ヴィクーニャ繊維は南米地域に投資を集中

ラテンアメリカ最大の繊維会社ヴィクーニャ社は南米地域に投資を集中するが、同社の負債を削減するために持株会社となるパートナーを探しており、また同社よりも小規模の繊維会社の買収も目論んでいる。

現在のヴィクーニャ社の輸出は全体の17%とレアル高の為替と過重な税制の影響で5年前の40%から大幅に落ち込んでいるために、国内販売に集中する。

またヴィクーニャはエクアドルでの生産を強化してアンデス共同体、メキシコ並びにヨーロッパ向けに製品を輸出、アルゼンチンの傘下のBratex社の製品は国内並びにブラジル向けに輸出する。

ヴィクーニャはマット・グロッソ州クイアバ市に3億5,000万レアルを投資して繊維工場を建設、操業開始の3年後には世界最大の繊維会社が誕生すると見込まれている。

同社のジーンズウエアの国内販売は年間82億レアル、ジーンズ用のデニム生地は月産2,570万メートル、ブラジルの繊維会社は年間5,140万メートルのデニム生地を輸出している。(2010年6月9日付けヴァロール紙)



 

小麦の耕作面積は12.5%減少

国家配給公社(Conab)では今年の小麦の耕作面積は前年比12.5%減少の212万6,000ヘクタールになる予想、昨年の収穫が予想を下回ったパラナ州やミナス州での回復が期待されている。

昨年の小麦の耕作面積は242万8,000ヘクタールで収穫量は502万6000トンであったが、国内消費の半分以下であり、穀物類の中ではアルゼンチンなどからの輸入量が最も多い。

今年の大豆の生産は20.2%増加の6,870万トン、トウモロコシは4.8%増加の5,346万トン、米1,135万トン、フェジョン352万トン、綿花194万トン、その他291万トン、穀物生産は1億4,691万トンが予想されている。(2010年6月9日付けヴァロール紙)


 

(2010年6月8日)グローリー株式会社の海外営業統括部長の三井高史執行役員が表敬訪問

グローリー株式会社海外営業統括部長の三井高史執行役員並びにGiant Automação e Solução社のGustavo Vaccari社長が2010年6月8日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長が応対した。

左から平田藤義事務局長/グローリー株式会社海外営業統括部長の三井高史執行役員/Giant Automação e Solução社のGustavo Vaccari社長 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

電気電子部会で日伯連携セミナー開催について意見交換

電気電子部会(松田雅信部会長)は2010年6月8日午後5時からアフリカ諸国への日伯デジタルテレビ方式であるISDB-T方式導入のための日伯連携セミナー開催について意見交換した

南アフリカ、アンゴラ、ボツワナ、ナミビアおよびザンビアより構成されるタスクフォース、日伯連携セミナーの開催時期及びスケジュール、日本側主催のレセプション、会場、デモ機材や内容、費用の負担、官民一体でのPR,SADC招聘費などについて意見交換や確認を行った。

参加者は三好副部会長(プリモテック21)、倉橋氏(パナソニック)、足立氏(NTT),加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

中央が進行役の三好副部会長 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

 

CopomではSelic金利を0.75%引上げか

今回の中銀の通貨政策委員会(Copom)では政策誘導金利(Selic)の引き上げが確実視されているが、中銀の最終フォーカスレポートでは3回連続で0.75%の引上げを予想されている。

10月の大統領選前にはSelic金利が11.75%と大幅な金融引締め政策が採用されると見込まれており、年末には13.25%まで引上げられる可能性も残されている。

最終フォーカスレポートでは今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回の5.67%から5.64%と僅かに下方修正、今後12カ月後のIPCAも4.76%から4.72%に下方修正している。

今年のGDP伸び率は第1四半期が大幅に伸びたために、下半期の伸び率が低下しても5.5%以上が確実視されており、また4月の失業率は7.3%と大幅に低下して雇用が大幅に伸びている。

鉄鉱石価格の大幅な増加に伴って下半期には自動車、家電や建材などの製品に価格転嫁が行われるために、インフレ圧力が強くなってSelic金利の上昇につながる可能性がある。(2010年6月8日付けヴァロール紙)


 

中西部地域や南部地域にも原子力発電所建設

ブラジル電力公社のエレトロヌクレアール(Eletronuclear)では国家電力エネルギープロジェクトで中西部地域や南部地域を含むブラジル国内での原子力発電所4基から8基の建設を予定している。

