11月の日伯法律委員会に25人が参加して開催

日伯法律委員会(松田雅信委員長)の月例会が2010年11月11日午後4時から6時まで25人が参加して開催、進行役はジョゼ・オリベイラ副委員長が務め、初めにBRAGA & MARAFON CONSULTORES E ADVOGADOS のヴァルジレネ・ロペス・フラニャニ訴訟部門担当パートナーが「第四独立行政機関及び連邦公開財団に関する税務回復プログラム(REFIS IV)及び 裁判所への供託料金:裁判所での論争」について、続いてGAIA, SILVA, GAEDE & ASSOCIADOSのブルーノ・アシオリ弁護士が「営業利益の計算に於ける移転価格税制の影響」について講演した。

SOUZA, CESCON, BARRIEU & FLESCH ADVOGADOSのラファエル・マセード・マリェイロ事務局関連シニア・弁護士は「暫定税制度と社債購入時のアジオ」について、KPMGのエメルソン・ロペス・デ・サンタナシニア・マネージャー「租税回避防止規則に関する傾向」についてそれぞれ講演した。

25人が参加した法律委員会 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から4人が講演者/右端は進行役はジョゼ・オリベイラ副委員長

 

パナアメリカーノ銀行の株価が29.54%急落

信用保証基金(FGC)からパナアメリカーノ銀行に25億レアル規模の資金注入につながった会計上の問題で、ブラジル中央銀行が同銀行の会計監査を担当していた会計事務所を非難している。

信用保証基金は1995年に設立されたが、パナアメリカーノ銀行が初めて25億レアルの資金注入の適用を受けることになった。

同銀行のオーナーであるシルビオ・サントス氏は保証として27億レアルと見込まれているホールディングスの44企業を抵当として差し出し、返済開始は3年後からで10年間で返さなければならない。

昨日のパナアメリカーノ銀行の株価は29.54%の下落の影響で中規模銀行であるBicBancoは5.36%、パラナ銀行4.44%、Sofisa銀行4.81%、Daycoal銀行2.98%、Pine銀行は2.6%と軒並み下落している。(2010年11月11日付けエスタード紙)

 

GEは今後3年間に5億ドルを投資

GE社は今後3年間にブラジル国内で開発センター、電力エネルギー、ヘルスケアや石油・天然ガス部門などに5億ドルの投資を予定、ブラジル以外ではBRICs諸国やコモディティ商品輸出国を中心に投資を予定している。

そのうち2億ドルはGEヘルスケア社、ミナス州コンタージェン市のGEトランスポーテーション社、リオ州ペトロポリス市のGEアビエーション社に投資する。

飛行機タービンのメインテナンスを行うCelma社では2012年からエンブラエル社へのタービン生産を予定、また石油・天然ガス開発ではメキシコ湾のBP社のプラットフォーム爆発による大量の石油流出事故で海底油田の基部にある非常時に漏出を止めるための新規開発のBOP(Blowout Preventers)装置やモニタリング装置などを販売する。

またGEはヴァーレ社並びにMRSロジスティカ社と共同でエネルギー送電や南東地域の鉄道網の貨物輸送などの開発に1億ドルを投資する。(2010年11月11日付けエスタード紙)


 

セメント業界は大型投資で増産

フランス資本ラファージュ社はポルトガル資本Cimpor社の株式をボトランチン・セメントに株17.2%をブラジル国内の3セメント工場との交換で譲渡してブラジルに進出した。

世界最大手のラファージュは2007年に121億ドルでエジプトのOrascom社を買収、またカナダ、米国や中近東にも多数のセメント工場を擁している。

しかし経済成長が期待できるラテンアメリカに注目、特に2014年のワールドカップ、2016年のオリンピック、石油製油所や石油コンビナートComperjなど大型インフラ整備で、今後のブラジル国内でのセメント需要が期待できる。

同社はボトランチンからパライーバ州とバイア州の稼働中のセメント工場、ゴイアス州の改修中のセメント工場を譲渡されて、セメント需要が年間20%の北東地域に進出した。

昨年のブラジル国内のセメント生産はトップがボトランチンの2,076万トンでシェア40.3%、ペルナンブーコ州のジョアン・サントス社は589万トンで11.4%、カマルゴ・コレア社は511万トンで10%となっている。(2010年11月11日付けヴァロール紙)


 

