタリア日本国大使館公使、2008年に大臣官房参事官兼欧州局、2010年には在スペイン日本国大使館公使を務めた。

渉外広報委員会の金原良有副委員長は、「ブラジル略語集改訂版スポンサー募集案内」について、この略語集は、事務局が2003年に新聞や雑誌などから約2400の略語を収集し作成、2003年初頭に出版、その後、引続き事務局が新しい略語を都度収録、ブラジル経済成長に伴い日本企業進出の増加しており、ブラジルにおける最新ビジネスツールが必要となってきていた経緯を説明した。

今年8月に行われた常任理事会において、①改訂版を作成する事、②作成は会員企業のサンパウロ新聞社、及びニッケイ新聞社にても新語を集録している為、協力を求めながらより完成度を高める事で同2紙に外注、③製本費は3月の総会にて承認済みの会議所予算、1.5万ヘアイスにて手当てする事が承認されたが、この改訂版を作成する外注費用として見積もりを実施したところ、5.5万ヘアイスが必要となっている。

この場を借りてスポンサー、協賛企業を募集、1口1.000ヘアイスから何口でも可能で協賛頂いた企業名は巻末に記載、出版会は来年3月を予定しており、商工会議所事務局にて販売、新規進出企業や既存企業の皆様のツールとして活用してほしいと説明した。

企業経営委員会の上野秀雄委員長は、「日本語労働法セミナー」開催について、9月26日午後4時から6時まで、フラビオ押切弁護士を講師に迎えて、ブラジル労働法の根底にある考え方や日本とは異なる文化・価値観から駐在員が戸惑う労務の諸問題、労務訴訟を未然に防ぐために押えておくべきポイントなどについて、易しく解説するセミナーを開催するので奮って参加して下さいと案内した。

ブラジル住友商事の岡 省一郎社長は着任挨拶で世界が注目するブラジルにこのタイミングで着任したのは非常にラッキーであると挨拶、新入会員紹介ではMAZDA MOTORの杉浦崇宏氏は、自動車部品の国産化比率やメキシコからの輸入自動車に対するメーカーへの割当制の導入などで困惑しているが、ブラジルの自動車市場は非常に大きいので頑張りたいと述べ、LICKS ADVOGADOSのオットー・バニョ・リックス氏は自社の業務などを案内した。

3分間スピーチでは、ジェトロの紀井寿雄調査担当ディレクターが「2012年度在中南米日系企業進出企業 経営実態調査協力のお願い 」について、この調査は中南米に進出する日系企業の動向を把握するために毎年実施、昨年は82社から回答があったことなどを説明して、経営実態調査への協力を要請した。

国際交流基金サンパウロ日本文化センター の深野 昭所長は、「まるごと日本語講座」の案内 」について、 長年、海外での日本語普及事業を行ってきた国際交流基金の経験とノウハウにもとづき、運営する講座であり、当基金の研修を受けた講師が学習コースを設計し、授業を実施、受講者は「JF日本語教育スタンダード」のレベルに基づいて、「日本語で何ができるか」という形で自分自身の熟達度を知り、具体的な目標を持って日本語が学べるようになると案内した。

ブラデスコ銀行の高橋大輔氏並びにJones Haruki Morimoto氏が「ブラデスコ銀行新サービス 」について、名称はプライム アジアンで所在地はAv.Paulista 1450 4F、対象となる顧客はAv.Paulista支店に口座を所有、サービス内容は日本語による口座開設、インターネットバンキング、海外送金など各種プライムサービスを説明した。

サンタクルス病院の石川レナト理事長は「サンタクルス病院」について、 1939年4月に同病院は誕生、名称も所在地に由来した「サンタクルス病院」と命名、同仁会は本部をサンタクルス病院内に移し同年10月には名称を”Sociedade Brasileira de Beneficencia Santa Cruz”(サンタクルス救済会)に変更、病院は地上5階、地下1階、ベッド数200の立派なもので、当時のブラジルでは最新の設備を誇り、総工事費のかなりの部分は母国である日本から受け、残りを当時はまだ経済基盤の弱かったブラジル国内の日本人が寄付した。

