「ツニブラトラベルについて(小宮陽ツニブラ取締役)」 (社)日本ブラジル中央協会の会報『ブラジル特報』 2011年3月号掲載
上智大学語学科4年生でサンパウロ州立カンピーナス大学(ウニカンピ)に留学中の三村愛美さんと、同大学オーケストラ指揮科修士課程に籍を置くオーケストラ指揮者の柴田大介さんが6月1日会議所を訪問した。応対した平田事務局長に、今回の東日本大震災被災地向け募金活動を目的に発足した同大学内日本人留学生団の活動を説明し、協力を求めた。

左から平田藤義事務局長/柴田千鶴子事業班主任/上智大学語学科4年生でサンパウロ州立カンピーナス大学(ウニカンピ)に留学中の三村愛美さん/同大学に留学中のオーケストラ指揮者の柴田大介さん(fotos Rubens Ito/CCIBJ)
ジウマ・ロウセフ大統領はワールドカップ開催地の州知事並びに市長との会議後に、年間利用客総数が4,370万人に達するグアルーリョス、ヴィラコッポス並びにブラジリアの国際空港の2012年下半期の民営化の決定を発表した。
空港管理並びにオペレーション部門の民営化で外資系企業も入札に参加可能、コンセッション期間などの入札条件の発表は今年12月が予定されており、またブラジル空港インフラ業務公社(Infraero)の株式上場はジウマ政権末までに行われる。
連邦政府はワールドカップ開催に間に合わすために、空港ターミナル建設のみの民営化コンセッションを検討していたが、空港コンセッションを手広く行っている外資系企業にInfraero公社の業務を開放することに軸足を切り替えた。
民間コンセッションは51%、Infraeroが49%の資本参加で主導権は民間企業が握り、またInfraero公社の株式公開で蔓延化しているぬるま湯的な経営方針を一掃する狙いがある。
しかしグアルーリョス空港の第3滑走路建設は技術面や政治面から困難が予想されているために、ヴィラコッポス空港の第2滑走路は建設中にも関わらず、さらに第3滑走路を建設して、国内最大の国際空港建設の可能性がでてきている。
またワールドカップまでに50億レアルを投資して開催地の空港整備を予定されているにも関わらず、グアルーリョス空港だけでも12億レアルの投資が必要なために、投資予算の見直しも話し合われた。
3国際空港の民営化後には年間利用者が2,920万人のリオのガレオン空港並びに630万人のミナスのコンフィン空港の民営化が予定されており、ワールドカップ向けのガレオン空港への投資予算は6億8,730万レアル、コンフィン空港へは4億860万レアルが予定されている。(2011年6月1日付けエスタード紙)
ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると4月の鉱工業部門の生産は前月比マイナス2.1%とリーマンショック直後の2008年12月以来の落ち込みを記録、金融アナリストの今後の予想変更を余儀なくしている。
中銀の通貨政策委員会(Copom)の最終議事録ではSelic金利の連続した引上げ予想が読み取れたが、今回の鉱工業部門の大幅な落ち込みで金利引締め政策のシナリオが変わる。
4月の鉱工業部門の生産減少はマクロ・プルーデンス政策導入によるクレジット部門の緩やかなカーブを描いた減少傾向、高金利政策や輸入の増加で設備投資の減少傾向が表れてきている。
4月の機械・装置などの耐久消費財セクターの生産は自動車や家電の輸入増加に伴って前月比-10.1%、前年同月比-5.6%と大幅なマイナスを記録している。
また非耐久消費財セクターも-1.5%、-2.0%、消費財はそれぞれ-2.9%、中間財は-0.6%、-0.8%とそれぞれマイナスを記録、資本財セクターはマイナス2.9%、しかし前年同月比では辛うじて0.1%のプラスとなっている。
しかし過去12カ月間の鉱工業部門の生産は5.4%、今年4カ月間では1.6%とそれぞれ増加、資本財セクターは13.7%、6.2%、中間財5.8%、1.1%、消費財2.8%、0.6%、耐久消費財3.5%、2.3%、非耐久消費財セクターは2.6%、0.1%とそれぞれ増加している。
Copomの議事録ではインフレ圧力が減少していないためにSelic金利の数回に亘る引上げが予想、またテンデンシア・コンサルタント社のチーフエコノミストのブラウリオ・ボルジェス氏は4回のSelic金利0.25%の引上げ予想をしていたが、鉱工業部門の予想外の落ち込みで金利のシナリオ修正を余儀なくされている。(2011年6月1日付けエスタード紙)
世界的な政治や経済の不確定要素の増加並びに連邦政府によるサンパウロ証券取引所(Bovespa)で非常に大きなウエートを占めているヴァーレ社やペトロブラス石油公社の経営体制干渉などの影響で5月のヴァーレFGTSファンド株はマイナス3.44%、今年はマイナス8.46%、ペトロブラスFGTSファンド株はマイナス5.25%、マイナス9.94%と下落している。
