ボンバルジエはモノレール向け技術センター建設

地下鉄2号線の延長線区間であるヴィラ・プルデンテとシダーデ・チラデンテスを結ぶ24キロメートルのモノレール建設を落札したカナダのボンバルジエ社はモノレール向け技術センターをサンパウロ州のオルトランジアに建設する。

同社ではこの技術センターは今後のラテンアメリカでのモノレール建設の技術移転の拠点にする予定であり、米国のピッツバーグにブラジルの技術者を200人送り込んで研修させる。

落札したモノレールは24キロメートルの区間を地下鉄と同じ速度の50分で走行することが可能であり、また部品などの国産化比率を70%を予定している。

ボンバルジエ社ではモルンビ-コンゴニアス空港を結ぶモノレールの入札やリオ-サンパウロ間を結ぶ高速鉄道にはワゴン車供給やメンテナンスなどでコンセッションを組む可能性も否定できない。

モノレール建設コストは1キロメートル当たり4,000万ドルから8,000万ドルと地下鉄の9,000万ドルから1億5,000万ドルの約半分、また建設時間が大幅に短縮できる利点がある。(2010年10月1日付けエスタード紙)


 

(2010年9月29日)アメリカ商工会議所のカールラ女史、ブルーナ女史が表敬訪問

アメリカ商工会議所のカールラ・デ・アラウージョ女史、ブルーナ・マリア・ペレイラ女史が2010年9月29日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長、柴田千鶴子事業班主任、日下野成次総務担当、中森アリッセアシスタントと共催による次回のハッピーアワーについて意見交換した。

左手前からアメリカ商工会議所のカールラ・デ・アラウージョ女史、ブルーナ・マリア・ペレイラ女史/右は事務局スタッフ

レアル高阻止でIOFを引き上げか

9月の第4週目までのドル流入は144億5,000万ドルで残り4日間を残しているにも関わらず、1982年以来の記録を更新してR$1.705とレアル高に歯止めがかかっていないために、連邦政府はレアル安誘導のための適切な措置を取ると予想されている。

世界金融危機で先進国や新興国は世界貿易縮小で経済成長が停滞しているために、輸出拡大で自国の通貨安誘導で経済成長を図っているために、自国通貨安のためのドル介入を争って行っている。

また海外投資家は米国などの金利の安い国で資金を調達して、実質金利が世界トップのブラジルで金融投資を行うキャリートレードなどの投機的短期投資を行っていることもドル流入に拍車をかけて、レアル高の為替になっている。

9月の第4週目までのドル流入144億5,000万ドルは2009年10月にサンタンデール銀行が新規株式公開(IPO)を実施した影響で131億ドルが流入したが、残り4日間を残してすでに記録を更新している。

9月の中銀のドル介入は94億3,000万ドルに達してレアル安傾向に結びついていないために、海外投資家への金融取引税2.0%を更に引上げる可能性が予想されている。(2010年9月30日付けエスタード紙)


 

プライマリー収支黒字は4カ月連続で低下

中銀の発表によると連邦政府並びに地方政府(州・市)のプライマリー収支は4カ月連続で減少、過去12カ月間ではGDP比2.01%と昨年のGDP比2.05%を下回っている。

中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府の過去12カ月間のプライマリー収支黒字は1.31%に達するために、連邦政府の目標であるGDP比3.3%の達成は可能と予想されている。

今年8カ月間の公共歳入は前年同期比16.2%増加しているが、公的歳出は経済成長加速プログラム(PAC)などの公共投資は17.2%増加して8月の歳出は13.6%増加している。

8月の公的債務はGDP比41.4%と昨年12月のGDP比42.8%から1.4%減少、中銀では今年末にはGDP比39.6%まで減少する目標を掲げている。

8月のプライマリー収支の名目利払いは政策誘導金利(Selic)が低いにも関わらず、インフレ指数の増加によるインフレ指数連動国債の金利の増加などで156億9,000万レアルと中銀が公表開始した2001年からでは最高を記録、過去12カ月間の名目利払いは1846億3,000万レアルとなっている。(2010年9月30日付けエスタード紙)


 

9月のIGP-Mは1.15%増加

ゼツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の発表によると9月総合市場物価指数(IGP-M)は農産物価格の上昇で前月の0.77%から1.15%と大幅に上昇している。

IGP-M指数は住宅やテナントの賃貸料の調整の参考指数となるが、今年9カ月間では7.89%、過去12カ月間では7.77%を記録している。

8月の大豆の卸売価格は旱魃や天候異変予想で10.55%上昇、しかし9月は3.07%に減少しているために、今後のIGP-Mは減少傾向が予想されている。

9月の卸売物価指数(IPA)は前月の1.24%から1.6%に増加して2008年7月の2.2%に次ぐインフレ指数となったが、第一次産品が4.44%から4.08%に減少、特に鉄鉱石が13.5%から0.11%に減少している。