第二次大戦後、病院の経営権は主にブラジル人が占めていたが、1990年代に日系人も参加できるようになり、日系の病院としての事業運営、病院の改修、近代化に取り組んで現在に至っており、2階から4階が病棟で、どの階も中央がナースステーションで左右にV字型に病室が広がる配置となっており、2階は一般病室のほか冠状動脈疾患集中治療室(CCU)、 集中治療室(IUC)、骨髄移植の病室があり、3階はベッド数が一番多く、4階は眼科専門の手術室があるために眼科の手術患者が多く、入院期間が短い(通常日帰り)のが特徴、5階は中央手術室と 一般と脳神経専門の集中治療室(ICU)があり、また日本語によるチェックアップなどを案内した。

大阪・サンパウロ姉妹都市協会会長 /元会議所副会頭の岡田茂男氏は、『2020サンパウロEXPOを成功させよう』について、 8月6日にサンパウロ市役所のカルロス・フクハラEXPO準備委員会事務局長一行が来阪し、当協会および大阪市役所を訪問、11月にジウマ大統領がパリで正式に立候補し、2013年11月に開催地が決定される予定となっており、当協会内に桜井悌司理事を委員長とする『2020サンパウロEXPO 応援委員会』を設置、桜井理事はJETRO時代から万博には精通しており、サンパウロ市に対し如何にアフリカ票を取り込めるかがKeyとアドバイス、サンパウロ商工会議所も既に応援の意思表明をしていると聞いており、さらに一歩進めて『サンパウロEXPO支援委員会』の設置をオファー、立候補予定国の中ではブラジルが最有力でドバイが対抗馬と述べ、今年1月に大阪でのスピーチコンテストで優勝した本年度の交換留学生の小島知子さんは、日本の留学生を積極的に支援してほしいと参加者に依頼した。

南米都市再生事業調査団の伊藤滋団長は、日本のゼネコンや不動産会社は海外で発生している問題などを知らないために、7年前に同調査団を結成、日本の建築会社では戸田建設がブラジルで40年間に亘って唯一成功しているために、なぜ成功しているのかを調査予定、またワールドカップやリオのオリンピックに関する都市開発の現状を日本に伝えたいと説明した。

ブラデスコ銀行のチーフエコノミストのオタヴィオ・デ・バーロス氏は、「ブラジル経済成長の謎」と題して、2010年のブラジルの国内総生産(GDP)伸び率は7.5%と非常に高かったが、連邦政府はインフレ圧力を抑制するために金融引締め並びに欧米の景気減速の影響で、昨年のGDP伸び率は2.7%、今年は2.0%を下回る予想、ヨーロッパの債務危機や米国の雇用創出問題などで先行き不透明感が増加しているにも関わらず、リセッションには突入していないと説明した。

先進諸国は先を争って金融緩和のために金利を低下、ヨーロッパのGDP伸び率は伝統的に低率であり、ドイツはギリシャ並びにスペイン、ポルトガル国債の多く抱えているためにドイツ経済に影響を与えており、ヨーロッパ連合国の経済回復は今後5年間が必要、米国経済は今後ゆっくりと回復、製造業部門の再生が必要であるが、不動産危機は脱出傾向を示している。

中国経済の停滞はしばらく続くと予想、バーロス氏は中国の過去10年間のGDP伸び率、工業製品の生産、輸出の推移、また過去12カ月間の輸入、消費、不動産販売の推移、過去12カ月間の国際コモディティである鉄鉱石並びに石油、アルミ、ニッケル、銅鉱石の価格の推移などを説明した。

ブラジルのGDP伸び率に足かせとなっている要因として南部諸州並びに北東地域の旱魃による農産物の減産、ジウマ大統領は、不正入札疑惑が持たれていた輸送インフラ局(Dnit)のジョゼ・エンリケ・サドク・デ・サー局長を罷免してジルマ政権にダメージを与え、今年初めから排気ガス規制がEuro5に変更されたためにトラック販売が大幅に減少、住宅の需給問題、エタノール生産企業の負債増加による生産減少、石油精製所建設遅延による石油の輸入拡大、アルゼンチンの保護貿易などとなっている。

