JD 042/11: ジェトロ・インフラビジネス・ミッションのご案内

事務局便り JD-042/11
2011年08月04日

会員各位
下記、別添の通り本日ジェトロ・サンパウロ事務所からインフラビジネス・ミッションのご案内を受理いたしました。

ご関心の向きは直接下記のお問い合わせ先へコンタクト願います。

 

 

 

 
 
【ジェトロ・インフラビジネス・ミッションのご案内】
 
このたび、ジェトロでは、日本企業によるブラジル・インフラビジネスへの進出を支援すべく、「ブラジル・インフラビジネス・ミッション」を企画致しました。本ミッションでは、サンパウロおよびベロオリゾンテの2都市を訪問し、インフラ計画に関する現地セミナーなどを通じ、ブラジル・インフラビジネスの現状把握と投資・進出の機会創出を図ります。

本ミッションでは、日本や米国等からの参加企業様に加え、現地日系企業様のご参加も募らせていただきます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

<開催概要>
・派遣期間 :2011年9月19日(月曜)~9月22日(木曜)【3泊4日】
・訪問都市 :サンパウロ、ベロオリゾンテ
・定員 :20名様(最少催行人員10名様)

<プログラム予定>
サンパウロ及びベロオリゾンテの訪問を予定。
・インフラ計画セミナーの実施
・関連施設への視察
・現地州政府、現地企業との意見交換会 等

<募集対象>
インフラ整備関連企業様
※お申込み多数の場合、1社・団体より1名様の参加とさせていただくとともに、次の項目を考慮してジェトロにて決定します。
・調査、コンサル業務等企業に対する間接サービスではなく、ブラジル・インフラ市場への参入を検討している方
・当該製品、技術、サービスがブラジルのインフラビジネス展開に繋がると期待できるものであること
・原則全日程参加可能な方

<旅行代金:現地参加の場合>
一般参加旅行代金 (旅行代理店(ツニブラ)へのお支払になります):

・サンパウロのホテルが不要の場合         1,385.00レアル
・ベロオリゾンテのホテルが不要の場合    1,585.00レアル
※サンパウロの集合場所までの交通手段と解散後の交通手段が含まれておりません。


<プログラム・お申込み方法 >
プログラム、お申込方法など詳細は別添資料をご覧ください。


<お申し込み締め切り >
2011年8月10日(水曜) ※締め切り日までのご登録が難しい方は別途ジェトロまでご相談ください。

<お問い合わせ先 >
・企画及び内容に関するお問い合わせ:ジェトロ・サンパウロ事務所(担当:紀井、サンドラ)

TEL:+55-11-3141-0788
E-mail:invest@jetro.org.br 

・旅行に関するお問い合わせ先:ツニブラ(担当:城代(じょうだい))
TEL:011-3346-8228 FAX:011-3346-8307
E-mail:s
andro@tunibra.com.br
  

インフラ関連部門の投資が拡大か

今後3年間の風力エネルギー部門では4,000基の風力発電建設並びに4,000台のジェネレーターの生産、造船部門では278隻を建造予定、また今後10年間に鉄道門では4万台の貨物車両並びに2,100台の機関車の需要が見込まれている。

リーマンショック後の先進国のインフラ関連投資が停滞しており、また2014年のワールドカップや2016年のオリンピック開催と、大型イベントが目白押しのブラジルに注目している。

GEは2008年にブラジルでの機関車生産を再開、現在の受注残は120台と昨年の2倍に達しており、ブラジル国内の鉄道輸送は穀物や鉱物を中心に全体の26%と大半はトラック輸送などに依存している。

GE社以外ではキャタピラー社がサンパウロ州のアララクアラ市で生産開始、カナダ資本のボンバルジエ社はサンパウロ州オルトランジア市でモノレールを生産開始している。

またブラジル資本のMPE社はマレーシア資本のScomi社と共同でコンゴニアス空港とサン・ジューダス駅を結ぶモノレール案件を落札、フリーゾーンのマナウス市並びにサンパウロ州クルゼイロ市で工場を建設する。

ブラジルの風力発電の総発電量は6,000メガワットに達して260億レアルがすでに投資されており、2014年の風力エネルギー発電比率は現在の0.8%から3.0%に増加すると予想されている。

造船部門では南大河州、ペルナンブーコ並びにリオ州で造船所の建設が進んでおり、2014年までの1万5,000人の新規直接雇用が見込まれている。(2011年9月19日付けエスタード紙)

 

