ブラジルは米国の綿花補助金に対する報復措置を先送り

米国とブラジルは綿花生産の補助金や輸出に関する話し合いを開始して和解を試みていたが、交渉2日目に物別れに終わったために、補助金撤廃のための話し合い期間を今月22日までに延長することで合意した。

米国の綿花補助金に関するブラジルの世界貿易機関(WTO)への提訴に対し、パネルが米国の違反を認めた件で、米国はパネルの判断は受け入れられないとして正式に控訴状を提出していた。

ブラジル政府は米国の綿花補助金に対抗して、102品目に対する対米報復関税や米国の知的財産権を制限する報復案を検討しており、報復措置は世界貿易機関(WTO)に認められて、医薬品や音楽などの知的財産権が対象となっている。

先週の水曜日に米国からの要請で報復措置開始は今後60日後に先送り、米国は補助金による損害に対して、ブラジルの綿花生産者向けに年間1億4,730万ドルの基金設立を提示している。

また米国は綿花などの農産物輸出の保障クレジットの撤廃、サンタ・カタリーナ州で生産される食肉にたいして、ワクチン接種免除でも口蹄疫地域から除外することを提案しているが、交渉は今月21日まで継続される。(2010年4月6日付けエスタード紙)

 

今年の投資はGDP比18.6%

社会経済開発銀行(BNDES)の鉱工業政策である生産開発政策(PDP)の今年の投資目標はGDP比21%であったが、金融危機後の鉱工業部門の回復が遅れているために、GDP比18.6%に下方修正されている。

昨年、鉱工業部門の投資を促進するために機械・装置などの資本財購入に対して、投資持続プログラム(PSI)を採用して年利は僅かに4.5%と長期金利(TJLP)の6.0%よりも低金利で投資を促していた。

BNDES銀行は国庫庁から800億レアルの資金提供を受けてクレジットを拡大するが、昨年は1,000億レアルが同銀行に注入された。

高速鉄道やベロ・モンテ水力発電所などの大型プロジェクトが目白押しであるために、BNDES銀行や国庫庁は資金調達のために、増資や国債発行をする可能性が予想されている。

またBNDES銀行はEximbank銀行を輸出向けのファイナンスやブラジルの多国籍企業向けの海外での資金調達のために設立すると予想されているが、BNDES銀行は海外ですでに80億レアルをブラジル企業にファイナンスしている。(2010年4月6日付けエスタード紙)


 

3月の石油輸出は2,273万バレルで記録更新

3月のペトロブラス石油公社の石油輸出は2,237万バレル、1日当たりの輸出は過去の記録である2008年12月を11万3,000バレル上回って記録を更新した。

3月の米国向け石油輸出は全体の32%を占めてトップ、インド22%、中国20%、ヨーロッパ18%、日本とカナダはそれぞれ4%を占めた。

2008年から石油の貿易は黒字に転じて、昨年は5億9,200万ドルの貿易黒字を計上、しかし会計上は28億7,400万ドルの黒字となっている。

ブラジルは軽質油を輸入してジーゼル燃料を生産しているが、今年初めのガソリンの国内需要が大幅に増加したために、ガソリンの輸入を余儀なくされた。

現在の輸出用の石油はカンポス海盆のマルリン油田並びにロンカドール油田で生産、今年12月から岩塩層下のツピー油田から日産10万バレルの生産が予定されている。(2010年4月6日付けエスタード紙)


 

インフレの1/3は鉄鉱石価格の値上げ

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の今年の総合市場物価指数(IGP-M)は国内の鉄鉱石価格の90%以上の値上げの影響を受けて、自動車や白物家電への価格転嫁でIGP-Mを2.8%と1/3押し上げるために、8.5%まで上昇すると予想されている。

IGP-Mは公共料金の調整に適用されるために、来年の公共料金の値上げに結びつき、鉄鉱石の値上げ前の来年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は4.5%であったが、値上げ後は5.0%に上方修正されている。

ナショナル製鉄(CSN)は鉄鉱石値上げに関してはコメントを避けているが、ウジミナスの鉄鋼製品は11%から15%の値上げが予想されている。(2010年4月6日付けエスタード紙)

 

 

2010年4月6日スタンレー電気(株)がリメイラに工場建設

STANLEY ELECTRIC DO BRASIL LTDA.(本川保美社長)は本社から近藤克美常務取締役や米谷光弘執行役員等を迎え盛大な定礎式を挙行した。

第1期に8千万レアイスを投下、自動車部品工場としては大規模な1万5千平米の工場を建設、リメイラ市に600名の雇用を提供する。

スタンレーは電子デバイス、特に光デバイスの分野でトップメーカーとして知られ又自動車機器製品分野では常に業界をリード、同社の超高輝度発光ダイオードは有名である。

工場建設は戸田(Construtora TODA do Brasil S.A 林恒清社長)が請負、同社東北支店からも一級建築士の荘司達夫所長が駆けつけた。

定礎式にはシルビオ・フェリックス市長、市議会議長、市会議員や在サンパウロ総領事館の大部一秋総領事、Honda South America、 Moto Honda da Amazônia、 Honda Automóveis do Brasil Ltda.の峯川 尚社長のほか同社の取締役など大勢が参加、会議所からは平田藤義事務局長が出席した。

