カマルゴ・コレアはポルトガル資本Cimporの94.8%の株主に

カマルゴ・コレア社は、ポルトガル資本Cimporの33.0%の株を持っていたが、1株につき5.5ユーロで株式市場から株を買い集めて、94.8%の大株主となって同社を傘下に置くことに成功した。

2010年にカマルゴ・コレア社並びにヴォトランチン社、実業家ベンジャミン・スタインブルック氏が率いる鉄鋼メーカーCSN社の3社がCimpor社の買収で争っていたが、カマルゴ・コレアは、コンペティターのヴォトランチンと手を組んで、同社の株54%の買収に成功していた。

カマルゴ・コレア社は、ヴォトランチンの持っていたCimporの株21%を入手するために、南米並びにアンゴラに所有するCimporのセメント会社を譲渡、その代わりにCimporの中国並びにインド、チュニジア、トルコ、ペルー、スペインのセメント会社を譲り受けた。

同社は、Cimporの買収によりブラジル国内のセメント生産は1,140万トンに上昇して3位から2位になり、更に海外6カ国のセメント生産会社の入手で更なる海外進出を進めることに成功した。

Cimporは、12カ国に42カ所のセメント工場を擁して、年間3,650万トンのセメントを生産、世界のセメントメーカーの10指に数えられていた。

カマルゴ・コレアのセメント生産会社InterCement社は、海外6カ国で年間1,600万トンのセメントを生産、昨年の売上は28億8,000万レアル、純益は2億5,700万レアルとなっている。(2012年6月21日付けエスタード紙)


 

食糧確保のためにアフリカの耕作地買収は色々な問題に直面している

2008年の農産物のコモディティ価格の高騰並びに農産物輸出国の輸出制限などの影響を受けて、ペルシャ湾岸の石油産油国のアラブ諸国は、将来の食糧確保のためにアフリカ諸国の農耕地の買収を開始していた。

アラブ諸国は、主にジンバブエ並びにスーダンで農産物確保のための大プロジェクトを発表、国連食糧農業機関(FAO)は、アフリカ諸国は自国民の食料確保も充分でないために、新植民地システムを作り出す危険があると警告している。

先進国によるアフリカの農耕地投資は、雇用創出だけでなく、資材の現地調達などを通しての技術移転並びに食糧の安全保障、所得増加など現地国に利益をもたらす必要があると、FAOは投資国に呼びかけている。

国連食糧農業機関(FAO)は、オンライン・データーバンクのLand Matrix社の調査では、2000年以降では986件の広大な農耕地買収案件で5,730万ヘクタールの土地売買が実施され、その41%はアフリカでの案件となっている。

アフリカの農耕地売買は、農業生産が進んでいないために非常に土地価格が安いエチオピア並びにスーダン、ジンバブエ、コンゴ共和国、マダガスカルなどの10カ国が大半を占めている。

モザンビークでは3,600万ヘクタールが耕作可能であり、海外投資家はバイオ燃料並びに米の栽培、植林などの大型プロジェクトを計画しているが、モザンビークの2/3の農民は2へクタ-ルの農地を所有しているにすぎない。(2012年6月21日付けヴァロール紙)


 

日伯経済交流促進委員会の会合を開催

日伯経済交流促進委員会(藤井晋介委員長)の会合が2012年6月21日午前11時から会議所で開催され、同委員会の杉本靖副委員長、三井物産の大杉宇取締役並びに目黒英久マネージャー、平田藤義事務局長が参加して、多国籍企業に共通なビジネス環境の整備のために、どのように主要会議所間と協議をしてゆくかなどの方向づけについて意見交換を行った。

左から三井物産の目黒英久マネージャー/大杉宇取締役/平田藤義事務局長(Foto: Rubens Ito/CCIJB)

