来年は18万社に対してデジタル会計SPED採用を義務付け

脱税を監視して国庫庁の税収増加に繋がる電子ノッタシステムは80%の法人企業がすでに実施、またデジタル簿記公共システム(SPED)のデジタル会計SPEDは国庫庁が選んだ8,000社で採用が義務付けされて実施している。

来年は更に18万社の法人企業がデジタル会計SPEDの採用を義務付けされて、国庫庁に法人企業の会計報告を義務付けて会計監査が一段と厳しくなる。

また2万9,000社の法人企業がすでにデジタル税務SPEDを採用、来年は更に4,700の法人企業が採用、しかし担当職員へのトレーニングや詳細な報告義務などで非常に困難を極めている企業が多い。

しかしインターネットによる会計や税務関連申告は印刷物が不要なためにコスト削減、保管書類スペースの削減や申請の一元化による誤申請の低減などが可能となる。(2009年12月4日付けエスタード紙)


 

来年のクレジット総額はGDP比53%に上昇

年末に近づくにしたがって各銀行は来年のクレジット向け予算作成を開始、MBコンサルタント社の金融スペシャリストは今年末のクレジット残高がGDP比48%から来年末にはGDP比53%まで上昇すると見込んでいる。

ブラデスコ銀行のペレグリーノ取締役は来年のクレジット総額をGDP比52%と予想、2002年以降のクレジットの平均伸び率はGDPの5倍に達しており、来年のGDPが5.0%と仮定すれば25%の拡大が見込まれている。

今年末のクレジット残高は1兆3,670億レアル、来年のクレジット増加は3,300億レアルから3,800億レアルで年末のクレジット残高は1兆7,000億レアルから1兆7,500億レアルが見込まれている。

米国のクレジット残高はGDP比187%で世界トップ、スペイン170%、英国155%、日本は98%、ラテンアメリカではチリが74%でトップ、ブラジル46%、メキシコ33%、アルゼンチンは12%と先進国に比べて非常に低いために、経済回復に伴って大幅な増加が期待できる。(2009年12月4日付けヴァロール紙)


 

「住宅新報社 月刊「不動産鑑定」2009年6月号・7月号掲載

2009年12月1日
株式会社緒方不動産鑑定事務所 大阪支所長
サンパウロ大学大学院工学研究科 不動産研究所 研究員

不動産鑑定士 秋山祐子
序文
企業活動のグローバル化、国際投資市場のボーダレス化に伴って、資本市場におけるインフラ整備が求められて久しい。会計基準は重要なインフラとして広く認識されているが、鑑定評価基準も同様である。
不動産は、所在する国や地域の自然的、社会的、経済的、行政的要因を受けてその価格が形成されるため、豊富な知識と経験を持つ専門家による評価が欠かせない。企業が活動を継続していく上で、不動産を売買する際や、所有不動産を担保にして融資を受ける場合、また、財務諸表作成時に不動産鑑定評価書が必要となる場合がある。そのほか、事業合併時の資産評価や、所有不動産を証券化する際にも不動産鑑定評価書が必要となる。ところが、日本とブラジルでは、不動産鑑定評価制度(鑑定士の資格等)も評価基準も異なる。鑑定評価書を見ても、内容を理解するにはそれなりの専門知識が必要となる。
2009年、住宅新報社の月刊誌「不動産鑑定」の6月号および7月号の2回にわたって「ブラジルにおける不動産鑑定評価」を掲載させて頂いた。雑誌「不動産鑑定」は、不動産鑑定士やアセット・ビジネスに携わる関わる方々を対象にした専門誌であるため、拙稿が一般の方々の眼に広く触れる機会はなかったと思われる。しかしながら、ブラジルの不動産鑑定評価制度およびその内容については、ブラジルに進出しておられる日本企業にとってお役に立つ情報であろうということで、今回、住宅新報社から転載許可も頂き、ブラジル日本商工会議所のサイトにてその抜粋をご参考資料として供することとする。

