在パラグアイ日本国特命全権大使、渡部和男氏と会議所関係者が意見交換

大部総領事は2010年2月26日、渡部大使の訪伯意図にそって特に商社をはじめ、食品、観光分野の会議所関係者と公邸で意見交換会を開催した。

渡部大使は「パラグアイから見たブラジル~伯パラグアイ関係と日系企業による対パラグアイ投資」をテーマに、先ずパラグアイ概況(基礎データである独立年、面積、人種、言語、政体や国民所得など)や経済成長率、投資環境および貿易相手国などを詳しく説明、また日常話題になっている伯・パラグアイ関係についても触れた。

説明の後にはメルコスールの加盟国の中で、あまり目立たない同国を直ぐにでもビジネスチャンスとして見直さなければならない魅力にとりつかれ、自由闊達な意見交換会となった。

参加者からは今年7~8月頃に是非、会議所主催(相互啓発委員会)による視察旅行を計画してほしい強い要請があった。

参加者(順不同)は安田 修副社長(三井物産)、近藤 正樹社長(三菱商事)、前田 一郎社長(丸紅)鹿熊 徹ダイレクター(兼松)、鷲巣 寛社長(伊藤忠)、江上 知剛社長(双日)和田 淳副社長(味の素)、貞方 賢彦社長(ヤクルト)、青木 智栄子社長(ブルーツリー)、平田事務局長



 

 

 

ブラジル銀行の純益はクレジットが牽引して101億レアルに達した

昨年のブラジル銀行はクレジット部門が33.8%増加して純益が101億レアルに達して記録を更新、また総資産も2位のイタウー-ウニバンコ銀行の6,083億レアルを1,000億レアル上回る7,085億レアルに達して、首位を奪還した。

2008年末のイタウー-ウニバンコ銀行の総資産はブラジル銀行を1,110億レアル上回っていたが、金融危機で民間銀行がクレジット部門を大幅に縮小したために、ブラジル銀行は連邦政府の要請を受けてクレジット部門を果敢に拡大したために首位を奪還した。

ブラジル銀行のクレジット部門の33.8%拡大はイタウー-ウニバンコ銀行の2.0%、ブラデスコ銀行の10%、サンタンデール銀行の2.0%を大幅に上回る増加を記録している。

昨年のブラジル銀行の延滞率はクレジット部門の大幅拡大にも関わらず、3.3%と中銀の統計である商業銀行の平均延滞率5.6%を大幅に下回っている。

ブラジル銀行はサンパウロ州立銀行(ノッサ・カイシャ)を買収して給与・年金口座天引き型クレジットの拡大並びにヴォトランチン銀行への資本参加で自動車向けクレジット拡大を進めており、今年のクレジット部門は18%から23%の拡大を見込んでいる。(2010年2月26日付けエスタード紙)

                             

1月の失業率は7.2%

ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると1月の6大都市圏の失業率は7.2%と同月としては統計を取り始めた2003年からでは最も低下、昨年12月の失業率6.8%から上昇したのは毎年のように年末商戦後は失業率が増加する。

1月の6大都市圏の失業者は169万人で同月としては最も少なく、一方で就労者は2,160万人と最多記録となっている。

しかし1月の労働手帳に登録された正規就労者は前月比0.7%増加、前年同月比では3.5%増加の45万1,000人を記録している。

就労者が増加したのは商業部門、サービス並びに建設業部門、今年の月間平均失業者は7.4%と前年同月の8.1%から大幅に減少して過去15年で最低になると予想されている。(2010年2月26日付けエスタード紙)
                   

                  

 

今年の機械・装置部門の投資は89億レアル

世界金融危機の影響を受けて昨年の鉱工業部門を中心に設備投資を先送りしていたが、今後は大衆住宅建設”私の家、私の暮らし”プロジェクト、2014年にブラジルで開催されるワールドカップ、2016年のオリンピックなど大型プロジェクトが目白押しで、また国内経済も活性化してきたために設備投資が大幅に増加すると見込まれている。

社会経済開発銀行(BNDES)の持続投資プログラム(PSI)は設備投資を促すために今年6月まで延長予定であり、年利は4.5%とインフレ分を差引いた実質金利はゼロで支払いは2年間の据え置きと好条件で設備投資を促す。

そのために今年の機械・装置部門は前年比20%増加の投資を予想されており、ブラジルの機械・装置の平均寿命は20年以上で今後数年間の設備投資の80%は装置の買え替えと見込まれている。

ブラジル機械・装置工業会(Abimaq)の調査では今年1月の売り上げは前年同月比17.1%増加の46億3,000万レアル、しかし前月比では26.3%減少、Abimaqでは今年の売り上げは前年比18%から20%の増加を予想している。(2010年2月26日付けエスタード紙)


 

ペトロブラスは新たにカンポス海盆で石油発見

ペトロブラス石油公社はすでにジュバルテ油田で原油開発をしている同じカンポス海盆のバラクーダ鉱区で、埋蔵量が4,000万バレルの軽質油の油田を発見した。

またペトロブラスは2週間前に同じ油田の岩塩層の上層でも2,500万バレルの油田層を発見、しかしサントス海盆で発見されている数億バレルに達する油田と比較すると埋蔵量は非常に少ないが、純度の高い軽質油である。

今回発見された油田は沿岸部から100キロメートルとサントス海盆と比べれば非常に近く、また海面下4,300メートルと同海盆の6,000メートルよりも浅いために開発が容易である。

しかしペトロブラスの石油開発はサントス海盆が中心で今年はカショラッテ海盆の岩塩層下の油田の操業開始が予定されており、日産10万バレルの生産が見込まれている。(2010年2月26日付けエスタード紙)


