近藤会頭がブラジル日本移民104周年記念プレートを受章

2012年6月18日午後8時からサンパウロ州議会 (「ジュセリーノ・クビチェック・デ・オリヴェイラ大統領」講堂)でブラジル日本移民104周年記念式典が行われた。1,000人近い参加者が集まり、別室も設け大型スクリーンで生中継が実施された。

バーロス・ムニョス議長、ジョージ・ハトウ副議長をはじめケイコ・オオタ議員、ジュンジ・アベ議員らがスピーチを行った後、大部一秋在サンパウロ日本国総領事(会議所名誉顧問)がポルトガル語で演説、続いて商業、文化、経済面における日伯関係強化といったサンパウロ社会へ大きく貢献した日系団体を対象とした表彰式が行われた。当商工会議所も表彰され、近藤正樹会頭がプレートを受け取った。式典後、大勢の参加者らは和食のカクテルパーティーで賑わった。

大部一秋総領事夫妻の他、表彰された70余りの日系団体の代表者、関係者らが参加。会議所からは近藤正樹会頭をはじめ天野一郎日系社会委員長、平田藤義事務局長、また数多くの会員も式典に駆けつけた。

(Fotos: Alice Nakamori / CCIJB)

スピーチをする大部総領事  

オオタ議員、大部栄子総領事夫人、大部総領事、プレートを受取る近藤会頭、ハトウ州議会副議長、アベ議員

近藤会頭、大部栄子総領事夫人、大部総領事、平田事務局長

記念プレート

(論評)判例:法的安定性の道具

一部の州が輸入品に対して税制優遇措置を認めたために国内で無数の工場が閉鎖され雇用が国外に移転する結果をもたらした、いわゆる港湾危機の終息に向けて、実業家と労働者、政府、そして野党まで身を乗り出しての大騒ぎになった。ところがその後、財界と政界、法曹界を揺るがすような別の話題が、それも極めて短時間のうちに登場するとはだれも予想していなかった。

産業振興計画としてICMSを利用した減税措置を実施することに関して、連邦最高裁判所(STF)がレイシオ・デシデンダイ(法的拘束力のある判例)を公示すると判断したことは、このインターネット時代には光の速さで、斜陽のブラジルに新たな1撃を加える可能性がある。もともと輸出と国内市場に対する交易エリアとして立ち上げられたアマゾナス州が、この判例の採択に賛意を示したことは、最初の大きな衝撃だった。連邦政府によるインセンティブを伝統的に垂れ流してきた対象であり、ブラジル国内の税制優遇政策システムにおける最も古典的な歪みとして、マナウス・フリーゾーンは成立からほどなく、連邦政府と州政府による恒久的な助成保証をベースに、国内市場における販売拠点へと変貌した。

生産拠点の進出を狙う企業を自州に誘致した上で生産品を他州に販売することを目的として、多くの州政府が州税をベースにした税制優遇政策を導入したが、これは、国家財政政策審議会(Confaz)では全会一致による事前の合意が必要という、フロイトすら説明不能な理由が原因で、その手続きを経ないものだった。サンパウロ州は常にこの種のインセンティブで被害者の側にいると受け止めており、種々の異議を申し立てるだけでなく、見境なく、自社工場を建設するために資本を投下して進出先の州政府により保証された権利を享受している企業を訴えている。ここまでは、特定のオペレーションあるいは特定の企業に対して法的な混乱の影響を与えるだけにとどまっていた。

しかしながら、パラー州政府による法律を違憲と判断して以降、STFは、同様のその他のいかなる下級審でも判例として適用が義務付けられる、レイシオ・デシデンダイを公布する判断を下した。この判断に伴う経済的な影響は、余りにも悲惨だ。つまり、税制優遇政策を自社ビジネスの利益率に対する支援と見なして信頼を置いて生産部門に投資をしてきた企業は、もはや、インセンティブの恩恵を受けることが停止されるだけでなく、更に悪いことに、自社の取引に関連して受け取ったり適用されたりして恩恵を受けた資金を返済する必要がある。一部の州では、この助成措置を30年以上にわたって実施してきた。

港湾戦争は、税制優遇政策のひずみがある国の経済にとって極めて有害だということを明らかにした。しかしながら、港湾戦争におけるヒールの主役になったサンタ・カタリーナ州のケースは、上院の喚問において元州知事のルイス・エンリッケ上院議員が種々の理由と確固たる主張を展開したように、ある地域の経済と社会の発展を後押しする目的をもって生産部門への投資と技術革新、労働力の質の向上を促進するには、構造的かつインテレクチュアルな活動が重要だということを、模範的な形で示した。

米国では、シェールガス基地に新規クラッカーを導入するというシェルの判断に関して、各地の州政府がプロジェクトの受け入れを巡って争った。アメリカ化学協議会の最新の研究によると、プロジェクト争奪戦で勝利したペンシルベニア州は、80億ドルと推定される投資を受け入れ、優れた技術により高い報酬を受ける1万7,000人以上の雇用を創出する。これは、岩塩層下(プレソルト)のガス資源開発においてブラジル社会が受ける恩恵という観点から、ブラジルも見習うべき1例だ。