労働問題研究会に45人が参加して開催

企業経営委員会(上野秀雄委員長)の労働問題研究会が2012年6月21日午後4時から6時まで45人が参加して開催、司会は破入マルコス委員長並びにジュン・オヌマ氏が担当、初めに上野委員長は、日本進出企業の社長並びに駐在員を対象とした年1回の日本語による労働問題研究会の開催を予定しており、9月に日伯法律委員会の押切フラヴィオ・オブザーバーによる講演を予定していると説明した。

Felsberg, Pedretti e Mannrich Advogados e Consultores Legais社のマウリシオ・ペペ・デ・リオンアソシエート弁護士は、「労働検察庁の権限について-各種行為規制、保全訴訟および民事訴訟の規定」について、最近の労働検察庁は権限を拡大し、違法行為・事項の調査を重点に、改善を目的とした新政策に取り組んでいると説明した。

労働検察庁の権限拡大の影響で、市場における「企業イメージ」をはじめとした、法廷裁判に関わる懸念を生む法的もしくは法定外事項に対応する企業の人事課・法務課は、より一層の対応や努力が求められているが、労働検察庁の過度の企業への膨大な関連書類の要求や労働検察庁の都合による変更などは、一企業の人事課では対応できないところまで達している。

特にアマゾナス州都マナウス市のフリーゾーン域内の企業やポルト・ヴェーリョ市、大型水力発電所の現場の労働条件の調査などやサンパウロ州では、地方都市のカンピーナス市で10社から15社をまとめて招集して、行動の調整項(TAC)への同意の有無やパウリーニャ市では、シェル社の土壌汚染問題などで労働検察庁が過度な調査を実施、地方の企業の人事課や法律事務所では対応できないために、サンパウロ市内の弁護士事務所への依頼が増えていることなどを説明した。

Pinheiro Neto Advogados弁護士事務所のクリスティアネ・マツモトアソシエート弁護士並びにチアゴ・カスチーリョアソシエート弁護士、ウイリアム・クリスターニアソシエート弁護士は、「企業駐在員の法的側面(社会保障制度、労働法、税制)における留意点」について、ブラジルの経済発展に伴って海外から派遣される駐在員が過去5年間に倍増、サンパウロ市やリオ市だけでなく、ミナス州では鉱山関連の技師の派遣など幹部以外の駐在員に対するビザ発給が増えてきている事や適用されるテンポラリービザ、パーマネントビザの種類などについても説明した。

またブラジルから海外へ派遣されるケース、海外企業から直接雇用されたケース、駐在員の社会保障協定締結している場合は、二重課税の防止、労働法、税制など問題となりやすいケースなどを説明、最後に各企業は駐在員の派遣が人件費などのコストが見合うかどうかを分析する必要があるので、駐在員のサラリー、社会保障院(INSS)の積立金、勤続期間保証基金(FGTS)の企業負担、民間医療保険の加入、アパートの賃貸費並びに社用車、ガードマンなどベネフィットを含めて計算する必要があると説明した。

 

左からジュン・オヌマ氏/Pinheiro Neto Advogados弁護士事務所のチアゴ・カスチーリョアソシエート弁護士/平田藤義事務局長/同クリスティアネ・マツモトアソシエート弁護士/同ウイリアム・クリスターニアソシエート弁護士/Felsberg, Pedretti e Mannrich Advogados e Consultores Legais社のマウリシオ・ペペ・デ・リオンアソシエート弁護士/上野秀雄委員長/破入マルコス委員長(Foto: Rubens Ito/CCIJB)

破入マルコス委員長から依頼されてオピニオンを述べる平田事務局長

45人が参加した労働問題研究会の様子

 

 

(論評)将来のための計画

スエリー・カルダス

FHC(カルドーゾ)政権が、州知事と市長に対して負債をこれ以上拡大させる道を閉ざした時、州政府と市役所の財政状態は、まさにカオスだった。ほとんどすべてが失敗し、当時はすべての税収が公務員給与への支払いに回されていたために、1センターボの投資すら不可能だった。一部のケースでは、その給与の支払いすらままならなかった。警察がストを決行し、学校では子供の声が失われ、病院には医師が出勤しない……。当時、ブラジル全国でこのような劇的な状況が見られた。アラゴアス州のケースでは、裁判官の給与が数か月にわたり未払いになり、司法長官が、ブラジリアに裁判所の鍵を渡しに行ったほどだった。

