Camexは輸入綿花の関税を8カ月間に亘って免税

ブラジル貿易審議会(Camex)は今年のブラジル国内の綿花の作付面積が大幅に減少して綿花不足の可能性がでてきたために、10月から来年5月にかけて25万トンの輸入綿花について免税措置を採用する。

昨年の綿花の作付面積は107万7,000ヘクタール、しかし今年は21.78%減少の84万6,000ヘクタールまで減少したために、100万トンの生産減少が見込まれている。

今年1月の綿花価格は44.60レアル、7月のピーク時には53レアルまで上昇、25万トンの綿花輸出は来年5月までの国内需要を補うことが可能と見込まれている。

今回の綿花輸入はブラジル綿花生産者協会(Abrapa),ブラジル綿花輸出協会(Anea)並びにブラジル繊維工業会(Abit)の合意で決定された。(2010年9月15日付けエスタード紙)


 

償還期間が30年の外債5億ドル発行

過去数カ月間のブラジル企業や銀行の海外で低金利での資金調達に続いて、昨日、国庫庁は償還期間が30年の外債グローバル2041を5億ドル発行、年利は5.2%と昨年の30年物外債の5.8%から年利が大幅に減少している。

国庫庁では今年4月に10年物の外債グローバル2021の発行で7億8,750万ドルの資金を調達、7月には年利4.547%でグローバル2021の発行で8億2,500万ドルを調達していた。

国庫庁が発行した10年物の外債の金利はブラジル企業や銀行が今後、海外での資金調達のベンチマークとなるために、ブラジルの信頼度の上昇と共に金利が低下する。

世界金融危機からいち早く回復したブラジルは国内経済が順調に伸びており、安定した政治、投資適格級の格上げ、ワールドカップやオリンピックなど大型イベント、高速鉄道の建設、インフラ投資や巨大な岩塩層下石油開発など海外投資家から投資先として注目されている。(2010年9月15日付けエスタード紙)


 

石油派生品の自給自足は2014年か

ペトロブラス石油公社は石油派生品の自給自足を早めるために、リオ石油化学コンピーナート(Comperj)並びにペルナンブーコ州のAbreu e Lima製油所の操業を2014年に前倒しする。

ペトロブラスの1日当たりの石油精製能力は200万バレル、今年から5年間の年平均GDPの伸び率が3.4% と仮定すると14.3%になるために、2014年には20%増加の240万バレルまで引上げる必要がある。

ブラジルは主に液化石油ガス(GLP),ジェット燃料のケロシンやジーゼル燃料を1日当たり12万バレル輸入、一方でガスや燃料オイルを8万バレル輸出している。

今年上半期のブラジル国内の石油派生品消費は前年同期比12%増加、今後数カ月間は農産物の収穫期のためにジーゼル燃料の消費が拡大、また飛行機利用の増加でケロシンの消費増加が見込まれている。(2010年9月15日付けヴァロール紙)

 

戸谷文聡大臣官房審議官と意見交換

ジェトロ主催のブラジル投資・ビジネス・ミッションに合わせて、来伯中の経済産業省通商政策局の戸谷文聡大臣官房審議官並びに同局米州課中南米室の中山裕二係長と2010年9月14日にブラジル経済全般およびビジネス環境整備などについて、商工会議所関係者と意見交換を行った。

審議官の訪問は、第3回日伯貿易投資促進委員会に基づいて開催されたジェトロのブ ラジル投資・ビジネスミッションに合わせたものであり、経済産業省としてもこの ミッションを重視していると述べた。また、税制、労働、知的財産などブラジルへの投資にあたって日本企業が直面している問題点について意見交換を行った。

会議所からは寺田健司氏(ホンダサウスアメリカ)、篠原一宇氏(パナソニック)、麻布秀俊氏(ブラジル三井物産)、深瀬聡之次長(ジェトロ)、平田藤義事務局長が参加した。

 

埋蔵量80億バレルのリブラ油田を新石油法で入札か

ブラジル石油監督庁(ANP)はペトロブラス石油公社と共に6月からサントス海盆の岩塩層下原油開発中のリブラ油田を調査しているが、埋蔵量が50億バレルから80億バレルと予想されているツピー油田を上回る可能性がでてきた。