したがって、各州政府が州内の住民に恩恵を与えるプロジェクトに、これらの手段を利用することの重要性と適切性に関しては、疑問を挟む余地はない。この法律は再検討し近代化するべきだが、それは訴訟、そしてレイシオ・デシデンダイを通じて実施するのではなく、むしろ、人々によって選出された代表者による開かれた議論に基づいた法案を通じて行われるべきだ。

もし判例の公示を取りやめ立法府に対してこの問題の規模を任せるならば、STFは、我が国の民主的制度の改善と法的安定性の強化に大きく寄与することになるだろう。(2012年6月12日付エスタード紙 フェルナンド・フィゲイレード氏)

(論評)判例:法的安定性の道具

一部の州が輸入品に対して税制優遇措置を認めたために国内で無数の工場が閉鎖され雇用が国外に移転する結果をもたらした、いわゆる港湾危機の終息に向けて、実業家と労働者、政府、そして野党まで身を乗り出しての大騒ぎになった。ところがその後、財界と政界、法曹界を揺るがすような別の話題が、それも極めて短時間のうちに登場するとはだれも予想していなかった。

産業振興計画としてICMSを利用した減税措置を実施することに関して、連邦最高裁判所(STF)がレイシオ・デシデンダイ(法的拘束力のある判例)を公示すると判断したことは、このインターネット時代には光の速さで、斜陽のブラジルに新たな1撃を加える可能性がある。もともと輸出と国内市場に対する交易エリアとして立ち上げられたアマゾナス州が、この判例の採択に賛意を示したことは、最初の大きな衝撃だった。連邦政府によるインセンティブを伝統的に垂れ流してきた対象であり、ブラジル国内の税制優遇政策システムにおける最も古典的な歪みとして、マナウス・フリーゾーンは成立からほどなく、連邦政府と州政府による恒久的な助成保証をベースに、国内市場における販売拠点へと変貌した。

生産拠点の進出を狙う企業を自州に誘致した上で生産品を他州に販売することを目的として、多くの州政府が州税をベースにした税制優遇政策を導入したが、これは、国家財政政策審議会(Confaz)では全会一致による事前の合意が必要という、フロイトすら説明不能な理由が原因で、その手続きを経ないものだった。サンパウロ州は常にこの種のインセンティブで被害者の側にいると受け止めており、種々の異議を申し立てるだけでなく、見境なく、自社工場を建設するために資本を投下して進出先の州政府により保証された権利を享受している企業を訴えている。ここまでは、特定のオペレーションあるいは特定の企業に対して法的な混乱の影響を与えるだけにとどまっていた。

しかしながら、パラー州政府による法律を違憲と判断して以降、STFは、同様のその他のいかなる下級審でも判例として適用が義務付けられる、レイシオ・デシデンダイを公布する判断を下した。この判断に伴う経済的な影響は、余りにも悲惨だ。つまり、税制優遇政策を自社ビジネスの利益率に対する支援と見なして信頼を置いて生産部門に投資をしてきた企業は、もはや、インセンティブの恩恵を受けることが停止されるだけでなく、更に悪いことに、自社の取引に関連して受け取ったり適用されたりして恩恵を受けた資金を返済する必要がある。一部の州では、この助成措置を30年以上にわたって実施してきた。

港湾戦争は、税制優遇政策のひずみがある国の経済にとって極めて有害だということを明らかにした。しかしながら、港湾戦争におけるヒールの主役になったサンタ・カタリーナ州のケースは、上院の喚問において元州知事のルイス・エンリッケ上院議員が種々の理由と確固たる主張を展開したように、ある地域の経済と社会の発展を後押しする目的をもって生産部門への投資と技術革新、労働力の質の向上を促進するには、構造的かつインテレクチュアルな活動が重要だということを、模範的な形で示した。

米国では、シェールガス基地に新規クラッカーを導入するというシェルの判断に関して、各地の州政府がプロジェクトの受け入れを巡って争った。アメリカ化学協議会の最新の研究によると、プロジェクト争奪戦で勝利したペンシルベニア州は、80億ドルと推定される投資を受け入れ、優れた技術により高い報酬を受ける1万7,000人以上の雇用を創出する。これは、岩塩層下(プレソルト)のガス資源開発においてブラジル社会が受ける恩恵という観点から、ブラジルも見習うべき1例だ。

したがって、各州政府が州内の住民に恩恵を与えるプロジェクトに、これらの手段を利用することの重要性と適切性に関しては、疑問を挟む余地はない。この法律は再検討し近代化するべきだが、それは訴訟、そしてレイシオ・デシデンダイを通じて実施するのではなく、むしろ、人々によって選出された代表者による開かれた議論に基づいた法案を通じて行われるべきだ。