 

異業種交流委員会2月度勉強会

2月の異業種交流委員会(和田亮委員長)が2010年2月25日午後7時から9時までブラジル日本語センターに28人が参加して開催、『日本の翼 JAL』 講師:小西JALサンパウロ支店長 /『政治の年を語ろうや』-次期ブラジル大統領選を見据えてー  講師:赤嶺ソールナッセンテ代表がそれぞれ講演した。

参加者は和田委員長(運輸サービス部会)、山下副委員長(コンサルタント)、大野副委員長(食品)、唐木田氏(金融)、原口氏(機械金属)、地上氏(コンサルタント)、小林首席領事(サンパウロ総領事館)、斉藤氏(自動車)、小池氏(電気電子)、前田氏(化学品)、西岡氏(機械金属)、畠山氏(運輸サービス)、江口氏(化学品)、田中氏(電気電子)、谷氏(運輸サービス)、近藤氏(貿易)、佐野氏(貿易)、原田氏(機械金属)、堀内氏(金融)、板垣氏(貿易)、末氏(自動車)、倉橋氏(電気電子)、浜口氏(オブサーバー)、栗原氏(機械金属)、新納氏(貿易)、関根夫妻(運輸サービス部会)、森氏(食品)

 

 

労働問題研究会に39人が参加して開催

企業経営委員会(林恒清委員長)の労働問題研究会が2010年2月25日午後4時から6時まで39人が参加して開催、司会は破入マルコス副委員長が担当、初めにUENO PROFIT ASSESSORIAE CONTROLADORIA S/S.LTDAの上野マミ取締役が「労働関係法案とその企業への影響」について難解な法令、煩雑な手続き、企業へのコスト負担などについて説明した。

ABE, COSTA, GUIMARÃES E ROCHA NETO ADVOGADOSのフェルナンダ・ロペス労働専門弁護士が「産休延長:企業・市民間プログラム(Programa Empresa-Cidadã)」について企業の活用方法、問題点、延長のバンテージ、産休後の職場復帰などについて講演した。

左から破入マルコス副委員長/UENO PROFIT ASSESSORIAE CONTROLADORIA S/S.LTDAの上野マミ取締役/ABE, COSTA, GUIMARÃES E ROCHA NETO ADVOGADOSのフェルナンダ・ロペス労働専門弁護士/松井一副委員長(fotos rubens ito/CCIBJ)

1月のプライマリー収支黒字は139億レアル

国庫庁、社会保障院(INSS)並びに中銀で構成される中央政府の1月のプライマリー収支黒字は前年同月比では3倍以上となる139億レアルに達した。

この黒字はGDP比5.22%に相当するが、昨年初めに開始した国内景気刺激策のために工業製品税(IPI)の免税や減税政策の減少や国内経済の活性化で国庫庁の増収に結びついて、連邦政府の第1四半期のプライマリー収支黒字目標180億レアルの達成は容易となった。

1月の連邦政府の歳入は前年同月比17.6%増加、しかし歳出は僅かに2.0%の増加に留まったためにプライマリー収支黒字が大幅に増加、州政府並びに市町村への税収分配金は1.8%増加している。

歳出で最も増加したのは公共投資部門の91%増加の28億6,000万レアル、特に経済成長加速プログラム(PAC)のインフラ整備部門は137%増加の10億6,000万レアルであった。(2010年2月25日付けエスタード紙)

 

 

電力消費が記録更新

長雨の後で高温が続いているために南東部並びに中西部を中心に電力消費が大幅に増加して、今月22日午後2時44分のピーク時に7万954メガワットに達して今年になって5回目の記録を更新した。

電力調査公社(EPE)の調査では1月の消費電力は前年同月比9.1%増加、今月22日に南東部並びに中西部の今月22日のピーク時の消費電力は4万4,190メガワット、同日午後2時32分の北東部は1万115メガワットを記録している。

1月の商業部門の消費電力は8.7%、一般家庭は7.5%、鉱工業部門は13.2%とそれぞれ大幅に増加、リオ市、クリチーバ並びにヴィトリア市では気温が2度高くなっている。

金融危機で鉱工業部門の減産などの影響で消費電力が大幅に落ち込んだエスピリット・サント州の1月の消費電力は95%、ミナス25.4%、バイア19.6%、南大河州は30.7%とそれぞれ大幅に増加しているが、過去12カ月間では0.1%の減少となっている。(2010年2月25日付けエスタード紙)

 

1月のペトロブラスの原油・天然ガス生産は2.6%増加

1月のペトロブラス石油公社の原油生産は前年同月比2.6%増加、しかしカンポス海盆の原油掘削の3プラットフォームがメインテナンス中で操業を停止しているために、前月比では0.75%減少している。

1月の1日平均の原油生産は197万2,000バレルで昨年の1日平均の205万バレルを下回り、また1月の1日当たりの天然ガス生産は前月比2.6%減少の4,954万8,000立方メートルであった。

1月のペトロブラスの海外での天然ガス生産は前月比0.3%増加の1,591万2,000立法メートル、原油並びに天然ガスの1日当たりの生産は前年同月比3.8%増加の252万5,000バレルであった。

実業家のエイケ・バチスタ氏が率いる石油採掘企業OGX社はカンポス海盆南部のBM-C-43鉱区の4,100メートルの深部で3,000万バレルから9,000万バレルの埋蔵量を確認、今後はBM-C-41鉱区での原油採掘を予定している。(2010年2月25日付けエスタード紙)