なお、日本の鑑定評価は、日々進化を続けてきている。その時々の社会的要請に応じて鑑定評価基準自体の改正が適時なされてきているし、評価に関するガイドライン(海外投資不動産鑑定評価ガイドラインや財務諸表のための価格調査に関するガイドライン等)も策定されている。また、国際評価基準(IVS)と日本の不動産鑑定評価基準に関する研究も社団法人 日本不動産鑑定協会の国際委員会にて現在進行中である。

また、原稿を書いた2009年春時点ではカバーされていなかったが、近時のブラジルの鑑定関係者からの情報によると、ブラジルにおいても、ブラジル技術基準協会(ABNT)は、ブラジルの資産評価基準NBR14653の総論部分である第1部(parte 1)を国際評価基準(IVS)と同等性を有する様に改定する方向とのことである。来年、2010年にNBR14653第1部の改定委員会を結成して改定作業に入り、改正案の作成、パブリックオピニオンの募集、最終決定投票等の所定の手続きを経て発効するまでに2年程度を見込んでいるとのことである。

「住宅新報社 月刊「不動産鑑定」2009年6月号掲載」

「住宅新報社 月刊「不動産鑑定」2009年月号掲載」

 

(2009年12月3日)サンパウロ州のエリオ・ニシモト州議が表敬訪問

サンパウロ州のエリオ・ニシモト州議(ブラジル社会民主党 PSDB)、アミルトン・フレイタス秘書室長、シゲロ・オリタ補佐官と共に2009年12月3日に商工会議所を表敬訪問、田中信会頭、平田藤義事務局長と日系コロニア、ブラジルの経済など多岐に亘って意見の交換を行った。

左からエリオ・ニシモト州議(ブラジル社会民主党 PSDB)のアミルトン・フレイタス秘書室長/エリオ・ニシモト州議/田中信会頭/平田藤義事務局長/シゲロ・オリタ補佐官

(2009年12月3日)日本梱包運輸倉庫の岡本賢二取締役が表敬訪問

日本梱包運輸倉庫の岡本賢二取締役、米国NK Parts社のフィリップ・コーク副社長が2009年12月3日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長とブラジルの経済などについて意見の交換を行った。

左から平田藤義事務局長/米国NK Parts社のフィリップ・コーク副社長/日本梱包運輸倉庫の岡本賢二取締役

鉱工業部門の売上げは国内マーケット消費拡大で増加

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると10月の鉱工業の伸び率は前月比2.2%と平均以上の伸び率を記録して10ヶ月連続で増加、金融危機による海外需要の低下やドル安の為替による大幅な輸出の落ち込みをカバーしている。

来年は世界経済の回復が非常に緩やかなカーブを描いて上昇するために輸出の増加が見込めないが、鉱工業部門はCクラスやDクラスの購買力の向上で売上げの80%を国内市場が占めると予想されている。

今年の鉱工業部門のGDPはマイナス8.0%前後の後退が予想、しかし来年のGDPは鉱工業全体で牽引して4.0%から9.5%の伸び率が見込まれている。

サンパウロ工業連盟(Fiesp)のロベルト・ジアネッチ・ダ・フォンセッカ理事は来年のGDP伸び率を5.0%から8.0%を予想、しかし輸出の増加は見込んでいない。

RCコンサルタント社のファビオ・シルヴェイラ取締役はGDP4.0%の伸び率を予想、国内販売は14.0%のクレジットの増加並びに実質収入の増加で売上げの80%以上に相当する3.3%の伸び率を見込んでいる。

エンブラエル社は今年の国内販売をTRIP航空がすでに5機を購入、アズール航空も2013年までに36機のジェット機を発注済みで売り上げの4.0%に相当する63億レアルを予想、来年は10%に相当する55億レアルを見込んでいる。

