鉱工業部門の在庫が拡大

小売業界では毎年、8月から年末初戦向けの在庫確保のためにメーカーに発注を開始するにも関わらず、7月からの消費の低迷に伴う在庫の増加、欧米経済の先行き不透明感の増加などの要因で、発注を先延ばししている。

サンパウロ商業協会(ACSP)では2009年並びに昨年の年末商戦は前年比15%と二桁の伸び率を記録、しかし今年は政策誘導金利(Selic)の0.5%の利下げにも関わらず、前回の7%から5%と下方修正を余儀なくされている。

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の1184社対象の小売業者やメーカーの在庫調査によると8月は9.5%が過大在庫を抱えており、7月の6.6%から大幅に上昇、昨年8月は7.5%であった。

鉱工業部門の14セクターのうち11セクターで在庫が増加、特に自動車セクターが23.4%、衣類・履物16.5%、繊維16.1%、医薬品18.3%、食品15.9%並びに鉄鋼セクターが12.9%となっている。

しかし36.5%の企業は8月から10月までの生産拡大を予定しているにも関わらず、昨年の43.7%から大幅に減少、雇用増加予定は22.6%と昨年の30.6%から大幅に落ち込んでいる。(2011年9月4日付けエスタード紙)


 

(2011年9月5日)洋菓子メーカーYOKU MOKU社本社常務取締役の藤縄武士営業統括部長が表敬訪問

ロングセラーの”シガール”をはじめとするクッキーなどの洋菓子メーカーのYOKU MOKU本社常務取締役の藤縄武士営業統括部長、米国YOKU MOKU社の上野社長、同行の小松氏が2011年9月5日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長が応対した。

左から米国YOKU MOKU社の上野社長/平田藤義事務局長/YOKU MOKU本社常務取締役の藤縄武士営業統括部長/同行の小松氏(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左からYOKU MOKU本社常務取締役の藤縄武士営業統括部長/米国YOKU MOKU社の上野社長/平田藤義事務局長/同行の小松氏

 

 

CIR 099/11: 異業種交流委員会9月度勉強会のご案内

CIR 099/2011

2011年9月5日

 

会員各位

 

ブラジル日本商工会議所

異業種交流委員長 和田 亮

 

 

異業種交流委員会9月度勉強会のご案内

 

ブラジル日本商工会議所異業種交流委員会の勉強会につき、以下ご案内申し上げます。

 

よろしくご参加いただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

タイトル:「大統領選直前のアルゼンチン」

 

大統領選、パリクラブ、輸入規制策等々を拾いながらアルゼンチンの最近をご説明頂きます。

 

スピーカー: 紀井 寿雄氏(ジェトロ・サンパウロ 調査担当ディレクター)

 

 

日時:9月14日(水)19:00~20:00

 

場所:ブラジル日本商工会議所 会議室

    Av. Paulista, 475 – 13º andar

 

参加費:無料

 

申込み:9月12日(月)までに事務局宛お申込下さい(Av. Paulista, 475  協栄ビル13階 担当:チサト secretaria@camaradojapao.org.br / Tel: 3287-6233)。

 

ノーベル化学賞・鈴木章博士の講演会

ブラジル日本文化福祉協会(文協)、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、国際協力機構(JICA)、国際協力機構研修員OB会(ABJICA)、ブラジル北海道協会、ブラジル北海道大学同窓会が主催した鈴木章博士の講演会に招待を受け、ブラジル日本商工会議所会頭(近藤正樹)の代理として平田藤義事務局長が参加した。

午後4時、会場入り口で山下譲二文協副会長等と伴に鈴木博士を出迎え、氏はそのまま記者会見に臨んだ。ニッケイ、サンパウロ両新聞社の記者や参加した来賓からのインタービューに一つ一つ丁寧に答えた後、会場に移動「ノーベル化学賞への道」と題しスピーチを行った。

現在から過去に遡る受賞内定の秘話から、スウェーデンのストックホルムで行われた授章式の詳しい模様、また受賞に至った経緯など、博士の人生観を含め約2時間に亘る大講演会であった。ノーベル賞受賞者によるサンパウロ講演会は久々だけに、コロニア社会挙げてのお祝いになった会場は約200人(満員)の聴衆者で埋め尽くされた。歓迎の挨拶は文協の山下副会長および大部一秋サンパウロ総領事が、また三上 隆 北大理事・副学長からは鈴木博士の経歴紹介があった。