もし判例の公示を取りやめ立法府に対してこの問題の規模を任せるならば、STFは、我が国の民主的制度の改善と法的安定性の強化に大きく寄与することになるだろう。(2012年6月12日付エスタード紙 フェルナンド・フィゲイレード氏)

CIR 066/12: マナウス経済特区視察見学会入札への見積審査結果について

CIR 066/12

2012618

応札企業各位

ブラジル日本商工会議所

相互啓発委員会 委員長 江上知剛

 

 

マナウス経済特区視察見学会入札への見積審査結果について

 

この度はマナウス経済特区視察見学会入札へご応募され、見積書を送付頂き誠にありがとうございました。

 

3社より見積を頂きましたが、当委員会で入札条件を照らし合わせ、審査の結果、SHT Turismo社に落札決定致しましたので取り急ぎここにお知らせ致します。

 

またの機会にご協力頂きます様、今後ともよろしくお願い申し上げます。

以上

 

 

 

(論評)ヨーロッパとブラジル、漸進主義の中の緊急性

「ヨーロッパのリーダーたちは何をすべきかを知らないのではない。彼らが知らないのは、なすべきことをやった後にどうやって再選されるのかということだ」。 欧州連合財務相理事会の現議長(ユンカー氏)の言葉は、国内の政治的コンテキストにおけるプライオリティーと共同対策の必要性におけるプライオリティー、つまりヨーロッパ内における調整が対立難航していることに対する自虐的な皮肉のようにも読み取れる。

現実の世界では、選挙公約のレトリックでお茶を濁せるわけではなく、本質的な問題に対する「ソリューション」は時間をかけてほつれをほどく必要がある。したがって、漸進主義的な視点が要求される。 ところが、そこかしこに、逆説的に見えるのであるが、漸進主義の仲にも緊急性が存在する。 「必要なことはやる」という意図を繰り返し表明するような修辞的な実践だけにとどまらず、信頼できるコミットメントから生まれた最低限の一貫性を保ち、何らかの実現の可能性が知覚できるような漸進的な戦略が、必要である。

ブラジルの漸進主義において緊急性が高いと思われるものに簡単にコメントする前に、ヨーロッパの漸進主義の中で緊急性が高いと思われるものに対して短くコメントする。

サンタ・マリオはかつて、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁が昨年のクリスマスイブに、12月末と2月末の2回のオペレーションを通じて域内銀行に対して年1%の金利で、限度枠を設けない償還期限3年の融資をECBが提供すると発表した際の、国際金融協会の報告書のタイトルだった。

何百という銀行が名乗りを上げ、その2つのオペレーションで1兆0,200億ユーロが融資され、2か月間でBCEが供給した資金は総額2兆ユーロから3兆ユーロに拡大した。この2回のオペレーションは、一定の期間にわたって市場を落ち着かせたが、一方で、BCEが常に、「必要であれば」何でも実施する準備があるとの観測を強めた。

ドラギ総裁は恒常的に、ヨーロッパの金融システムに通貨の流動性を保証することに責任の一端を負うものだとECBの活動を明確に示していたが、それには、EU域内各国の政府が「新たな財政協定」に加えてそれぞれの国の事情に応じた改革に合意することが不可欠だった。

「連続性は重要」と、ドラギ総裁は改めて主張する。 「短期的なリストラと(あるいは)信頼の維持は、長期的な関係の在り方に依存する」。 ECB活動が他の分野の活動によって補完される必要があるというのは、正しい。そしてECB総裁は、この集団行動の問題の解決が、依然として緩やかであるが、適切に、緊急に取り組んでいくことを、強く求める。

現在、2012年6月、ヨーロッパの「漸進主義の緊急性」の最大の課題は、銀行の収支と独立国の国債の収支との間で行き来する中で積もり積もった問題の因果関係を、信頼できる方法で断ち切ることである。 なぜ重要な緊急性なのか? なぜなら、困難にあえぐ銀行の問題を扱えば、「何かが発生すると考えられる以上の速さで、事態が進んでしまうから」だ。 しかも大手銀行の問題で、ある政府が単独で解決できる財政的余地は存在しない。そのためには協調的なソリューションが、それも迅速に、必要となる。

では我々はどうだろう?  ブラジルでは銀行の危機どころか公的債務の危機も同様に発生しておらず、共に支援が強化されている。 しかしながら、ある別の緊急性が、それも無視できないものが、ヨーロッパの状況を前にして、また一般的にも、ブラジルの漸進主義の重要な要素として存在する。その緊急性とは、ブラジルの生産性と競争力を拡大しつつ、官民の投資を支える方策を急速に立ち上げ、それを保証することである。