ヴァーレ並びにペトロブラスの株価の下落やヨーロッパ諸国の債務問題、東日本大震災による日本を含むアジア諸国への部品供給問題、北アフリカや中東の民主化要求デモなどの先行き不透明感の増加で、5月のサンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス3.44%、今年は6.76%と大幅に下落しており、また今後数カ月間に亘って世界の株式市場のボラティリティが継続すると予想されている。
現在の年利12%と非常に高い政策誘導金利(Selic)や世界の政治的な不確定要素の増加で、多くの投資家は安全な投資に流れており、ハイリスク・ハイリターン投資から安全な投資に資金が流れている。
5月のRFファンド(確定利付証券)は0.85%、DIファンド(銀行間供託証券)は0.79%、CDBファンド(銀行定期預金証)は0.73%、ポウパンサ預金は0.66%とそれぞれインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)を上回った。
また今年4カ月間のRFファンドの利益率は3.9%、DIファンド3.58%、CDBファンド3.6%、ポウパンサ預金は3.64%を記録、しかし5月の金投資はマイナス0.88%、今年はマイナス3.9%となっている。(2011年6月1日付けエスタード紙)
CIR 059/2011
2011年5月31日
会員各位
ブラジル日本商工会議所
異業種交流委員長 和田 亮
異業種交流委員会6月度勉強会のご案内
ブラジル日本商工会議所異業種交流委員会の勉強会につき、以下ご案内申し上げます。
よろしくご参加いただきますようお願い申し上げます。
タイトル:「7月からブラジルが変わる。チョット変わった見地からの予想」
飯田流陰陽自然学というのがあります。ルーラやブッシュが大統領になることも予想的中し、リーマン・ショックや今年の大震災、核事故、大竜巻、噴火、独裁政権の崩壊など最近の世界での大事件は陰陽自然学では起こるべくしておきているとする。会議所でも過去に飯田亨先生を招聘したことがありますが、今回はその弟子であるヤコンの山下日彬氏のお話を伺ってみたいと思います。
今年の7月から流石のブラジルにもかげりが出て、その後、政治経済が大きく動くというのである。はたしてルーラは3選できるか。
スピーカー: 山下 日彬(てるあき)
神戸高校、大阪貿易専門学校卒
1959年ブラジルに移住、輸入卸商の城島商会に勤務、
マッケンジー大、経済学部、経理学部卒
1976年ヤコン・コンサルタント社を設立し現在に至る。
実業のブラジル誌の連載「ブラジルで損せぬ法」は281回になる
日時:6月9日(木)18:00~19:30
場所:ブラジル日本商工会議所 会議室
Av. Paulista, 475 – 13º andar
参加費:無料
*勉強会の後、会議所近くのバールで懇親会を開催する予定ですので、皆さん奮ってご参加下さい。
申込み:6月7日(火)までに事務局宛お申込下さい(Av. Paulista, 475 協栄ビル13階 担当:テイコ secretaria@camaradojapao.org.br / Tel: 3287-6233)。
その他 (お願い)
当異業種交流委員会は過去様々な勉強会を開催してきましたが、更なるテーマ発掘のためテーマを募集しております。
ご希望のテーマがありましたらこのメールにご返信くださいますようお願い致します。
大昌精機株式会社営業部の大庭陽一参事が2011年5月31日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長が応対、大庭参事は5月23日から28日までアニェンビ-展示会場で開催されていた南米最大の機械・オートメーションフェア(FEIMAFE/QUALIDADE)に参加、この展示会では会員企業、中国、韓国や欧米メーカーなど30カ国から1300企業が売り込みにしのぎを削っていた。

左から平田藤義事務局長/大昌精機株式会社営業部の大庭陽一参事(fotos Rubens Ito/CCIBJ)
AZインベスティメント社のファービオ・アズマ・スズキ共同経営者が2011年5月31日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に入会申込書を手渡し、同社が作成した「投資マーケットのAZ」を平田事務局長に贈呈した。

左から入会申込書並びにAZ社が作成した「投資マーケットのAZ」を受取る平田藤義事務局長/AZインべスティメント社のファービオ・アズマ・スズキ共同経営者(fotos Rubens Ito/CCIBJ)