OGX造船建設は5月開始

実業家エイケ・バチスタ氏の造船会社OGX社の建設は5月から開始、投資総額30億レアルで2013年末に完成予定、2014年から海底から石油や天然ガスを掘削・生産するために必要な労働者や機械類を収容するプラットフォームを年間6基建設する。

造船技術では世界トップの韓国の現代重工業がOGX社に10%の資本参加をして技術移転などを行い、2014年のプラットフォーム建造開始時には鋼板を18万トン、最終的には50万トンを使用して、1万人の従業員を見込んでいる。

エイケ・バチスタ氏は膨大な埋蔵量を誇る岩塩下原油開発向けのプラットフォームや造船の市場規模を2,000億ドルと見込んでおり、造船部門や鉄鋼部門に大型投資を予定している。

OGXは下半期にシンガポールのKeppel社が6億1,000万ドルを投資して建造したプラットフォームOSX-1を納入、1日当たり26万3,000ドル、OSX-2は7億7,500万ドルで賃貸料は29万ドルとなっている。

エイケ・バチスタ氏のEBX社が4年前に発表したリオ州北部のアスー港湾建設にはOGXの造船会社、2製鉄所、2セメント工場、自動車工場など一大工業地帯の建設が予定されている。(2011年4月15日付けエスタード紙)


 

国庫庁はSelic連動債比率を減少

インフレ圧力や持続的経済成長誘導するために政策誘導金利(Selic)の上昇が継続して連邦政府の公的債務残高が増加してきており、国庫庁では債務残高を軽減するために、Selic連動国債債の比率を下げる。

国庫庁所有の国債総額は1703億8,000万レアル、そのうちSelic連動の国庫金融債(LFT)は56%を占め、確定金利付き国債25%、物価連動国債が19%となっている。

国庫庁ではルーラ政権誕生の2003年からSelic連動国債を確定金利付き国債に切り替えてきており、公的債務残高1兆5,800億レアルの35.13%はSelic連動国債であり、確定金利付き国債や物価連動国債よりも比率が高い。

また投資ファンドのLTF比率は57%、銀行は32%、確定金利付き国債22%、47%、物価連動国債21%、19%となっている。

投資ファンドの公的債務残高に占める比率は26.6%、年金ファンド14.7%、海外投資ファンド11.45%となっている。(2011年4月15日付けエスタード紙)


 

(2011年4月14日)Global Dignity社の塚田修社長が表敬訪問

Global Dignity社の塚田修社長、立命館大学経済学部の田中祐二教授、サンパウロ州立大学経済学部のシルヴィオ・ミヤザキ教授が2011年4月14日に商工会議所を表敬訪問、アジア諸国への進出と比較してブラジルへの進出企業数が少ない事を研究テーマについて今後調査を行うが、平田藤義事務局長と多岐にわたり意見交換を行った。

左から立命館大学経済学部の田中祐二教授/サンパウロ州立大学経済学部のシルヴィオ・ミヤザキ教授/Global Dignity社の塚田修社長/平田藤義事務局長

4月の日伯法律委員会に38人が参加して開催

4月の日伯法律委員会(松田雅信委員長)に38人が参加して2011年4月14日午後4時から5時30分まで開催、司会はブルーノ・アシオーリ弁護士が務め、初めにGAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOS – ADVOCACIA E CONSULTORIA JURÍDICAのリヴィア・ナオミ・ヤマモト弁護士が「PIS(社会統合基金)/COFINS(社会保険融資納付金)の税額計算に於ける「生産原料」の定義: CARF(税控訴委員会)による直近の判決」について、KPMGのマリーナ・ハルコ・モリ・ビオンド間接税マネージャーが「電子商取引に於けるICMS(商品流通サービス税)」について講演した。

続いてMIGUEL NETO ADVOGADOS ASSOCIADOSのジョアン・ロベルト・リエバナ・パートナーが「社会役員契約」について、KASSOW, CARMAGNANI, BRAGA, BRIGANTI ADVOGADOSのエドアルド・オチアイ弁護士が「会社経営パートナーの税務責任」について講演した。

左からMIGUEL NETO ADVOGADOS ASSOCIADOSのジョアン・ロベルト・リエバナ・パートナー/KPMGのマリーナ・ハルコ・モリ・ビオンド間接税マネージャー/司会のブルーノ・アシオーリ弁護士/GAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOS – ADVOCACIA E CONSULTORIA JURÍDICAのリヴィア・ナオミ・ヤマモト弁護士/KASSOW, CARMAGNANI, BRAGA, BRIGANTI ADVOGADOSのエドアルド・オチアイ弁護士

38人の参加者は講演者の説明に耳を傾けていた

インフレ圧力にも関わらず、経済成長減速傾向の兆候

中銀の発表によると2月の経済活動指数(IBC-Br)は前月比0.32%増加、しかし1月の0.7%増加から大幅に減少、2月の前四半期比では1.01%の増加に留まっており、インフレ圧力が強いにも関わらず、経済成長の減速傾向の兆候と見込んでいる。