ブラジル国内の公論では、基本的な優先課題について、ほぼ共通認識というものを語らない方向へと収斂している。その基本的課題とは、ブラジルが、2011年と2012年の平均である2.5%あるいはそれをやや上回る水準で持続的に成長するため、投資を拡大させることと、資本と労働の生産性を高めることである。

ブラジル国内外で常にそうであるように、変化は漸進的であることがわかる。 しかしながらこの時点で、投資に優先順位を与えてみると、次のようなケースで、少なくとも、それも強力に加速させる必要の緊急性について、新たな認識が生まれるはずだ。つまり、インフラの様々な分野(空港、高速道路、港湾、エネルギー)において民間部門に事業認可を与えるプロセス、 2008年以降中断している石油とガスの開発鉱区の入札プロセスの再開、「国産化比率に関する政策」が(官民の)投資に関するスケジュールに遅れを生じさせる可能性がないかを冷静かつ客観的な方法で確認すること、国内外の投資家に対して(漸進主義的戦略と一貫性を保ちつつ短期的に実施するもので、かつ、無数の特定の要求に対する単なる回答ではなく何ができるかに焦点を当てて)ブラジルコストと呼ばれるものを引き下げる必要性に対して絶対的なプライオリティーを置くことを確認すること、PACと称される無数の工事の効率的な実施に対する本当の意味でのプライオリティーを定義すること、その他の支出に関連して公共投資に参画するのを維持するための方法を模索することである。 これらはジルマ・ロウセフ大統領が任期を通じて判断を下し、実施すべきことの単なる一例である。大統領は既に、このような緊急性に十分に気づいていることがわかる。 そして、必要性のあることをやるだけの気概を持っている。 大統領は、(少し前の無責任なある野党とは異なり)国益に反することに専心する人間などいないこと、あるいは自国政府が敗北することを望む人間などいないことを知っている。 任期中に国内総生産(GDP)に対する投資比率を22%から23%に引き上げるという「目標」について大統領は、これが単なる希望を言い表したものではないならば、上に記したような種々の分野の問題解決を進展させるために、国会の強力な支持基盤と公共セクターの無数の協調的組合主義を利用して、問題を乗り越えなければならないと認識している。(2012年6月10日付エスタード紙 ペドロ・S・マラン氏)

(論評)因果のジレンマ

中央銀行(BC)のアレシャンドレ・トンビーニ総裁は5日、「消費をケアしなければならない。投資が消費のきっかけになる」と発言した。これこそ現在議論されている、因果のジレンマだ。つまり、消費が投資を活性化させるための前提条件なのか、投資が消費を加速させるための前提条件なのか?ということ。経済成長を決定づけるのは、この2つのどちらだろうか? ただし、常識的に考えて、この2つがなければ経済を成長させる燃料など存在しない。

2008年の国際金融危機に際してルーラ政権は、消費への対応を図り、投資は放置した。それは当時、経済危機の波及を退け成長に向けた回復するための、より迅速かつ簡単な方法だった。2008年第3四半期から第4四半期にかけてGDPが3.4%落ち込んだことに政府は驚き、そして対応を進める決断を下した。ルーラは毎日、国民に対して、ローンを拡大することと消費すること、買い物を止めないことをアドバイスした。しかしながら、経済危機は悪化し、2009年にGDPは停滞、0.3%のマイナス成長を記録した。もう1つの巨大な懸念は、翌年に大統領選が実施されることだった。そこで政府は強硬策に打って出る。つまり、官営銀行に金をばらまき、クレジットを後押しし、自動車と家電を対象に減税を実施したが、つまりは、多くの公金を消費につぎ込んだのだ。これは功を奏した。2010年のGDPは7.5%の成長を記録、ルーラの推した候補が選挙に勝利した。

では、投資は?公共工事は、汚職の波及ペースとは逆に緩やかものにとどまった。また、国際金融危機の悪化に対する予防措置のためか、あるいは国内経済がどのように推移するのか不透明だったり、インフラ事業の関連法の法整備が不明確だったりといった理由から、民間の投資は後退した。それでも、2011年には雇用と給与は良好に推移したが、工業生産は大きく後退、消費も落ち込み、信用は縮小して債務不履行が拡大した。消費の津波は次第にソフトなリズムで波打つようになり、GDPは、わずか2.7%の成長にとどまった。2012年は状況が更に悪化しており、3月までにGDPは、農業が7.3%のマイナス成長だったことと国外の悲観的観測に引きずられ、0.2%の成長にとどまるなど総崩れで、GDPに対する投資比率は、19.5%から18.7%に後退した。

現在、ブラジル人はジレンマの下で暮らしている。つまり、消費はインセンティブにより推し進められたが疲弊しており、インセンティブであるだけに短期にしか過ぎない。そして投資は、政府が対策を放置したために低迷、汚職の巣窟だった運輸省が主導してきた公共投資も縮小した。民間部門は、先行きの不透明感と法律の不備という問題を、主張し続けている。そうした中、朗報は、景気が縮小するという状況の中から届けられた。インフレは予想された以上に低水準となり、さらなる利下げの余地を生み出した。しかし、現状の中で、より低水準の金利が、経済成長に向かう軌道に復帰するのか、それがいつになるかは、その時にならなければわからない。