2012年のプライマリー収支黒字GDP比3.1%は難しいか

連邦政府は2012年の財政プライマリー収支黒字をGDP比3.1%と発表、しかし中銀の政策誘導金利(Selic)の利下げ開始や公共支出削減政策にも関わらず、多くのエコノミストは目標達成は難しいと予想している。

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)のブラジル経済研究所(Ibre)のエコノミストは来年のプライマリー収支黒字は、最低サラリーの大幅な調整などで支出が増加するためにGDP比2.0%を僅かに上回ると予想、今年の支出は前年比9.4%増加が予想されている。

テンデンシア・コンサルタント社では来年の連邦政府の支出は1084億レアル増加、収入は660億レアル増加するにも関わらず、424億レアルと大きな差があるために、GDP比2.2%、最高でもGDP比2.5%を予想している。

来年の最低サラリー調整は14%前後、警察官や消防士のサラリー調整や司法関連の連邦公務員の大幅なサラリー調整などが目白押しで、臨時支出が450億レアルに達すると予想されている。

連邦政府は鉱業部門のロイヤリティの大幅な増加やプレソルト鉱区の入札開始で大幅な歳入を見込んでいるが、大半のエコノミストは政府目標の財政プライマリー収支黒字GDP比3.1%は困難と予想している。(2011年9月19日付けエスタード紙)


 

IOF課税と金利切下げでR$1.70前後で推移か

連邦政府の金融取引税(IOF)への大幅な引上げ、大半のエコノミストの予想を覆す政策誘導金利(Selic)の引下げやギリシャのデフォルト問題などヨーロッパ諸国の先行き不透明感で、最も安全な投資先と見込まれている米国債に資金が流入して、ドル高傾向が継続している。

過去2週間では10日連続でレアルに対してドルの為替は8.45%上昇して、今年最高となるR$1.72までドル高が進行、しかし今年の海外からの対内投資は経常赤字を上回る700億ドルが予想されているために、更なるドル高の為替は難しいと予想されている。

また中国の好調な消費で農産物や鉱物の国際コモディティ価格が高止まりしていることも、レアルの為替安に歯止めをかけており、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)のロベルト・ジアネッテ・フォンセッカ取締役はレアルの為替はR$2.0からR$2.2が理想であるが、R$1.70でも輸入製品の急増への歯止めとなり、鉱工業部門としては一息つけるとコメントしている。

現在のスイス・フランの大幅な過大評価はスイス経済にとって大きな脅威となっており、またフラン高はデフレが発生するリスクをもたらしているために、スイス国立銀行は大規模で継続的な介入を行っている。

今後はユーロ/フランで1.20を下回るユーロ安は容認しないために、スイス国立銀行はこの防衛レートを断固とした決意で、維持して外貨であるユーロを無制限に買い支える準備があると発表、事実上は変動相場制から固定相場制に切り替えている。(2011年9月19日付けエスタード紙)


 

9月の懇親昼食会に110人が参加して開催

9月の懇親昼食会は2011年9月16日正午から午後2時までインターコンチネンタル・ホテルに110人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストの三菱東京UFJ銀行ロンドン支店欧州市場部の武田紀久子シニアカレンシーエコノミスト、マット・グロッソ州のフランシスコ・ダルトロ副知事並びにブラジル日本商工会議所名誉顧問の大部一秋総領事が紹介された。

武田氏の講演に先立ち近藤正樹会頭が歓迎の辞を述べた後で、武田氏はテーマ「グローバル経済の現状と当面の為替相場見通し」と題して、初めに今年は2010年に始まったチュニジアでの暴動によるジャスミン革命からアラブ世界において発生した、前例にない大規模反政府デモや抗議活動を主とした騒乱の総称である「アラブの春」に始まり、3月の東日本大震災によるサプライチェーン問題、ヨーロッパ諸国や米国の債務問題とリーマンショックの再発など世界経済の先行き不透明感が増加、キーワードとして欧米で強まる「日本化(Japanization)」とマンテガ財務相の発言の「通貨戦争」で、歴史的に負の相関関係にあった「ドル」と「ユーロ」が、2008年の世界金融危機後は「先進国通貨安」並びに「新興国通貨高」が定着してドル、ユーロ共に安値圏で推移していると説明した。

欧米が日本化に進んでいるが、異なる点は為替の動向であり、過去20年間の日本は低成長、低金利、財政赤字並びに政府機能のマヒに陥ったが、一貫して円高で推移、通貨高に陥ったブラジル、トルコはドル為替介入にも関わらず、為替高が進行、しかし中国はある程度の人民元誘導でインフレをコントロール、2013年には先進国と新興国のGDP総額は逆転するも、今後も為替取引は主要通貨の米ドルやユーロが中心となって取引される。

