4月の貿易収支黒字は12億8,000万ドル

ドル安の為替と国内消費が好調に推移して、消費財を中心に輸入が増加している一方で、米国やヨーロッパを中心に世界経済の回復が遅れており、また為替の影響で価格競争力を失って輸出の伸び率が鈍化してきている。

4月の貿易収支黒字は輸入が輸出の23%増加の151億6,000万ドルを大幅に上回る60.8%大幅の138億8,000万ドルに増加したために、前年同月比65.3%減少の12億8,000万ドルに留まった。

今年4カ月間の輸出は543億9,000万ドル、輸入は522億1,000万ドル、貿易収支黒字は前年同期比674%減少の21億7,000万ドルと大幅に減少している。

今年4カ月間の鉱工業製品の輸出は昨年同期の58.2%から56.3%とシェアを落としている一方で、第一次産品のシェアは39.6%から41.3%に上昇している。

4月の消費財の輸入は49.9%増加の22億5,000万ドルで国内の製品価格の上昇を抑える効果に結びついており、資本財の輸入は18.9%増加の28億5,000万ドルとなっている。

今年4カ月間のアジア向け輸出は前年同期比25.3%、ラテンアメリカ並びにカリブ地域はアルゼンチン向け輸出が牽引して45.9%それぞれ増加しているが、アフリカ向け輸出は伸びていない。

4月の原油の輸出量は23.8%増加、しかし石油価格の高騰で輸出高は128%増加、今年4カ月間の原油の輸出は輸出全体の9.3%を占めているが、前年同期は僅かに3.6%であった。(2010年5月4日付けエスタード紙)


 

フォーカスレポートではインフレ指数を5.60%に上方修正

昨日発表された中銀の最終フォーカスレポートで金融市場関係者は今年のインフレ率を中央目標値である4.50%を大幅に上回る5.60%と予想している。

広範囲消費者物価指数(IPCA)は15週連続で上方修正されて5.42%まで上昇、JGコンサルタント社のフェルナンド・ロッシャ氏は今年末のインフレを5.8%と予想、しかし6.0%に達することも否定していない。

4月のインフレは0.55%で今年4カ月間のIPCは2.62%、月間平均では0.4%であり、今後のインフレが月間0.4%で増加していくと年末には6.0%に達する。

IPCA以外にもインフレ指数となる総合市場物価指数(IGP-M)は8.03%から8.28%、消費者物価指数(IPC-Fipe)は5.50%から5.53%、総合物価指数(IGP-DI)は8.01%から8.05%とそれぞれ上方修正されている。

また今年の国内総生産(GD)は7週連続で上方修正されて6.06%、鉱工業生産のGDPは9.54%と大幅な伸び率が予想されている。(2010年5月4日付けエスタード紙)


 

最低サラリー以上の年金・恩給受給者の調整率は7.0%か

大統領選挙を10月に控えて与野党間で最低サラリー以上の年金・恩給受給者への年金調整で数カ月間に亘って駆け引きが継続しているが、今日の暫定令475号の調整率はすでに与野党間で根回しが行われているために、与野党が主張している中間値の7.0%の調整率で決まる公算が強いと予想されている。

与党の下院リーダーのカンジド・ヴァカレーザ議員(労働者党-PT)は与党連合から要求のでている7.7%の調整は連邦政府の大幅な支出につながるために拒否している。

民主党(DEM)は最低サラリーと同率9.6%の調整を支持しているが、社会大衆党(PPS)は大幅な支出につながるために6.14%の調整を支持している。

最低サラリー以上の年金・恩給受給者への6.14%のサラリー調整は67億レアルの支出となるが、7.0%の調整では更に10億レアル、7.7%の調整では更に18億レアルの支出につながる。(2010年5月4日付けエスタード紙)


 

(2010年5月3日)Kijiro保険のキジロ-・フジイ社長が表敬訪問

モジ・ダス・クルゼス市のKijiro保険のキジロ-・フジイ社長並びにペドロ・コムラ市会議員が2010年5月3日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長と同市並びにアウト・チエテ地域の農産物輸出などの活性化などについて意見の交換を行った。

左から平田藤義事務局長/ペドロ・コムラ市会議員/モジ・ダス・クルゼス市のKijiro保険のキジロ-・フジイ社長 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

総電力1万メガワットの電力エネルギープロジェクトが凍結

発電能力1万1,233メガワットのベロ・モンテ水力発電所がようやく入札にかけられて建設開始を予定、しかし環境ライセンスなどの問題で総電力が1万メガワットの電力エネルギーの182件のプロジェクトが凍結されている。

この182件のプロジェクトは新規電力エネルギープロジェクトの25%に相当、国家電力庁(Aneel)の発表ではこれらのプロジェクトには水力発電所、30メガワット以下の小型水力発電所(PCHs)や来年以降の経済成長加速プログラム(PAC2)なども含まれている。

今後、国内総生産(GDP)が5.0%伸びると仮定すると、毎年5000メガワットの電力エネルギーのプロジェクトを推進しなければ、電力エネルギー不足が発生する可能性がある。