平田事務局長談話
鈴木カップリングを発見された偉大な学者とはとても思えないほど非常に気さくな方である。「外国に出て色々な人と出会いその人の考えに触れる事が大切」、「フロンティア精神を持ち己の道を切り拓くべし」、「どの様な世界でも独創的なまた教科書に載るような仕事をせよ」、「精進努力」こそが人生哲学と語る先生に、「目から鱗が落ちる思い」と熱っぽく語る事務局長。

講演会が始まる前の記者会見の席上、約40分に至る会見の終り頃を見計らい、先生もきっと若い頃に札幌農大のクラーク博士の言葉「少年よ、大志を抱け!」に触発され、夢や希望に満ち溢れ、大志を抱かれたのではと勝手に想像しながら「先生は何歳の頃にノーベル賞に輝きたいとか何らかの夢や目標をお持ちになられたのですか?」の問いには淡々と「元々そのような夢や目標などを持っていた訳ではありません。詳しくは後の講演会でも触れますが・・・。」と最後の質問に至るまで懇切丁寧に答える先生の優しさに感動。

「・・・」の部分はまさに前述した人生哲学の所産に負う所であり、1963~65年、米国パデユー大学でハーバート・ブラウン博士(1979年ノーベル化学賞を受賞、2004年に他界)に師事して研究活動、それから随分時が経った後の2002年、ブラウン博士の90歳の誕生日に招待を受け、誕生会の講演会席上ではじめて同博士が推薦を表明されたとの事だ。偉大なる巨星ブラウン博士をして精進努力の成果があったからこそノーベル化学賞受賞に輝き、また全世界に住む日本人や日系人が共有すべき誇りである、と平田事務局長はブラジル日系社会からもノーベル賞受賞者輩出の将来に期待を寄せた。

 

(2011年9月2日)南米シマノ社の木野瀬善弘サービスマネージャーが表敬訪問

大阪府堺市堺区に本社を置くアウトドアスポーツ用品会社の南米シマノ社の木野瀬善弘サービスマネージャー並びにマーケティング部アナリストのダリエラ・ノヴェロ女史が2011年9月2日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に9月10日から11日の2日間に亘ってモジ・ダス・クルーゼス市のASW Off-Road Parkで開催される「Shimano Fest」について案内、20種目のオフロードやツーリング競技などに1万人の参加を予定している。

シマノは自転車パーツメーカーとしては世界最大であり、釣り用リールや竿などの釣り具製造でも大手企業 、「Shimano Fest」の案内

左から平田藤義事務局長/南米シマノ社マーケティング部アナリストのダリエラ・ノヴェロ女史/木野瀬善弘サービスマネージャー(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

 

(2011年9月2日)エールフランス航空西日本・中部日本地区営業部本部長の宮村愼一大阪支店長が表敬訪問

エールフランス航空西日本・中部日本地区営業部本部長の宮村愼一大阪支店長、同社中部日本地区営業部の神田洋右セールス・レプレゼンタティブ、ブラジル・エールフランス航空ビジネス開発担当のファビアノ・ベリーニ取締役が2011年9月2日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長が応対した。

左からエールフランス航空西日本・中部日本地区営業部本部長の宮村愼一大阪支店長/平田藤義事務局長/ブラジル・エールフランス航空ビジネス開発担当のファビアノ・ベリーニ取締役/中部日本地区営業部の神田洋右セールス・レプレゼンタティブ(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から会議所パンフレットで会議所活動を説明する平田事務局長/説明を受ける神田洋右セールス・レプレゼンタティブ/宮村愼一大阪支店長/ファビアノ・ベリーニ取締役

(2011年9月2日)JICAブラジル事務所の佐藤一朗次長、江口雅之次長が訪問

JICAブラジル事務所の佐藤一朗次長、江口雅之次長が2011年9月2日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長とトカンチンス州政府から灌漑事業や食糧生産などに対する支援要請に対して、支援協力には日本企業との連携が不可欠であるために、会議所と共にセミナーなどの開催による連携などについて意見交換を行った。

左からJICAブラジル事務所の佐藤一朗次長/江口雅之次長/平田藤義事務局長(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

8月の貿易収支黒字は39億ドル

商工開発省(MDIC)の発表によると8月のブラジルの貿易は輸出額が262億ドル、輸入額が223億ドルとそれぞれ月間記録を更新、貿易収支黒字は39億ドルと2006年8月の46億ドルに次ぐ記録となった。

MDICでは今年の輸出目標を2,450億ドルから2,570億ドルに上方修正、また貿易収支黒字は中銀予想の270億ドルを上回ると予想されており、今年8カ月間の貿易黒字は昨年1年間の202億ドルに迫る199億6,000万ドルをすでに記録している。