中銀が昨年8月から金利引き下げ並びにクレジット拡大を実施していなければ今年のGDP伸び率は0.8%から1.0%更に低下、製造業部門へのてこ入れでは社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット拡大並びに連邦政府主導による銀行金利並びにスプレッドの低下、ドル高の為替、工業製品税(IPI)の減税政策並びに景気刺激策の導入、社会保障院(INSS)への積立金の20%の免除の代りに、売上の1%から2%を納付する積立金軽減措置の導入などで、今年のGDP伸び率は1.6%、来年は4.0%が予想されている。

今後のGDP伸び率を更に引上げるためには製造業部門の競争力の強化、公務員の削減、公共投資並びに民間投資の活性化、金利引き下げ、長期クレジットの導入、生産性とエフィシエンシーの向上、2013年から製造業部門の増産予想の要因として調整済みの在庫、経済活性化政策の効果の表面化、製造業にとっては理想に近い為替水準、輸入品に対する保護政策、過去最低の金利水準となっている。

2013年の農業部門はエルニーニョによる南部並びに中西部の降雨、米国の旱魃で大豆の国際価格が大幅に上昇してきているために、来年は大豆向け耕地面積の10%増加による25%の増産の予想されており、来年は製造業部門並びに農業部門の大幅なGDP伸び率が期待できると説明して講演を終了、近藤会頭から記念プレートが贈呈された。

平田事務局長は青年会議所が今年30周年を迎えたいきさつとして、1982年6月24日、当会議所主導で産声を挙げ、会議所内に拠点を持ったが、自立精神を養わせるため2003年にはその時期に最も適した場所でダイナミックに活動する事を薦めた結果、今日のように立派に成長、9月1日に30周年記念式典に出席、祝辞の後こちらも記念プレートを贈呈され、その御礼の意味もこめて30周年記念プレートを作成、本日会頭のダニエル・カワチの代理として参加している日本ブラジル青年会議所 前会頭で現在ブラジル全国青年会議所副会頭のファビオ・カワウチ氏へ近藤会頭から贈呈された。

オタヴィオ・デ・バーロス氏プレゼン資料(ポルトガル語)

在サンパウロ日本国総領事の福嶌 教輝氏 (Foto: Jiro Mochizuki)

ブラデスコ銀行チーフエコノミストのオタヴィオ・デ・バーロス氏 (Foto: Jiro Mochizuki)

歓迎の辞を述べる近藤正樹会頭 (Foto: Rubens Ito/CCIJB)

乾杯の音頭を取る後藤元会頭 (Foto: Jiro Mochizuki)

左からブラデスコ銀行チーフエコノミストのオタヴィオ・デ・バーロス氏/近藤正樹会頭 (Foto: Rubens Ito / CCIJB)

左から近藤正樹会頭/在サンパウロ日本国総領事の福嶌 教輝氏 (Foto: Jiro Mochizuki)
 

左から近藤正樹会頭/在サンパウロ日本国総領事の福嶌 教輝氏/伊吹洋二専任理事 (Foto: Jiro Mochizuki)

メインテーブルの在サンパウロ日本国総領事の福嶌 教輝氏 (Foto: Jiro Mochizuki)

紹介される伊藤 滋 南米都市再生事業調査団団長 (Foto: Jiro Mochizuki)

「2020サンパウロEXPOを成功させよう」と語る大阪・サンパウロ姉妹都市協会会長/元会議所副会頭の岡田茂男氏 (Foto: Jiro Mochizuki)

大阪でのスピーチコンテストで優勝した本年度の交換留学生の小島知子さん (Foto: Jiro Mochizuki)

左から近藤正樹会頭/記念プレートを受取るブラデスコ銀行チーフエコノミストのオタヴィオ・デ・バーロス氏 (Foto: Jiro Mochizuki)

左から近藤正樹会頭/記念プレートを受取る前会頭で現在ブラジル全国青年会議所副会頭のファビオ・カワウチ氏 (Foto: Jiro Mochizuki)

関係者一同で記念撮影 (Foto: Jiro Mochizuki)

140人が参加した9月の懇親昼食会 (Foto: Jiro Mochizuki)