総発電量2,481メガワットの13件の水力発電所建設プロジェクトが環境問題でライセンスの取得に問題が発生しており、特にヴォトランチングループの水力発電所プロジェクトであるリベイロ渓谷の2,482メガワットのチジューコ・アウト水力発電所プロジェクトは21年前に申請されたが、環境ライセンス問題で未だに止まったままとなっている。

環境ライセンス問題などで総電力が3,663メガワットの火力発電所、2,482メガワットの水力発電所、1635メガワットのPCHs、1,442メガワットの風力発電所、453メガワットのバイオマス発電所のプロジェクトが凍結されている。(2010年5月3日付けエスタード紙)

 

金融危機後のレアル通貨の値上率は7位

金融危機からのいち早く回復したブラジルへの海外からの投資が大幅に上昇してレアル通貨が大幅に値上がりしているために、2009年10月にブラジル政府は海外投資家がブラジル国内での債券や株式などの購入に対して、金融取引税(IOF)の2%徴収を発表したにも関わらず、レアル通貨の値上がりが継続している。

国連の発表によると2008年1月から2010年1月までの2年間のレアル通貨の値上がりは5.0%に達して7位にランク、値上がりトップは日本の円通貨で30%の値上がり、スイスは370億ドルの為替介入をしたにも関わらず、スイスフランは円通貨に次ぐ値上がりとなっている。

中国は輸出を拡大するために人為的に自国通貨の元を通貨安にコントロールしていると米国政府から非難されているが、過去2年間では7%と3位の値上がり率となっている。

ブラジルのレアル通貨は金融危機直後の2008年末には25%下落、しかし2009年3月から12月の間に33%値上がり、昨年5月はR$2.23であったが、10月にはR$1.71に達していた。

金融危機の影響を大きく受けたアイスランドの通貨は50%値下がり、ウクライナやトルコの通貨も30%以上値下がりしている。(2010年5月3日付けエスタード紙)


 

ヴァーレはアルミ関連事業をノルウエー企業に譲渡

ヴァーレ社はノルウエーのアルミ生産企業Norsk Hydro社に今後100年間に亘って生産できるボーキサイト鉱山などを49億ドルで譲渡する。

ヴァーレ社はNorsk社から11億ドルのキャッシュ並びに31億ドルに相当する22%のNorsk社の株式を受取り、またヴァーレ社の負債7億ドルも支払われる。

ヴァーレ社はグループ傘下のアルブラス社の51%の株式、アルノルテ社の57%、CAP社の61%並びにBauxite・JV社の60%の株式をNorsk社に譲渡する。

ヴァーレ社はNorsk社とのアルミ関連事業の譲渡の発表する2日前に、アフリカ西岸のギニアで鉄鉱山を開発中のBSGリソーセズ・ギニア社に25億ドルを投資して、51%の株式を取得していた。(2010年5月3日付けエスタード紙)

 

昨年のインフラ部門投資は526億3,700万レアル

昨年のインフラ整備部門の投資総額は526億3,700万レアルと2008年の5倍以上を記録、インフラ整備部門のプロジェクト数は35件から59件と大幅に増加している。

今後数年間に亘ってインフラ部門の投資は500億レアルを超えると予想されており、今年の大型プロジェクトとして、投資総額が200億レアルのベロ・モンテ水力発電所並びに下半期には340億レアルのサンパウロ経由のリオ-カンピーナス間の高速鉄道建設が予定されている。

また火力発電所、電力送電網、空港や上下水道などの大型プロジェクトが目白押しであり、また2014年のサッカーのワールドカップや2016年のオリンピック開催など今後数年間に亘ってインフラ投資が継続する。

昨年のインフラ部門の投資ではエネルギー分野が68.1%のシェアでトップ、特にジラウ水力発電所並びにサント・アントニオ水力発電所が特筆され、輸送並びにロジステック分野は13.6%、石油・天然ガス分野が8.1%となっている。(2010年5月3日付けヴァロール紙)


 

麻生前総理大臣と会議所役員が懇談会に参加

2日、午後7時から市内ブルックリン地区にあるホテル ヒルトン・サンパウロ・モルンビーで懇談会が行われた。大部一秋総領事から懇談会開催の挨拶後、中山立夫在ブラジル日本商工会議所会頭代理で近藤正樹副会頭が挨拶に加え、ブラジル経済の現状報告を行った。

日本在住者を除く当地の日系社会人口120万人に、歴代の総理の中でも一番知られ、慕われている麻生総理を囲み「ブラジル経済の現状」について気軽な意見交換会となった。

かつて企業駐在員として1年くらい滞在、一昨年の日伯交流年には日本側実行委員会名誉会長を歴任、平成19年(2007年)外務大臣としてご来伯、さらに翌平成20年(2008年)6月の百周年記念式典にも皇太子殿下とご一緒にご列席、また平成18年7月以降、現在も日伯国会議員連盟会長をお勤め、ブラジルとの関係や熱い思い又認識の深さは、日本人のみならず一般ブラジル人にも尊敬されるだけに全ての事に精通、さすがこの4年間で総理の時代を含め3回もご来伯された大物政治家だ。