埋蔵量の最終的確認は11月になると見込まれており、ANPでは1970年代の中近東での大油田発見以来の80億バレルに達するリブラ油田の入札を予定、しかし新石油法の国会通過などで来年の上半期になると見込んでいる。

リブラ油田は埋蔵量が31億バレルのフランコ油田から僅かに35キロメートル離れているだけであり、これらの岩塩層下油田の埋蔵量を合わせると現在のブラジルの埋蔵量140億バレルは倍増する可能性がある。

新石油法に沿って行われる入札は岩塩層下石油開発を監督するPré-Sal Petróleo S/Aに対して石油生産の納入比率が最も高い企業が落札、またペトロブラスは落札コンソーシアムに最低30%の参加が義務付けされている。(2010年9月14日付けエスタード紙)

 

韓国資本SKはMMXに7億ドルの資本参加

実業家エイケ・バチスタ氏はアングロ・アメリカン社並びに中国資本Wisco社からの資本参加に続いて、韓国資本SK社はMMX社に7億ドルを投資して11%の資本参加を行う。

MMXはSK社に対してブラジル南東部並びにチリから鉄鉱石を供給、7月から大港湾となる南東港を建設開始して2011年から鉄鉱石を輸出開始、最終的には年間1億トンの輸出を目標にしている。

バチスタ氏はミナス州のセーラ・アズール鉄鉱山開発に拍車をかけて、2015年にはナショナル製鉄(CSN)の鉄鉱石生産を追越して、最終的にはヴァーレ社を上回る目標を掲げている。

昨年11月にMMX社の21.5%の株をミナス州の鉄鉱石開発のための資金調達にWisco社に4億ドルで譲渡、しかしSK社の資本参加でWisco社の株比率は20%に減少する。

2009年3月にLLXは6億レアルの増資を行い、同年8月に社会経済開発銀行出資会社(BNDESpar)は1億5,000万レアルを投資してLLXの株12.05%を取得している。

今年3月に造船会社OSX社は新規株式公開(IPO)して99億レアルの資金調達を見込んでいたが、予想を大幅に下回る28億レアルしか調達できなかった。(2010年9月14日付けエスタード紙)

 

GMは9.0%近いサラリー調整で組合と合意

GM社のサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場並びにサン・カエターノ・ド・スール工場の金属工はインフレ指数の全国消費者物価指数(INPC)4.29%プラス実質サラリー上昇分4.52%の9.0%近いサラリー調整で合意した。

この9%の調整はサラリーが7,730レアルまでの従業員に適用され、それ以上のサラリーに対しては一律686レアルの調整、また2,200レアルのボーナスも支給される。

その他の自動車メーカーの金属工も9.0%のサラリー調整を要求しているために、組合側では会社側に圧力をかけるために無期限スト入りをほのめかしている。

昨日、サンパウロ市近郊の自動車メーカーが集中しているABC地区の組合は1万3,000人が集まって総会を開催したために、自動車の生産は午前5時から10時までストップしていた(2010年9月14日付けエスタード紙)


 

今年8カ月間のダンボール販売は17.2%増加の168万8,000トン

経済のバロメーターとなるダンボール販売は国内経済が好調に推移しているために、今年8カ月間の販売は前年同期比では大幅に増加、しかし8月は昨年下半期から国内経済が回復基調になったために約10%に低下している。

ブラジルダンボール協会(ABPO)では8月のダンボール販売は前年同月比10.34%増加の21万3,900トン、前月比ではマイナス1.78%となっている。

また今年8カ月間のダンボール販売は設備稼働率が90%に達して前年同期比17.2%の168万8,000トンを記録、今年は255万トンの販売予想で記録を更新すると予想されている。

また国内経済の好調に伴って雇用増加や実質賃金の増加で低所得層の消費が増加して、食品や化粧品向け包装紙の販売も大幅増加が予想されている。(2010年9月14日付けヴァロール紙)


 