8月の過去12カ月間の貿易総額は4,565億ドルに達しており、今年は輸出、輸入並びに貿易収支黒字もそれぞれ記録を更新すると予想されている。

8月の輸出額は前年同月比30.1%、今年8カ月間では31.4%とそれぞれ世界平均の18%を大幅に上回っており、輸入は26.6%、27.4%それぞれ増加した。

しかし下半期は伝統的に鉱工業部門の在庫調整、大豆の輸出終了、また欧米の景気減速の影響で、今年の9月から12月の輸出は月間平均19.4%の伸び率に留まると予想している。

今年の輸出額の大幅増加は鉱物や農産物の国際コモディティ価格の高騰並びに輸出量の増加が牽引、しかし第一次産品の大幅増加に対して、完成品の輸出比率が減少してきている。

今年8カ月間の輸出全体に占める付加価値の高い完成品の輸出比率は前年同期の39.7%から36.1%と大幅に減少、第一次産品の輸出比率は昨年同期の44.3%から47.8%と大幅に上昇、コモディティ商品価格の上昇並びにレアル高の為替による輸入品の増加で、工業製品の価格競争力低下による輸出減少で非工業化が進んできている。(2011年9月2日付けエスタード紙)


 

中国企業がニオブ生産の独占企業CBMN社に戦略的投資

中国の企業連合は世界最大のニオブ生産で世界消費の80%以上を独占しているミナス州アラシャ市に本拠を置くCBMM社に19億5,000万ドルを投資して、15%の資本参加を行う。

中国が世界中で資源獲得のために大型投資を行っているために先手を打って、日本と韓国の鉄鋼大手、商社や国営企業がブラジルのレアメタル大手で世界のニオブ独占企業のCBMM社に15%の資本参加を発表、中国の企業連合も日韓連動よりも1億5,000万ドル余分の投資絵御余儀なくされたにも関わらず、資本参加する。

ニオブは鋼材の強度や粘着度アップするための添加剤として不可欠であり、石油パイプライン、ガスパイプライン、ミサイル、ロケット、光学レンズ、超伝導線など用途が広く、またタンタルの代替としてコンデンサー用に使用されている。

またニオブは軍事用戦略関連工業や宇宙開発関連の材料として非常に重要であり、昨年のブラジルの生産は世界全体の生産8万3,000トンの95%以上を占める8万トンを生産している。

世界2位の鉱山会社、英・オーストラリア系のリオ・ティント社では世界の鉄鉱石需要をカバーするためには、今後8年間に年間平均1億トンの鉄鉱石生産増加が必要と見込んでいる。

特に中国、インド、インドネシア、ヴェトナム、アフリカ諸国並びに南米の新興国の都市化の進行による住宅やインフラ整備や工業生産の増加で、鉄鉱石需要が拡大を続けている。

同社のギニアのシマンドウ鉱山の開発プロジェクトでは、すでに15億ドルを投資して2015年から年間9,500万トンの鉄鉱石を生産、またオーストラリアでは150億ドルを投資してPilbara地域で、2015年までに年間3億3,300万トンの生産を予定している。(2011年9月2日付けエスタード紙)

 

楽天は11月からブラジルで電子モール開始

楽天は今年6月にブラジルで電子商取引(EC)プラットフォームを提供するIkeda社に75%の資本参加で子会社化、今後の大幅な拡大が期待できるブラジルEC市場への参入を発表、今年11月から楽天のブランド名で電子モールを展開する。

国内経済が堅調に伸びてきて、貧困層の中間層への移動が大きいブラジル市場は楽天にとっては非常に魅力的な市場となっており、社内で英語を公用語化した楽天の社員はIkedaへの技術導入が容易となる。

Ikedaはブラジルの大手小売網のRi Happy社 Videolar 、Cobasi 、Etna 、Le Postiche社など120顧客を抱えているが、楽天は270店舗の電子モールで開始する。

楽天は日本国内に3万7,000店舗のバーチャルショッピングを展開してマーケットシェアは25%と最大、またIkedaの顧客を日本の電子モールに加えてシナジー効果を狙っている。

楽天はすでに米国、フランス、中国、タイ、インドネシアでEC市場に参入しており、今後、27カ国の市場参入を予定、日本国内の市場拡大が見込めないために積極的に海外進出を行っており、現在の海外での売上は10%に留まっているが、2015年までに50%まで引き上げる。(2011年9月2日付けエスタード紙)