参加者各位と将来の国際的な企業のビジネスモデルのあり方についても話が弾んだ。途上国の追い上げ、日本が技術面で将来国際競争力を維持、また打ち勝つための設計開発分野のメンタリティーの改革、新幹線、都市交通など人材育成の分野を含め話題が尽きない。時差調整の一時も無いタフな総理と阿吽の呼吸で気楽な懇談会が出来たのは滅多に無い機会である。

日伯協力の分野では総理の時代にルーラ大統領と昨年5月電話会談や直接膝を交え合意に至った幾つかのビッグ・プロジェクトが今開花或いは実を結びつつある。地上デジタルTV放送の日伯方式を他の南米諸国に普及するため共同で取り組む件、またリオーサンパウローカンピーナス間ルートの高速鉄道建設が日伯戦略的パートナーシップ推進上、象徴的とする案件だ。また在日ブラジル人に対する教育、雇用、住居支援の実績等がブラジル政府から高く評価された。

昨年7月イタリアのラクイラ・サミットにおいてルーラ大統領と会談、在日ブラジル人および在ブラジル駐在員のための両国間における社会保障協定が締結に向け最終段階にきている。

総理に当会議所の概要・沿革を説明、正式に登録した1940年から起算、今年は創立70周年の節目。現在の会員数、法人307社、10個人、進出企業164社 ブラジル及び外資系企業143社の会員構成を説明。

平成20年(2008年)9月15日、リーマンブラザーズの破綻をきっかけに、先進諸国は軒並み世界大恐慌を彷彿させる経済危機に陥ったが、幸い内需主導型のブラジル経済は政府による迅速な財政出動や金利政策および景気刺激策のお陰で大きな影響を受けずに済み、昨年は前年比ゼロ成長で終わったものの、今年からは順調にV字型回復を果たした事を報告、総理はじっと聞き入った。

今年は大統領選挙の年に当たるが、市場の大方の予想は誰が大統領に就任されても基本的に経済政策には大きな変更は無く、平成26年(2014年)のワールドカップさらにその2年後に開催されるリオリンピックに向けインフラの整備をはじめ資源・エネルギーを中心に経済成長に一段と拍車がかかる元気なブラジル経済をPRした。

持続的な経済発展には資金面を含め更に外資系企業の参入を必要とし、貿易投資の拡大やインフラ整備が連邦政府や州、市レベルで課題となっている事も説明。

平成20年(2008年)の日伯交流年にブラジル政府に対して問題を提起し、率直に議論するための対話の場として設立された両国政府主導による日伯貿易投資促進合同委員会に民間の立場からも参加。

貿易投資促進、ビジネス円滑化、知的財産、資源・インフラをはじめ税制に至る諸問題を経済産業省の主導下、関係省庁を交え特に在ブラジル日本国大使館やサンパウロ総領事館からのご指導ご支援を仰ぎながら鋭意、政官民連携で取り組んでいる状況も説明。

ブラジルに縁が深くブラキチとされる麻生総理に、ご帰国後も引き続き真の戦略的パートナーシップ構築に向け、人的交流などを含む両国の関係強化にご協力をお願いした。

懇談会には顧問の中野喜一郎氏がご出席、主催者の在サンパウロ総領事館からは大部総領事と加藤領事が又会議所からは田中名誉会頭、長谷部副会頭、近藤副会頭、杉山副会頭、松田副会頭、林専任理事、伊藤専任理事、佐々木専任理事、鷲巣専任理事、西岡専任理事、平田事務局長が参加した。

麻生太郎前総理大臣と記念撮影する参加者

麻生太郎前総理大臣と記念撮影する参加者

麻生太郎前総理大臣と記念撮影する参加者

 

第17回カマラゴルフ大会に37人が参加して開催

5月1日(土)に今年度2回目となる第17回カマラゴルフ会がPLゴルフ場で開催されました。
当日は祝日にも関わらず、
多数の方々に参加頂きました。
天候も快晴に恵まれ、ゴルフ日和の中、第一組が意気揚々と7時15分にスタートしました。
総勢37名が参加し、大盛況のうちに終了いたしました。

結果は、寺元さん(MOL Brasil)が、前半37後半39グロス76 ハンディ15
ネット スコア61という驚異的なスコアーで優勝されました。
2位には足立さん(NTT Brasil)、
3位 村田エリカさん(Suzuyo)が入りました。
ベストグロス賞も優勝の寺元さんが獲得されました。

その他の成績は次の通りです。
NP 村田さん(東京三菱UFJ)、和田さん(日通)、八尋さん(三菱商事)、中村さん(Delloitte)
LD 西岡さん(日立製作所)、岡野さん(NSK)
FP 斉藤(DENSO)、岡野さん(NSK)

以上
相互啓発委員会

左から西岡相互啓発委員長/優勝した寺元(MOL Brasil)氏