これは、選挙の運動資金を調達するために投資資金を流用するという、稚拙で無責任な知事たちの長年にわたるガバナンスの終焉だった。州財政の金庫が空になると、彼らは、さらなる資金を求めてブラジリア詣でを行った。FHC政権はこれに終止符を打ち、州政府が連邦政府に抱える負債の再交渉に、財政の健全化と、次の選挙を主眼にするのではなく住民にフォーカスしたガバナンスへの復帰という、新たな行政慣行の条件を加えた。財政責任法は、プログラムの成功のために不可欠だった。それから15年が経過し、このカオスは克服され、州政府は計画的な予算を策定し、税制を改善させて税収を回復、住民に対する投資を拡大している。各州政府が現在置かれた立場は、あのFHC政権当時に直面した状況と、大いに異なる。現在、ジウマ大統領が15日に実施したように州知事をブラジリアに呼び寄せることはあるが、それは、彼らの州内で実施されるインフラ計画に対して、新たな負債の受け入れにインセンティブを与え、その融資に対して公営銀行の営業を配備するのが目的である。彼らにはFHC時代のようなストレスはなく、ジウマ時代の恩恵を享受している。ただ、この恵みに至るまでには、緊縮財政と、整合性のある予算計画を策定すること、規律ある財政と収支のバランスを取ることを強制する戦略的活動が必要だった。ガバナンスは、問題の診断と、進むべき方向の決定、活動の策定、目標の明示、プライオリティーの定義、現時点の判断に長期的視点を加える効果をもたらす。方向性が定まらなければ、知事はジグザグに進み、でたらめに打って出ては、情熱の火を消し、積み木を積み上げては崩していく。それは、良質で整合性のある政策が欠如していることを隠ぺいするための、即興劇だ。

それがジウマ政権に欠けている部分で、かつ、行き当たりばったりで、経済成長への回帰に向けた対策が即興劇になっている原因である。無数の例の1つは、インフラ工事に投資する州政府に対してBNDESとブラジル銀行が提供する不適切な融資である。もし民間企業であれば国内外で大規模かつ利益率の高い企業が枯渇しているために撤退しているような状況で、州政府は、それに反対するどころか、逆に、この官営2銀行から融資を受け入れている。しかしながら、もしそれが十分に検討の上で構築された投資政策の一環ならば、つまり事前にこの国のために定められた計画の一部ならば、各種のクレジットは既に、工事を推進して、新規雇用を創出し、地域経済を振興し、2011年と2012年の年明けにグダグダだった経済の回復を支えていたはずだ。即興劇では、効果が得られるチャンスも縮小する。ジウマ大統領の狙いは政治的ではなく、むしろ、州知事に対して早急に、かつ選挙の直前に、現金をばらまくというもの。これでは野党に対し、政府が候補者に対して州知事の支持を獲得し、選挙目的で公共予算を扱うと攻撃する口実を与えてしまう。ブラジルの政治家の歴史的悪行に基づけば、受け取った融資が知事と手を組む市長候補の選挙キャンペーンに流用される可能性があるのは、疑うまでもない。これは、もし政府の計画が長期的見地から実施されているならば、避けることができたはずのものだ。

ジウマ大統領は発足から既に1年半を経たが、依然として方向が定まらず、あらゆる方向に銃弾を撃つばかりで、標的を射ちそこね続けている。結果は、ガタガタのGDPであり、負債を抱え込むことになった大衆であり、投資の落ち込みであり、遅れ続ける空港であり、小ぢんまりさせられたPACであり、不透明な未来である。まだ、ゲームの流れを変える時間は残されている。しかし問題は、閣僚と経済スタッフが、未来に向けた計画を策定して実施するだけの能力があるのか、ということだ。(2012年6月17日付エスタード紙)