8月のスーパーの小売は前年同月比1.2%増加、しかし前月比ではマイナス1.4%、今年8カ月間では4.74%増加、特にアルコール飲料が16.3%、ソフトドリンクが11.1%それぞれ増加して押し上げている。(2010年9月30日付けエスタード紙)

 

サンパウロ州の鉱工業部門の活動レベル指数が0.4%上昇

サンパウロ州工業連盟(Fiesp)によると8月のサンパウロ州内の鉱工業部門の活動レベル指数(INA)は前月比0.4%増加、特に製造業のINAは7.9%と大幅に増加、今年8カ月間では12.3%、過去12カ月間では8.3%それぞれ増加している。

また8月の製造業の設備稼働率(Nuci)は前月の82%から82.4%と0.4%増加、しかしSensor調査では8月の企業家の景況感を示す業況判断指数は53.5ポイント、しかし9月は52.8ポイントに減少している。

Fiespでは9月から12月までの活動レベル指数は月間平均0.7%上昇して今年は前年比10%増加に達すると予想、しかし前年比11%増加を達成するためには月間平均1.0%以上の増加が必要となる。

また8月の企業家の投資指数は56.5ポイント、9月は60ポイントに増加、在庫指数では43.9ポイントから43.4ポイントに減少、雇用指数は57ポイントから53.9ポイントに減少している。(2010年9月30日付けエスタード紙)


 

今年8カ月間の中央政府の支出は17.2%増加

10月に大統領選挙がある今年8ヶ月間の国庫庁、社会保障院(INSS)並びに中銀で構成される中央政府の支出は前年同期比17.2%増加の297億1,000万レアルに達しているが、予想の300億レアルを下回っている。

今年8カ月間の経済成長加速プログラム(PAC)向け支出は118億9,000万レアル、しかし8月のプライマリー収支は40億レアルに達している。

中央政府の今年8カ月間の収入は前年同期比16.2%増加、これには連邦政府が中央電力(エレトロブラス)から受け取った配当金のうち、社会経済開発銀行(BNDES)が買い取る14億レアルが含まれている。

今年8カ月間の中央政府のプライマリー収支黒字はGDP比1.29%、ペトロブラスの増資などで連邦政府の今年のプライマリー収支黒字目標であるGDP3.3%は達成可能と見込まれている。(2010年9月29日付けエスタード紙)


 

銀行員はサラリー調整で無期限ストライキ入り

全国銀行連盟(Fenaban)は今年のサラリー調整率を過去12カ月間のインフレ指数4.29%を組合側に提示、しかし組合側はインフレプラス実質賃金5.0%の上乗せを要求して物別れに終わり、今日から部分的に無期限ストに入る。

強力な交渉力を持つ統一労働本部(CUT)は上半期の5大銀行の純益は213億レアルに達しているために、金属労連が勝ち取った10.5%のサラリー調整を要求している。

昨年の銀行のサラリー調整に対するストライキは15日間継続、ブラジル全国で46万人の銀行員が参加、サンパウロ州内では13万人が参加している。

2008年のインフレ以上のサラリー調整は0.93%、昨年は1.5%とそれぞれ上回っているために、今年のサラリー調整のストライキは好調な国内経済でクレジットが大幅に拡大して銀行の純益が大幅に増加しているために難航すると見込まれている。

カンピーナス市のメルセデス・ベンツ工場の従業員は今月16日からストライキを継続していたが、昨日、10.5%のサラリー調整で合意、またフォード、スカニア並びにワーゲンは10.8%のサラリー調整を勝ち取っている。(2010年9月29日付けエスタード紙)


 

ブラジル銀行はチリのCorpBanca銀行に資本参加か

グローバル化を積極的に進めているブラジル銀行はチリでは5番目のCorpBanca銀行に50%以下の資本参加を行うと予想されており、チリの金融市場では同銀行の株価が9月だけで26%も上昇している。

ブラジル銀行は積極的にグローバル化を進めており、南米ではペルー、コロンビア、ウルグアイやパラグアイの資本参加を予定している銀行を査定している。

また米国ではブラジル人コミュニティの多い地域であるニューヨーク、ニュージャージー、ボストンやフロリダの地方銀行への資本参加を予定している。

昨年、ルーラ大統領はブラジル銀行に対してブラジル人やブラジル企業への支援のためにラテンアメリカ、米国、アフリカや中国への進出を要請、アルゼンチンではパタゴニア銀行に資本参加している。(2010年9月29日付けエスタード紙)