インフレ以外の兆候は、悲観的だ。選挙イヤーだった2010年と2012年の1―5月を比較した場合、公共投資は177億レアルから143億レアルに落ち込んだ。送電事業の入札への関心は低い。Bovespaは連日の下げ。5月は、株式オペレーションと固定利回りファンドから50億5,000万ドルの投資が、国外に引き揚げた。IBGEは毎月のように、工業生産の落ち込みを発表している。解雇を回避するため、自動車工業は、集団休暇と期間工の自宅待機を実施、ゼネラルモーターズは既に、自主退職計画を発表済み。機械・設備の売上(投資のバロメーター)は、4月、3月と比較して16.8%落ち込んだ。ざっと見てもこうだ。既に、2012年の経済成長が2%を下回ると予想するアナリストがいる。

投資が消費のきっかけになると、トンビーニ総裁が発言するのには道理がある。一般的に、そうなのだ。しかしブラジルの場合、中断することなく継続的な投資を維持することは、インフラのボトルネックの解消と、経済に対してよく練られた政府の計画、安定的な法規、業界監督庁の自治独立に、(しかも大きく)依存する。つまるところ、誰もが見える先人の遺したロザリオ(種々の決まりごと)に依存するのであって、政府ではない。(2012年6月10日付エスタード紙 スエリー・カルダス氏)

大部一秋総領事の名誉市民賞授賞式に会頭及び事務局長が出席

2012年6月15日、サンパウロ市議会で大部一秋在サンパウロ日本国総領事の名誉市民賞授賞式が行われ、会議所より近藤正樹会頭と平田事務局長が出席した。
 
式典では先ず、木多喜八郎ブラジル日本文化福祉協会会長が挨拶を行い、続いて近藤正樹会頭、菊池義治日伯援護協会会長、アンセルモ中谷アリアンサ会長、園田明憲県連会長、ジョージ・ハトウサンパウロ州議員、ケイコ・アベ連邦下院、ジュンジ・アベ連邦下院、ジョゼ・マリア・マトレス・マンソ スペイン領事の順で祝辞を行い、大部総領事の功績を称えた。

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式典の様子

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Aurélio Nomura議員から名誉市民賞を受け取る大部総領事

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大部総領事の挨拶

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近藤会頭の祝辞

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(Fotos: Assessoria Vereador Aurélio Nomura)

 

 

 

 

商工会議所名誉顧問の大部一秋総領事夫妻の送別会を兼ねた6月の懇親昼食会に130人が参加して盛大に開催

 

ラジル日本商工会議所名誉顧問でもあるサンパウロ総領事館の大部一秋総領事夫妻の送別会を兼ねた6月の懇親昼食会が2012年6月15日正午からマクソウドホテルに130人が参加して盛大に開催、司会は平田藤義事務局長が務めた。

特別参加者紹介では、Souza Ramos/Mitsubishi Motors do Brasil/Suzuki Veículos Brasil社のエドアルド・デ・ソウザ・ラモス会長、同社のロバート・デ・マセード・リッチャー社長、西島章次在ブラジル日本国大使館公使、大部一秋在サンパウロ日本国総領事夫妻、木多喜八郎ブラジル日本文化福祉協会会長などが紹介された。

ソウザ・ラモス社のエドアルド・デ・ソウザ・ラモス会長は、「ブラジルにおける日本ブランドの立ち上げ-Souza Ramosグループと三菱自動車」をテーマに講演、初めに「私は人生に於いて強運の持ち主である」と述べ、父親が自動車業界で働いていたために、実家にはいつも自動車業界関係者が訪問、ブラジル経済の激動や自動車業界の浮沈みなどを耳見聞、大学卒業後は父親のワーゲン社のディーラーで販売員として仕事を開始、その後はワーゲン社からフォード社のディーラーとなり9ディーラー店まで拡大したが、ブラジルのハイパーインフレ、金利高騰、輸入自動車の輸入税の高騰などブラジルの経済変動に翻弄されて、売上は半減して倒産直前までになったために、負債返済のために大半の財産処分を迫られた。

しかし、ブラジルには天然資源、水資源、ブラジル全土で耕作可能などブラジルのポテンシャルを信じて、”苦あれば楽ある”で、ブラジル経済は、必ず良くなると経済危機の脱出を信じ、また私の夢であるブラジル国内での自動車生産を模索していたところ、破産寸前の私にチャンスが巡ってきた。

ゴイアス州で税制恩典を得て、三菱自動車のピックアップ生産のライセンスを獲得、父親の言葉の通り、”危機は来るが、危機はまた去ってゆく”を信じて人生をかけた。それとブラジル人は、何十年に亘って色々な危機に遭遇してきたために、危機に対する免疫ができているために、危機に耐える奇想天外な発想ができると説明した。

