平田事務局長はドイツ会議所での移転価格税制会合に出席

平田藤義事務局長は2010年10月14日午後2時から4時までにドイツ会議所で開催された移転価格税制(TP)の会議に参加した。

初めにドイツ会議所(AHK)のTPへの取り組み、アメリカ会議所(AMCHAM)の主な提案、AHK,日本商工会議所並びに英国会議所の二重課税条約の現状、AMCHAMの二重課税条約のストラテジー並びに結果の紹介が行われた。

国内線のマーケットシェア争いが熾烈

9月の国内線の搭乗客はCクラスの利用拡大で前年同月比30%増加、民間航空庁(ANAC)の調査によると特に小さい航空会社のシェアが18%に増加してきている。

国内線シェアはTAM航空が42.4%、GOL航空が39.46%で不動、Azulは6.70%、Webjetは5.34%、Avianca2.84% ,Tripが2.26%とシェアを拡大してきている。

9月の国内線の搭乗率は前年同月の66.43%から73.38%と大幅に増加、TAMは航空券販売で小売り大手のカーザス・バイア、Azulはマガジン・ルイザとタイアップしている。

9月の国際線はレアル高の為替などで26.97%増加、TAMが84.54%、GOLが15.42%のシェアを確保、搭乗率は8.49%増加の82.2%に達している。(2010年10月14日付けエスタード紙)

 

IOFを4%に引き上げ後はドル流入が減少

中銀の発表によるとドル流入が止まらずに益々のレアル高の為替に歯止めをかけるために、海外投資家の確定金利付きファンド投資に対して今月4日に金融取引税を2%から4%に引き上げた。

今月5日から8日の海外投資家のブラジル国内での金融投資総額は1億6,800万ドル、1日平均では4,200万ドルに減少、IOF引上げ前の1週間では8億ドルが流入していた。

しかしIOF引上げ後の4日からのレアル為替の2.0%上昇して、昨日の終値はR$1.6554と2008年9月1日以来のレアル高になっており、マンテガ財務相は更なるIOFの引上げや政府系ファンドによるドル購入などでレアル為替の引下げの誘導政策の採用の可能性を述べている。

中銀は続けてドル介入を行っており、今月8日までは27億6,400万ドルを買いいれたために、外貨準備高は2795億3,000万ドルまで増加している。(2010年10月14日付けヴァロール紙)

 

2010年第3四半期の業務・会計監査で監事会開催

2010年の第3四半期の業務・会計監査が2010年10月13日正午から2時まで監事会から中村敏幸監事会議長、山田唯資監事、藤井敏晴監事が参加して開催された。

初めに平田事務局長からこの期間中の業務の推移について説明、次いで会計事務所が作成し、提出した貸借対照表、損益それに事務局が準備して常任理事会によって承認された月別会計種目別収支明細書、予算、実績対比表、財産目録、会費滞納現況表並びに2010年の第3四半期の各委員会や部会の予算と実績について、逐一会計担当職員も加えての事務局サイドからの報告があり、それに対する監事側からの質問など相互間で活発な討議が行なわれて審議された結果、監事会は「2010年の第3四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。

監事会は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは平田藤義事務局長、エレー ナ・ウエダ会計担当、日下野成次総務担当が参加した。

左から山田唯資監事/中村敏幸監事会議長/藤井敏晴監事 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

2010年の第3四半期の業務・会計監査の様子

 

輸入建材が増加

2007年の建材部門の貿易は10億レアルの黒字を計上していたが、昨年はブラジル国内の住宅ブームやレアル高の為替で輸入建材が大幅に増加したために11億レアルの赤字を計上している。

今年9月までの国内の建材の価格は前年同期比6.94%増加したために、価格の安い輸入建材の需要が大幅に増加、特に中国やインドからの輸入増加が堅調になってきている。

昨年の住宅建築向け鉄鋼製品の貿易赤字は1億2,200万ドル、照明器具は2億5,500万ドル、電気製品は3億6,300万ドル、ガラス製品は9,500万ドル、建築向け機械装置は2億7,600万ドルとそれぞれ赤字を計上している。

中国の輸入住宅関連材料や製品はレアル高の為替でブラジルの国産品よりも35%から40%安いために、輸入建材に切り替える建築会社が増加、2004年の中国製セラミック製品の輸入量は50万平方メートル、今年はすでに2,000万平方メートルを輸入している。(2010年10月13日付けエスタード紙)


 

生産性がサラリーの3倍増加

今年8カ月間の製造業の平均生産性はサラリーの増加分2.9%の3倍に相当する9.5%増加、世界金融危機の影響を受けた鉱業セクターの生産性は11.2%増加、しかしサラリーは0.2%の増加に留まっている。

鉄鋼セクターの生産性は15.9%増加したが、サラリーの増加は2.2%に留まっており、アルセロール・ミッタルのツバロン製鉄所の第2高炉は2008年12月から操業を中止している。

機械装置セクターの生産性は24.4%と大幅に増加、しかしサラリーは8.5%に留まっており、繊維セクターの生産性は1.6%増加、サラリーは1.5%増加している。

生産性が最も増加したのは木材セクターの26.2%、しかし嗜好品セクターはマイナス6.4%と生産性が減少している。(2010年10月12日付けヴァロール紙)


 

サービス業や建設部門の雇用増加が牽引

6年前の鉱工業部門の貿易黒字は180億ドルであったが、レアル高の為替や金利高などで今年8カ月間の鉱工業部門の貿易は230億ドルの赤字を計上しているために、同部門の雇用はそれほど増加していない。

2004年の8ヶ月間の鉱工業部門の雇用は全体の31%、今年は26%に減少、サービス部門は26%から35%、建設部門は6%から16%とそれぞれ増加している。

2004年の8カ月間の雇用は146万6,000人、今年8カ月間では195万4000人に増加、しかし農業部門の割合は19%から9%と大幅に減少、商業も15%から12%に減少している。

2004年の国内総生産(GDP)の伸び率は鉱工業部門の7.9%が牽引して5.7%増加、今年はレアル高で輸出は減少するにも関わらず、国内経済が好調で鉱工業部門が9%増加して7.5%増加が予想されている。(2010年10月12日付けヴァロール紙)


 

セメント業界は2016年までに160億レアルを投資

北東伯地域を中心にブラジルのセメント業界は2012年から大型投資を開始、2016年までに150億レアルを投資して、現在のセメント生産量を70%増加させる。

今年のセメント生産は5,800万トンが予想、2015年には7,000万トンが見込まれており、一人当たりの生産量は世界平均の422キロに近い350キロに達する。

現在のブラジルの一人当たりのセメント生産は272キロと中国や韓国の1,000キロ以上を大幅に下回っている。

セメント増産への投資は、ワールドカップ、オリンピック、水力発電所、港湾、上下水道、空港などのインフラ整備、連邦政府の大衆住宅プロジェクトなど大きな需要がある。

カマルゴ・コレアは2016年までに36億レアルを投資して、現在の生産510万トンを1,400万トンまで引き上げてマーケットシェア10%を15%まで拡大する。

ブラジルのセメント生産は世界シェアでは僅かに1.8%と僅かであるが、中国の13億9,000万トンでシェア48.7%、インドの1億8,100万トンで6.3%、米国の9700万トンで3.4%、ロシアの5,900万トンで2.1%に次いで5位となっている。(2010年10月13日付けヴァロール紙)