昨年から先進国の通貨安に対して通貨高の新興国とは政策や為替動向の二極化が鮮明になり、今年、先進国は財政問題、新興国はインフレ懸念で政策発動に制約とばらつきがでており、通貨ごとの選別化が進んできている。

また「アラブの春」以降は石油の供給懸念で石油のコモディティ価格高騰が続いており、根強いドル安圧力として米国の国債格下げと景気の見通し、ドル安長期化として超低金利と経常収支赤字、急激に悪化する戦地メント指数と長期化する雇用や住宅の低迷などが要因となっている。

武田氏は高値が膠着する円相場の見通しとして日米政策金利差ゼロ時代は2013年中頃まで続くと予想、円並びにスイスフランは逃避通貨とみなされており、ヨーロッパ債権問題では悲観予想そのものが危機を引き起こす自己現実的な債務危機であり、債務問題解決に向けたソルベン氏問題の対応の遅れ、ギリシャの国債利回り高騰が牽引して周縁国の利回りも急騰や域内の景気減速、大きなフランスのギリシャの与信残高などユーロの対ドルで下落要因となっており、またドミノ現象の発生も否定できないと説明、質疑応答ではユーロのインフラ整備のビジネスチャンスにつながるために参加を促した。崩壊に対して、武田氏は個人的な意見としてユーロは崩壊しないと述べた。

連絡事項では商工会議所名誉顧問の大部一秋総領事はフランシスコ・タルキニオ・ダルトロ副知事が5月の懇親昼食会で「マット・グロッソ州への投資」の講演した折、日本文化週間開催を提案、9月30日から10月2日までの3日間に亘って、マット・グロッソ州クイアバ市で中西部日系協会主催、マット・グロッソ州政府、クイアバ市並びに日本総領事館共催による第1回日本七夕祭りを開催すると説明、またダルトロ副知事は中西部日系団体が積極的に参加、日本舞踊、日本料理、ミスニッケイ・コンクール、コスプレ・コンクールなどクイアバ市のサントス・ズモン公園での開催を案内した。

堀内勝監事は8月24日に開催された2011年第2四半期の業務・会計監査では「2011年の第2四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」で承認されたことを報告、廣瀬孝環境委員長は9月30日に開催されるSABESPサントス沿岸部下水処理場見学会を案内した。

伊藤友久総務委員長は駐在員の生活環境などに関するアンケート調査の結果 (実施期間: 2011年8月17日~26日)報告として、日本進出企業180社にアンケート、回答企業数63社からの結果を報告、特に外国人登録(RNE)所得において会議所は関係機関とも連携をとって短期化を目指して努力、引続きアンケート調査などを実施する際の協力を要請した。

3分間スピーチでは日立ブラジル社のアナ・クラウジア・ブラガ氏が「Hitachi Exhibition 2011」について、10月11日にサンパウロ市で2000人、10月18日にブラジリア市で800人参加を予定して開催、モノレール、IT、スマートグリッド、ブロードキャスト、教育など8部門に別けて開催することを説明した。

9月定例昼食会のビデオ (こちらのリンクからアクセス下さい) → http://jp.camaradojapao.org.br/news/galeria-multimidia/galeria-de-video/?pagina=2

講演中の三菱東京UFJ銀行ロンドン支店欧州市場部の武田紀久子シニアカレンシーエコノミスト(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

記念プレートを掲げる武田紀久子シニアカレンシーエコノミストを囲んで記念撮影

2011年第2四半期の業務・会計監査を報告する堀内勝監事

日本文化週間について説明するマット・グロッソ州のフランシスコ・ダルトロ副知事

110人が参加した9月の懇親昼食会の様子

 

日立ブラジル社のアナ・クラウジア・ブラガ氏が「Hitachi Exhibition 2011」について

日立ブラジル社のアナ・クラウジア・ブラガ氏が「Hitachi Exhibition 2011」について、10月11日にサンパウロ市で2000人、10月18日にブラジリア市で800人参加を予定して開催、モノレール、IT、スマートグリッド、ブロードキャスト、教育など8部門に別けて開催することを説明した。

(2011年9月16日)Nippon Carbide Industries(USA) Inc.の塚田社長が表敬訪問

Nippon Carbide Industries(USA) Inc.(日本カーバイド工業株式会社連結子会社)の塚田 龍雄社長が、9月16日会議所を表敬訪問。平田事務局長が対応した。塚田氏は2011年9月19日と20日間の2日間に亘って開催されるジェトロ・インフラビジネス・ミッションに参加する為訪伯。
左から平田事務局長 / 塚田 龍雄社長 (Foto: Rubens Ito / CCIJB)