スエリー・カルダス:ジャーナリスト – PUC-リオ教授

CIR 067/12: マナウス経済特区視察見学会のご案内

CIR 067/12

2012620

会員各位

ブラジル日本商工会議所

相互啓発委員会 委員長 江上知剛

 

マナウス経済特区視察見学会のご案内

 

拝啓

平素は当会議所活動にご協力頂き心より御礼申し上げます。

 

過日の回章にてご連絡いたしました通り当委員会では2012720日~22日マナウス経済特区視察見学会を実施致します。

 

1967年アマゾン地域の経済発展を目指し設立されたマナウス経済特区(Zona Franca de Manaus)。家電、IT関連、2輪車産業など現在約600社が拠点を持っている、ダイナミックなフリーゾーンです。この見学会では会員企業で大手メーカーのホンダ様とソニー様のご協力を得て両社の工業施設を視察し、また、アマゾナス日系商工会議所との交流会も行います。

 

そのほか、マナウスの歴史や大自然について学び、ご満喫頂き、且つ日々の業務にも支障のない様、週末を利用した旅行を企画致しましたので皆様奮ってご参加下さい。

 

配偶者及びご家族の方(但し18歳以上)の同伴も可能です。

敬具

 

 

主催: 相互啓発委員会

ご協力: Moto Honda da AmazôniaSony Brasil、アマゾナス日系商工会議所

実施期間: 2012720日(金)~722(日)

 

- 行程 (予定) 別添資料もご参考下さい -

 

1日目 7月20 日(金) サンパウロ → マナウス

07:30 サンパウロ国際空港(グァルーリョス)TAM カウンター (Terminal 1, ASA B)前で集合。チェックイン。

09:30 JJ3748 便でマナウスへ向け出発。

12:20 マナウス着 (15 分の軽食をする時間があります)。現地ガイドの出迎え

14:00 ホンダ 工場見学

16:00 ソニー 工場見学

19:00 アマゾナス日系商工会議所会員との交流会(場所:未定)

交流後、ホテルへご案内。チェックイン。

宿泊HOTEL BLUE TREE MANAUS (www.bluetree.com.br)

 

2日目 7月21 日(土) マナウス

ホテルのレストランにて朝食。

08:00 アマゾン河、二河川合流地点ツアーへ出発。観光途中、ピラニア釣り、オオオニハス観覧などを楽しめます。

途中、現地レストランで昼食。

16:00 観光後、ホテルへ戻り、自由時間。

 

3日目 7月22 日(日) マナウス → サンパウロ

ホテルのレストランにて朝食。

08:00 朝食後、マナウス市内観光へ(半日ツアー)。マナウス市場、アマゾナス劇場(外観)など。

13:30 ホテルへ戻り、チェックアウト後、空港へ移動。TAM カウンターでチェックイン。

16:47 JJ3749 便でサンパウロへ向け出発。

21:40 サンパウロ国際空港(グァルーリョス)着、解散。お疲れ様でした。

 

参加費:

ツインルーム使用(同室に2人宿泊) お1人様 R$ 2,000

シングルルーム使用(11人宿泊)  お1人様 R$ 2,250

 

注)上記値段は旅行社より提出された旅費本体に感謝プレート、お土産等々を含めて250レアイスを加算させて頂きました。

 

参加費に含まれるもの:

l  サンパウロ発往復航空券、空港→ホテル→空港間の送迎、ホテル宿泊(朝食付)、日程に記載された観光と21()の昼食、現地日本語ガイド(又は、日本語添乗員)、旅行保険。

l  Moto Honda da Amazônia, Sony Brasil, アマゾナス日系商工会議所へ贈呈する感謝プレート、お土産代等々

 

含まれないもの:食事代(ホテルでの朝食と21()の昼食は参加費に含まれます)、電話料金、ランドリー・ミニバー使用代金、チップなど、個人に関わる経費。

 

注)特価エアーチケットを利用しているのでマイレージの加算は不可となります。

 