中銀のIBC-Brはブラジル地理統計院(IBGE)が発表している農牧畜業・工業・サービス業の統計データを基に算出した指数(2002年が100)でGDPと連動しており、通貨政策委員会(Copom)では同指数も参考にしている。

2月のIBC-Brが0.32%増加に留まった要因として、過去数カ月間に亘って採用した個人向け耐久消費財購入クレジットの縮小、昨年の政策誘導金利(Selic)引上げ、マクロ・プルーデンス政策の採用などの結果が表れてきている。

2月の過去12カ月間のIBC-Brは6.83%と1月の7.37%から大幅に減少、また2月の前四半期比1.01%増加は年換算にするとGDP4.1%と、連邦政府の目標値に近づいている。

また外貨流入を防止してレアル通貨をコントロールするために、ブラジルの銀行や企業による外貨建て借入に対して、金融取引税(IOF)の6.0%への引上げ並びに借入期間を最長1年間に延長したにも関わらず、レアル高が継続しているために借入期間を最長2年に延長、ブラジル国内での個人向けクレジットのIOF1.5を3.0%に引上げや今年のSelic金利の引上げ効果は下半期に効果が表れてくると予想されている。(2011年4月14日付けエスタード紙)

 

海外調達資金に対するIOF引上げ効果にも関わらず、レアル高進行

中銀は外貨流入防止でレアル高を抑制するために、ブラジルの銀行や企業による外貨建て借入に対して、3月26日に金融取引税(IOF)引上げ並びに借入期間を最長1年間に延長したにも関わらず、レアル高が継続しているために、再び4月6日に借入期間を最長2年に延長した。

IOFの2年間の延長は外貨の流入防止に効果がでてきており、今月8日までの外貨流入に歯止めがかかって、2億2,700万ドルの外貨流出残となった。

連邦政府の外貨資金に対するIOF引上げ予想が金融市場に広まったために、IOF引上げ前の3月中旬までにブラジルの銀行や企業が先を争って外貨資金を調達、その結果、今年の外貨流入残は昨年1年間を46%上回る355億7,000万ドルを記録している。

今回の2年間の延長の効果は流出残への誘導以外にも、中銀によるドル介入の減少で外貨準備高の増加減少に歯止めがかかるために、中銀の利払い減少につながる。

しかしジウマ・ロウセフ大統領はレアル高の為替に対して歯止めがかかっていないために、銀行の為替先物市場に対するオペレーション制限や規制強化などの為替政策実施の指示をだすと金融市場では予想している。(2011年4月14日付けエスタード紙)

 

過去12カ月間の農産物798億ドル

農務省と統計によると今年第1四半期の農産物輸出は178億5,800万ドルと前年同期比23.2%増加、3月は22.6%の74億ドル、過去12カ月間では19.7%増加の798億ドルを記録している。

農産物の輸出金額の大幅増加は国際コモディティ価格の上昇と生産性の向上による輸出量の増加が主な要因となっており、また同期の農産物輸入は39億6,200万ドルと前年の30億7,100万ドルを大幅に上回っている。

食肉の輸出は35億4,100万ドルで農産物輸出のトップ、大豆並びに大豆油などの派製品は31億6400万ドル、果物ジュース25億2,000万ドル、コーヒーは19億3,300万ドルとなっている。

今年の農産物の国別輸出先では中国が16億300万ドルでトップ、オランダ14億5,500万ドル、米国12億1,700万ドル、ロシア12億1,700万ドル、ドイツが7億5,800万ドルとそれぞれ前年を上回っている。(2011年4月14日付けヴァロール紙)


 

エンブラエルは部品供給でアルゼンチンとチェコ企業と契約

エンブラエル社はラテンアメリカ最大の防衛関連フェアLAADで、開発中のKC-390軍用空中給油機・輸送機向けの部品供給でアルゼンチンとチェコ共和国の企業とサインした。

アルゼンチン企業FAdeA社はエンブラエルに、主翼上面の気流を阻害して揚力を減らすための可動板で、これを立てることで空気抗力を増し、飛行速度を減じたり降下を早めたりするスポイラーを供給する。

またチェコのVodochody社は非常ドア、側面ドアや車輪ドアなどをエンブラエルのKC-390向けに供給する契約にサイン、またアルゼンチンは同機を6機、チェコは2機購入する可能性がある。

エンブラエルではすでにKC-390の60機購入で契約、そのうちの28機はブラジル空軍(FAB)であり、2016年から商業生産を予定している。

エンブラエルでは今後15年間にKC-390で軍用空中給油機・輸送機の世界シェアの1/3に相当する700機の販売を目指しており、販売総額は180億ドルに相当する。(2011年4月14日付けエスタード紙)