 

第3回三井物産冠講座に60人が参加して開催

ブラジル三井物産(中山立夫社長)主催の第3回冠講座が2010年4月5日午後6時から9時まで、サンパウロ州立大学法学部の講堂に60人が参加して開催された。

初めに東京大学の島村暁代助教がポルトガル語による「日伯年金協定締結への最近の動き」と題して、2008年の金融危機前には30万人以上の在日ブラジル人が滞在していたが、金融危機後に多くの在日ブラジル人は失業などで大幅に減少、帰国旅費支援を受けてブラジルに帰国した人も多くいたと説明した。

就労の認定を受けている永住もしくは定住外国人と呼ばれるステータスのある人も生活保護を受給することができ、「緊急人材育成・就職支援基金」を活用した職業訓練、再就職支援、生活支援などの資格を擁していると説明した。

また在日外国人労働者への子供手当ては、自国に子供を残していても その子供は対象人数分が支給されるが、〈1〉少なくとも年2回以上、子どもと面会している〈2〉生活費などの送金がおおむね4か月に1度は継続的に行われている〈3〉来日前に親と子どもが同居していたことを居住証明書などで確認できる事などを満たさなければならない。

現在、日本に住むブラジル人は年金加入の義務付けによって、社会保険料がブラジルと日本の2重加入となっており、日本では公的年金は25年以上加入しなければ受給することができない

25年以下の場合でブラジルに帰国するときに、手続きをすれば脱退一時金が返金されるが、ブラジルでの加入期間として算入がされないために、もし社会保障協定が2国間で締結されれば、日本に住むブラジル人が払う社会保険料は日本だけでよくなり、日本で支払った社会保険料をブラジルでの加入期間に算入できることになり、またブラジルに住む日本人にも逆パターンであり、これが締結されれば両国に住む方々にとってはかなりのメリットがあり、年内の保障協定締結に向けて両国で協力し合っていると結んだ。

続いて東京大学法学部の荒木尚志教授は「日本の雇用システムの変化と労働政策・外国人労働者政策の課題」と題して、日本の雇用システムは終身雇用から1980年代の社会構造の変化や雇用システムの変化で非正規雇用の増加、調整弁としての外国人労働者雇用などが増加して、急速に変化してきていると説明した。

30年以上前の雇用形態はピラミッド型で若年層が多かったが、少子高齢化で雇用形態が大きく変化して、高給のオールドワーカーや外国人ワーカーの増加で若年層の雇用が減少して、1990年の正規雇用の比率は80%であったが、2008年には66%まで低下して非正規雇用が増加している。

リーマンブラザーズ破綻後に発生した派遣切りや雇い止めによる失業率の増加に伴う、貧困層の拡大や所持金が底をついた失業者向けの炊き出しなど益々雇用が悪化してきているために、解決の糸口を見つける必要がある。

正規雇用と非正規雇用の賃金格差は開く一方であり、また労働者の価値観も多様化してきており、今後は労働者を尊重した雇用形態の模索が急がれると結んで講演を終え、島村暁代助教授並びに荒木尚志教授に記念のプレートが送られた。

左から講演を行った東京大学の島村暁代助教/荒木尚志教授/通訳のサンパウロ大学の二宮正人教授 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から記念プレートを受取る東京大学法学部の荒木尚志教授/贈呈する中山立夫会頭

60人が参加して開催された第3回三井冠講座

 

造船所建設が目白押し

過去20年間に亘ってブラジルの海運業界は投資が止まって停滞していたが、南大河州リオ・グランデ市では2005年から2015年までに140億レアルの売上で直接雇用1万5,000人、間接雇用3万5,000人が見込まれている。

リオ・グランデ市の海運業の復活は総額25億レアルで2005年から2008年にかけて、ペトロブラス石油公社向け石油・天然ガス掘削プラットフォームP53の建造がきっかけとなり、直接雇用4,300人が創出された。

2006年には4億3,900万レアルを投資してリオ・グランデ造船所の建設を開始して来月完成を予定、ペトロブラスの岩塩層下原油開発向けに10年間のリースを予定している。