平田事務局長はデルタ航空「ジャパン・ナイト」に出席

平田藤義事務局長はデルタ航空「ジャパン・ナイト」の乾杯の音頭をとるために出席をデルタ航空から要請されていたのを受けて、2011年9月15日午後7時から聖市内ホテルで開催されたレセプションに参加、デルタ航空本社の横澤昭徳営業部長をはじめ日本の各支社代表など50人が参加、平田事務局長は乾杯の音頭の時に「昨年9月の日本航空の直行便撤退でさみしい思いをしていた」と述べ、「日系企業関係者にはデルタ航空の1日5便の北米便は日本に行くルートの選択肢が増える ようこそ、デルタ航空」と乾杯の音頭をとって参加者一同で乾杯した。

9月の日伯法律委員会に43人が参加して開催

9月の日伯法律委員会(筒井隆司委員長)が2011年9月15日午後4時から6時まで43人が参加して開催、司会はクラウジオ・ヤノ副委員長が務め、初めにGAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOS – ADVOCACIA E CONSULTORIA JURÍDICAのレオナルド・ダンタスコーポレート部門弁護士が「個人有限会社(EIRELI): 2001年の法律第12.441号」について、DELOITTE TOUCHE TOHMATSUのアレシャンドレ・ケルキリ課税コンサルタント部門マネージャーが「金融取引税(IOF)に関する最近の税制変更」について、海外からの金融取引部門への外資流入による為替不均衡の解消のために、連邦政府は外資に歯止めをかけるためにIOFの税制変更について説明した。

VEIRANO ADVOGADOSのレオポルド・パゴットパートナーが「カルテル取締りの実用面」について、 入札談合、価格カルテルの監視・取締り、競争相手の事業活動の妨害、不当表示の監視・取締り、入札談合・価格カルテルへ刑事罰を科すことの周知度や有効性などについて説明、ABE, COSTA, GUIMARÃES E ROCHA NETO ADVOGADOSのグスターヴォ・タパレリ課税部門リーダーが「機械・装置に対するサンパウロ州商品流通サービス税(ICMS)の現12%から18%への引上げ意向」について説明した。

左端は司会のクラウジオ・ヤノ副委員長/講演者のGAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOS – ADVOCACIA E CONSULTORIA JURÍDICAのレオナルド・ダンタス・コーポレート部門弁護士/ABE, COSTA, GUIMARÃES E ROCHA NETO ADVOGADOSのグスターヴォ・タパレリ課税部門リーダー/VEIRANO ADVOGADOSのレオポルド・パゴット・パートナー/DELOITTE TOUCHE TOHMATSUのアレシャンドレ・ケルキリ課税コンサルタント部門マネージャー(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

43人が参加した法律委員会

 

明日、自動車業界向けIPI減税政策を発表

8月2日に発表された「ブラジル 拡大プラン」と命名された新工業政策による減税政策は 2012年末までの適用であるにも関わらず、自動車メーカーに対する減税は2016年までとなっており、自動車部品の国産比率の引上げ、投資拡大や高付加価値のイノベーション自動車生産などに対し て、連邦政府が承認したプロジェクトに対して最高30%までのIPI減税を行う。

このIPI減税政策は自動車の排気量によって減税比率が異なり、1,000CCまでの大衆車は7%、排気量1,000CCから2,000CCは13%から15%、2,000CC以上は25%、また特殊自動車は最高の減税率が適用される。

しかし自動車メーカーは連邦政府が要求しているIPI減税政策導入による消費者への価格減少への還元を拒否していたために、連邦政府はメーカー側が合意しないのであれば、逆にIPI税の引上げをメーカー側に提示して揉めていた。

連邦政府は理想として燃費エフィシエンシー改善をIPI減税条件に挿入する条件を提示していたにも関わらず、メーカー側は排気ガス低減に投資することで折り合いをつけている。

ブラジル自動車輸入業者会(Abeiva)では連邦政府が国内の自動車メーカーに対するテクノロジーへの投資並びに国産部品使用比率の増加に対して、IPI減税政策を適用するのは違法であり、輸入自動車にも適用する義務を負っていると反論している。

カルロス・ルピ労働・雇用相は輸入自動車の増加は国内の自動車メーカーの雇用減少につながるために、輸入自動車に対する輸入税(II)の増加の正当性に触れているが、財務省との調整などIPI減税は慎重を期すると述べている。(2011年9月15日付けエスタード紙)