ブラジルの金融システムは非常に強固であり、低い失業率並びに膨大な外貨準備高、可能な金利引き下げ、可能な課税率の引下げ、可能な金融取引税(IOF)の引下げなどの要因で、ヨーロッパの金融市場混乱は波及しないと断言した。

また円高の為替で日本の製造業は危機に迫られているが、今後引き続き経済が大幅に拡大するブラジルに投資する絶好の機会であり、またブラジルは日本の世界最高のテクノロジーを必要としているために、Win-Winの関係を築くことができ、また日本の自動車部品メーカーにもっと進出してきてほしいと強調して講演を終え、近藤正樹会頭から記念プレートが贈呈された。

在ブラジル日本大使館の西島章次公使は、「国際的観点からみた日本経済の今後の課題」をテーマに、30年前に2年間、サンパウロ大学で客員教授をしていたが、ハイパーインフレ並びに世界トップの高金利、慢性的な資金不足やブラジルコストなど常に危機的状況から脱出できない未来の大国等の論文を書いていたが、今では一桁台の金利、コントロールされたインフレ、強硬な金融システム、投資適格国で大きく飛躍するブラジルと変容している。

しかし、日本経済は大変な局面に直面しており、1990年代からの傾向的な経済停滞、一人当たりの名目GDPは、2000年の世界3位から2010年は14位に後退、国内的な要因として、少子高齢化の進展並びに労働生産性の低迷、ひっ迫する政府の財政、外敵要因として、国際競争力の低下並びに少ない直接投資の流入となっている。

世界の貿易に占める日本のシェアは、1980年は7.2%、2010年には4.8%まで低下している一方で、中国は1.0%から9.4%と飛躍的に増加しており、中間財・部品輸出へのシフトや輸出先や地域の多様化、日本の対外直接投資は米国並びに英国、ドイツよりも少なく、インフラ並びに金融、通信などサービス部門における日本企業の競争力不足やM&Aに不慣れなことが、グローバル化を充分に享受していない。

円高メリットを生かして急成長する新興国の国内市場を確保するために、新興国への進出が必要である一方で、国内産業の空洞化をもたらし、雇用機会を漏出させる可能性がある。

日本への対内直接投資は、欧米諸国や新興諸国と比較して極端に少なく、外資系企業の東京の株式市場の上場企業数は僅かに14社、2010年の純流出は13億ドル、東日本大震災の昨年も13億ドルの流出となっている。

日本経済が、海外企業の受け入れに対して依然として閉鎖的であり、また、日本独特の商習慣などからの理由で、外国の企業には日本市場は魅力にかけるために、法人税の実行税率の引き下げや規制緩和をする必要がある。

ブラジルへのインプリケーションとして、ブラジルで日本を拠点とするサプライチェーンを創出の可能性としては、距離の問題並びにインフラなどの効率性の問題、国産化比率などの障壁の問題などがあり、初めに生産拠点のために直接投資の必要性、短期的には難しいが、中長期的には、ブラジルは輸出基地となる可能性はあるが、インフラの改善やメルコスールとの貿易協定などが条件となってくる。

ブラジルへの直接投資における経営戦略では、日本企業のブラジルのイメージがいまだに昔のイメージしかなくて、積極的に直接投資を勧めている韓国や中国、欧米企業に後塵を拝しており、またブラジル進出には長期的なタイムスパンを持ち、現地の商習慣の熟知、徹底した現地化、借り入れに依存しない充分な自己資本、現地での採算重視、現地通貨での利益重視、リスクの危機管理能力と情報網の構築、適切なパートナーとの関係、圧倒的技術的な優位性の必要性、日系社会の活用などを指摘して講演を終えた。

続いて特別行事である大部総領事の送別会に移り、総領事は、明治維新から150年もたっていない日本は、近代国家になって日清戦争並びに日露戦争、第一次世界大戦、関東大震災、第2次世界大戦で敗戦を迎え、その後も2度の石油ショック、94年のバブル崩壊、95年の阪神大震災、昨年の東日本大震災や原子力発電所問題などや円高の為替などで経済危機にあるが、徹底した楽観主義の人物が登場してきて、良くなる歴史を繰り返してきており、世界に出て行って戦う日本人が必ず現れると述べた。

今のブラジルは千客万来の状態であり、日本企業は、戦略的に攻めるアプローチが始まっており、今後は黄金の10年が続き、2014年のワールドカップ、2016年のリオのオリンピック、2020年には、サンパウロの万博などが目白押しとなっている。

ブラジルは『坂の上の雲』で何でもあり、2032年ぐらいまで世界の注目を集め、北の米国、南のブラジルとなる可能性を秘めており、すごい時代でわくわくしており、長期的なビジョンでは、日伯は相互補完関係にあり、昨年の日本のブラジルへの投資は75億ドルと拡大している。

