1月の全ての投資収益率はインフレ以下

1月の全ての投資収益率はインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)0.79%を下回り、昨年8月から12月にかけて25%の収益率を上げた金投資はマイナス9.39%と最悪となった。

また1月のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は政策誘導金利(Selic)が0.5%引上げられて11.25%になったために、確定金利付きファンド投資に流れており、またアフリカのチュニジアや「アラブの盟主」を自任する大国エジプトが政情不安定などの要因も世界的な株式市場の不透明感を誘発しているために、マイナス3.94%と大幅に下落している。

中銀では年末のSelic金利を12.5%と見込んでいるために益々確定金利付きファンド投資に投資金が流れると予想、1月の銀行間預金ファンド(DI)は0.71%、銀行定期預金証(CDBs)は0.67%とそれぞれインフレ指数を下回っている。

また商業ドルは0.6%、ポウパンサ預金は0.57%、5,000レアル以下のCDBsは僅かに0.35%の収益率に留まっている。(2011年2月1日付けエスタード紙)


 

ブラデスコ銀行の純益は25%増加の100億2,000万レアル

昨年のブラデスコ銀行の純益はブラジルの国内総生産(GDP)が7.5%以上伸びて内需が好調に推移したために、クレジット部門が牽引して前年比25%増加の100億2,000万レアルを記録した。

同銀行のクレジット部門は前年比23%増加、個人向けクレジットは19.5%、法人向けクレジットは24.9%と大幅に増加、クレジット部門の占める割合は前年の20%から30%に拡大している。

クレジット部門の拡大並びに延滞率の減少が収益性アップに寄与、全体の延滞率は3.6%と前年の5.5%から大幅に改善、また世界金融危機前の2008年の低い延滞率3.4%に近付いてきている。

昨年の同銀行の中小企業向けクレジットの延滞率は3.4%、大企業は0.4%、最終四半期の純益は前四半期比18%増加の30億レアル、クレジットは7.3%増加した。

しかし今年のクレジット部門は昨年末に中銀が銀行の強制預託金比率の引上げ並びにクレジットの引締めを発表、また先月にはSelic 金利が11.25%に引き上げられたために、ブラデスコ銀行では15%から19%の伸び率に下方修正している。(2011年2月1日付けエスタード紙)


 

INSSの赤字が減少

昨年の社会保障院(INSS)の全国消費者物価指数(INPC)を差引いた実質赤字は前年のGDP比1.3%に相当する464億3,400万レアルから4.5%減少の443億5,300万レアルとGDP比1.2相当に減少している。

INSSの赤字の減少は250万人を超える新規雇用や最低サラリーの大幅な調整などによる実質賃金の上昇がINSSへの納付金増加に結びついた。

ジウマ・ロウセフ大統領はINSSの赤字体質解消のために年金・恩給のシステム変更を行うと予想されているが、今年のINSSの赤字はGDP比1.1%に相当する416億レアルが見込まれている。

連邦政府は今年1月からの最低サラリーを540レアルに設定、しかし労働組合側は580レアルを主張して平行線をたどっているが、連邦政府は545レアルまで譲渡すると予想されている。

2009年のINSSへの納付金は1,965億1,100万レアル、昨年は10.7%増加の2,175億2,500万レアル、昨年12月の年金・恩給受給者は前年同期比3.8%増加の2,814万1,000人、平均支給額は23.3%と大幅増加の800.19レアルであった。(2011年2月1日付けエスタード紙)


 

繊維部会に9人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成では大いに意見交換した。

何時も意気投合する繊維部会(河本暢夫部会長)に9人が参加して、2011年2月1日午後3時から6時過ぎまで2月15日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料や死活問題にまで発展している業界内の問題について、大いに意見交換が行われた。

参加者が昨年の回顧と今年の展望について各自が作成した資料を発表して、業種別部会長シンポジウムのドラフト資料作成で大いに意見交換、昨年の国内経済の回復などで国内の綿花が不足したために、連邦政府は25万トンに達する緊急無税輸入を許可したにも関わらず、年末には史上最高値を記録した。

今年の国内生産は前年の120万トンから180万トンの大幅増産が予想されているにも関わらず、世界的な天候異変などで世界中の需要増と供給減で輸入が困難になっており、国内の生産者側は供給量をコントロールして連日、最高価格を更新、しかしメーカー側は価格転嫁が難しく、一斉休業、操業の短縮など死活問題となっている問題打開のために大いに意見の交換を行った。

参加者は河本部会長(東洋紡)、高木副部会長(ダイワボウ)、岡田副部会長(ユニチカ)、田邊氏(日清紡)、本間氏(オーミ繊維工業)、柴垣氏(サンヨーテックス)、河本氏(YKK),佐々木副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

何時も意気投合する繊維部会(河本暢夫部会長)に9人が参加

死活問題にまで発展している業界内の問題について、大いに意見交換

左から岡田副部会長(ユニチカ)/河本部会長(東洋紡)/高木副部会長(ダイワボウ)

 