またQuipコンソーシアムは掘削プラットフォームP63を23億レアルで受注、同市には造船所が30か所あり、そのうち27造船所で建造中となっている。

アマゾナス州、バイア、セアラーやアラゴアス州向けに建造や造船所近代化のために、船舶ファンド(FMM)から造船部門拡大プログラムとして、総額40億レアルに達する投資が予定されている。

オデブレヒト社向けにはバイア州の造船所建設に16億3,100万レアル、イーリャ造船向けに12億2,200万レアルのクレジットが見込まれている。(2010年4月5日付けエスタード紙)


 

労働組合が労働時間削減で企業と合意

交渉力の強い労働組合は労働時間削減の暫定令は国会で承認されていないにも関わらず、労働時間削減で合意をしている企業が増加、週44時間の労働時間を40時間に削減する企業が増加してきている。

6年前の週40時間の企業は全体の28.6%であったが、現在では31.97%に増加して1,076万人、41時間から44時間の間は806万人、45時間から48時間は682万人となっている。

また48時間以上は485万人、35時間から39時間は119万人、35時間以下は195万人、化学部門の組合は昨年9月から労働時間を週40時間に減少させている。

フランスは35時間と最も短く、北欧諸国、スペインポーランド、オーストリア、エストニア、ブルガリアは40時間、カナダ、中国は44時間、チリ、アルゼンチン、ウルグアイやパラグアイは48時労働となっている。(2010年4月5日付けエスタード紙)

 

保険

J = 日本進出企業(empresa japonesa)

N = 日系企業(empresa nikkei (da comunidade nipo-brasileira)

B = ブラジル企業(empresa brasileira)

E = 外資系企業(empresa estrangeira de outras nacionalidades)

 

ARIMA & KANEGAE CORRETAGENS DE SEGUROS LTDA. (N)      
Corretagem e administração de seguros. 
Telefone: (11) 3399-4499
Fax: (11) 3399-5985
Website: http://www.arimaseguros.com.br

BRAJAK CORRETORA DE SEGUROS LTDA. (N)       
Corretagem e administração de seguros. 
Telefone: (11) 5574-9166
Fax: (11) 5573-8049
Website:

 

CHIGAMI ASSESSORIA EM SEGUROS LTDA. (N)

Seguros de vida e ramos elementares – prestação de serviços em seguros.

Telefone: (11) 3571-5596

Fax: (11) 3571-4117

Website: 

COSMOS CORRETAGENS, ADMINISTRAÇÃO E SERVIÇOS DE SEGUROS LTDA. (N)       
Corretagem e administração de seguros. 
Telefone:  (11) 3262-3381       
Fax: (11) 3262-3381          
 
KYOEI DO BRASIL COMPANHIA DE SEGUROS (E)      
Seguros em geral.
Telefone: (11) 2789-0100 
Fax: (11) 2789-0139 
Website: http://www.kyoeiseg.com.br

 

MARÍTIMA SEGUROS S/A. (B)
Seguradora: auto, ramos elementares, vida e saúde.
Telefone: (11) 3156-1459
Fax: (11) 3156-1910
Website: http://www.maritima.com.br  
 
MARSH CORRETORA DE SEGUROS LTDA. (E)       
Corretagem e administração de seguros. 
Telefone: (11) 3741-2838 / 3741-1138 / 3741-1187 / 3741-1441
Fax: (11) 3741-7687 / 3741-1512
Website: http://www.marsh.com.br
 
MITSUI SUMITOMO INSURANCE COMPANY LTD. – ESCRITÓRIO DE REPRESENTAÇÃO NO BRASIL LTDA. (J)     
Seguros em geral.                                                 三井住友保険
Telefone: (11) 3177-5805 / 5803
Fax: (11) 3177-5950
Website: http://www.ms-seg.com.br 
 
MIURA CORRETORA DE SEGUROS LTDA. (N)      
Corretagem e administração de seguros.
Telefone: (11) 5585-1200
Fax: (11) 5584-5657
 
PATRIMÔNIO CORRETORA DE SEGUROS LTDA. (N)       
Corretagem e administração de seguros. 
Telefone: (11) 5506-0835 / 5505-9399
Fax: (11) 5505-9399
 
SANYUU CORRETAGEM DE SEGUROS LTDA. (N)       
Corretagem e administração de seguros. 
Telefone: (11) 3889-8900
Fax: (11) 3889-9090
 
TOKIO MARINE SEGURADORA S/A (J) 東京海上保険     
Seguros em geral. 
Telefone: (11) 3054-7000
Fax: (11) 3054-7365
Website: http://www.tokiomarine.com.br 
 
YASUDA SEGUROS S.A. (J) 安田生命     
Seguros em geral. 
Telefone: (11) 3886-1411
Fax: (11) 3886-1160
Website: http://www.yasuda.com.br