今年10ヶ月間の小売部門は5.1%増加

ブラジル地理統計院(IBGE)では10月の小売部門は6ヶ月連続で増加を続けており、今年10ヶ月間では前年同期比5.1%増加、しかし昨年の伸び率9.1%の達成はかなり難しいと予想している。

自動車並びに建材の除く10月の小売は前月比1.4%、前年同期比8.4%それぞれ増加、名目売上げは前月比1.8%。今年10ヶ月間では8.4%それぞれ増加している。

10月の自動車・パーツ販売は前月比マイナス15.8%、建材は前月のマイナス1.2%から一転して0.8%の増加,医薬品・衛生用品2.5%、繊維・衣類・履物は1.9%それぞれ増加している。

10月の小売部門を牽引したのはスーパーの売上げが前月比1.4%、前年同月比12.2%増加、特に食料品の売上げが増加している。(2009年12月16日付けヴァロール紙)

                                          

 

 

ブラジルの主要経済指標  バックナンバー 2009年

Pdfブラジルの主要経済指標(2009年12月)

Pdfブラジルの主要経済指標(2009年11月)

Pdfブラジルの主要経済指標(2009年10月)

Pdfブラジルの主要経済指標 (2009年9月

Pdfブラジルの主要経済指標 (2009年8月)

Pdfブラジルの主要経済指標 (2009年7月)

Pdf ブラジルの主要経済指標 (2009年6月)

Pdf ブラジルの主要経済指標 (2009年5月)

Pdf ブラジルの主要経済指標 (2009年4月)

Pdf ブラジルの主要経済指標 (2009年3月)

Pdf ブラジルの主要経済指標 (2009年2月)

Pdf ブラジルの主要経済指標 (2009年1月)

ブラジル銀行はアルゼンチンのパタゴニア銀行に資本参加か

ブラジル銀行は水面下でアルゼンチンのパタゴニア銀行に資本参加するために交渉中と見込まれており、アルゼンチンの金融市場に参入して更なる国際化を進めると予想されている。

ルーラ大統領はブラジル銀行の更なる海外進出を要求、特にラテンアメリカ、中国並びにアフリカへの進出を望んでいるが、ブラジル銀行はアルゼンチン、チリ、パラグアイで個人向けクレジットや貿易関連セグメント強化を進める計画である。

米国や日本では商業銀行のサービス並びにブラジル人コミュニティ向けの送金業務、投資並びに住宅ローンなどを中心に銀行業務サービスを行っている。

イタウー銀行はすでにアルゼンチン、チリ並びにウルグアイに進出、アルゼンチンでは81支店を擁する銀行と提携して、マール・デル・プラタ市、ロザリオ、メンドサ並びにコルドバ市などアルゼンチン中央部を中心に金融市場に進出している。

ブラジル銀行が提携をするアルゼンチン10位のパタゴニア銀行は126支店を擁して、ブエノス・アイレス都市圏並びに南部の金融市場で強みを発揮している。(2009年12月15日付けエスタード紙)


 

来年の経常収支赤字は倍増

社会経済開発銀行(BNDES)のルシアーノ・コウチーニョ総裁は来年のブラジルの国内総生産(GDP)の伸び率が外需の減少とドル安の為替で輸出の伸び率は期待できないために経常収支赤字の拡大を危惧している。

JPモーガンでは今年の経常収支赤字をGDP比1.4%に相当する230億ドル、来年はGDP比3.2%に相当する560億ドルを予想、一般的にGDP比1.5%以上の赤字は危険な水準とされている。

コウチーニョ総裁は連邦政府の持続的な経済成長を継続するためには2020年までインフラ部門や鉱工業部門の固定資産形成(FBCF)の投資拡大の必要性を指摘している。

ブラジルの投資総額は2005年から2008年にかけて総額5,392億レアル、2009年から2012年には経済成長加速プログラム(PAC)を中心に7,307億レアルの投資が見込まれているが、シナジー効果が得られるプロジェクトのプラン作成が必要となっている。(2009年12月15日付けエスタード紙)