今年初めての金融部会に13人が参加して部会長シンポジウムの発表内容などについて意見交換

今年初めての金融部会(宮原弘幸部会長)が2011年2月1日正午から1時過ぎまで13人が参加して開催、初めに2011年度の役員としてブラジル三井住友銀行の小西輝久社長、副部会長にブラジル三井住友銀行の栗原祐二副社長並びに南米安田保険の米倉立二郎社長を満場一致で選任した。

また2月15日の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換を行い、今年の部会活動として見学会、セミナーや講習会などの開催についても意見交換を行った。

参加者は宮原部会長(三井住友保険)、今井副部会長(三井住友保険)、小西新部会長(ブラジル三井住友銀行)、栗原新副部会長(ブラジル三井住友銀行)、米倉新副部会長(南米安田保険)、山崎氏(ブラデスコ銀行)、伊澤氏(シティバンク)、上原氏(イタウー銀行)、柴田氏(ブラジル三菱東京UFJ銀行)、奥村氏(マリチマ保険)、堀内氏(みずほコーポレート銀行)、佐々木副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

13人か参加して新役員や今年の部会活動について意見交換

13人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料について意見交換

左から小西新部会長(ブラジル三井住友銀行)/宮原部会長(三井住友保険)/今井副部会長(三井住友保険)

(2011年2月1日)世界青年会議所会頭で米国青年会議所のケンタロウ・ハラダ会頭一行が表敬訪問

世界青年会議所会頭で米国JCIのケンタロウ・ハラダ会頭、エジソン・コダマ事務局長、ブラジル青年商工会議所(JCI)のファビオ・カワウチ会頭、ジアン・シャビエール・デ・リース副会頭並びに兵庫県姫路市エコーリング社の村田和士氏が2011年2月1日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に普段からのJCIへの支援に対してお礼を述べ、ジアン副会頭はブラジル日系人が150万人と世界でも最も多く、また経済成長著しいブラジルはJCIにとって今後、最重要拠点になるためにブラジルJCIが先頭に立って世界に活動を広めたいと強調、またリオもしくはサンパウロで世界会議が開催されることも付け加えた。

左からブラジル青年商工会議所(JCI)のジアン・シャビエール・デ・リース副会頭/世界青年会議所会頭で米国JCIのケンタロウ・ハラダ会頭/エジソン・コダマ事務局長/兵庫県姫路市エコーリング社の村田和士氏/平田藤義事務局長/ブラジル青年商工会議所(JCI)のファビオ・カワウチ会頭

左から米国JCIのエジソン・コダマ事務局長/ブラジル青年商工会議所(JCI)のジアン・シャビエール・デ・リース副会頭/平田藤義事務局長/世界青年会議所会頭で米国JCIのケンタロウ・ハラダ会頭/ブラジル青年商工会議所(JCI)のファビオ・カワウチ会長/兵庫県姫路市エコーリング社の村田和士氏

 

 

商工開発省(MDIC)のアレッサンドロ・テイセイラ事務次官(副大臣)と面談

中山会頭と平田事務局長は1月31日、午後2時、MDICのアレッサンドロ・テイセイラ事務次官(副大臣)を表敬訪問、自由闊達な雰囲気の中で面談した。

面談の目的は主に民間の立場から両国政府主導による日伯貿易投資促進合同委員会(日伯貿投委)を今後も継続的に発展させて頂くためのお願いと、経団連がブラジル工業連盟(CNI)と伴に5月17~18日にバイア州サルバドールで開催する日伯経済合同委員会に、是非ともジルマ大統領他、関係閣僚のご出席をお願いする事の2点であった。

先ず中山会頭が過去の日伯貿投委を振り返り懇切丁寧なお礼を述べた後に、貿投委で採り上げて来たテーマについて説明、資源・エネルギー、港湾・空港・鉄道などをはじめとするインフラ、バイオエタノール等々のほか、進出企業が直面している移転価格税制、技術移転、著作権、ビザ等、当面の課題が一歩一歩解決に向かい進捗している事を民側の立場から報告、その継続的な開催および重要性についての認識を共有した。

同省の国際貿易分析担当官のマルセラ女史も同席、日伯貿投委で採り上げた各種テーマについて十分熟知しており、移転価格税制については租税条約の範疇で検討の余地も残されている事やビザ案件についてもAPECビジネス・トラベル・カードの発給一例および商用ビザを含め、ファーストトラックとしての扱いを念頭に先ず相互協定案の考えも示唆。

第2点であるジルマ大統領ほか関係閣僚の出席依頼に対し、同会議に参加する財界ミッションリストを前広に提出するよう要請を受けた。テイセイラ副大臣が直接、リストをジルマ大統領に提示し出席依頼を促すと約束した。

またテイセイラ副大臣から次回の日伯貿投委の開催場所(ブラジリアあるいはサルバドール何れか)について参考意見を求められ、むしろ両国政府間による話し合い如何で決めるべきではとの返答に対し、やはり参加者の便宜を考えサルバドール開催が好ましい旨、パブリック重視(会合参加者目線)の考えを表明した。