日本が生きてゆくにはブラジルが必要であり、104年前に日本人がブラジルへ移住してから104年で日系人が150万人いるが、1000万人程度の影響力があるように感じており、また日本企業が進出できる地ならしができており、何時でも心の中でサンパウロは生きており、今後もサポートしてゆきたいと結んだ。

連絡事項では6月18日午後8時からサンパウロ州議会でのブラジル日本移民104周年記念式典で、商業並びに文化、経済面における日伯関係強化といったサンパウロ社会へ大きく貢献した団体を対象とした表彰式が行われ、商工会議所は羽藤ジョージ州議会副議長の推薦で表彰されるために、平田事務局長が出席者に参加を呼びかけた。

代表者交代では国際協力銀行 (JBIC) の細島孝宏氏は、通算で8年間のブラジル勤務、ブラジルの融資残高がインドネシアを抜いてトップとなり、社会経済開発銀行(BNDES)とタイアップしたレアル建てクレジットやアフリカ並びに中南米の第3国の枠組み造り、リオのカーニバルへの参加などを述べ、MOL BRASIL LTDA.の寺元清隆氏は、2008年にサンパウロに赴任後は充実したサンパウロ生活を送り、カマラゴルフで優勝したと述べ、着任したNISSHINBO DO BRASIL INDÚSTRIA TÊXTIL LTDA.の小金沢薫氏は田邊義雄前社長の帰国挨拶文を代読、7年半のブラジル勤務で、昨年の繊維業界の不況以外は順調で、社内では良い人間関係が築け、プライベートでは、ブラジル人のライフスタイルから人生の楽しみ方や家族関係を大切にすることなどを学んだ。

K-I CHEMICAL DO BRASIL LTDA.の江口克己氏は、ブラジルの農薬のマーケットは世界最大で、赴任中は大いに実績が伸びたが、6年間のブラジル勤務中に2回、強盗にあったと述べ、後任の高橋智氏は、農薬販売はお天気商売で相場が替わるが、ブラジルの周辺諸国にも積極的に事業を拡大したいと述べ、デンソーの斉藤隆昭氏はブラジルに2回赴任、クリチーバ近郊の製造工場以外にもサンパウロ州サンタ・バルバラ市で製造工場が稼働、ブラジルの自動車産業発展に貢献、会議所活動では自動車部会の副部会長を務めて、大いに意見交換を行ったと述べ、後任の福井氏はミュンヘンからブラジルに赴任したことを述べ、パイロットペンの早乙女辰男氏はサンミゲル工場が手狭になったために、2013年からジュンジャイ工場が稼働予定であり、ブラジル産の商品の開発を予定していることを述べた。

最後に木多喜八郎ブラジル日本文化福祉協会会長が、6月26日19時30分より文協で開催される大部総領事送別会の案内を行い、昼食会の出席者に参加を呼び掛けた。

西島公使プレゼン資料

ブラジル日本商工会議所名誉顧問でもあるサンパウロ総領事館の大部一秋総領事

(Fotos: Rubens Ito/CCIJB)

Souza Ramos/Mitsubishi Motors do Brasil/Suzuki Veículos Brasil社のエドアルド・デ・ソウザ・ラモス会長

西島章次在ブラジル日本国大使館公使

歓迎の辞を述べる近藤正樹会頭

左からエドアルド・デ・ソウザ・ラモス会長/西島章次在ブラジル日本国大使館公使/

近藤正樹会頭

左から近藤正樹会頭/大部一秋総領事夫妻/平田藤義事務局長

左から近藤正樹会頭/大部一秋総領事/エドアルド・デ・ソウザ・ラモス会長/大部栄子夫人

関係者一同が記念撮影

130人が参加した6月の懇親昼食会の様子


 

(論評)ヨーロッパとブラジル、漸進主義の中の緊急性

「ヨーロッパのリーダーたちは何をすべきかを知らないのではない。彼らが知らないのは、なすべきことをやった後にどうやって再選されるのかということ だ」。 欧州連合財務相理事会の現議長(ユンカー氏)の言葉は、国内の政治的コンテキストにおけるプライオリティーと共同対策の必要性におけるプライオリティー、 つまりヨーロッパ内における調整が対立難航していることに対する自虐的な皮肉のようにも読み取れる。

現実の世界では、選挙公約のレトリッ クでお茶を濁せるわけではなく、本質的な問題に対する「ソリューション」は時間をかけてほつれをほどく必要がある。したがって、漸進主義的な視点が要求さ れる。 ところが、そこかしこに、逆説的に見えるのであるが、漸進主義の仲にも緊急性が存在する。 「必要なことはやる」という意図を繰り返し表明するような修辞的な実践だけにとどまらず、信頼できるコミットメントから生まれた最低限の一貫性を保ち、何 らかの実現の可能性が知覚できるような漸進的な戦略が、必要である。