10月の資本財並びに耐久消費財の伸び率はそれぞれ前月比5.9%増加して鉱工業部門を牽引、しかし鉱工業部門の前年同月比ではマイナス3.2%、今年10ヶ月間ではマイナス10.7%、過去12ヶ月間ではマイナス10.6%となっている。(2009年12月3日付けエスタード紙)

                      

白物家電用冷間圧延鋼や亜鉛メッキ鋼板が値上げか

全国電気電子製品メーカー協会(Eletros)では鉄鋼メーカーから白物家電用冷間圧延鋼や亜鉛メッキ鋼板の値上げの交渉中で、業界では来年1月に最低でも家電メーカー向けに7.0%の値上げで小売価格への転嫁が余儀なくされると見込んでいる。

白物家電メーカーに納入しているナショナル製鉄(CSN)、アルセロール・ミッタル社やウジミナス社は今年半ばから値上げを要求していたが、現在は15.0%の値上げを要求している。

白物家電メーカーはドル安の為替や世界的需要減で輸入鋼板価格が安くなって輸入を開始したために、輸入税が免税であった7品目の鋼板類が7月から課税対象になった。

簡易洗濯機メーカーのLatina社のヴァルジール・ダンタス社長は国内の白物家電需要が非常に大きいために年内の小売メーカーの値上げは注意を要するが、最終消費者価格は2.0%から3.0%の転嫁が余儀なくされると見込んでいる。(2009年12月3日付けヴァロール紙)


 

ペトロブラスはコンビナート建設コストを67億レアル削減

ペトロブラス石油公社はペルナンブーコ州の石油コンビナートの製油所建設向け5件を総額89億レアルで再契約、初期の入札総額230億レアルから67億レアルのコスト削減に結びついた。

最も大型の契約はカマルゴ・コレアグループとの34億レアルのコークス炉のプラント建設、オデブレヒト社との31億9,000万レアルのジーゼル関連プラントとなっている。

ペトロブラスはコンビナート内のパイプライン建設のコスト削減で価格交渉を継続して年内の契約締結を予想、しかし硫黄関連プラントの価格交渉締結は来年にずれ込むと見込んでいる。

国営ヴェネズエラ石油(PDVSA)は40%の資本参加のために、社会経済開発銀行(BNDES)との間で39億2,000万レアルのクレジット保障をしなければならないが、ペトロブラスは岩塩層下原油を精製して石油製品の輸出が可能となったために、ヴェネズエラの重油を使う必要はなくなった。(2009年12月3日付けヴァロール紙)


 

Oi並びにイタウー銀行は合併で消費者苦情が増加

Oi社並びにブラジル・テレコン社とイタウー銀行並びにウニバンコ銀行の合併でそれぞれのサービスに対する消費者の苦情が大幅に増加している。

昨年のOiの消費者苦情ランキングは7位、ブラジル・テレコンは6位、しかし合併したことで苦情件数が大幅に増加したために、苦情ランキングではトップになった。

合併前のイタウー銀行とウニバンコ銀行は苦情ランキングのトップ10に入っていなかったが、合併による規模拡大で2位に上昇して消費者の顧客満足度の改善に迫られている。

消費者の苦情の多い業界は通信業界、銀行、保健プランなどで昨年8月からの1年間に消費者保護センター財団(Procon)に寄せられた苦情件数は10万4,000件、そのうち70%は解決済み、30%は未解決となっている。(2009年12月3日付けエスタード紙)

 

(2009年12月2日)フジアルテ社の宮崎健次郎社長が表敬訪問

フジアルテ旅行社の宮崎健次郎社長、ハルキ・コニシ営業部長が2009年12月2日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に同社の事業を紹介、本社は大阪で2006年からサンパウロ市リベルダーデ区で営業活動を行っている。

左から平田藤義事務局長/フジアルテ旅行社の宮崎健次郎社長/小西春樹営業部長