さらに同氏は過去、ブラジルとの国別往復貿易高において日本は第3位の時代を述懐し、対アジアとりわけ中国が首位の座になっても又昨年、対日貿易が飛躍的に伸びたとはいえ、さらなる貿易拡大に意欲を示した。

左から中山立夫会頭/開発商工省のアレッサンドロ・テイセイラ事務次官/平田藤義事務局長(ブラジリア開発商工省事務次官執務室にて)

 

 

同日午後3時から貿易審議会(CAMEX)のエミリオ・ガロファロ局長とも面談

エミリオ貿易審議会局長表敬の目的は開発商工省副大臣と同様、日伯貿投委に関する事であったが、面談の第一声は、いきなり「今日も又81円/ドルの相場展開でしたね」で始まった。さすがブラジル中銀に永い間に亘り勤務、キャリア官僚として為替相場の動きに対し敏感に反応、対ドル円レートが挨拶。

エミリオ氏は当会議所に高い関心と注目を寄せており、同氏に対し会議所の活動や日伯経済合同委員会および日伯貿投委の進捗状況また官民連携による取り組み状況について説明した。幸い同席のアメリア・レジナ女史は去る11月の第4回日伯貿投委(東京)に参加、移転価格税制、技術移転、ビザ等の案件が前進している事や、また日本向けサンタカタリーナ州産の豚肉輸出に絡む農水省を中心としたミッション派遣についても話題になり、エミリオ氏の注意を引いた。最後に中山会頭は是非とも会議所主催の定例昼食会にご招待したいと要請、同氏は前向きに検討する意向を示した。

左から中山立夫会頭/貿易審議会(CAMEX)のエミリオ・ガロファロ局長/平田藤義事務局長

食品部会に8人が参加して業種別部会長シンポジウム発表資料作成

食品部会(高藤悦弘部会長)は2011年1月31日午後1時30分から2時30分まで8人が参加して2月15日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見の交換を行った。

2010年の回顧では堅調に伸びた消費、流通税の徴収方法変更、ロシアの旱魃や穀物輸出禁止の影響、日本食ブーム、拡大する北東地域の消費、最低賃金やボルサ・ファミリアの拡大、南米諸国への拡販、市場寡占化、レアル高の為替、粗糖価格の高騰、健康志向、ダイエット商品増加、今年の展望では低価格商品の投入、ラテンアメリカ市場の拡大、量販店、原材料の高騰、コスト削減、為替の変動による影響などが話題となった。

参加者は高藤悦弘部会長(ブラジル味の素)、大野恵介副部会長(三栄源)、岡橋亮輔氏(東山農産)、森和哉氏(キッコーマン)、森廣光昭氏(日清・味の素アリメントス)、山上徹氏(ヤクルト商工)、加藤秀雄領事(サンパウロ総領事館)、日下野成次総務担当

8人が参加して2月15日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換

業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換

左から大野恵介副部会長(三栄源)/高藤悦弘部会長(ブラジル味の素)

アルゼンチンには250社が進出

2002年のブラジル企業のアルゼンチン進出はペトロブラス、カマルゴ・コレア、ゲルダウやJBS社など60社、世界金融危機後の2009年下半期から急増して現在は250社に及んでいる。

自動車のバッテリー生産のモウラ社、医薬品ラボラトリーのエウロファルマ社、コンピューター生産のポジティヴォ社が南米市場をターゲットに、アルゼンチンで生産開始している。

またブラジル銀行はアルゼンチンのパタゴニア銀行を買収、2010年のブラジルのアルゼンチンへの直接投資は53億ドルと中国を押さえてトップになっている。

モウラ社は3,000万ドルを投資して年間100万個のバッテリーを生産、ブラジルで売上5位のエウロファルマは2009年にアルゼンチンのQuesada社を買収している。

カマルゴ・コレア社は2005年にアルゼンチンのセメントメーカーであるローマ・ネグラ社を買収、今年は7,200万ドルを投資してセメントの年間生産を700万トンから800万トンに引上げる。(2011年1月31日付けヴァロール紙)


 

ヴァーレ社の貿易黒字は233億ドル

昨年のヴァーレ社は鉄鉱石の国際コモディティ価格が高騰したために輸出が240億4,000万ドル、輸入が7億6,230万ドル、貿易黒字収支が233億ドルとブラジルの貿易黒字200億ドルを超えた。

ペトロブラスの輸出は182億ドル、輸入が196億ドルと14億ドルの貿易赤字を計上、エンブラエル社は輸出が41億6,000万ドル、輸入が25億1,000万ドルで16億5,000万ドルの黒字を計上している。

通商産業開発省(Mdic)の統計によると昨年のブラジルの鉄鉱石輸出量は僅かに前年比10.4%増加、2008年の鉄鉱石の平均コモディティ価格は1トン当たり58.71ドル、しかし昨年は92.98ドルと58.37%と大幅に増加している。

ブラスケン社の輸入は2008年の3倍増加の25億4,000万ドル、輸出は24億7,000万ドルと6,920万ドルの赤字を計上、カーギル社の輸出は30億2,800万ドル、輸入は2億8,430万ドルで27億4,370万ドルの黒字を計上している。(2011年1月31日付けヴァロール紙)