ブラジル三井物産主催の第4回冠講座に九州大学小島立准教授を招待して開催

ブラジル三井物産基金及びサンパウロ大学法学部付属国際法国際関係研究所は同学部国際比較法学科と共に、九州大学小島立准教授を招待して「商標件の効力の制限:商標登録、商標的使用および商標の類否との関係」をテーマに第4回三井物産冠講座を2010年9月14日午後7時から9時過ぎまで、同大学法学部アルカ-ダス講堂に会場一杯の50人が参加して開催、二宮正人同大学教授が通訳を行った。

初めに商標登録要件では「普通名称」についてグーグルやゼロックスなどの普通名称化の危険性について説明、「慣用されている商標」として「正宗」(清酒)、「プレイガイド」(興行場の座席の手配)を取り上げて分かりやすく説明、「使用による識別性」ではコカコーラのビンを例に取り上げた。

商標として使用では「巨峰事件」を裁判例として説明、商標権の類否判断では外観類似、観念類似、称呼類似などについて説明、また「SEIKO EYE事件」を取り上げ、商標権の効力の制限では商標法26条の趣旨及び特許庁の見解、近時の見解では被告標章済みの「がん治療の最前線事件」、「カルゲン事件」、「スーパーフユダイン事件」の裁判例を取り上げて説明、最後に質疑応答が行われて冠講座は成功裏に終了して大きな拍手が送られ、ブラジル三井物産の中山立夫社長から感謝状とブラジルを代表する画家で彫刻家の大竹富江さんの作品が贈呈された。商工会議所からは法律委員会メンバーや平田藤義事務局長が参加、現在、日伯間でビジネス円滑化のテーマの一つとして鋭意取り組んでいる知的財産権や技術移転などにも関連する今回の商標権の効力の制限に関する講演は非常に参考になったとコメントした。

会場入り口で記念撮影 左から通訳の二宮正人同大学教授/講演者の九州大学小島立准教授/会議所会頭でブラジル三井物産の中山立夫社長 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から通訳の二宮正人同大学教授/講演者の九州大学小島立准教授

中央は大竹富江氏制作の記念品を掲げる通訳の二宮正人同大学教授


 

中山立夫会頭はブラジル投資・ビジネス・ミッション参加者との懇親会に参加

ジュトロ主催のブラジル投資・ビジネス・ミッション参加者との懇親会が2010年9月13日午後7時30分から9時過ぎまでGolden Tulip Paulista Plazaホテルで開催、ブラジル側の参加者は約70人、商工会議所からは中山立夫会頭、平田藤義事務局長が出席した。

式次第

在サンパウロ日本国総領事館 大部総領事ご挨拶

ミッション団長 柳田ジェトロ理事挨拶

経済産業省 戸谷通商政策局担当審議官ご挨拶

ブラジル日本商工会議所 中山会頭ご挨拶および乾杯のご発声

 

 

ミッション側出席者:3946名(以下順不同)

太平洋工業株式会社

株式会社MORESCO

株式会社TYK

株式会社岡本工機

Yamasaki Insurance Agency

Shinsho American Corporation

株式会社フジタ

山崎金属産業株式会社

三菱重工業株式会社

DAISEN株式会社

日華化学株式会社

社団法人岐阜県工業会

田中精密工業株式会社

JSRトレーディング株式会社

THOMPSON & KNIGHT LLP

株式会社ダイオーズ

不二製油株式会社 東京支社

Calty Design Research, Inc.

ハビックス株式会社

株式会社浜屋

株式会社国際経済研究所

ひかり味噌株式会社

花王株式会社

株式会社倉本産業

サンデンインターナショナルUSA

Mitsui-Soko (USA) Inc.

Ricoh Latin America, Inc.

株式会社中島工務店

Calty Design Research, Inc.

Sumitomo Electric Finance USA

Hagiwara America, Inc.

Unytite, Inc.

日本航空電子工業 JAE Electronics, Inc.

三井造船株式会社

DAIKIN AMERICA , INC

フジアルテ株式会社

INTERKAL, LLC

株式会社シーエーシー

阪和興業株式会社