申込方法:

別添の申込書にご記入の上 (ツインルームの場合を考慮し1枚に2名様の記入欄を設けております) secretaria@camaradojapao.org.br (テイコ) / C.c.: karoline@shtbrasil.tur.br Karoline E-メールにて629日(金)まで連絡願います。

 

締切り期限を過ぎ、且つ申込みが40名未満の場合は当初予定の航空運賃が所定の見積価格を上まわることもありますのでお早めにお申し込み下さい。

 

お支払い方法:

73() 迄を目途に下記の方法でお支払い願います。

なお、支払済参加費は理由の如何を問わず返金できませんのでご了承願います

 

1) 会議所にて:

参加費を添えて事務局宛お申込下さい(Av. Paulista 47513階、担当:テイコ)。

 

2) 銀行振り込み:

E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br 又はファックス: (11) 3284-9424 にて振り込み証明書をお送り願います。

 

口座番号

Banco do Brasil
Agência: 1196-7
C.c: 14650-1
CNPJ : 61.009.031/0001-06
Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil

 

参加資格者: 会議所会員企業所属者。配偶者及びご家族の方(但し18歳以上)の同伴も可能です。事務局にご相談ください。

 

詳細等についてのお問い合わせ:

会議所: Seidi (Tel.: 3178-6233 E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br)

SHT Turismo: Karoline (el.: 3572-8999 E-mail: karoline@shtbrasil.tur.br )

 

以上

平田事務局長がリオ+20ジャパンデイに参加

2012年6月20日、平田事務局長がリオ+20ジャパンデイに参加した。

在リオ日本総領事館の会場案内を受け日本パビリオンへ直行、その後各種セミナーに参加、日本企業による出展ブースを見学、NEDOのブースでは古川理事長自らの展示事業内容などに関する説明を受けた。

(事務局長談話)
早朝第一便でリオ・サントスドゥモン空港へ、8時半空港を出発し、渋滞や厳しい入場チェックを経て、リオ+20の展示会場へ午後13時半到着。急ぎ足で会場を見学後、午後15時に空港へむけ退場、空港へ18時に到着。リオ市は20日当日は任意休日であったにも関わらず、同市の特別戒厳体制が過剰な渋滞を引き起こし、今後のワールドカップやオリンピックに向けブラジルのインフラ改善がいかに必要であるかを、また最優先課題であることを改めて身をもって体験した。

南部地域に2,700キロメートルの鉄道網整備に137億レアルを投資

南部地域に総延長距離が2,700キロメートルに及ぶ新規鉄道網に137億レアルを投資して、連邦政府は、主要港湾から主に農産物などの輸出を促進させる。

南北鉄道のサンパウロ州パノラマから南大河州のカラジーニョを経由してリオ・グランデ港を結ぶ1,200キロメートルに及ぶ区間の鉄道建設には、60億レアルの投資が見込まれている。

また南大河州のカラジーニョとウルグアイ国境に近いウルグアイアーナを結ぶ500キロメートルの鉄道建設には、25億レアルの投資が見込まれている。

パラナ州トレードと南マット・グロッソ州マラカジュを結ぶ420キロメートルの鉄道建設には21億レアル、サンタ・カタリーナ州シャペコとイタジャイ港を結ぶ600キロメートルの鉄道建設には、31億レアルが見込まれている。

南部地域の鉄道網はAmérica Latina Logística(ALL)が主に使用しており、同社は年間8,000万レアルから1億レアルを南大河州の鉄道輸送能力の拡大に投資している。

鉄道建設公社(VALEC)は、南北鉄道の線路の修復などに4億レアルの投資を予定、全国鉄道協会(ANTF)の発表によると、昨年のブラジル国内の2万9,000キロメートルの鉄道網による輸送量は4億7,510万トン、今年は5億2,200万トンが予想されている。

これらの新規鉄道網の建設は、パラナ州のパラナグア港、サンタ・カタリーナ州のサン・フランシスコ・ド・スール港、南大河州のリオ・グランデ港からの貿易拡大並びにインフラコスト削減が可能となる。