 

ブラジルの砂糖生産は世界の20%

国家配給公社(C0nab)では2009/2010年の収穫期のブラジルの砂糖生産は前収穫期比10%増加の3,400万トンで世界生産の20%に達すると予想している。

ブラジルの砂糖生産の増加はインドの不作で国際コモディティ価格が大幅に上昇、昨日のニュヨーク市場の砂糖価格は5.33%上昇した。

ロンドンの砂糖価格は1983年以来の高値を記録、昨日は3.9%増加のトン当たり652.80ドルに上昇、世界2位の生産国のインドは輸出国から一転して輸入国となり、2010年末までに600万トンから800万トンの砂糖の輸入が見込まれている。

今後も砂糖のコモディティ価格は高値で推移すると予想されているが、米国、トルコ、中国、メキシコなどではわすかに生産が増加してきているために2011年には価格が減少に転じると予想されている。

砂糖の国際コモディティ価格が現在の水準で推移すれば、ブラジルの砂糖生産会社はエタノール製造から砂糖生産に切り替える可能性があるために、連邦政府はエタノールのガソリンへの混入率を減少して対処すると予想されている。(2009年12月15日付けエスタード紙)

 

連邦政府はEletronetのブロードバンド網を活用

リオ州裁判所は連邦政府が破産手続き中のエレトロネット社(Enletronet)の18州にまたがる1万6,000キロメートルのブロードバンド網の使用を承認した。

ブラジル中央電力公社(エレトロブラス)はエレトロネット社の49%の株式を保有、AES社は51%の株式をネルソン・ドス・サントス氏に負債と交換する条件で譲渡、エレトロネットの主な債権者はブロードバンドシステムの納入のメーカーとなっている。

ルーラ大統領がペトロブラス石油公社やエレトロブラス同様に新しく公社を設立して、連邦政府による国内のブロードバンド網システムの一括管理を計画している。(2009年12月15日付けエスタード紙)


 

(2009年12月15日)ゴーイングプレイセス社のナターリア・クップフェール女史が表敬訪問

国際コンサルタント企業のゴーイングプレイセス社のナターリア・クップフェール女史が2009年12月15日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長、日下野成次総務担当に企業文化相違調査について報告した。

左から平田藤義事務局長/ゴーイングプレイセス社のナターリア・クップフェール女史/日下野成次総務担当

エタノール消費が20%増加

今年のフレックス車燃料用のエタノール消費が20%増加したために、ガソリン消費が反比例して減少、エタノールの主生産地であるサンパウロ州ではエタノール消費がガソリン消費を30%上回ると見込まれている。

昨年のサンパウロ州のフレックス車燃料用のエタノール消費量はガソリンと同じ70億リットルであったが、今年11ヶ月間ではすでに28%増加、ブラジル石油監督庁(ANP)では今年のエタノール消費は69億リットルでガソリンの54億リットルを大幅に上回ると予想している。

ブラジル全体では自動車燃料用ガソリンの消費量が252億リットルでエタノール消費量の169億リットルを上回っているが、今後は益々エタノールの消費が増加すると見込まれているために、ペトロブラス石油公社ではガソリン生産減少を余儀なくされている。

今年のエタノール価格は石油コモディティ価格が昨年よりも大幅に減少したにも関わらず、エタノール価格が有利となるガソリン価格の70%以下で推移したために消費が拡大している。

ANPでは今年10月までのガソリン生産は国内の自動車燃料用のガソリンの消費の減少や欧米向け輸出の減少で前年同期比3.0%減少して164億リットルにとどまった。

今年のエタノール価格がガソリン価格を上回ったのはアクレー州、パラー、アマパ並びにローライマ州でエタノールの生産が殆ど無くまた生産地から非常に遠くて輸送コストが非常に高いために、ガソリンのほうがコスト安となっている。

ペトロブラスでは2020年のフレックス車燃料用のガソリン消費は全体に17%まで低下、しかしエタノール消費は75%を占めると見込んでいる。(2009年12月14日付けエスタード紙)