北東地域並びに南東部地域の原子力発電所建設は1,000メガワットから1,200メガワットの発電能力が予定されており、北東地域ではセルジッペ州、アラゴアス、バイア並びにペルナンブーコ州が候補地に挙がっている。

年平均のGDPが3%から3.5%増加すると電力エネルギー需要を賄うためには4基、4.5%から5%増加すると8基の原子力発電所建設が必要となる。

リオ州の原子力発電所であるアングラ3号の建設はドイツの技術が用いられるが、ブラジルは技術移転を望んでいるために、今後は最先端技術を擁する日本などが熾烈な受注合戦を行うと見込まれている。(2010年6月8日付けヴァロール紙)


 

第1四半期のGDP伸び率は年率では10.2%前後

今日、ブラジル地理統計院(IBGE)は第1四半期の国内総生産(GDP)の伸び率を発表するが、前四半期比では2.5%、年率換算では10.2%とレアルプラン以来の伸び率を記録すると予想されている。

金融危機後のブラジルのGDP伸び率は世界でもいち早く脱出、昨年第3四半期から継続し上昇に転じて9カ月間のGDP伸び率は6.0%以上を記録している。

AE Projeções社の30金融機関対象の調査では第1四半期のGDP伸び率は2.2%から3.1%を予想、これは年率換算では9.1%から13%に相当する伸び率となっている。

サンタンデール銀行では第1四半期の投資はGDP比5.1%、年率換算では20%に達すると予想、しかし第2四半期のGDPの伸び率は工業製品税(IPI)の減税政策の中止、ヨーロッパ連合国の財政問題、レアル通貨高による輸出の減少、政策誘導金利(Selic)の引上げ等の要因が重なって、第1四半期並みには伸びない。(2010年6月8日付けエスタード紙)


 

アマゾン地域の熱帯雨林伐採が半減

環境保護局(Ibama)の人工衛星でのアマゾン熱帯雨林伐採調査(Deter)によると、昨年8月から今年4月までのアマゾン地域の熱帯雨林伐採は前年同期比48%減少の1,455平方キロメートルまで減少して、監視効果が出てきている。

パラー州の熱帯雨林伐採面積は571平方キロメートル、マット・グロッソ496.75平方キロメートル、ロンドニア州は146.52平方キロメートルと前年同期比では減少に転じているが、唯一、ローライマ州は47%増加の48.55平方キロメートルが伐採されている。

環境保護局では熱帯雨林伐採監視のために、今年は244回の監視作戦を予定しており、国家情報局(Abin),連邦警察、Sipam(アマゾン保護団体)、農地改革省の合同班が監視を強化する。(2010年6月8日付けヴァロール紙)


 

平田藤義事務局長がFIESPで開催された移転価格税制会議に参加

平田藤義事務局長並びに編集部のルーベンス・イト-氏が2010年6月7日午前9時30分から正午までサンパウロ州工業連盟(FIESP)で開催された移転価格税制(TP)会議に参加、暫定令MP478号/09の現状並びに今後の予想、連邦国税庁のオタシリオ・カルタショ長官との会合が開行われた。

今年5カ月間の自動車生産は131万6,000台で世界4位

今年5カ月間のブラジルの自動車生産は131万6,000台とドイツの118万台を追越して中国、米国、日本に次いで4位に上昇している。

3月の自動車生産は工業製品税(IPI)の減税政策適用の最終月となったために、駆け込み需要が大幅に増加して35万3,700台と月間記録を更新した。

しかしIPI減税政策の適用が中止された4月は21.5%減少の27万7,800台、5月は10%減少の25万1,100台、しかし今年5カ月間では記録を更新している。

今年5カ月間のアルゼンチンの自動車生産は59%増加の24万1,000台、そのうち輸出は14万6,000台、ブラジル向け輸出は87%増加の12万7,000台、5月のブラジル向け輸出は86.7%増加の3万8,900台であった。

今年5カ月間の中国の自動車生産は540万台、米国460万台、日本は208万台、世界の自動車販売のベスト20のモデルのうちで米国製は8機種、中国7機種、日本3機種、ブラジルとインドはそれぞれ1機種となっている。(2010年6月7日付けエスタード紙)