運輸省では、2020年までにブラジル国内の鉄道網の総延長距離を4万キロメートルまで拡大する計画、2025年までの総投資額は2,000億レアル、そのうち南部地域の鉄道網には330億レアルを投資する。(2012年6月19日付けヴァロール紙)


 

ペトロブラスはガソリン価格を値上げする可能性が濃厚

ペトロブラス石油公社の2012年から2016年の投資は、2011年から2015年を5.2%上回る2,365億レアルに達し、充分な資金調達のために石油やディーゼル燃料の値上げに迫られている。

ペトロブラスは、国際石油コモディティ価格が高騰していた時でも燃料価格を据え置いていたために、ブラジル国内の石油価格は国際平均価格よりも17%、ディーゼル燃料は21%とそれぞれ低いために、同社の純益が大きく圧迫されている。

仮に7月1日からガソリン並びにディーゼル燃料価格がそれぞれ15%値上げされれば年率換算で140億レアルの純益増加につながり、今年上半期の値上げ先送りによる76億レアルの純益減をカバーできる。

連邦政府は、昨年下半期に暫定令でエタノールのガソリンへの混合率を現在の25%から20%に引き下げ、また昨年11月に一般的に燃料税と呼ばれる経済支配介入納付金(Cide)をガソリン燃料に対して0.25%の減税を実施、今月末に終了する。

ペトロブラスの最終経営審議会は、ガソリン並びにディーゼル燃料の15%の値上げを承認しており、今月末にはCideの減税政策の見直しも予定されているが、財務省が決定権を持っている。

昨日、エジソン・ロバン鉱山エネルギー相は、ガソリン価格の値上げの可能性をコメントした影響で、ペトロブラスの株価は一時6.5%も高騰、終値は4.82%の値上がりとなった。(2012年6月20日付けエスタード紙)


 

ドル高の為替で機械・装置の輸出が好調

貿易研究センター財団(Funcex)の調査によると、今年初めの4カ月間の機械・装置の輸出は、ドル高傾向の為替が影響して前年同期比18.5%増加して、国内の販売不振を補っている。

ドル高の為替は輸出価格の4.7%引上げのインパクトを与えており、Metalplan Equipamentos社の輸出は倍増、WEG  Equipamentos社の欧米向け輸出は40%増加、しかし、国内販売は資本財の投資が停滞しているため8%の増加に留まっている。

機械・装置メーカー最大手のROMI社の同期の売上は19%減少しているが、輸出は17%増加、ヨーロッパの財政危機問題で揺れているにも関わらず、ヨーロッパ向け輸出が全体の48%を占めている。

ブラジル機械・装置工業協会(Abimaq)の統計によると、今年4カ月間の加盟会社の輸出は、ドル換算で14.8%増加、金融危機前の2008年初めの4カ月間の機械・装置の輸出は39億ドルで過去最高となっている。

テンデンシアス・コンサルタント社では、今年の機械・装置の国内販売は前年比3.7%減少を予想、しかし、輸出量は、ドルの平均為替がR$1.92であれば6%の増加を予想している。

Metalplan Equipamentos社のエジガルド・ヅットラ取締役は、「為替がR$1.5までレアル高となったときでも輸出を中止しなかったために、顧客を失わずに済んだ」とコメントしている。

同社の国内販売は、1年半に亘って不調を続けているが、今年4カ月間の輸出は大幅に増加、ヅットラ取締役は、「為替がR$2.0以上を維持するならば価格競争力が更に高くなる」とコメントしている。

同社の今年4カ月間のパラグアイ向け輸出は130%増加、ラテンアメリカ地域向け輸出は85%増加、開発商工省の統計では、今年4カ月間のラテンアメリカ統合連合(ALADI)向けの資本財輸出は23.8%増加、しかし、保護貿易主義のアルゼンチン向け輸出は23.2%減少している。(2012年6月20日付けヴァロール紙)