ブラジルの漸進主義において緊急性が高いと思われるものに簡単にコメントする前に、ヨーロッパの漸進主義の中で緊急性が高いと思われるものに対して短くコメントする。

サ ンタ・マリオはかつて、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁が昨年のクリスマスイブに、12月末と2月末の2回のオペレーションを通じて域内銀行 に対して年1%の金利で、限度枠を設けない償還期限3年の融資をECBが提供すると発表した際の、国際金融協会の報告書のタイトルだった。

何 百という銀行が名乗りを上げ、その2つのオペレーションで1兆0,200億ユーロが融資され、2か月間でBCEが供給した資金は総額2兆ユーロから3兆 ユーロに拡大した。この2回のオペレーションは、一定の期間にわたって市場を落ち着かせたが、一方で、BCEが常に、「必要であれば」何でも実施する準備 があるとの観測を強めた。

ドラギ総裁は恒常的に、ヨーロッパの金融システムに通貨の流動性を保証することに責任の一端を負うものだとECBの活動を明確に示していたが、それには、EU域内各国の政府が「新たな財政協定」に加えてそれぞれの国の事情に応じた改革に合意することが不可欠だった。

「連 続性は重要」と、ドラギ総裁は改めて主張する。 「短期的なリストラと(あるいは)信頼の維持は、長期的な関係の在り方に依存する」。 ECB活動が他の分野の活動によって補完される必要があるというのは、正しい。そしてECB総裁は、この集団行動の問題の解決が、依然として緩やかである が、適切に、緊急に取り組んでいくことを、強く求める。

現在、2012年6月、ヨーロッパの「漸進主義の緊急性」の最大の課題は、銀行の 収支と独立国の国債の収支との間で行き来する中で積もり積もった問題の因果関係を、信頼できる方法で断ち切ることである。 なぜ重要な緊急性なのか? なぜなら、困難にあえぐ銀行の問題を扱えば、「何かが発生すると考えられる以上の速さで、事態が進んでしまうから」だ。 しかも大手銀行の問題で、ある政府が単独で解決できる財政的余地は存在しない。そのためには協調的なソリューションが、それも迅速に、必要となる。

で は我々はどうだろう?  ブラジルでは銀行の危機どころか公的債務の危機も同様に発生しておらず、共に支援が強化されている。 しかしながら、ある別の緊急性が、それも無視できないものが、ヨーロッパの状況を前にして、また一般的にも、ブラジルの漸進主義の重要な要素として存在す る。その緊急性とは、ブラジルの生産性と競争力を拡大しつつ、官民の投資を支える方策を急速に立ち上げ、それを保証することである。

ブラ ジル国内の公論では、基本的な優先課題について、ほぼ共通認識というものを語らない方向へと収斂している。その基本的課題とは、ブラジルが、2011年と 2012年の平均である2.5%あるいはそれをやや上回る水準で持続的に成長するため、投資を拡大させることと、資本と労働の生産性を高めることである。

ブ ラジル国内外で常にそうであるように、変化は漸進的であることがわかる。 しかしながらこの時点で、投資に優先順位を与えてみると、次のようなケースで、少なくとも、それも強力に加速させる必要の緊急性について、新たな認識が生 まれるはずだ。つまり、インフラの様々な分野(空港、高速道路、港湾、エネルギー)において民間部門に事業認可を与えるプロセス、 2008年以降中断している石油とガスの開発鉱区の入札プロセスの再開、「国産化比率に関する政策」が(官民の)投資に関するスケジュールに遅れを生じさ せる可能性がないかを冷静かつ客観的な方法で確認すること、国内外の投資家に対して(漸進主義的戦略と一貫性を保ちつつ短期的に実施するもので、かつ、無 数の特定の要求に対する単なる回答ではなく何ができるかに焦点を当てて)ブラジルコストと呼ばれるものを引き下げる必要性に対して絶対的なプライオリ ティーを置くことを確認すること、PACと称される無数の工事の効率的な実施に対する本当の意味でのプライオリティーを定義すること、その他の支出に関連 して公共投資に参画するのを維持するための方法を模索することである。 これらはジルマ・ロウセフ大統領が任期を通じて判断を下し、実施すべきことの単なる一例である。大統領は既に、このような緊急性に十分に気づいていること がわかる。 そして、必要性のあることをやるだけの気概を持っている。 大統領は、(少し前の無責任なある野党とは異なり)国益に反することに専心する人間などいないこと、あるいは自国政府が敗北することを望む人間などいない ことを知っている。 任期中に国内総生産(GDP)に対する投資比率を22%から23%に引き上げるという「目標」について大統領は、これが単なる希望を言い表したものではな いならば、上に記したような種々の分野の問題解決を進展させるために、国会の強力な支持基盤と公共セクターの無数の協調的組合主義を利用して、問題を乗り 越えなければならないと認識している。(2012年6月10日付エスタード紙 ペドロ・S・マラン氏)