ブラジルの石油生産伸び率は世界3位

国際エネルギー機関(IEA)ではブラジルは2035年までの石油生産の伸び率はサウジアラビア、イラクに次いで世界3位になると予想している。

また2020年の1日当たりの石油生産は現在の2倍に相当する400万バレルに増加して、石油の輸出による収入が国内経済の伸び率に拍車をかけると予想されている。

2035年までの世界の石油消費は中国、インドやブラジルなどの新興国が牽引して18%の伸び率で1日当たり9,900万バレルに達すると予想、しかし経済協力機構(OECD)加盟国の消費は6%減少すると見込まれている。

石油輸出国機構(OPEP)の13加盟国を中心に石油の増産が見込まれているが、OPEP加盟国以外ではブラジル、カザキスタン並びにカナダの増産が見込まれている。

北海や米国での石油の減産を中心に現在のOPEP加盟国以外の石油生産は世界の41%から更に減少すると見込まれ、また先進国では地球温暖化対策として再生可能エネルギーへの切り替えも石油消費の減少に結びつく。(2010年11月11日付けエスタード紙)


 

(2010年11月10日)ブラジル・カネフサ社の神谷美起生社長が表敬訪問

ブラジル・カネフサ社の神谷美起生社長、営業部の加藤マルセロ・スーパーバイザーが2010年11月10日に商工会議所を表敬訪問、 入会を希望しているために平田藤義理事務局長から入会申込書を受取った。

 

左から平田藤義事務局長/ブラジル・カネフサ社の営業部の加藤マルセロ・スーパーバイザー/神谷美起生社長(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

 

 

(2010年11月9日)立正大学経済学部の芹田浩司教授が表敬訪問

ブラジルで学術調査を行う予定の立正大学経済学部の芹田浩司教授並びにマッケンジ―大学で為替などの研究を行っている立命館大学の田中祐二教授が2010年11月9日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長が応対した。

左から平田藤義事務局長/立正大学経済学部の芹田浩司教授/立命館大学の田中祐二教授(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

 

今年のBNDES銀行のクレジット総額は1,460億レアルを予想

社会経済開発銀行(BNDES)の今年のクレジット総額は高速鉄道やベロ・モンテ水力発電所などの大型プロジェクトなどを中心に1,460億レアルに達すると予想されている。

今年10カ月間のBNDES銀行のクレジット総額はすでに前年同期比9%増加の1,161億レアルに達しているが、これには前年のペトロブラス向けの250億レアルのクレジットを含まれていない。

BNDES銀行は総資産の25%までしかクレジット総額が制限されているにも関わらず、2008年から国庫庁は同銀行に1,800億レアルを提供してカバーしている。

連邦政府は暫定令511号を発令して総事業費が330億レアルのサンパウロ経由リオとカンピーナス間の高速鉄道に対してBNDES銀行は最大200億レアル、ベロ・モンテ水力発電所に195億レアルのクレジットを付けるが、焦げ付いた場合は国庫庁が保証する。(2010年11月10日付けエスタード紙)


 

ペトロブラスは数年以内に320億ドルを調達

ペトロブラス石油公社は増資で世界最大の資金調達を実施、しかし2014年までの投資計画のために更に320億ドルの資金調達の必要性があるために、今後数年以内にサンパウロ証券取引所(Bovespa)で資金調達をすると発表した。

2014年までの投資計画の総額は2,240億ドルのために大型増資で資金調達を行ったが、石油価格がバレル当たり80ドル以上であれば今後の資金調達額が少なくて済む。

ペトロブラスの今年上半期の投資総額は380億レアルと国会で承認された794億5,000万レアルを大幅に下回っているために、下半期の投資増加が予想されている。

同公社の第3四半期の純益は前年同期比23.51%増加の90億2,000万レアル,前四半期比では8.7%増加、売上は9.45増加の524億レアルがそれぞれ予想されている。(2010年11月10日付けエスタード紙)


 

EUはメルコスールとFTA締結か

ヨーロッパ連合国(EU)は11年間に亘ってメルコスールと自由貿易協定(FTA)で協議をしているが、EUの経済発展は新興国への輸出が不可欠であるために2011年以内の締結を目標に据え付けた。

EUはドーハラウンド成立のめどが立たないために、FTAを通商振興の武器に格上げして特に新興国とのFTA締結を急いでいる。

ブラジルはヨーロッパ連合国にとってはFTA締結の重要な国と位置付けているが、ヨーロッパ域内での消費拡大が見込めないために、積極的に新興国にFTAを働きかける。

また経済成長が著しいアジアのマーケットに注目、マレーシアとベトナムとのFTA締結を最優先すると見込まれている。

ヨーロッパ連合国では鉱工業部門向け天然資源の確保のためにもメルコスールとのFTA締結を急いでいるために、関税問題で歩み寄ると予想されている。(2010年11月10日付けエスタード紙)